映画『キングダム3運命の炎』あらすじネタバレ！漫画何巻から何巻まで？

『キングダム3』は『キングダム　運命の炎』というタイトルで2023年7月28日（金）の公開されることが発表になりました。

いったい原作のどの部分が映画化されるのでしょうか？

前作『キングダム』『キングダム2』でも、エピソードの割愛や変更がありました。

この記事では原作漫画の予想される範囲を①中心となるイベントと②付随して語られるエピソードに分けて、予想していきます。

『キングダム3』ネタバレあらすじ予想①中心となるイベントは『馬陽攻防戦』！
『キングダム3』ネタバレあらすじ予想②『向の伽』は割愛される可能性あり
『キングダム3』ネタバレあらすじ予想②『紫夏』のエピソードは名作
『キングダム3』ネタバレあらすじ予想②『河了貂軍師学校へ』はアニメ同様状況の中の説明になる
映画『キングダム3』あらすじ予測！漫画何巻から何巻まで？まとめ

『キングダム3』ネタバレあらすじ予想①中心となるイベントは『馬陽攻防戦』！

『キングダム』10巻第105話『裸の付き合い』～16巻の『馬陽攻防戦』こそが、『キングダム3』のメインになるでしょう。

『キングダム』10巻p.148

信は渕さんに「連れて行ってもらいたいところがある」と言います。
渕さんは、王宮に刺客が入った事件以来、壁が信の村に置いていた連絡係です。
行く途中で信は行き先は王騎将軍の城だ、とバラします。
嫌がる渕さんに大枚を握らせ巻き込む信。
結局信と渕さんは『無国籍地帯の平定』という課題を4か月で完了することになります。

飛信隊『キングダム』11巻p.96

紀元前244年、秦の蒙驁(もうごう)将軍が大軍を率いて韓に侵攻中。
その隙に趙が馬央（ばおう）に攻めてきました！
秦では急遽民兵10万人を徴兵し、王騎将軍を総大将として次の戦場・馬陽（ばよう）へ進軍します。
百人将になった信は『王騎将軍直属の特殊部隊』として参戦し、王騎将軍の偉大さを目の当たりにして奮い立ちます！

そのころ王宮では、趙の総大将が龐煖（ほうけん）とわかり、昌文君は王騎と龐煖（ほうけん）の過去の因縁を語ります。
9年前、龐煖（ほうけん）は六大将軍の一人・摎（きょう）を襲い、怒りに駆られた王騎の一撃を食らって死んだものと思われていたのです。
その時その場にいた昌文君は武神・龐煖（ほうけん）の禍々しさを語ります。

河了貂は蒙毅とともに戦場近くの山城で戦を観戦しています。
そこへ李牧とカイネと名乗る人物が現れ、成り行きでともに観戦することになります。

馬陽の戦いが始まり、信たち百人隊は王騎から任務を申し渡されます。
それは、趙軍の将軍・憑忌（ふうき）を急襲して首を取ってくること！
王騎はこの任務の褒美に『飛信隊』の名を与えます。
飛信隊は多くの犠牲を出しながらも任務を果たし、『飛信隊の信』の名は一夜にして全軍に轟き渡ります。

龐煖『キングダム』14巻p.14

馬陽二日目、三日目は蒙武による大活劇が繰り広げられます。
力強く敵陣を突破する蒙武軍に対し、趙軍は後退し、戦場は徐々に山中深くへ入っていきます。

その夜、野営地で信は今回も副長として戻って来てくれた羌瘣（きょうかい）と語り合っています。「お前には飛信隊という帰る場所がある」と。
しかしその時突然、野営地に龐煖（ほうけん）が現れます！
羌瘣の巫舞も、信の刃も龐煖には届かず、飛信隊は多くの負傷者を出しながら山中へ散り散りに逃走することに。
傷ついた信を救うため全力をふりしぼった尾平と尾到ですが、ついに弟・尾到は力尽き、帰らぬ人となってしまいます。

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龐煖（ほうけん）は蒙武をも誘い出しては罠に追い込み、秦軍を翻弄します。
そのころ咸陽には楊端和が現れ、嬴政に『李牧という人物が匈奴10万人を討ち、その情報が封鎖されていること』を警告します。

ついに王騎と龐煖は相対し、摎（きょう）の悲しい物語の回想が始まります。
「100個のお城を取ったら王騎さんのお嫁さんにしてください」という約束の、まさに100戦目の馬陽で龐煖の凶刃に散った摎。

摎『キングダム』16巻裏表紙

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龐煖との決戦の場に、李牧の伏兵の大軍がなだれ込みます。
さらに趙・魏加の卑怯な一矢により、王騎は龐煖の槍に貫かれてしまうのです。

蒙武が退路を開き、傷ついた王騎と王騎軍は乱戦の外へ逃れます。
最後の最後まで信に大将軍の言葉を伝え続けてくれた見事な王騎の最期。
信は王騎将軍の矛を受け継ぎます。

『キングダム』16巻P.183

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李牧は「秦への侵攻が目的ではない」と馬陽の地から兵を引きます。
最後に王騎から政への『昭王の遺言』が明かされます。

戦に慈悲は無用なれど　奪い取った地にある民は奴隷に非ず
虐げることなく自国の民として同様に愛を注ぐこと
王騎が政に伝えた昭王の言葉『キングダム』16巻p.199

『キングダム3』ネタバレあらすじ予想②『向の伽』は割愛される可能性あり

『キングダム』7巻第74話『伽』では大王・嬴政（えいせい）と宮女・向とのエピソードが語られます。

後宮の地味宮女・向は何度か王の伽を申し付けられますが、王は隣で書を読むばかりで一向にお手が着く気配がありません。
後宮で悪意に満ちた噂話のタネになっている向は、「王は”ヒカ”という商人の女に未練がある」と聞かされ、これが「紫夏」の感動エピソードにつながっていきます。

向『キングダム』7巻p.202

『キングダム2』で触れられなかったこの部分、今後大王の子を産む向とのエピソードは重要ですが、『キングダム3』で長々と語られるでしょうか？
ここは割愛されるか、短いエピソードに書き換えられると思われます。

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『キングダム3』ネタバレあらすじ予想②『紫夏』のエピソードは名作

『キングダム』8巻第75話『過去』～第81話『別離』は、趙の女商人・紫夏が趙で人質となっていた政を秦へ送り届ける感動エピソードです。

紫夏『キングダム』8巻表紙

趙の女商人・紫夏は大王・嬴政（えいせい）を趙から秦へ帰国させるという依頼を受けます。
自らも旅商人に拾われて命を助けられている紫夏は、危険な任務と知っても、虐待を受けている政を見捨てることができません。
危険な旅の合間に、紫夏は暗闇に閉ざされた政の心を融かしてくれました。
自分と仲間たちの命を政のために犠牲にして、政の未来を開いてくれました。

『キングダム』紫夏（しか）の感動エピソード！

このあと8巻～9巻の『王宮刺客編』は『キングダム２』で済み。
その後の9巻『蚩尤・祭』の部分も『キングダム２』で描かれていました。
となると、『キングダム2』でカットされている部分を改めて『キングダム3』に入れるかどうか、迷うところです。

紫夏のエピソードはのちのち『加冠の儀』にも関連するので、短いバージョンとして組み入れられるか、あるいはカットされるかと思われます。

感動間違いなしのこのストーリー、ぜひ漫画『キングダム８巻』で泣いてください！