『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第12話で大事件が起きてしまいました。
グエル・ジェタークがモビル・スーツに攻撃され、反撃の結果、父・ヴィム・ジェタークを●してしまったのです!
得意の絶頂だった1話から転落を始めるグエルの人生。
しかしグエルの人間性が明らかになるごとに人気は急上昇していきました。
そしてこれからを期待した矢先のこの悲劇。
グエルの現在までの転落と、ガンダムシリーズでの『父親●し』の顛末を考察し、今後のグエルを予想していきます!
『水星の魔女』12話グエル父親●し:得意の絶頂の1話から現在までグエルの転落の軌跡
「オレはな、ベネリットグループ御三家の御曹司で決闘委員会の筆頭で現在のホルダーだ!」
が
「親に捨てられて寮追い出されたソロキャンパーだ!」
になった。「勘違いするなよ。オレはお前のことなんて全然好きじゃないんだからな!」
見事なツンデレ。
小学生男子ってこういうの多い#水星の魔女 pic.twitter.com/ub8vcT75oD— メビウス (@MEVIUS_RICH) November 24, 2022
第1話では「俺はなあ!ベネリットグループ御三家の御曹司で、決闘委員会の筆頭で、現在のホルダー(決闘で選ばれた学園ナンバー1のパイロット)だ!」と、アスティカシアの王のごとくふるまっていました。
しかし、決闘でスレッタ・マーキュリーに完敗。バラバラにされます!
第2話では父ヴィム・ジェタークに叱られビンタを食らいます。
ジェターク家ほどの名門なら、子どもに厳しくすることも教育のうちだろうからな。これは一概に「暴君」とは言えないかも?
第3話ではダリルバルデに搭乗しますが、自動操縦になっているダリルバルデは思うように動かず、最後は自力で戦いますが、スレッタとエアリアルには勝てず、再び負けを喫します。
しかし、グエル自身の力を「あなたは強かった」と認めてくれたスレッタに、ついつい求婚してしまったグエルです。
決闘に賭けた「ミオリネへの謝罪」ですが、
「ミオリネ・レンブラン。先日の無礼な態度、および温室を壊したことについてここに謝罪する。」
約束したことはきちんと実行するグエルは、紳士らしい一面を持ち合わせています。
第5話では、エランに傷つけられて涙ぐむスレッタを見て、エランに決闘を申し込みます。
「こいつがスレッタ・マーキュリーに近づかないこと」がグエルの要求、
「スレッタ・マーキュリーと決闘する権利」がエランの要求です。
このころから、グエルの人気は高まり始めます!
しかしながら、エランのガンダム・ファラクトは異次元の強さで、グエルはまたまた負けを喫してしまうのです。
スレッタに負け、「今のナシ」でまたスレッタに負け、男気を出してエランに挑めばまたまたガンダム出て来て負け…踏んだり蹴ったりとはこのことだよ
6話ではヴィム・ジェタークの怒りが炸裂します。
ジェターク社からの支援は全て打ち切り。ジェターク寮も退寮です。
エランとスレッタの決闘を見守るグエルのソロキャンプで一気に人気爆発!
好感度爆上げです。
しかし8話では、学園のモブキャラにまで水をかけられからかわれるグエル先輩です。
「憐れまれてたまるかよ!」という呟きに、グエルのプライドが垣間見えます。
第9話ではシャディクとガールズとの決闘で人手を探すスレッタに「決闘は父に止められている」と拒絶しなければならなかったグエル。
決闘の模様を観戦していたグエルに、父から「退学して子会社へ出向」と電話がかかってきました。
せめて高校卒業するまで学園にいたかっただろうな…
ヴィムの行動がグエルを追い詰めてもいるよ
グエルは「ボブ」という偽名で作業員の仕事をしていることがわかります。
ついに自立の道を模索するのか?
ところがこの仕事で乗っている船が「プラント・クエタ」に向かうことから、再びスレッタ、ミオリネ、父を含むベネリットグループ御三家の人間模様に巻き込まれていきます!
