『キングダム』77巻が 2025年10月17日に刊行されました。
あらすじと感想をご紹介していきます。
- 『キングダム』77巻は何話から何話まで?
- 『キングダム』77巻第835話『ふつうの人』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第836話『王族の役目』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第837話『東龍の鐘』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第838話『入城』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第839話『反逆行為』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第840話『譲渡』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第841話『大きな歪み』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第842話『業の重さ』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第843話『巨大法治国家』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第844話『想像を超えた武将』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻第845話『閼与(あつよ)の軍勢』ネタバレあらすじ
- 『キングダム』77巻ネタバレあらすじと感想|韓の滅亡・寧を支える騰 まとめ
『キングダム』77巻は何話から何話まで?
『キングダム』77巻は第835話『ふつうの人』から、第845話『閼与の軍勢』までです。
『キングダム』77巻第835話『ふつうの人』ネタバレあらすじ
夏侯龍が大王に檄を迫り、玉座から立ち上がった大王は「皆休憩に入るがよい」というと自ら退出してしまいました。
父を追って部屋を出た寧は、洛亜完将軍に出会います。
洛亜完もまた夏侯龍は政治家や影の勢力ともつながる怪しい人物と考えているようです。
寧は洛亜完に兵士たちは国を守るために戦ったのか、それとも民を守るために戦ったのか、問います。
洛亜完は家族を守る思いであったと思うと答え、寧の考える役割を全うしてください、と思いを伝えます。
さて、父王の館。
走り込んできた寧に王は「自分はふつうの人間でしかない」と語り、そのうえで騰と寧が無血開城について話し合ったことを知っている、と話します。
王の苦悶は、韓の民のことを思えば今すぐにでも降伏したいが、韓の歴史を自ら閉じる度胸がない、ということ。

王として十分苦しんでいるじゃないか!
自分のふがいなさに涙を流す大王。そこへ大きな鐘の音。秦軍が来ました。
『キングダム』77巻第836話『王族の役目』ネタバレあらすじ
新鄭を囲む秦の大軍。飛信隊は西面です。
録鳴未軍は巨大な井闌車(せいらんしゃ)を準備、飛信隊も長梯子を用意しています。
大王の屋敷で寧は父から重要なことを聞きました。
東壁の王家専用の門は、夏侯龍には知られていない。
そして王族しか入れない東龍の鐘を鳴らせば城門を開く段取りができている。
そこから騰軍を招き入れ、降伏宣言をすれば、騰軍に新鄭全体を御してもらえる。

王様すっごい段取りできてんじゃん!
しかし大王には度胸がなく、韓の歴史を閉じてよいのかという迷いも大きく、自分にはできないと苦しみ続けているのです。
さて夏侯龍は寧がいないことに気づいてしまいました。
城壁の外では騰が開戦の号令をかけず、寧の鐘の音を待ち続けています。
『キングダム』77巻第837話『東龍の鐘』ネタバレあらすじ
西壁の信、南壁の干央・隆国、北壁の録鳴未、皆が騰の合図を待ってしびれを切らしています。
寧は、東龍の塔に向かって走っていますが、塔に登るための階段前の広場は、治安維持軍が走り回り、「怪しいものは斬る」と言っています。
寧は別ルートで塔を目指すこととしますが、秦軍が攻めてこないことに不審を覚えた韓軍の中からは「新鄭不落!」という掛け声が始まっています。
騰はやむなく井闌車を城壁に寄せ、開戦準備を始めます。
寧は塔の階段を駆け上がっています。
開戦してしまうのか?間に合うのか??
ついに鐘にたどり着いた寧ですが、「韓の歴史が終わる」「兵が命をかけた犠牲が無に帰す」そんな思いが鐘をつく手を止め、涙を流すばかり。
そこへ現れたのが父王。
ヘタレの王は「これは王の役目だ」と泣きながら撞木を握ります。
王と寧は二人で種目を握り、ようやく東龍の鐘が王都に響き渡ります。
『キングダム』77巻第838話『入城』ネタバレあらすじ
洛亜完も、騰以外の秦軍も「この鐘はなんだ?」と不思議に思う中、あらかじめ話を聞いていた東龍の門長・張印は、国の終わりを噛みしめながら、開門します。
騰は門の外から門長・張印に呼び掛け、張印は「大王からの伝言」を叫びます。
第22代 韓王に代わり宣言致す
韓は 秦国に…降伏する!!張印『キングダム』77巻838話
新鄭無血開城です。
城内は東龍の張印兵が走り回り、降伏宣言を広めて回ります。
騰の軍は粛々と城に入って行きます。
これによって、民兵の多い城内の予備軍は武器を手放して行きます。
一方、城の西端は情報が伝わらず、洛亜完軍は状況を掴めていません。
その間に北門からは録鳴未が、南門からは隆国・干央が入城。
しかし次の瞬間、西を守る洛亜完が、軍を率いて騰の前に現れたのです。
『キングダム』77巻第839話『反逆行為』ネタバレあらすじ
城内は洛亜完軍と騰軍の睨みあいとなり、いまにももう一戦、と思われたその時。
両軍の中心に寧が現れます。
寧は洛亜完に韓の降伏を伝え、武器を置くように言います。
洛亜完軍からは「王家の暴走だ」「俺たちは戦う」という声が上がりますが、寧は一歩も引きません。
ついに寧も暴走する軍に巻き込まれるかと思われましたが、ここで洛亜完が宣言します。
待て。立て直す。
南の闌城へ入り。そこで軍を立て直し、改めて騰軍と戦う。
そして勝利し、新鄭を奪還する。降伏に納得できぬ者はついて来い。
ただしこれは韓王家の命令に逆らう反逆行為だ。
その禁を犯してまで 降伏に抗い、最後まで戦うという者たちだけがついて来い。洛亜完『キングダム』77巻839話

