少年漫画『葬送のフリーレン』は、2021年漫画大賞を受賞したファンタジー作品です。
2023年9月29日(金)には金曜ロードショーで第1話、10月からはアニメの放送が予定されており、週刊少年サンデーの連載作品もさらに人気が高まることが予想されます。
この記事では、主人公フリーレンの弟子・フェルンについてご紹介していきます。
なお作品のネタバレを含みますので、ご注意ください。
『葬送のフリーレン』フェルンの年齢、プロフィール
勇者ヒンメルの死から27年後、フェルンは16歳の誕生日を迎えています。
生年月日:勇者ヒンメルの死から11年
この時、師匠フリーレンの身長も、胸も、抜かしてしまったようですね。
身長:推定160cm?
出身:南側諸国
好きな食べ物:スイーツ全般
『葬送のフリーレン』フェルンはどうして魔法使いフリーレンの弟子になったのか?
勇者一行が魔王を討伐してから約80年。
僧侶ハイターは戦災孤児の少女・フェルンを助け、魔法の手ほどきをしながらともに暮らしていました。
ハイターは「ヒンメルならそうするだろう」と考えて、フェルンを救ったのです。
魔法使いのフリーレンがハイターの元に立ち寄り、ハイターはフェルンをフリーレンの旅に同行させて欲しいと頼みます。
しかし、見習い魔法使いが旅に出る危険をよく知るフリーレンは、その依頼を一度は断ります。
ハイターはフリーレンを引き留め、フェルンは6年で一人前の魔法使いの域に達することができました。
ハイターは亡くなる前にフェルンをフリーレンに託し、ついにフェルンはフリーレンの旅に同行することになります。
『葬送のフリーレン』僧侶ハイターの冒険と死と名言集【ネタバレ】
『葬送のフリーレン』フェルンの魔法について
努力を惜しまない天才魔法使い
フェルンはフリーレンの唯一の弟子で、普通なら10年かかる修行を4年でクリアしてしまった天才的な魔法使いです。
しかし、それはフェルン自身の固い決意とたゆまぬ努力の賜です。
命を救われた恩人・ハイターへの思いをフェルンはこう語っています。
魔法使いでも何でもいい。
一人で生きていく術を身に付けることが、私の恩返しなのです。救ってよかったと、
もう大丈夫だと、
そう思ってほしいのです。フェルン『葬送のフリーレン』1巻p.64
フェルンの魔法一覧
フェルンの持つ魔法の素質を見抜いたのはハイターでした。
その後、たった4年で一人前と言ってもよい力をつけたのには、フリーレンも驚くほど。
魔法使いの最高峰、ゼーリエもまた、フェルンを弟子に取ろうとしたほどです。
今後もフェルンの活躍は、さらに進化を遂げていくでしょう。
『葬送のフリーレン』フェルンの性格について
フリーレンのお母さん役?
ズボラなフリーレンの身の回りの世話を焼くフェルン。
毎朝フリーレンを起こして、髪をとかし、ご飯を食べさせ、着替えをさせ、散らかしっぱなしの部屋を片付けて、買い出しに行く。重労働ですね(笑)
『怒りの三つ編み』と『機嫌がいいときの三つ編み』って言うバリエーションもあるんだ!
1000年以上の年齢のフリーレンにとって、『どうせすぐに死んじゃう』人間を、弟子に取るつもりなどありませんでした。
しかし一緒に旅に出てみると、かいがいしく世話を焼いてくれるフェルンに対して、素直に「ありがとう」という感謝の気持ちを持つようになります。
フリーレンはフェルンを通して『人間』というものを知っていく
人間たちが一大イベントとしている『新年祭』の夜明けも、フリーレン自身にはいつもと変わらぬただの日の出でした。
でも「とても綺麗ですね」と感動しているフェルンを見て。
そしてフェルンに「フリーレン様、少し楽しそうです」と言われてみると。
「それはフェルンが笑っていたから…」と答えて初めて気づきます。
フェルンがフリーレンにとって大切な存在であること。
人間は他人を喜ばせることで、自分が幸せになるということ。
また、フリーレンが初めて『相手の気持ち』を気遣うようになれたのは、永遠のように長い寿命のフリーレンに比べて、フェルンの時間は貴重なものだということに気づいたからかもしれません。
『葬送のフリーレン』フェルンはシュタルクのことどう思ってる?
