ブルー・ジャイアント×BLUE NOTEがコラボしたコンピレーションアルバム2枚組が2019年にリリースされています。
全21曲聴きごたえはガッツリです!
この曲、原作に出てきたの?
どうして選ばれているの?
って、興味津々になりませんか?
取り上げられた曲の、元アルバムも一緒に調べてみました。
BLUE GIANT×BLUE NOTE CDジャケットはこちら!
ジャケットは原作者 石塚真一さんの書下ろし。 ヨーロッパでのNUMBER FIVEのライブ、こんな感じなのでしょうか?? BLUE GIANT×BLUE NOTE CDの構成Disc1はOriginals。ジャズプレイヤーによって書かれた曲が11曲集められています。 Disc2はStandards。ミュージカル等のために作曲家、作詞家によって書かれたヒット曲を演奏しているものです。 この分け方も興味深いですが、原作にこんなセリフがあります。
オリジナルに特別な価値を感じている主人公たちなので、あえてdiscを分けているのではないでしょうか。 ちなみにこのアルバムが制作されたのは2019年。 BLUE GIANT×BLUE NOTE コラボアルバムDisc1をレビューモーメンツ・ノーティス/ジョン・コルトレーンBLUE GIANT1巻でガソリンスタンドで歌っていました。ガールフレンドの三輪さんに聴かせていたのもこの曲でした。 シスター・セイディ/ホレス・シルヴァー「ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ」(ホレス・シルヴァー)より このアルバム、「ホレスの才能が100%出ている傑作」と大絶賛されている名作なのです。 これは、「こんなカッコよくて楽しくなる曲を聴いてほしい!」という選曲でしょう。 ピアニスト、ホレス・シルヴァーのアルバムはほかにも「ホレス・シルヴァー・トリオ」「ソング・フォー・マイ・ファーザー」等 名作揃い! ウィ・シックス/ポール・チェンバース「ウィムス・オブ・チェンバース」(ポール・チェンバース)より ベーシスト、ポール・チェンバースが21歳という若さで完成させたBLUE NOTEデビュー作。 We Sixは、この6人!ということでしょう。 ポール・チェンバース ベース BLUE GIANT SUPREMEではベーシストのハンナが大きな役割を果たしていました。 ウォーターメロン・マン/ハービー・ハンコックこのアルバムがピアニスト、ハービー・ハンコックのデビュー作。「スイカ売り」は爆発的に有名になりました。 ソロプレイでは、トランペットのフレディ・ハバード に続き、テナーサックスのデクスター・ゴードン、そしてハービーの三者三様の演奏が楽しめます。 デビュー作からこの完成度、全曲オリジナル、というのはBLUE GIANT SUPREMEが参考としたものかもしれません。 ザ・サイドワインダー/リー・モーガントランペット奏者リー・モーガンの大ヒットアルバム。 ラウンド・ミッドナイト/セロニアス・モンク「ジーニアス・オブ・モダン・ミュージックVol.1」(セロニアス・モンク)より 作曲に目覚めていく雪祈はもしかしたらこんな曲を書くのでは、なんて思ってしまいますね。 最も多く録音されたスタンダードとも言われ、その数は1,000回を超えるそうです。 ブルース・オン・ザ・コーナー/マッコイ・タイナーピアニスト、マッコイ・タイナーの曲はBLUE GIANT 5巻にもフライ・ウィズ・ザ・ウィンドが登場していました。 この「ブルース・オン・ザ・コーナー」の聴きどころは、なんといってもマッコイ・タイナーの洗練されたピアノに絡むジョー・ヘンダーソンのテナーサックス! これを支えるエルヴィン・ジョーンズのドラムとロン・カーターのベース。 まさに、NUMBER FIVEってこんな音楽やってたんじゃないの?と思わせてくれる名演です。 バグズ・グルーヴ/ミルト・ジャクソンビブラフォン奏者のミルト・ジャクソンの有名なブルース。 特徴あるテーマ、各人が思い思いに繰り広げるアドリブプレイ、ビブラフォンの音色を楽しみたい1曲。 リカード・ボサノヴァ/ハンク・モブレーテナーサックス奏者ハンク・モブレーの代表曲。ラテン調のメロディをまったり歌うハンク・モブレーとリー・モーガンの鋭いトランペットの対比がカッコいい! 歌入りのものも良く聴くけれど、この演奏が原点なんだなあと改めて感じさせてくれる。 ミッドナイト・ブルー/ケニー・バレルギタリスト、ケニー・バレルの曲。飾り気のないストレートアヘッドなブルース。 チーズ・ケイク/デクスター・ゴードンDisc1の最後を締めるのはやはりテナーサックスのキング、デクスター・ゴードン。 力強く豊かな音色、引き込まれそうな音の渦。BLUE GIANTで大が「つながれ!」と願う自由な境地はこんな風景だったのかもしれないと思えてきます。 ピアノはソニー・クラーク。ベース、ブッチ・ウォーレン。ドラムはビリー・ヒギンス。 BLUE GIANT×BLUE NOTE コラボアルバムをレビュー!まとめブルーノートレーベルで録音された膨大な音源の中から厳選された曲。 ここで演奏されるのはこんな曲かな?とイメージを膨らませてから、もう一度漫画を読むと、登場人物たちのひたむきな汗に、より一層の共感を覚えるかもしれません。 この機会に、いいなと思ったミュージシャンの別のアルバムも聴かれてみてはいかがでしょうか? 【関連記事】 『ブルージャイアント』ひどいと言われるのには理由があった!伏線はこれだ! 『ブルージャイアント』映画の高評価の理由は?原作との違いネタバレ! 『ブルージャイアント』あらすじネタバレ解説|映画と合わせて楽しめる 『ブルージャイアント・シュプリーム』あらすじネタバレ!ヨーロッパで大は ブルージャイアント・エクスプローラーあらすじネタバレ!アメリカで大は? 映画『ブルージャイアント』キャスト!声優・演奏者一覧|世界的ジャズミュージシャンが集結! 『BLUE GIANT』映画化!ブルージャイアントの全曲紹介! ブルー・ジャイアント×BLUE NOTE コラボアルバム全曲レビュー!
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