『キングダム』蒙恬のじいと愛閃｜蒙恬を愛する副長たち

『キングダム』に登場する蒙恬（もうてん）は、魅力的な容姿と鷹揚な人格、軍略の才、武力に恵まれた武将。

蒙恬の周りには、そんな蒙恬を愛し、支える人物が描かれています。

今回はその中から『じい（胡漸）』と『愛閃』を取り上げてみます。

ところで…『キングダム』蒙恬（もうてん）は実在した？

蒙恬は実在する武将です。父親である蒙武や祖父の蒙驁、兄弟の蒙毅も全員実在する武将です。

『キングダム』蒙恬（もうてん）の最期は？史実での死亡理由に驚愕！

『キングダム』蒙恬（もうてん）の年齢は？

キングダムでの蒙恬初登場時、年齢は主人公・信よりも1歳年上の17歳でした。

蒙恬は紀元前250年生まれとされていますが、キングダム作中では蒙恬初登場が紀元前243年とずれがあります。

作品は現在紀元前233年まで進んでおり、初登場時17歳だった蒙恬は現在27歳まで成長していることになります。

年齢の根拠『キングダム』17巻p.176

『キングダム』蒙恬（もうてん）の “じい” って誰？

蒙恬が誕生した時、蒙武に教育係を任されたのは胡漸（こぜん）です。

戦場では楽華隊の副長として蒙恬を支えます。

じい『キングダム』55巻p.168

いたずら好きな蒙恬はじいをからかったり甘えたり。でも蒙恬は

「俺に子どもができたら一番最初に抱っこさせてあげるから」と、胡漸に感謝の気持ちを伝えるのでした。

じい『キングダム』55巻p.168

そんな胡漸（こぜん）は、紀元前236年、朱海平原の野営地に現れた龐煖（ほうけん）に倒されてしまいます。

胡漸は『蒙恬様の前から遠ざけねば』と最後の力をふりしぼって、あの龐煖に対し、剣の一刺しに成功するのです。

胡漸が龐煖の手にかかり命を落とした瞬間、蒙恬は胸騒ぎに襲われていました。
蒙恬を思う胡漸の心は、やはり蒙恬とつながっていたようです。

ガンダムくん

オレもじいが大好きになっちまったから、悲しいぜ！

翌朝、蒙恬もまた朱海平原での最終決戦に臨みます。
『じいの弔い合戦』の思いを心に刻みながら。

『キングダム』蒙恬（もうてん）の副長愛閃

愛閃・蒙恬『キングダム』59巻p.154

鄴での戦の後、蒙武軍から楽華隊に移って来た愛閃が副長になります。

蒙恬と髪型の似た美青年ですね。

愛閃・蒙恬『キングダム』59巻p.155

しゃべりかたはぶっきらぼうで正直（笑）

信に紹介されても「ども」の一言。
蒙恬に「なー愛閃信って面白いだろー」と振られても、「いや全く」と流しています。

戦場ではさすが蒙武の側近、「クソ趙兵は木っ端微塵だ！バラバラにしてやれ！」と檄を飛ばし荒れ狂います！！

愛閃『キングダム』61巻p.89

本文ではこれを

楽華はこれまで唯一不足していると見られていた圧倒的武力を手にしたのである

と表現しています。

しかし、蒙恬に対する熱い思いは心の中に溢れているのです。

蒙恬が信に王賁の結婚を伝えに訪れた時は、「蒙恬様、もし結婚されなくてもずっと私が側にいます」と発言しています。

愛閃・蒙恬『キングダム』62巻p.123

ガンダムくん

愛閃は線の細い美青年だから、『え、愛閃は男？女？』と迷ってしまったぜ！
剛将愛閃、のくだりを見れば、まぁ男だよな…

趙・宜安で李牧の策略にハマり、窮地に陥ったときには「私の蒙恬様」と心の声が露わになっていましたが（笑）

愛閃『キングダム』66巻p.89

愛閃が『いつか蒙恬のために戦いたい』と思い始めたのはもう17年ほど前になります。

宜安攻めは紀元前233年、蒙恬は27歳。
愛閃が初めて蒙恬を見たのが蒙恬10歳の時ですから、随分長いこと蒙恬の成長を見守りながら決意を固めて来たことになります。

愛閃・蒙恬『キングダム』66巻p.148

蒙恬は10やそこらの子どもでありながら、胡漸じいの教育が行き届き、広い視野を持ち心づかいのできる人間に育っているんですね！

この時から蒙恬の人間性に魅かれ、ともに成長しながら「この人なら」と信頼を寄せていくことになったのでしょう。

だから、李牧の包囲網の中、深手を負った蒙恬を救うために危険を承知で乱戦の中に飛び込む愛閃なのです。

灼熱の愛閃『キングダム』66巻P.152

剛将蒙武が元側近”灼熱の愛閃”の底力見せてやろう

愛閃『キングダム』66巻P.152

飛信隊と楽華隊が力を合わせて囲みを突破していく様子は壮絶そのもの！

灼熱の愛閃…蒙恬を託すに足る男です。

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『キングダム』蒙恬（もうてん）は結婚してる？

キングダム、史実共に蒙恬が結婚しているという情報はありません。

特別な関係にある異性も特に存在しないようです。

『キングダム』蒙恬のじい胡漸と愛閃まとめ

蒙恬が幼少の頃より、将軍職で多忙な父蒙武の指示で教育係となった胡漸。

役職を超えて蒙恬にメロメロと言っていいほど溺愛していました。

蒙恬はそういう子どもだったのでしょう。

胡漸亡き後、楽華隊の副長になったのが愛閃です。

愛閃もまた、子ども時代からの蒙恬の人格に惚れ、（容姿にも惚れ？？）蒙武の元でバーサーカーとしての力をつけながら「いつか蒙恬のために」との思いを育ててきました。

実際、宜安では愛閃がいなければ、蒙恬は命を落としていたでしょう。

『人誑し』蒙恬と『灼熱の』愛閃、今後の活躍が楽しみです！！