「ボブ」ことグエルは、テロリスト『フォルドの夜明け』の人質になっています。
しかし、がジェターク社のモビルスーツであるデスルターに乗っていることに怒りを見せています。
ここまででもずいぶんな転落なのに、12話ではさらなる悲劇がグエルを待ち受けていました。
第9話『あと一歩キミに踏み出せたなら』『水星の魔女』12話グエル父親●し:ヴィムは何故自らMSに乗ったのか?
ベネリット・グループ御三家の一角、ジェターク・ヘビー・マシーナリーのCEOであるヴィム・ジェターク。
なぜここで、自らモビルスーツの操縦桿を握ることになってしまったのでしょうか?
ヴィム自ら「俺はライバルの頭を直接ぶっ叩くことで勝ち上がってきた男だ!」と言い放つ様子は、死亡フラグを感じさせながらも潔いものでした。
これには、テロリストが乗っている機体がジェターク社のデスルターであったことも関係するでしょう。
ヴィムのような直情的な男にとっては「自ら成敗してくれる!」と頭に血が上ったのではないでしょうか。
ディランザ・ソルを操り、戦闘域に乗り込んでいきます。
そして、テロリストが乗っているというデスルターに攻撃を仕掛けるのです。
『水星の魔女』12話グエル父親殺し:グエルは何故MSに乗れたのか?
テロリストの人質となりながらも、ジェターク社のデスルターがテロリストに使われていることに怒りを見せるグエル。
12話のヴィムの行動がそれまでのグエルの行動と一緒なの最高に親子やなって
一人で現場に行くしジェターク社のデスルターがテロリストに使われたことにも怒るしホンマ…#水星の魔女 pic.twitter.com/6y7Xgm0JqJ— wowo (@wowo81483583) January 9, 2023
そして、「プラントにアスティカシアのガンダムがいる」という話声を聞いて、「スレッタ・マーキュリー、いるのか?このプラントに!」と居てもたってもいられなくなってしまいます。
手近にあったデスルターに乗り込むと、プラント・クエタに向かいます。
そうか、「ボブ」はスレッタを助けに行ったんだな!
そのデスルターを発見したのが、ヴィム・ジェタークのディランザ・ソルです。
「わが社のモビルスーツを使って、よくも!」と攻撃を仕掛けてきます。
『水星の魔女』12話グエル父親殺し:引き金を引けなかったグエルがなぜコックピットを貫いた?
ディランザに追われたグエルは「俺は敵じゃない!俺はグエル・ジェタークだ!」と叫びます。
しかし頭に血が上ったヴィムは、聞こえないのか、攻撃の手をゆるめません。
引き金に手をかけたグエルは一瞬ためらいますが、「決闘」ではなく、実際の兵器に攻撃を浴びると涙を流しながら「死ねない…」「死にたくない!」とつぶやきます。
量産機のデスルターで父のディランザに立ち向かい、見事頭部を破壊し、動きを止めることに成功します。
グエルの操縦技術はホントにすごいんだな!
しかし、グエルの脳裏にはスレッタの姿が。
そして『俺はスレッタ・マーキュリーに進めていない!』と叫び、ビームサーベルでコックピットを貫通します!
そして「俺だ!敵じゃない!ヴィム・ジェタークの息子、グエル・ジェタークだ!」と名乗ります。ディランザからは父の声が…「グエル・・・」
『水星の魔女』12話グエル父親●し:ヴィムの言葉の謎
ディランザのコックピットで、自分を墜としたのがグエルだと知ったとき…
ヴィムは「グエル…か…無事…だったか…探したん…だぞ…」
え?探してた?そんなシーンあったっけ?
そう思いませんでしたか?
グエルにビンタしたのも、学校や寮から追い出したのも、グエルが一人前の人間になり、ジェターク社を継いでもらいたいと思ってのこと。
後妻の子のラウダ・ニールがお気に入りで、そっちに継がせるシナリオかと思ってたぜ?
