映画『花樣年華(かようねんか)』あらすじ・解説・みどころ・感想・イベント『WKW4K』について

映画

2001年3月31日に公開された映画『花樣年華(かようねんか)』。
(英題:In the Mood for Love

この記事では、映画『花樣年華』のあらすじ・考察・みどころ・感想をご紹介します。

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映画『花樣年華』の予告編

ドイツ版しか見つからなかったのですが、見ていただきたいのは映像の美しさなのでまあいいか。
既婚者同士の二人が少しずつ距離を縮めていく、その心情を細やかに捉え、みずみずしく表現しています。大人の恋の切なさをゆっくりと味わってみてください。

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映画『花樣年華』のあらすじ(ネタバレなし)

舞台は1962年の香港。

ジャーナリストのチャウ(トニー・レオン)は妻と共に、あるアパートに引っ越して来ます。
同じ日、隣の部屋にはチャン夫妻が引っ越して来ていました。

チャウの妻とチャン夫人(マギー・チャン)の夫は仕事のせいであまり家におらず、二人はそれぞれの部屋に一人でいることが多いのです。

そして実はお互いの妻と夫が浮気していることを察し始め、そのうちに二人は次第に親密になっていきます。

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映画『花樣年華』の解説

主人公のチャウは香港の短編作家・劉以鬯(ラウ・イーチョン)がモデルとなっています。

また相手のチャン夫人の名前は同監督の『欲望の翼』(1990年)で同じマギー・チャンが演じた人物と同じスー・リーチェンで、本作は『欲望の翼』の続編、『2046』の前編ともいわれています。

【2000年 受賞歴】

カンヌ国際映画祭(男優賞)トニー・レオン
モントリオール映画祭(最優秀作品賞)
香港電影金像奨(最優秀主演男優賞)トニー・レオン・(最優秀主演女優賞)マギー・チャン
金馬奨(最優秀主演女優賞)マギー・チャン
ヨーロッパ映画賞(最優秀非ヨーロッパ映画賞)
2001年セザール賞(外国語作品賞)など多数受賞。

なおこの作品は、英BBCが選んだ「21世紀 最高の映画100本」で、2位に選ばれています。

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映画『花樣年華』のみどころ

なんといってもマギー・チャンの愛らしさと、チャイナドレスの色っぽさ
20着以上のチャイナドレスを見せてくれます。どれも素敵で見とれてしまいますが、首が長く、スレンダーな体型のマギー・チャンだからこそ着こなせるものでしょう。

それにトニー・レオンの水も滴る男ぶり!食事のシーンすらなぜか官能的で、しぐさの綺麗な男性に憧れてしまいそうです。

二人が、お互いの配偶者の浮気の始まりを想像したり、配偶者を問い詰める予行練習の「小芝居」を打つのが可愛らしく、ジメジメとした感じに落ちないところに好感が持てました。

二人で協力して小説を書くようになり、チャウ(トニー・レオン)は(外国に)「僕と来ないか」と誘いますが、チャン(マギー・チャン)は行きませんでした。そこで流れる「キサス・キサス・キサス」が切ないんです。

チャウはカンボジアの遺跡の木の穴に、二人の秘密を閉じ込めて。
この先ずっとここに封印される秘密を思うと、壮大なアンコールワットの遺跡が秘密の墓地に見えてきます。

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映画『花樣年華』の感想

フランス映画のようなオシャレな色彩とメランコリックな音楽に彩られた映像で、大人の二人の傷ついた心が穏やかに、静かに寄り添っていく様子を描いています。
それと同時に、雑多な物が転がる路地裏隣人たちと興じる麻雀のにぎやかさが、香港の湿度の高い空気を運んで来ます

シーメンスの時計、ファイヤーキングのコーヒーカップなどの小物も時代の雰囲気を出していていい感じ。それに小説を書く時のトニー・レオンの煙草の煙。これも前時代のものになりました。

二人は結局プラトニックなのに、オドオドと怯えるチャンが可愛いようなもどかしい様な。
二人はお互いの思い出をずっと抱いていたかったからこそ、一線を超えることなく恋を終わりにしたのかもしれません

「花様年華」とは「人生で最も美しい瞬間」という意味。
アンコールワットの片隅に封じ込めた花様年華は、二人の心の中でも輝き続けるのでしょう。

憧れのチャイナドレス

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映画『花樣年華』の登場人物・キャスト

チャウ トニー・レオン
チャン夫人 マギー・チャン
スエン夫人 レベッカ・パン
ホウ社長 ライ・チン
ピン スー・ピンラン
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映画『花樣年華』のスタッフ

監督:ウォン・カーウァイ
脚本:ウォン・カーウァイ
製作:ウォン・カーウァイ
製作総指揮:チャン・イーチェン
音楽:マイケル・ガラッソ、梅林茂
撮影:クリストファー・ドイル、リー・ピンビン
編集:ウィリアム・チャン
衣装:ウィリアム・チャン
美術:ウィリアム・チャン

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イベント『WKW4K』について

『花様年華』製作20周年を記念して、ウォン・カーウァイ監督自身が代表作品5作を4Kレストア(修復)
2022年8月19日より順次上映されます。

映像美にこだわり続けたウォン・カーウァイ監督は「単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品と位置付けている」と語っています。

これは観たい!

『WKW4K』作品一覧

画面サイズ、色味など、かなり多くの箇所が修正されているという情報あり。

過去作を見てから見に行きたいですね。

製作年 タイトル 出演
1994年 恋する惑星 4K トニー・レオン
フェイ・ウォン
ブリジット・リン
金城武
1995年 天使の涙 4K レオン・ライ
ミシェール・リー
金城武
チャーリー・ヤン
カレン・モク
1997年 ブエノスアイレス 4K トニー・レオン
レスリー・チャン
チャン・チェン
2000年 花様年華 4K トニー・レオン
マギー・チャン
2004年 2046 4K トニー・レオン
コン・リー
フェイ・ウォン
木村拓哉
チャン・ツィイー
マギー・チャン

上映スケジュール:https://unpfilm.com/wkw4k/

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