洛亜完は反乱分子をまとめて城外へ連れ出し、流血を避けさせたんだな

そんな軍で騰軍にかかってこられるはずもない。
彼らとともに散る覚悟まで決めているんだ
『キングダム』77巻第840話『譲渡』ネタバレあらすじ
洛亜完が城を去るために門が開けられます。
ヨコヨコが現れて、自分が代ろうと申し出、謎の戦士ヨコヨコの過去が語られます。
ヨコヨコは古い血筋の生まれで、二派の旧勢力からの賞金首になってしまっていました。
このヨコヨコと家族を引き取り、その後妻と息子が亡くなると墓まで用意してれたのが洛亜完だったのです。

洛亜完いいやつだったんじゃん!
全ての騒ぎが収まると、寧はその場に倒れてしまいます。
全てが終わった西門からは、飛信隊も入城。
信の顔にはいつもの覇気がなく「国を滅ぼすって…こんなものか」という言葉にも力がありません。
城内で一人荒れ狂っているのは夏侯龍。
大王の髪はすべて白髪に変わっていますが、夏侯龍はその大王を指さし、「この反逆者を斬れ!」と命令します。
誰も動こうとしない中、大王は最後の命令として「衛兵、このバカを斬れ」と言葉を発します。
この命令は即座に実行され、玉座を見上げた大王は、張宰相に秦への統治権譲渡を頼み、去っていきます。
紀元前230年。
騰が韓を攻め韓王王安を捕らえた。そして韓の領土をすべて秦のものとした。
これは『秦始皇本記』に記された史実です。
『キングダム』77巻第841話『大きな歪み』ネタバレあらすじ
魏・趙を抑えていた王賁・蒙恬のもとに韓の降伏が伝えられ、やがてそれぞれ自国へと帰っていきました。
魏・趙・楚・燕・斉それぞれの国では、ついに一国が消滅したという事実を噛みしめています。
新鄭。
騰は南陽と同様に、王や文官をそのままに南陽を治めようとしています。
しかし羌瘣は『大きな歪み』を感じると言い、それは羌礼も同様です。
咸陽から統治専門団が到着するまで、無事でいられるのでしょうか。
三日間、こんこんと眠り続けていた寧が目覚め、城壁の上に姿を現します。
そこで寧が見てしまったのは、降伏を受け入れられない国民が城壁から飛び降りて自●する姿でした!
蘭城に立てこもった洛亜軍は、討伐隊によって全滅したとも伝えられます。
錯乱状態に陥った寧はふたたび倒れてしまいます。
『キングダム』77巻第842話『業の重さ』ネタバレあらすじ
目覚めた寧が再び城壁へ向かうと、そこには騰がいました。
寧は「人は死んだらどうなると思いますか?」と騰に聞きます。
自分は韓を終わらせた悪女である、救った命より多くの韓の人間の犠牲をふいにした、と寧は苦しい胸の内を語ります。
夢の中で、韓の●者たちが自分を呼び、自分を呪っていると。
騰は自分の死生観を語ります。
そこでは善人も悪人もなく
怒りも苦しみも むろん怨念もなく
人は死ぬと ただただ暖かい光になり
それが集まり
天まで連なる巨大な “光の柱” となり われらを照らすと騰『キングダム』77巻 842話
寧は「ありがとう、恐れが消えました。私は彼らへ詫びねばなりません」と言い残し、高い城壁から身を投げます!!
騰将軍、韓の民をお守りください・・・
寧のすぐ後から、城壁から飛び降り、空中で寧の手を掴む騰!
地表に激突した騰は・・・
寧を抱き上げ、両足ですっくと立っています!!!
必要とあらば この騰 一生涯をかけてあなた様を支えます。
騰『キングダム』77巻 842話
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寧は素晴らしい人間だからな。惚れたな騰!