第一印象は最悪
フェルンとシュタルクの出会いは、勇者ヒンメルの死から28年後。
アイゼンの弟子というシュタルクに会いに行くと、村では『紅鏡竜から村を守っている英雄』と言われていました。
しかし実は、魔物の実戦経験がなく、怯えていただけと知り、フェルンは見下した態度を取ります(笑)
しかし、シュタルクのひたむきな修行を知り、村を守りたいという覚悟を知ったとき、シュタルクを戦士として認めます。
竜を倒し『服が透けて見える魔法』を手に入れると、シュタルクを見て一言。
「ちっさ。」
こういう扱いから始まるフェルンとシュタルクです。
辛口の態度を取り続けるフェルン
シュタルクに食事に誘われても無言で拒否、
シュタルクが一人でジャンボベリースペシャルを食べているのを見ても見下した態度、
「悪人顔」と言い切るなどなど、フェルンはシュタルクに対して一切無駄な愛嬌を見せません。
他人行儀に「シュタルク様」と呼びかけるのを止めないか、と言ったとたんに
「シュタルク、さっさとこっち手伝って」「面倒くさいなこいつ…」と豹変(笑)
フェルン、メッチャいいキャラしてますね!
シュタルクが人助けをしていることを知り、誕生日プレゼントを贈る
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国アペティート地方でシュタルクの誕生日を迎えます。
シュタルクの欲しいものがわからないフェルンは、町へシュタルクを探しに行きます。
そこでシュタルクが町の人を手助けして回っていることを知り、一緒にプレゼントを選びに行きます。
でもシュタルクがフェルンの誕プレを用意してないとめっちゃ怒る
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国ラート地方でフェルンの誕生日を迎えます。
この二人、同い年なんですね。
しかしシュタルクがプレゼントを用意していないことに怒りシュタルクを泣かせてしまいます(笑)
フリーレンとザインになだめられて仲直りし、鏡蓮華のブレスレットを買って貰ったのがこの時でしょう。
お互いをわかり始めるフェルンとシュタルク
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国要塞都市フォーリヒで、路銀を稼ぐため、シュタルクはオルデン家の亡くなった長男の身代わりをつとめます。
社交界のパーティーで、着飾って、にわか仕込みのダンスを踊るフェルンとシュタルク。
なんだかお似合いです。
もどかしい二人にキレるザイン
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国、ローア街道沿いの集落で1ヶ月ほど雪に足止めされるフリーレン一行です。
冷たい手で顔を触った、やり返した、などという小さなきっかけでケンカしてしまうフェルンとシュタルク。
とはいっても、フェルンが冷たくなり、シュタルクはメソメソしてるだけですが(笑)
フェルンは、シュタルクの思いがけない力強さに気づき、初めて男性として意識してしまった自分に戸惑っているのかもしれません。
フリーレンから、そんな二人の仲裁役を頼まれたザインは「もう付き合っちゃえよ!」とブチ切れ(笑)
ここで一行と別れていくザインの最後の仕事でした。
距離の取り方がわからない二人
勇者ヒンメルの死から29年後。
北側諸国ザンフト大森林。
シュタルクを気に入ったヴィアベルが自分のパーティーへ勧誘しますが、シュタルクは、臆病な自分の背中を押してくれたのはフェルンだ、と感謝を表します。
俺はどこにも行かないよ。
シュタルク『葬送のフリーレン』7巻p.95
しかし、フェルンに「だからもっと優しくして…」と頼み、フェルンはなぜか「じゃあおいで。(いっぱい撫でます)」。
ビビリのシュタルクが引いてしまうと、また「面倒くさいなこいつ…」と思うフェルンなのでした。
『葬送のフリーレン』フェルンは努力家の天才!フェルンの魔法と性格・気になるシュタルクとの仲・まとめ
南側諸国の戦災孤児だったフェルンは、僧侶ハイターに救われ、その縁でフリーレンの弟子になります。
ハイターへの恩返しのため、必死で魔法と取り組むフェルンは、のちに「天才魔法使い」と呼ばれますが、生まれ持った素質に加えて自分自身の努力がとても大きいです。
シュタルクが旅の仲間になってから、シュタルクに対する評価は徐々に高まり、旅の仲間として信頼し合う関係を築いていきます。
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