『キングダム』71巻ネタバレあらすじ|最新779話『障壁となる男』まで

キングダム YJ52号ふろく キングダム

『キングダム』71巻が2024年2月19日に刊行されました。

あらすじと感想をご紹介していきます。

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『キングダム』71巻第769話『新生飛信隊』ネタバレあらすじと感想

飛信隊に補充された新兵の中でも、特に有能な三名が剣士の士桃(しとう)、力自慢の衛斗(えいと)、槍使いの松魁(しょうかい)です。

若くて使えそうな新人に油断なく目を配る干斗たち。

崇原と士桃の剣の流派は競い合っていたらしく、士桃は口の利き方も生意気ですが、骨のある新人のようです。

我呂は満童を連れてきます。
岳雷の生前の頼みに答えて、麃公の騎兵を集めて飛信隊に入ってくれたのです。

『キングダム』岳雷死す!我呂・仁・淡との縁も深い誇り高き黒飛麃!
『キングダム』で麃公将軍亡き後飛信隊に加入した岳雷。 趙・宜安の戦いで散っていった岳雷の、飛信隊での活躍とその死を振り返ってみましょう。 『キングダム』黒飛麃隊長・岳雷の飛信隊加入 元麃公兵の岳雷が飛信隊に加入したのは紀元前241...

ここでもまた我呂のキャラが暗さを払拭してくれるね!

那貴の後は山岳民族の青石族が斥候部隊、そして砂鬼一家から10人が医療班として従軍してくれます。

咸陽では嬴政(えいせい)が趙北部攻略を高らかに宣言し、飛信隊は前回と違うルートで趙を目指します。

秦北東部・太原(たいげん)では軍が整列していました。
なんとこの中の二万二千が飛信隊に補充され、飛信隊は一気に三万人の大所帯に膨れ上がります!!

秦北東部軍総大将・黒修馬(こくしゅうば)と副長田隼(でんしゅん)は、飛信隊がこのさきの狼孟攻めをやると聞いて驚きます。

二人は飛信隊の力を本戦に温存すると考えていたからですが、信は「練兵にちょうどいい」と自信たっぷりです。

狼孟に布陣していた青歌の強豪は、番後での本戦に備え後退したという情報を得ていたのです。

信たちが狼孟を攻め、騰が鄴(ぎょう)を押さえ、趙攻めの火ぶたは切られました!!

秦が大敗するってわかっているようだけど…やっぱり司馬尚に手こずるのかな?

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『キングダム』71巻第770話『今年の軍力』ネタバレあらすじと感想

飛信隊はたった一日で狼孟を落とし、北東部軍とともに閼与から北上してくる王翦軍と合流します。

さらに武城から北上してきた楊端和軍、王賁率いる玉鳳!

もはやほぼオールスターと化した秦軍の行方を、総大将王翦は、番吾と定めます。

キタリの生存を信じ、救出を誓います。

壁には無事生還して欲しいよね!

キタリのためにも…

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『キングダム』71第771話『雪辱戦』ネタバレあらすじと感想

壁は生きていました。
趙の捕虜収容所で、乏しい食料と厳しい肉体労働に悩まされながらも、部下を鼓舞することを忘れず「これも戦い」と忍耐の日々を過ごしています。

信じてたぜ!壁!生きてるって…

昨年の戦で捕虜になってからもう1年。
壁は、秦軍が李牧の罠が仕掛けられた番吾を攻めないよう、願い続けています。

王賁と再会した
言い争いになりかけながらも、番吾攻めに関する不安を共有する信と王賁です。

一方趙軍。

宜安では、李牧を中心に軍議が開かれ、やはり秦の番吾攻めは予想されていました。

趙軍の強みは秦に知られていない青歌のカン・サロジ・アガ司馬尚です。

司馬尚~!ついに顔を見せたね!!

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『キングダム』71巻第772話『それぞれの武運』ネタバレあらすじと感想

趙軍では馬南慈が李牧に縁談を持ち掛けます。
今や宰相・三大天・武安城主となった李牧には、貴族や他国の王女からの縁談が多数舞い込んできているというのです。

通りかかって偶然これを聞いてしまったカイネは、我が身を振り返り涙を流します。

しかし李牧の答えは、戦の片がついたらすべてを辞職して雁門に帰るというもの。
そして伴侶には『昔からよく知っていてずっと苦楽を共にしている者、側にいて安心する者』を選ぶというものでした!