子会社で仕事をさせようとポストを用意したのに、行方不明になってしまった息子。
探していたのかもしれません。心配していたのかもしれません。
忙しそうだったけどな、デリング暗●で頭がいっぱいなのかと思ってたけど?
えーと…まあ…グエルにとっては受け入れがたい悪夢が現実となってしまいました。
『水星の魔女』12話グエル父親●し:ガンダムシリーズ父親●しの顛末
グエルはコックピットから出て、「脱出しろ父さん!俺が今そっちへ」と叫びますが、グエルの目の前でディランザは音もなく爆発していきます。
苦悩の叫びをあげるグエル。
ここで過去のガンダム作品の「父親●し」とその顛末を振り返ってみましょう。
ギレン・ザビ
『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビは、父デギン・ザビの乗った戦艦を連邦軍艦隊とともに巨大兵器ソーラレイで攻撃し、死なせます。
しかしこれで権力を手中に収めるというわけにはいきませんでした。
ギレンの「父親殺し」を知った妹キシリアは、兄ギレンを射●するのです。
しかし、遠因を探れば、シャア・アズナブルの復讐の一環であったということになるでしょう。
クェス・パラヤ
お転婆な14歳・クェスは、父に反抗心を抱き、インドでニュータイプの修業をするといった少女です。
父アデナウアーは政府の高官ですが、シャアに魅かれていったクェスはネオ・ジオンに身を寄せていきます。
シャアはクェスの能力を戦闘に利用し、実戦に赴かせます。
その時、クェスは父が乗っているとも知らずに戦艦を攻撃し、結局父の命を自分の手で奪ってしまいます。
この後クェスは精神のバランスを狂わせていきます。
アムロとシャアの戦いの中、シャアを守ろうとしますが、無自覚なハサウェイのビームライフルに当たり、戦場の露と消えます。
ハサウェイのこの時の一言が「あ、当たっちゃった」であることは、クェスファンを思考停止させるに十分な破壊力を持っています。
アンドレイ・スミルノフ
『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』に登場するアンドレイ・スミルノフは、父セルゲイ・スミルノフが母を見捨てたために母は死んだと思い込んでいました。
この部分、ちょっとミオリネと似ていますね。
そして父がクーデターに関与しているとして自ら●してしまいますが、後に父親の自分への思いを知り、後悔の涙を流します。
その後は父母が目指した『真の平和を守る軍人』となることを誓います。
『水星の魔女』12話グエル父親●し:グエルの未来はどこに?
グエルの場合、最も近いのがクェス・パラヤのケースでしょうか。
となると、大好きなスレッタが大いなる敵と戦うところに居合わせ、助太刀しようとするも役に立たず、どこかからの流れ弾に当たって頓死するストーリーになってしまいます。
よろしくないですね。
グエル先輩は『真の平和を守る』という理想を掲げて、スペーシアン対アーシアンの戦いを終わらせる。
その前に、精神崩壊しないように立ち直らないと。
水星のサイコタヌキと化してしまった今のスレッタは、グエルが人生を立て直す助けになり得るのか?
まずはミオリネが、デリング襲撃と『ハエタタキ事件』の衝撃から立ち直る。
ミオリネがスレッタにかけられたプロスペラの呪縛を解く。
さらにミオリネがグエルを株式会社ガンダムに入社させ、社会人として、また、アスティカシア学園の生徒として暮らせるようビッと仕切る。
こんな未来はどうでしょう?
『水星の魔女』12話グエル父親●し:まとめ
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第12話でのグエルによる大事件について、グエルの現在までの転落と、ガンダムシリーズでの『父親●し』の場合の顛末を考察し、今後のグエルを予想してみました。
しかし、『水星の魔女』に関してはほとんどの予想は無駄でしょう。
一話ごとに誰も想像しない展開になっていくのですから!
あなたはこの物語がどう展開すると考えますか?
良かったらコメント欄からご意見を聴かせてください。
お待ちしています。
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