『キングダム』で趙・李牧の側近として登場する武将・傅抵(ふてい)。
イケメンですが、チャラいキャラなので、なかなかいい所が見せられません。
大好きなカイネは李牧様に夢中。
今日はこんな傅抵(ふてい)に幸せは巡ってくるのか?大考察します。
『キングダム』傅抵(ふてい)初登場シーン/カイネに馬を蹴られる
『キングダム』への傅抵(ふてい)の初登場は、『キングダム』31巻。
紀元前241年蕞(さい)の戦いに、李牧の側近・三千将として現れます。
『さい』だけに31巻…私はいつもそう思ってるんですけどネ(笑)
傅抵は裏表紙でもカラーイラストで登場しています!
この時傅抵は
「それじゃ この傅抵様がちゃちゃっとそいつ(信)をぶち●して来てやりますかねー」と口走り、
カイネに
「待てバカ。お前はまだ出るなという李牧様の命令だろうが」とすかさず馬を蹴られています。
カイネにとって李牧は、単なる上官ではなく絶対的尊敬と敬愛の的なのです。
『キングダム』傅抵(ふてい)蕞2日目信との一戦/ふっ飛ばされる
蕞2日目。
やる気満々で蕞の城壁を登ります。お、かっこいいじゃあないですか。
傅抵はさすがに強い!速い!
傅抵はあっという間に竜川と田有に一撃ずつ食らわせます。
そこへ信が猛然と斬りかかってきます。
傅抵は「待ってました」とばかりに「信君じゃーん」とおもむろに相手になります。
傅抵速い!!
信が傅抵の速さに戸惑っていると、『信が輪虎を斬った』という噂を聞いている傅抵は
20歳そこそこの俺はすでに輪虎なんかぶっちぎっているという…
(中略)この傅抵は先々『三大天』の最後の一席を手にする男だからな。
傅抵『キングダム』31巻p.177
などといい気になっています。
あー…せっかくいいとこ見せたのに、調子に乗るから…
傅抵はその「速さ」を信に見切られ、一撃をキメに行ったのに逆に吹き飛ばされてしまいます!!
傅抵、不覚…
そのころカイネは軍師・河了貂を捕虜にしようとして、信に城壁から落とされそうになります。
そのカイネを救ったのは、以前から面識のあった河了貂。
河了貂は、以前から縁のあった「女同士」ということと、「一緒に来い」と誘ってくれたことがあり、戦争中なのに、非情になり切れないんたなー
カイネは自軍の兵「カイネが落ちるぞー」と声をかけ、無事に受け止めてもらいます。
下の兵も「ィ喜んでェー」って張り切っているね。居酒屋かい!
一方、「将来の俺の嫁を落としやがったな」とイキってみたものの、竜川に投げ落とされた傅抵。
傅抵も「傅抵が落ちるぞー」と叫びますが、返事はなし。
まあ無事に降りたのですけどね。
大口をたたくのですが、大活躍はできないお調子者的なイメージです。
カッコ良くないけど、なんだか憎めないよね!
『キングダム』傅抵(ふてい)のカイネへの思いがわかる「おまけマンガ」
『キングダム』47巻の巻末おまけマンガ『傅抵の秘密とカイネの本気』は二人の気持ちをコミカルに描いたものです。
ここでは傅抵が自意識過剰の自称王子キャラ的にカイネの前に現れ、
「オレがなぜいつも口にマスクをしているのか気になって夜も眠れないだろーがお前にならその秘密を教えてやってもいいと俺は思っている」と言い出します。
どうやらマスクがないと喉が繊細なため咳が止まらなくなるそうなのです。
カイネが面白がってマスクを外させると、途端に咳き込む傅抵。
しかし、ふとした瞬間に二人のクチビルが至近距離に…!
「ええィこのまま既成事実を」とたくらむ傅抵ですが、ちょうどその時近くを李牧が通りかかります。
カイネは超音速の男・傅抵をはるかに上回るスピードで李牧の前まで瞬間移動し、
「李牧様 みーっけ♥」とごまかします。
後日傅抵はカイネに半●しにされたとのことですが、ここでも二人のすれ違いすぎる心が描かれています。
『キングダム』傅抵(ふてい)は趙の三大天になれる?
こんな傅抵ですが、口を開けば「三大天になる男」と言っています。
まあ、信の「大将軍になる男だ!」と同じと思って聞いていれば良いのですが…
趙三大天とは誰でしょう?旧三大天と新三大天に分けて整理していきましょう。
旧三大天
廉頗(れんぱ)
趙三大天と呼ばれた廉頗(れんぱ)ですが、悼襄王が即位し、大将軍の位を剥奪されたことから魏に亡命してしまいます。
藺相如(りんしょうじょ・故人)
廉頗(れんぱ)とは「刎頸(ふんけい)の交わり」という言葉が現在も残る通り、互いに尊敬しあう間柄になりました。
朱海平原での尭雲と趙峩龍の戦いでは回想として登場し、「中華を一つにする刃たらんと戦うのならば、何があろうと必ず振り上げた刃は必ず最後まで振り下ろせ、と伝えよ」という遺言を、王賁と信に伝えました。
趙奢(ちょうしゃ・故人)
『キングダム』作中では登場しませんが、優秀な文官、勇猛な武官として知られていました。
新三大天
李牧
新・三大天と呼ばれているのは李牧。
その実力は、作中でも秦軍をさんざん翻弄します。
龐煖(ほうけん)
自らを「我武神龐煖也」と言うほど浮世離れしてしまっていますが、その強さに異を唱える者はいないでしょう。
???
李牧の側近・傅抵は憎めないキャラでお笑い担当かと思いきや、「三大天になる」という大きい夢を持っている信のライバルです。また、慶舎もこの三席目を狙っていました。
『キングダム』傅抵(ふてい)は紀元前240年に将軍になっている!
こんな扱われ方をしている傅抵ですが、史実では傅抵は慶舎と同時に将軍に昇進しています。
悼襄王5年(紀元前240年)、傅抵を将軍に任じ、平邑に配置する。
また、慶舎を将軍として、東陽河外の軍を率いて、河梁を守らせる。悼襄王wikipediaより
『キングダム』では紀元前233年、宜安の戦いの時に将軍になっていたね?
そうそう!カイネが五千将で傅抵が将軍だったね。
傅抵、手柄を立てたのかな?
このあと李牧・カイネ・傅抵が作中でたどる運命はいかに?
傅抵の思いはカイネに届く日は来るのか??
ひそかに傅抵を応援しながら見届けたいと思います。
『キングダム』傅抵(ふてい)とカイネはどうなる?今はチャラ男だけど?まとめ
趙・李牧の側近傅抵(ふてい)はカイネのことを好きなようですが、チャラい性格が災いして、なかなかいいところを見せられません。
ライバルが李牧というのも勝ち目のない所です。
しかし、心変わりせずずっとカイネに寄り添っていれば、そのうちチャンスが巡ってくるかもしれません。
知れば知るほど可愛げのあるキャラ、傅抵のことを応援しながら見守ってあげたいですね。
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