『キングダム』紫夏(しか)の感動エピソードのすべて!

紫夏しかキングダム8巻表紙 キングダム

『キングダム』には魅力的な女性が多数登場しますが、その中でも特別な存在なのが趙の闇商人・紫夏(しか)ではないでしょうか。

紫夏(しか)をめぐるエピソードのすべてをご紹介していきます。

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『キングダム』紫夏(しか)こんなにかわいい!

紫夏しかキングダム8巻表紙

美人で、商人としての手腕にも長け、気風が良く愛嬌もある。
華やかな雰囲気をまとう紫夏は『キングダム』美女番付でもまちがいなく上位でしょう。

誰もが好きにならずにいられない紫夏(しか)には、言い寄って来る男たちもそれはそれはたくさんいたことでしょう。

でも紫夏が大事にしていたのはきっと、養父と仲間たちとの縁だったのではないでしょうか。

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宮女の向(こう)が気にする紫夏の存在

秦王・嬴政(えいせい)の伽に呼ばれながらも、なかなかお手がつかない地味な宮女の向

向は宮女たちが自分のうわさ話をしているのを聞いてしまいます。

あれは昔大王が商人の女にフラれてその傷埋めに呼ばれてるだけだって。
たしか名前は “ヒカ”だったかなァ

宮女『キングダム』7巻p.199

思い切って大王に「ヒカ様の傷を埋めるためでも構いません」と告げると、ある夜大王は向に紫夏(しか)の話を聞かせてくれました。

panda
panda

向は勇気あるな!
”心の伽宮女”  は、この後めでたく大王の子を授かることになるんだけどね。

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『キングダム』紫夏(しか)は命がけで政を守り抜いた女性

政が趙で生まれ育った理由

紀元前259年2月18日、趙に人質として囚われていた秦の王族の一人・嬴子楚(えい・しそ)と趙人の妻(のちの趙姫)の間に子が誕生します。正月に生まれたため、政(せい)と名付けられました

趙の大商人・呂不韋(りょふい)は人質として冷遇されていた嬴異人(えい・いじん)に目をつけ(「奇貨おくべし」ということわざの由来)安国君(異人の父・このとき太子)の寵姫の華陽夫人の養子とさせ、子楚(しそ)と改名させています。
その上で子楚には自分の妾であった趙姫を譲り、誕生したのがなので、政の父親は呂不韋であった?という説も根強く残っています。

紀元前258年、秦と趙の争いのため命が危なくなった子楚を、呂不韋が秦へ逃亡させます。
しかし、政親子は趙に留まります

うさ
うさ

「政親子を豪族にかくまうようにさせた」と伝えられているけど、『キングダム』では生きていくのがやっとなほど、虐待されていた様子が描かれているね!

紀元前252年、呂不韋の暗躍によって子楚(しそ)は太子となり紀元前250年には荘襄王として即位します

『キングダム』では、子楚が太子となったたため、政を秘密裏に出国させるためのエピソードになっていますが、荘襄王即位に当たって趙が親子を秦に返したという説もあります。

panda
panda

たしかに…太后はどうやって秦に入国したかが書かれていないね

政を趙から秦へ送り届けるミッションを引き受けた闇商・紫夏(しか)

紀元前260年、秦軍は長平の地で趙との戦に勝ちましたが、秦の総大将白起(はくき)は40万人の趙兵を生き埋めにするという暴挙に出ました。

このため趙人の秦に対する憎悪はすさまじく、秦は嬴政(えいせい)を秘密裏に出国させよう道剣を趙に差し向けました。

道剣は呂不韋の推薦した趙の闇商・紫夏(しか)を訪ね、計画を打ち明けますが、あまりにも危険な任務のため紫夏の仲間・江彰と亜門は反対します。

紫夏『キングダム』8巻p.21

しかし紫夏(しか)は、飢えて虐待を受け暗殺の危険にさらされている政に、過去の自分の姿を重ね合わせていました。

18年前荒野で餓死寸前だった紫夏・江彰・亜門の3人もまた、敵兵に追われながらも情けをかけてくれた行商人紫啓(しけい)に救われた命だったのです。

そのため、自分たち3人で政を亡命させようとしている道剣の前に現れ、こう言うのです。

この仕事引き受けましょう。
”闇商紫夏” の名において 政様を秦にお届けします。

紫夏『キングダム』8巻p.40

panda
panda

こんな危ない仕事引き受けなくてもいいのに…

うさ
うさ

かつての自分を見たようで、見ないふりできなかったのかな?
気風のいい姐さんだな!

