2021年10月15日に公開された映画『DUNE(デューン)砂の惑星』。
評判の高い作品ですが、『DUNE(デューン)』は設定がわからない!という声も。
この記事では、映画『DUNE砂の惑星』を楽しむために、設定、登場人物、あらすじ(ネタばれナシ)・解説・みどころ・感想を・キャスト・スタッフをご紹介します。
映画『DUNE砂の惑星』の予告編。やっぱりわかりづらい?
全宇宙から命を狙われる、たった一人の青年、ポール・アトレイデス。彼には未来を見る能力があった。
Amazon Prime Videoより
その理由を、順を追って解説していきます。
映画『DUNE砂の惑星』はわかりづらい?設定と登場人物はこちら
映画『DUNE砂の惑星』は、『設定』を理解した方が楽しめます!
ここで簡単にご紹介していきますね。
時代は10191年。
皇帝が統治する宇宙は、有力者がそれぞれの星を治めています。
主人公を取り巻く人たちがこちら。
母 レディ・ジェシカ(ベネ・ゲセリット:一種の修道女だった)。結婚はしていない。
父 レト・アトレイデス
武術の師匠:ガーニィ(ポールに武器の扱いを教える)
戦 士:ダンカン(ポールが兄のように慕っている)
皇帝の命令により、彼らは惑星アラキス(=デューン)に赴任することに。
アラキスの環境は厳しく、青い目を持つ先住民フレメンだけが適応してきた砂漠の惑星です。
またアラキスは、『メランジ』と呼ばれるスパイスが採掘できる唯一の場所でもあります。
スパイスは、宇宙を支配する帝国にとって、宇宙ギルドの航海士による惑星間移動に欠かせないものです。
アラキスから莫大な富を得ていた以前の領主・ハルコンネン家は、アトレイデス家を亡き者にしようと画策します。
グロッス・ラッバーン:デイヴ・バウティスタ(男爵の甥)
アラキスにはシャイニー=フルードという巨大な砂虫(サンドワーム)が棲んでおり、この物語はサンドワームからの脱出劇でもあります。
映画『DUNE砂の惑星』がわかる!あらすじ(ネタバレなし)
惑星アラキスではスパイスの大量収穫が行われています。
先住民を駆逐しながらスパイスによって巨万の富を築き上げたハルコンネン男爵は、皇帝の命令によりアラキスを去って行きます。
ある日皇帝の使者が宇宙ギルド、ベネ・ゲセリットの一団とともに惑星カラダンを訪れます。
カラダンの領主アトレイデス家に、惑星アラキスを治めるようにとの命令が伝えられました。
主人公ポール・アトレイデスの母は『ベネ・ゲセリット』と呼ばれる超能力修道女です。
『べネ・ゲセリット』は女性だけ、という掟を破り、母ジェシカはポールの能力開発の手ほどきをしています。
そのため、ポールは人を思い通りに動かす方法を学び、また未来の風景を垣間見ることができるのでした。
ポールの見る未来のイメージに繰り返し出てくるのは若く美しい女性。
会ったこともないこの女性に、ポールはやがて巡り会うことになります。
映画『DUNE砂の惑星』のみどころ
1965年に発表されたフランク・ハーバートの小説『デューン砂の惑星』は、1975年にアレハンドロ・ホドルフスキー監督によって映画化が企画され、多くの映画会社にアイディアが持ち込まれました。
結局 この時は映画が製作されることはありませんでしたが、その時のホドルフスキー監督のアイディアは1977年の『スター・ウォーズ』始め、多くのSF映画に影響を与えたと言われています。
ティモシー・シャラメが剣で戦うシーンは、ライフセイバーによる戦いを彷彿とさせます。
『マトリックス』『ブレードランナー』『ターミネイター』『アバター』『風の谷のナウシカ』など、数多くの大作映画を連想させるシーンがあり、鑑賞を終えたもの同士感想を語り合うのが楽しくなることでしょう。
映画『DUNE砂の惑星』の感想
独特の世界観にグイグイと引き込まれていくストーリーの力強さは大きな魅力です。
サスペンスを高めるハンス・ジマーによる音楽も最高なのですが、何といっても主演のティモシー・シャラメの魅力が最も印象に残りました。
自身の持つ特殊能力への不安を見せながらも、危機が訪れると機敏な判断力と行動力を見せ、他人を救うために自ら動いていきます。
ポールを支える母を演じたレベッカ・ファーガソンも魅力的でしたし、『スパイダーマン』シリーズのヒロイン、ゼンデイヤの存在感も光っていました。
映画『DUNE砂の惑星』の登場人物・キャスト
ポール・アトレイデス:ティモシー・シャラメ
レディ・ジェシカ:レベッカ・ファーガソン
レト・アトレイデス公爵:オスカー・アイザック
スフィル・ハワト:スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン
ウェリントン・ユエ博士:チャン・チェン
ガーニイ・ハレック:ジョシュ・ブローリン
ダンカン・アイダホ:ジェイソン・モモア
ウラディミール・ハルコンネン男爵:ステラン・スカルスガルド
グロッス・ラッバーン:デイヴ・バウティスタ
パイター・ド・ヴリース:デヴィッド・ダストマルチャン
チャニ:ゼンデイヤ
スティルガー:ハビエル・バルデム
リエト・カインズ博士:シャロン・ダンカン=ブルースター
ジャミス:バブス・オルサンモクン
ガイウス・ヘレン・モヒアム:シャーロット・ランプリング
使者:ベンジャミン・クレメンティーン
映画『DUNE砂の惑星』のスタッフ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:エリック・ロス、ジョン・スペイツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:フランク・ハーバート『デューン砂の惑星』
製作: メアリー・ペアレント、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、ケイル・ボイター、ジョー・カラッチョロ・ジュニア
製作総指揮:トーマス・タル、リチャード・P・ルビンスタイン
音楽:ハンス・ジマー
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