カイネの涙は、喜びの涙へと変わっていきます。

一方秦軍。

王翦軍は倉央、田里弥、亜光が「王翦を六将の一席に!」と意気盛んな様子を見せます。

楊端和軍も各部族が楊端和にいいところを見せようと張り切る中、バジオウ、タジフ、シュンメンが先頭を走って行きます。

安定の一軍だよね!

玉鳳は亜花錦関常に支えられた王賁が自ら李牧に挑む気満々。

そして飛信隊は「李信と羌瘣が最強だ!」と闘志を燃やす信の前に、ついに趙の軍勢がその姿を見せ始めます。

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『キングダム』71巻第773話『開戦の口火』ネタバレあらすじと感想

陣形を整えていく秦軍と趙軍。

秦軍右翼:飛信隊×袁環

飛信隊は右翼担当ですが、趙軍の左翼はいったい何万?といぶかしむほどに増え続けています!

飛信隊三万とは大きな数字だと思いましたが、対する趙軍は六万以上!

信は「相手にとって不足はねえ!」と言い切ります!
さらに信は、左翼をぶっ倒した後、趙中央軍を攻め李牧がいれば討ち、そうでなければ番吾へ急行、と方針を叫びます。

『キングダム』の魅力は信のこんな武将ぶりが大きいね!
読んでいて気持ちいいからね!

秦遊軍:玉鳳

玉鳳では亜光将軍が王賁に対して、中央にも右翼にも介入できる地の利を生かして武功を上げるよう進言します。

王賁は「言われなくてもわかっている」とあしらいますが、実はこういう言葉を口にする亜光には感謝しているのでしょう。亜光に対して十分気を付けるようにとアドバイスし、武運を祈ります。

王賁の成長も、すごいよね。

実写映画ではだれが演じるんだろうね?

『キングダム』王賁(おうほん)実写化するならキャストは?

秦軍中央:王翦軍×司馬尚、カンサロ、ジ・アガ、楽彰、フーオン

秦軍は倉央糸凌楊端和軍共に気合い乗り十分です!!

一方趙軍では、李牧は中央軍に対して青歌軍・司馬尚らを配置。

秦軍左翼:楊端和×舜水樹、馬南慈・馬風慈、骨珉伯

そして楊端和率いる山の民が形作る秦左翼に対して、舜水樹、馬南慈・馬風慈、骨珉伯といった雁門兵を配置しています。

匈奴と戦いなれている雁門兵は、楊端和にとっても手ごわい相手!

趙遊軍:李牧、カイネ、傅抵(ふてい)

前話で李牧の気持ちを知ったカイネは、戦を終わらせ雁門へ帰るという強い決意を胸に秘めています。

傅抵とともに李牧を支えます。

睨み合う王翦李牧

ついに開戦の火ぶたを切るのは…飛信隊です!

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『キングダム』71巻第774話『予想の上』ネタバレあらすじと感想

飛信隊が突撃したのを見て、左翼に位置する楊端和もまた「血祭りじゃ!」と開戦を宣言します。

楊端和の叫びで、最前線に位置するバジオウ、タジフ、シュンメンが趙軍へ突撃!

迎え撃つ趙の将は舜水樹

紀元前236年の鄴(ぎょう)を思い出すね!

キングダム1巻からすべての出来事を網羅した年表はこちら!

舜水樹は向かってくる山の民に雨のような大量の矢を降らせます。

しかし山の民たちの勢いは衰えません!
舜水樹はそれを見越していたのか「落ち着いて戦え」と指示します。

咸陽に鳥の知らせが届き、大王・嬴政(えいせい)も開戦を知ります。

昌文君らは

  • 王翦、楊端和は無敗の将であることや、
  • 王賁・李信らの若い力を根拠に「大丈夫です」と力強く言いますが、

政が心に思い浮かべ、頼りにするのはやはり信でした。

勝てば中華統一への大きな足掛かりとなるけど、負けたら大きな後退になってしまう。

大王嬴政のプレッシャーはほかの人間の何倍もの重みがあるんだろうな!