紫夏が政に話した『月の秘密』とは

一人川原に寝転んで月を見上げている政に、紫夏が話しかけます。

「月がお嫌いですか?」

苦しみのどん底で月を見上げてきた紫夏自身、月の美しさは自分を嘲り笑っているように感じられ、”ふざけんな” という感情を抱いていました。

しかし、紫夏の養父は紫夏に教えてくれました。

月がいつも以上に輝いているのは、
くじけぬように励ましてくれているのだ。

『キングダム』8巻p.34 紫夏の言葉より

荒んだ獣のような眼をしていた政の表情は、このときふっと正気に返るような人間らしさを見せます。
この言葉は、紫夏を救い、その後政をも救っていくことになるのです。

私たちも、苦しいときに月を見上げたら、この言葉を思い出してみたくなりますね。

5つの関を抜ける

『キングダム』8巻p.48

1つ目の関は紫夏の顔パスで通過しましたが、2つ目の関ではしつこい役人に言い寄られている間に、政が隠れている米俵に矢を射られてしまいます。

しかし矢が刺さっても声も出さぬどころか、全く動じていない政に違和感を覚える紫夏でした。

最後の関を抜けたとたん、政の失踪が見つかり、警戒が厳しくなります。

そして政の身にも異変が起きていました。
趙・長平の呪いが政をさいなみ、荷車から政を飛び降りさせるのです!

政の苦しみを受け止める紫夏

政は紫夏に、「痛みも、味も匂いも、暑さも寒さも感じない、壊れているんだ」と打ち明けます。

政は幼い時から秦への憎悪と虐待の的になり、精神を閉ざしてしまっていたのです。

「俺だって王になりたかったのに」とうなだれる政に、紫夏は「なれますよ、私がならせてみせます」と力強く語り掛けます。

痛みが無いのなら私が代わりに感じてあげます
味も匂いも全部

紫夏『キングダム』8巻p.76

紫夏は涙を浮かべながら、「大丈夫、私がついています。一緒に秦へ帰りましょう」と手を差し伸べるのです。

『キングダム』8巻p.76

その時、政に取りつく亡霊の群れが紫夏にも見えます。

「やっぱりダメだ、俺はこいつらからは逃げられない」とあきらめそうになる政の襟首をつかみ
「しっかりしろ!亡霊なんていやしない!全部ただの幻だ!」と叫んだ紫夏は政を胸に抱きしめます。

政の記憶の中で、人に抱きしめられるのはこれが初めてでした。
政は気を失い、紫夏は政を抱きかかえて荷車に戻ってきます。

趙の追撃

貴重な時間を失い、追手の騎馬隊はすぐ後ろに迫ってきました。

道剣から聞いた秦との合流地点は国境の先。

御者の田慈が槍にあたり、道剣の部下単元は迫りくる趙軍に斬られます。
紫夏をかばった亜門は敵の車に突っ込んでいきます。

気絶から覚めた政の目に映ったのは、矢傷を負った紫夏、あきらめモードの道剣、江彰。

その瞬間「あきらめるな!」と叫ぶ政!

panda
panda

おおっムタとの戦いで政が「退がるな信!」と叫んだ瞬間を思い出したよ!

うさ
うさ

生まれながらの采配の能力だね!