『キングダム』77巻第843話『巨大法治国家』ネタバレあらすじ
秦から新鄭にどんな人物が派遣されてくるのか…
飛信隊ではそれが話題になっていますが、騰は王族への手出しは「絶対にさせぬ」と目が据わっています(笑)
やってきたのはなんと、昌平君、李斯、介億!
咸陽では、韓の『王族根絶やし説』と『残存説』が真っ向対決していました。
最終決断は秦王・嬴政。王家の血脈は断絶させず、王位は失っても公家として守られることになりました。
『法の番人』李斯が演説をします。
偉大な法家・韓非子を生んだ韓は、今こそ秦人も韓人も、法の下に平等な国を作って行かねばならないと。
総司令・昌平君は騰にこれまでの統治をねぎらう言葉をかけます。
すると騰は、信や録鳴未・隆国にも話したいことがあるから集まって欲しいと言うのです。
『キングダム』77巻第844話『想像を超えた武将』ネタバレあらすじ
昌平君は騰、そして録鳴未・隆国・干央、信、羌瘣、河了貂の前で『三本の柱』を見事立てたことを喜びます。
戸籍作り、新兵の徴兵、桓騎・王騎の穴を埋める王賁・蒙恬・信の活躍。
それらすべての力を結集して韓を併合できたこと。
次こそ李牧を討つ、と宣言する昌平君に、騰が待ったをかけます。
騰は皆の名を呼び、礼を述べますが、韓の併合は王と寧によってなされたことを話します。
そして、韓にとって本当に大変なこと…財も人も秦のものに変えられ、秦の兵士として他国と戦わされることはこれからである、というのです。
新鄭攻めの総大将を務めた六将の自分にはその責任がある。
そのためここで秦の武将としての地位を降り、韓の人を導く寧を支えて生きていきたいと。
そして、信はすでに次世代の武将であると話します。
15年前王騎の前に現れ、無法地帯に蹴落とされた猿のごとき童であった信が、今回の戦で博王谷を討って見せたこと。
その信が、皆の想像を超えた成長を見せることを、王騎は知っていたと言います。
だから王騎は矛を信に託したのだと。
騰は六将の証の翼の首飾りを昌平君に返します。
そして、信が六将になるために破らねばならぬ壁は何かわかるか?と信に尋ね、信はすかさず「李牧だ」と答えます!
李牧を討って六将に。

いけるぞ信!
『キングダム』77巻第845話『閼与(あつよ)の軍勢』ネタバレあらすじ
咸陽。
新鄭無血開城から30日。
秦王嬴政は韓からの報告書全てに目を通しています。
韓王室を残した是非について、昌平君が王室温存にこだわっていたことを自らの出自との関連かと勘繰るものも出ています。
嬴政は、自らの韓訪問を待ち望み、韓人の練兵に明け暮れる信にも会いたい、と漏らします。
王賁・蒙恬も兵力の増強に努めていること、楊端和は犬戎族もすべて傘下に収め大軍となっていること、さらに王翦もまた閼与を拠点に自軍を復活させていることが報告されます。
閼与の王翦。
王翦は、新しく奈烙・晏戒・辛勝・倉央・李寿を五将に据え、
「来年、趙を攻め李牧を倒す」と宣言します。
『キングダム』77巻ネタバレあらすじと感想|韓の滅亡・寧を支える騰 まとめ
ついに秦をめぐる六国のうちの一つ、韓が滅亡しました。
南陽の無血開城、新鄭周辺での軍のぶつかり合い、そして王家の決断による新鄭無血開城。
簡単ではなかったこれまでですが、韓の民を秦の民と公平に受け入れ、韓の民にも受け入れてもらい、最終的には秦軍として兵力になってもらうことまで考えると、まだまだ道は遠いでしょう。
六将・騰は寧を支え、韓の地にとどまる決心をします。
秦は騰を失うことを受け入れ、この後の趙戦へと目を向けていかなければなりません。