もちろん信は王騎の矛を手に、隊の先頭に立ち、鬼神のごとき活躍です!

初めて『戦場での信』を見る新兵たちは「一人だけ人じゃないみたいだ」と目を丸くしています。

それって誉め言葉なのか?失礼と紙一重だぞ!

干斗は「隊長をなめんな、あれで普通だ!」と先輩風を吹かせますが…

さらに古参の田永は「信、待てコラ」「バカ信」と突出しすぎの信に注意します。

李信…将軍だよね??

いつまでたっても「隊長」だし、家族みたいな絆が飛信隊の良さなんだ。

軍師河了貂は戦況を眺めながら「予想のさらに上を行く奇策」が必要であると感じています。

宜安で李牧の囲みから抜け出せたのは、信の奇策があったから。
ここ番吾では、右翼から李牧を狙う、すなわち飛信隊が奇策で李牧に挑むと決心しているようです。

河了貂のすごいところは、自由に動かせる羌瘣軍のみならず、王賁軍まで掌握して自分の戦力の一部と考えているところ!

視野の広さと読みの深さ、鋭さはすでに師匠昌平君を超えているね!

秦軍の中央に陣取るのは王翦直下の倉央、田里弥、亜光。

亜光の軍が突出すると、対する趙軍は楽彰が迎え撃ちます!!

しかしその動きはどこか怪しげです。

速さを、位置を計算し、亜光軍をどこかの地点に誘導しているかのようです。

しかしそのことは、総大将王翦が気付き、さらに息子の王賁も感じ取っています!

闘志に満ちて前進する亜光ですが、こちらは怪しさを感じ取ってはいない様子。

その亜光の右側面から、突然李牧が姿を見せます!!

「惑わされるな亜光、それは誘いだ!」と感じる王翦。

しかし勇敢なる亜光は、誘いと知っても右に転進、李牧の首を狙いに行きます!!

この登場した李牧がさ…

戦場のはずなのに、兜もなし!甲冑もなし!平服のままなんだよ(笑)

それ絶対『餌』だよね!

亜光、慎重にね!!

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『キングダム』71巻第775話『厄介な存在』ネタバレあらすじと感想

李牧はカイネ、傅抵(ふてい)達に「最も厄介な存在になる敵を最初に狙う」と伝え、自分はそのための餌になる、と言います。

最も厄介な男、それは亜光。

亜光ってそんな存在感あったっけ?

李牧は亜光を早々に討ち取ることで趙軍が圧勝できると確信しています。

秦軍・王翦は亜光が李牧という餌につられて正面から右へ動きを変えたことに気づいています。

亜光は正しい面の敵と戦うのを友軍に任せ、300騎を引き連れて李牧を討ちに行ったのです。
当然待ち受けている趙軍が、亜光軍に襲い掛かります!

しかし亜光の武は力強い!
矛の一振りで行く手を切り開いていきます!
しかしこの亜光の動きで、右手に突出した部分だけでなく、亜光軍全体に乱れが出ています。

王賁もまた、亜光の動きを正しく察知しています。
亜光の力を信じて、李牧の策を下策扱いしています。

王翦・王賁は、亜光を甘く見ると危険なのは李牧のほうだ、と考えており、そして李牧の前に亜光軍が見えてきました。

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『キングダム』71巻第776話『厄介なところ』あらすじと感想

自ら餌となって姿を現した李牧に、亜光軍が襲いかかります。
趙軍の楽彰フーオンが亜光を止めようとしますが、亜光は驚異的な強さを見せて李牧に向かおうとします。

李牧は傅抵(ふてい)まで亜光の抑えに向かわせます。
傅抵は三百騎しか連れておらず、李牧の身を心配して退くように勧めますが、李牧は今が亜光を攻めるチャンスと考え、自ら退こうとはしません。

亜光の強さが驚異的!スッゲェ―亜光!

亜光が李牧の首を狙っていることを倉央や糸凌も気づき、朱海平原での麻鉱の敗戦を思い出しています。
田里弥と王翦もまた、亜光を心配しています。

 

亜光は楽彰、フーオンにさんざんに攻められますが倒れずに立ち向かっています。
そこへ駆け付けた傅抵が亜光に一撃を入れ、亜光の回想シーンが始まります。

若き日の王翦は、秦に敗れた小国の人間だった亜光に、「独立国家の樹立」を持ちかけたのです!