政は手早く紫夏の矢傷を手当てし、味方を鼓舞し続けますが、後ろを守っていた道剣が倒されます。
紫夏は前方から秦の迎えが近づいて来ることを見届けると、御者を政に任せ、自ら荷車の後方で弓を握り抗戦します。

江彰も倒れると、残るは紫夏と政の二人きりです。

panda
panda

紫夏って気丈なんだよなー。
でもそれは自分のためではなく、政のためだから命を張ってくれたのかもしれないね。

剣を持っての激しい応戦の中、紫夏は語ります。

私も幼いころ 赤の他人に命がけで助けられた。
その人は私が十歳の時 また別の人間を救おうとして命を落とした。
その人の死に際 私は死なないでくれと泣き叫んだ。
受けた恩に対し私はまだ何一つ返せていないと。
しかしその人は
「恩恵はすべて次の者へ。そういうものだ紫夏」
そうやって人はつながっていく…
政を狙った槍が飛んでくる瞬間、その場に辿りついたのは昌文君と壁でした。
身を挺して槍を受けた紫夏は、最後の最後まで政を守り抜いたのでした。

『キングダム』紫夏(しか)が政に遺した言葉は

秦の荷車に乗った紫夏と政。

政は「お前のおかげで俺は秦へ帰れる。お前のおかげで俺は王になる」と言います。

紫夏は「道剣殿たちのことも忘れてはかわいそう」と小さく笑ってから、

あなたほどつらい経験をして王になる人は他にいません
だから きっと
あなたは誰よりも偉大な王になれます
そして政の顔に触れながら「ああつきものは落ちましたな~。瞳が何とも美しい…」と言い残しこと切れるのです。
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『キングダム』紫夏(しか)は政の中で生き続けている

紀元前238年、秦王政9年。
雍で “加冠の儀” が行われますが、まさにその時、呂不韋は政の母・太后と情夫の嫪毐を利用してクーデターを企てます。

政権を欲する呂不韋は、天下の起源は “金” であり、”我欲” に溺れた人間は金で統治すべしと説きます。

大義、仲間、私利私欲、復讐。
これは人間の本質であり、戦争はなくならないと呂不韋は言うのです。

この時、政の身辺には紫色の光の玉が舞い、政の心に声が響きます。

大丈夫です。
あなたなら言えるはずです。
力強く、そうではないと。
政は呂不韋に語ります。
おまえたちは人の本質を大きく見誤っている。
たしかに人は欲望に溺れ、あざむき、憎悪し、殺す。
凶暴性も醜悪さも人の持つ側面だ。
だが決して本質ではない。
その見誤りから争いがなくならないものと思い込み
その中で最善を尽くそうとしているが
それは前進ではなく人への諦めだ。
政は趙での苦難の日々を思い出し、いっしょに月を見上げた紫夏を思い出します。

『キングダム』39巻p.208

「大王の言う人の本質とは何です」と呂不韋は問い、
人の持つ本質は光だ。
『キングダム』39巻p.213
この一言が、王の冠を付けた秦王・嬴政の答えだったのでした。
panda
panda

政は苛酷な育ちから精神崩壊の一歩手前まで行っていた。

でも、その政にすべてを与えて人間らしく生きられるようにしてくれた女性が紫夏だったんだね。

紫夏が他人のために与え尽くし、想いをつなぐことを教えてくれたんだ。

 

うさ
うさ

紫夏の想いを自分は王としてつないでいくと決意しているんだね!

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『キングダム』紫夏(しか)は光をつなぎ続ける献身の人だった

『キングダム』作中での紫夏の登場はわずかですが、39巻での「光だ」発言を聞くと、政の心の中にはいつも紫夏が生き続けていることがわかります。

ただ「かわいい」というだけでなく、政に大きな影響を与えた人物だったんですね。

筆者は原作漫画ですべてを読んでいただきたいな~という気持ちです。

自分自身が今まで受け取って来たものに思いを馳せて、他人に手渡していくことを考える、豊かな時間になるのではないでしょうか。

『キングダム』紫夏(しか)のキャストは戸田恵梨香さん?

 

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