『キングダム』65巻ネタバレあらすじと感想|李牧、カイネ、楊端和

田里弥『キングダム』65巻p.70 キングダム

『キングダム』65巻は趙の北部へと攻め込む大規模な戦の始まりを描いています。

李牧がどうやって、秦を殲滅するための策を一つ一つ練っていくのか…じっくり探ってみましょう。

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『キングダム』65巻は何話から何話まで?

『キングダム』65巻は第702話『驚くべきもの』~第713話『決戦前夜』の12話です。

通常1巻あたり11話の『キングダム』なのですが、『宜安攻防戦』に向けての準備が進められる65巻、宜安城を舞台に開戦する66巻と、キリの良い構成になっています。

ガンダムくん
ガンダムくん

『キングダム』65巻の表紙が李牧なのが、本当にピッタリなんだ!

かっこいいなあー!

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『キングダム』65巻ネタバレあらすじ

青歌から邯鄲に戻った李牧は一部屋にこもり切りで丸二日、寝ずに戦略を考え続けていました。
心配したカイネは、ずっと部屋の前で待機していたようです。

集められたメンバーは副官・馬南慈、青歌将軍・楽彰、青歌将軍・上和龍舜水樹傅抵カイネです。

李牧は「北を見に行く」と言い、カイネを連れて宜安(ぎあん)に行きます。

紀元前233年の正月、飛信隊は桓騎軍とともに趙の平陽を攻め落とします。
王翦軍は隣の武城を落としますが、王翦は平陽・武城の後ろ側に李牧が250里もの長城を築きあげたことを知り、ここから北上して邯鄲を攻めるのは不可能と考えます。
次に王翦の考えた目標は、宜安(ぎあん)
咸陽でも昌平君、昌文君、嬴政(えいせい)が宜安攻めに賛成します。

昌平君の策『キングダム』65巻p.43

昌平君の策『キングダム』65巻p.43

李牧とともに宜安の地を踏んだカイネの見た夢はこちらの記事で詳しく解説しています。
『キングダム』カイネが見た李牧の夢!65巻羊の夢は17巻の伏線回収!

さて邯鄲に帰った李牧は、着々と準備を進めます。

李牧の策その1
太原の北東にある狼孟(ろうもう)城へ、青歌からカン・サロジ・アガの二人の将を送り込みます。

李牧が準備を始めてから5か月後。
秦・王翦軍と桓騎軍は閼与(あつよ)を攻めます。

平陽・武城を引き継ぐ楊端和が、壁将軍とともにやって来ました。
壁はすっかり山の民と親しくなり、今回もナジャラ族300人が援軍として参入してくれるのです。

李牧の計画では閼与の戦いで王翦軍と桓騎軍を半分にするつもりです。

王翦は閼与城を自軍の田里弥(でんりみ)、倉央(そうおう)、糸凌(しりょう)に攻めさせます。
桓騎軍等、他の軍の力を温存するためです。

李牧の策その2
閼与に集められた兵は、昨年桓騎に虐●された投降兵十万の遺族
そして、扈輒の残党、龍白公と虎白公です!

龍白公と虎白公とは桓騎を狙い、もう戻らぬ覚悟を持って城から出て来ます。
信が龍白公を討ち、桓騎軍を一喝!
閼与城は陥落しますが、大打撃を受けた王翦軍は李牧の目論見通り、閼与に足止めです。

話し合いの結果、桓騎軍、飛信隊、楽華隊、壁軍に太原からの秦軍を加え、宜安攻めに向かうことになります。

ところが、太原からの秦北東軍は、狼孟からの攻撃によって大打撃を受け、その数20万が5万になってしまいます!

これが、李牧が狼孟へ送り込んだカン・サロジ・アガが、半年かけて練兵した成果なのです。

再び、宜安を攻めるか、閼与に戻るかが議論されますが、宜安の兵力を十万と見積もった秦軍は宜安を目指すことにします

秦軍は順調に進軍し、宜安手前の赤麗(せきれい)城に到着。
壁軍、攻城戦を仕掛けますが、赤麗はすでに空城でした……

李牧の策その3
宜安城に兵力を集中している
シャア専用ズゴック
シャア専用ズゴック

スゴイな李牧!敵ながらあっぱれじゃ!

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『キングダム』65巻ネタバレ感想

李牧の大活躍の下準備が着々と進められる65巻。じっくり味わってほしいエピソードはこちら!

李牧を想うカイネの女心がいじらしい

秦軍を殲滅させる計画を練っていた李牧は2日間も部屋にこもりきり。
カイネがドアの前で膝を抱えて仮眠している姿はいじらしいほどです。

また李牧が選んだ地・宜安は、李牧とカイネの思い出の地・雁門にも近く、「戦が終わったら李牧さまとここで…」と夢にまで見るカイネが可愛すぎます。

詳しくはこちらの記事で!

『キングダム』カイネが見た李牧の夢!65巻羊の夢は17巻の伏線回収!

楊端和と壁はどうなの?

久しぶりに登場した楊端和は美しすぎて、信は見とれてしまいます。

壁とキタリもイイ感じなのですが、楊端和とは…?こちらの記事で考察しています。

『キングダム』楊端和(ようたんわ)の結婚相手はバジオウ?壁?

濃いキャラ、田里弥(でんりみ)のファンになりそう

朱海平原の戦いでは沈思黙考型の『知将タイプ』に見えた田里弥。

尊敬する王翦の思考を理解しようと、深読みしていくタイプなので、思いついたことをすぐ口にする倉央にはイラつきを隠せません(笑)

田里弥『キングダム』54巻p.51

田里弥『キングダム』54巻p.51

『知将』田里弥は、的確な指示を飛ばし自軍を動かしていきます。

…手が気になる……

田里弥『キングダム』57巻p.10

田里弥『キングダム』57巻p.10

65巻閼与ではついにこんなんなっちゃいました!

田里弥『キングダム』65巻p.70

田里弥『キングダム』65巻p.70

これが『田里弥の梯子』。攻城戦で城壁に梯子を掛けるのはよく見ますが、この数は…ないわー

田里弥『キングダム』65巻p.71

田里弥『キングダム』65巻p.71

どんどんキャラが立って来る田里弥から目が離せません!!

このあと、太原からの秦軍が大きく減ってしまったのを聞いて、田里弥は「桓騎軍の援軍として私が一万を率いても」と申し出る男気もみせます
王翦はそんな田里弥を「まだ行くな。少し様子を見る」と止めるんですけどね。

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おまけ4コマ『呉慶と息子』すりつぶせの原点!

キメ台詞を求めて思案中だった呉慶。

ある日帰宅すると、幼い呉鳳明が豆をすりつぶしていました。

この時、あの有名な『すりつぶせ』を思いつくという4コマです。

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『キングダム』65巻ネタバレあらすじと感想|まとめ

『キングダム』65巻は、宜安で秦軍がなぜあんなピンチに陥ったか?がとてもよくわかる巻です。

66巻で衝撃を受けた方、ぜひ65巻に戻って『なるほどねー』とすっきりしてください(笑)

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『キングダム』66巻ネタバレあらすじと感想|李牧・信・岳雷・愛閃

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