えっ若い時からマスクを着けてたのか!

まさかと鼻で笑う亜光ですが、王翦は部下を一切傷つけないから心してついてこい、と強引にスカウトしたのです(笑)

 

そんな思い出が意識を失いかけていた亜光に力を与えたのか、亜光は物凄い力を発揮し、なんと傅抵を矛で吹き飛ばします!!

俺は王翦軍第一将にして、王翦様の右腕…
中華一の男を支えるこの亜光はそうたやすく砕けぬぞ!

亜光『キングダム』第776話

この言葉を聞いてかかっていったフーオンも、傅抵同様吹き飛ばされます!!
さらに「李牧を討ちに行け」と部下に発破をかける亜光を見て、李牧らはついに脱出を図り始めます。

李牧は楽彰に亜光を討つよう命じ、離脱します。

その動きを捕らえた王翦は李牧の動きを知ります。
重傷を負っていても良さそうな亜光は、続けて飛信隊に早馬を送り、李牧を挟み撃ちにしようと考えます。

今回は亜光の回だな!すっごい強さだ!亜光!

飛信隊の河了貂のもとへ亜光軍の早馬が駆け付け、今こそ李牧と戦うチャンスであることを告げます。

『キングダム』71巻第777話『立ちはだかる敵』あらすじと感想

秦軍右翼で目覚ましい働きを見せている飛信隊!

信の元へ、河了貂がやって来ます。
早馬よりも火急の用だから自分で来たと言っています。

  • 李牧が、亜光を自ら襲いに来たが失敗
  • 亜光に追われて、李牧がすぐ近くを通るから、飛信隊に挟撃して欲しい

これが亜光の伝言です。
李牧を討てば戦は終わる。信は「行っていいか、テン」と聞き、判断の速い河了貂は一万の軍勢を向かわせることを決めます。

信たち一万が抜けると戦場が危うくなりますが、そこは遊軍の王賁が来ると信じています。

信は赤飛麃と楚水、それに干斗たち足の速い歩兵を連れて行くことに。

玉鳳が絶対来るって信じる信と河了貂。
言葉では言い争っても魂は信じあっているんだ!

河了貂は信に「李牧には気をつけるように」と言いながら、桓騎と岳雷、那貴の仇と付け足します。

信はその前に王騎将軍からずっと立ちはだかる壁は李牧だ、と思い出しています。

李牧を討って天下の大将軍になる

李信『キングダム』777話

久々に出たね!天下の大将軍!

秦の大軍が李牧を取り囲もうと群がります。
傅抵の中隊が追いついてきて、李牧はうまく離脱できそう。

そこへ現れたのが李信です!

李牧の右側から寄って行きますが、ここでカイネ登場!
李牧に指一本触れさせるか、とでもいうような猛烈な勢いで李牧を守ります。

李牧の間近まで迫った信。
ここで回想シーンが入ります。

この戦で最も厄介な存在になる敵を最初に狙います。

…飛信隊の李信です。

李牧『キングダム』777話

なんと―!亜光じゃなかったんかーい!!

 

『キングダム』71巻第778話『違和感の訳』あらすじと感想

信が赤飛麃と楚水、それに干斗たち足の速い歩兵ら一万を連れて李牧に向かって行ってしまったので、残された飛信隊は予想通り大ピンチ!

数で勝る趙軍は、士気の下がった秦軍をガンガン押してきます。

ここで檄を飛ばすのがこの男、尾平です。

信たちは李牧を討ちに行ったんだ。
李牧を討てばそれで勝ち…たった一日で終わって、買って家に帰れるんだ。

信は大仕事をやろうとしている。
俺達も死に物狂いで戦うぞォ

尾平『キングダム』第778話

尾平ってこういう奴なんだ!
ビビリかと思っていると、だれよりも信を信じて、自分のできることをやり切ろうとするんだ!

早く故郷に帰りたいよね、新婚の東美ちゃんが待ってるんだから。

村を出てくるときのお母さんのセリフが、なにやら死亡フラグっぽくて気になったんだよねー。無事に帰ってくれ!尾平!

