映画『ブルージャイアント』ではJASSの仲間たちと憧れのSO BLUEの舞台を踏めた雪祈。
雪祈のその後が気になる方も多いのでは?
『ブルージャイアント・シュプリーム』『ブルージャイアント・エクスプローラー』の中の雪祈を探していきましょう!
『ブルージャイアント』の中の雪祈
雪祈の初登場は、東京で大がアキコさんに教えてもらって出かけたジャズセッション。
この時、雪祈はすでにプロから声がかかるほどの技術を身につけていました。
ジャズスタンダード曲の定番コード進行Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブワン)のことです。
クラシックでは音符で指定される「和音」を、ジャズでは「コード」を用いて表現します。
ですので、ジャズの専門用語として理解できます。
母親のピアノ教室で幼少のころからピアノを学んできた雪祈には作曲の才能もあります。
雪祈の目標は『日本一のジャズクラブSO BLUEのステージに立つ』こと。
つながりのあるプロミュージシャンのコネクションを頼ってSO BLUEの支配人に売り込もうとしますが、支配人の平さんには手厳しくダメ出しされてしまいます。
そこからさらに努力し、雪祈は外国人ピアニストのトラ※としてSO BLUEへの出演を果たします。
しかし、雪祈の最終的な望みであるJASSでのSO BLUE出演の直前、バイト中の自動車事故により、出演できなくなってしまいます。
雪祈は大の成長のため、JASSの解散を提案します。
映画では、大と玉田の二人でJASSとしてSO BLUEに出演して、雪祈はアンコールだけ出演するんだよね。
※トラ:本来出演するはずだった人が急に出られなくなった時、代理で出演すること。
エキストラの略。
事故でけがをした手は、またピアノを弾けるようになるのか?
作曲の才能を生かす方に進むのか?
ジャズの世界から離れないでいて欲しいよね!
『ブルージャイアント・シュプリーム』の中の雪祈
『ブルージャイアント』の続編、大がドイツへと旅立つところからヨーロッパでの活躍を描くのが『ブルージャイアント・シュプリーム』です。
ヨーロッパ編の中には雪祈の出番はありません。
海外へ単身飛び出した大。
その情熱と努力に周りの人が力を貸してくれる様子は感動だぜ!
ぜひ手に取ってほしいよ。
『ブルージャイアント・エクスプローラー』の中の雪祈【ネタバレあり】
大は玉田から「雪祈はアメリカの音大に行っている」という情報を得ます。
右手の怪我の回復程度はわかりませんが、作曲の勉強をしていると聞くのです。
作曲の才能については事故の前から雪祈自身が気づいていたんだからね。
音楽を続けていてくれて良かった~!
シアトルから入った大のアメリカツアーも、ついにボストンへ。
ジャズを学ぶ人間の最高峰、バークリー音楽大学はここにあります。
雪祈の方でも、大がボストンでライブを行うことを知っていました。
大の方からも、雪祈の方からも、気まずさとためらいで連絡を取れずにいます。
雪祈は人とかかわるのを避けて一人で行動していますが、「左手だけでもすごい演奏をする日本人」として注目を集める存在になっています。
【最新話掲載!】
ボストンの音大で、雪祈は――『BLUE GIANT EXPLORER』最新話、
本日発売のビッグコミック6号にて!📚ついにシリーズ累計1000万部突破! 単行本第⑧集発売中!
🎬アニメ映画『BLUE GIANT』公開中!
🎹小説『#ピアノマン』も発売中!#BLUEGIANT #ブルージャイアント pic.twitter.com/ZVtclSQjfz
— BLUE GIANT 公式アカウント (@bluegiant_bc) March 9, 2023
ついに雪祈は大のライブに足を運び、大はステージの上から雪祈の姿を見つけます!
ライブの後で2年の歳月を経て再会した二人。
雪祈は大に2年間も音沙汰なしだったことを、玉田は心配して連絡を寄越すのにどういうことだ、と責めてみせますが、右手は手術を受けて徐々に動くようになっていることを話し、久々に聴いた大のサックスを「やっぱりいい音だ」と言ってくれました。
大は何も言えずに涙を流し続けています。
雪祈の顔を見て、音楽を続けていてくれて良かったと思うと同時に、
自分を世界に解き放ってくれたのは雪祈だったということの重さを改めて噛みしめていたんじゃないかな?
苦労しながらも思う存分音楽を追求できている自分と、夢半ばで立ち止まらざるを得なかった雪祈の違いを考えたら、言葉もないよね。
2年ぶりに出会ったとしても、最高の仲間だった彼らの心は一瞬でつながるものがあったろうね。
「俺に気づいてソロが乱れるなんてまだまだだ」なんていう毒舌も『雪祈は変わってないな!』って嬉しくなっちゃうよ。
『ブルージャイアント』雪祈は続編に再登場する?
さて今後の展開は?と期待しますが、『ブルージャイアント・エクスプローラー』間もなく終了!という情報が。
続きのストーリーは大のアメリカツアーになるでしょうから、どうやら2年越しに交錯した大と雪祈の道は、ふたたびそれぞれの道へと分かれていくでしょう。
宮本大は世界一のサックス・プレーヤーに。
沢辺雪祈は作曲を学ぶ道へ。
雪祈には編曲やピアノ再開という無数の選択肢が示されていくのでは?
『ブルージャイアント』雪祈のその後は?続編に再登場する?まとめ
『ブルージャイアント』でSO BLUEでの演奏を最後にそれぞれの道を歩き出した大、雪祈、玉田。
大と玉田、玉田と雪祈は時折連絡を取り合っていましたが、大と雪祈はアメリカ・ボストンの地で2年ぶりの再会を果たしました。
再会のシーンはしみじみと感慨深く、読者の脳裏にはこの2年の二人の人生が駆け巡るような名シーン。
しかしながら『ブルージャイアント・エクスプローラー』終了間近の情報は、ようやく再会した大と雪祈はまだしばらく別の道を歩むことを暗示しているようです。
↓雪祈のストーリーをもっと深く知りたいならこちら↓
小説『ピアノマン』著者南波永人さんはNUMBER8さんなのか?
【関連記事】
『ブルージャイアント』ひどいと言われるのには理由があった!伏線はこれだ!
『ブルージャイアント』映画の高評価の理由は?原作との違いネタバレ!
小説『ピアノマン』著者南波永人さんはNUMBER8さんなのか?
『ブルージャイアント』あらすじネタバレ解説|映画と合わせて楽しめる
『ブルージャイアント・シュプリーム』あらすじネタバレ!ヨーロッパで大は
ブルージャイアント・エクスプローラーあらすじネタバレ!アメリカで大は?
映画『ブルージャイアント』キャスト!声優・演奏者一覧|世界的ジャズミュージシャンが集結!
『BLUE GIANT』映画化!ブルージャイアントの全曲紹介!
ブルー・ジャイアント×BLUE NOTE コラボアルバム全曲レビュー!
コメント