この場を仕切るのは河了貂。
周りの屈強な男たちがヤベー!とあたふたする中、的確に指示を飛ばします。

しかし趙軍の勢いはすさまじく、さすがにもうダメかと、尾平の目に涙が浮かんだ時…
王賁率いる玉鳳軍が槍をきらめかせて趙軍を蹴散らし、飛信隊の窮地を救ってくれました。

”影丘”での借りはこれで返したぞ

王賁『キングダム』778話

”影丘”とは紀元前234年桓騎率いる秦軍と、扈輒(こちょう)率いる趙軍が平陽の地でぶつかった時のことです。(『キングダム』62巻)

『キングダム』の歴史を確認しながら読みたい人に『年表』

桓騎に影丘に送り込まれた王賁軍が全滅するかと思われたところ、飛信隊が助けに行き、王賁の命は信、羌礼たちによって救われたのでした。

王賁はこの場は自分に任せ、河了貂も信の元に行くよう話します。

河了貂は張り切って出かけますが、王賁はこの状況に何やら違和感を覚えています。

「こういう時は判断できる人間を要所に散らす」
さすがに名門・王一族の惣領として教育されてきた王賁!
戦況の分析も正確だし、勘が冴えるというのも情報の受け取り方だからな!

楊端和率いる左翼は勢いよく攻めています。

そのなかでも押し上げてきたのがメラ族!
キタリが番吾城を目指しているのは、そこに壁がいるのを知っているからか?
それとも勘で何かを感じ取っているのか?

番吾城。

骨と皮だけにやせ細った捕虜たちがまともな食事も与えられず苦しんでいます。

壁は皆に「心の拠り所です」と慕われ敬われていますが、秦軍が近づいてくると聞き、番吾には「仕掛けがある」と心配しています。

李牧を追って番吾の外の頭佐(ずさ)平原にたどり着いた信は「何だあれは…」と経ち尽くします。

李牧の仕掛けが見えたのかな?

何だろう、伏兵か?

構築物と見た!

これを壁たちは延々作らされてきたんじゃないか?
巨大な砦とか、罠みたいなものかも?

『キングダム』71巻第779話『障壁となる男』あらすじと感想

頭佐(ずさ)平原で李牧を追う信!
信が追い続けてきた李牧の横腹に迫れるかに見えましたが、ここで李牧を守りに来たのが傅抵(ふてい)です。

王騎の矛を振る信に、身軽な刀で攻めに行く傅抵。
傅抵の度胸も大したものです。
しかし、巨大な矛を軽々と振り回し守備の硬さも見せる信に、傅抵は驚きを隠せません。

飛信隊は李牧を囲もうと動くのですが、王賁は違和感の理由に気づきました。

李牧が飛信隊に追われているのに、趙左翼は動きを見せないのです。

やっぱりこれが李牧の罠!!

李牧にこれまでになく近づいた信は、逃がすまいとしてますます突出して深入りしていきます。

信の目に映ったのは、城壁のように作り上げられた砦でした。

壁たちはこれを作らされていたんだな。

李牧たちが砦の中に逃げ込むとその門は固く閉ざされ、飛信隊はこの急造の土の砦を取り囲む形になりました。

李牧は信を『障壁となる男』と認識していたのです。
ですので李牧の作戦とは、飛信隊をこの砦にはりつけておいて、王翦を狙うこと。

王翦に向けられた刃こそ、司馬尚だったのです!

『キングダム』71巻ネタバレあらすじ|最新779話『障壁となる男』まで・まとめ

桓騎の死で幕を閉じた前回の宜安攻めから1年の間をおいて、秦は再び趙に攻め入ります。

『キングダム』71巻では、これを迎え撃つ李牧の手数の多さに驚かされます。

ありとあらゆる経路からの攻撃を予測し、対応を考え、罠を張り、秦の将を一人ずつ狩ろうと考える李牧。

秦にとっては恐ろしい存在です。

そんな李牧の、カイネへの気持ちが初めて言葉になりました。

これを受けて恒例『おまけマンガ』では、羌瘣と羌礼が「結婚」を意識した喜劇を見せてくれます。

『キングダム』72巻は2024年5月ごろの発売でしょうか。続きが気になります!



 

 

 

 

 

 

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