いきなりネタバレで申し訳ありませんが『キングダム4運命の炎』で王騎将軍は戦場の露と消えてしまいます。
漫画で読んだときはショックすぎて茫然としました。
でも漫画はいいんです。いつでも、何度でも、王騎の笑い方、王騎の話し方、王騎の言葉、王騎の戦いを振り返れるのですから！
しかし、『キングダム4』で久々にキングダムに触れる貴方は危険です。
えーと、なんだっけ、あの時のあれ…
かといって、映画の前に漫画16巻を読む時間がある方ばかりではないでしょう。
どうか、映画の前にこの記事で、王騎将軍のすべてを思い出して、映画館へ行ってくださいね。
映画の後で友達に自慢できるウンチクもご紹介します！
『キングダム』王騎の初登場！王騎が昌文君を追ったワケは？
紀元前245年王弟・成蟜（せいきょう）の反乱により、王・嬴政（えいせい）は玉座を追われ、昌文君が王を守ろうと奮闘します。
咸陽の王宮に王騎は現れ、竭氏（けつし）に「昌文君の首を取ってきた」と言うのです。
王騎『キングダム』１巻p.197
王騎は褒美として昌文君の領土を要求し、去っていきます。
王騎『キングダム』2巻p.57
あまりに強烈な初登場のキャラ
いかつい巨体にド派手な鎧。左耳に4個のピアス。
ツヤッツヤのストレートへアとなぜか3束に分かれている長い髭。
半開きのツリ目と、なんといってもポッテリとしたおおきな唇！！
口を開けばオネェ言葉。
こんなイロモノなのに、『秦の怪鳥』と呼ばれる伝説的な強さを誇る大将軍なんです。
王騎を知るにつれ、すべてが偉大でカッコよく見えてしまうのですから、本当に不思議です。
王騎はなぜ昌文君や漂を追い困らせたのか？？
王騎は昌文君とは旧知の仲。
なのになぜ、昌文君の逃避行を助けずに追い散らしたのでしょう？
実際、嬴政（えいせい）の替え玉の漂は王騎軍に追われます。
なぜ王騎はこんなことをしたのでしょう？
それは旧友昌文君と、昭王の孫・嬴政（えいせい）を守るためです。
昌文君を追う場面では、王騎は「ムフウッ」と笑いながら、楽しそうに、じゃれ合うように昌文君と駒を並べ、昌文君を崖から落として行方不明にさせてしまいます。
もし王騎に殺意があったなら、簡単にやれたはず。
「王騎軍が昌文君と王の一行と一戦交えた」と言う事実を作って、昌文君をこれ以上追わせないようにしたんだ。
昌文君の領地を自分が預かることで、他の人の手に渡ったり、妻子に危害を加えられたりするのを防いだんだね（『キングダム』3巻p.86）。
本物の政は、昌文君が黒卑村へ隠しましたが、替え玉の漂は丘上の王騎軍を突破して逃げ延びます。
いくら漂が強者でも、王騎軍が本気だったら敵うはずがないから、
突破させて、逃がしたんだよね。
漂は、この後朱凶に襲われてしまったんだろうな…
『キングダム』王騎は王宮内の動きを全て把握していた！
政が成蟜（せいきょう）から玉座を取り戻しに来た時のこと。
王騎は高みの見物を装いながら、成蟜とその一派の動き、昌文君・大王の動きを全て把握していました。
王騎『キングダム』4巻p.84
本当に先の先まで読めていたのは騰の方だけどね！
↓詳しくはこちら↓
騰が竭氏たちの逃げ道を塞ぐと、王騎はその存在感で王宮前広場の騒ぎを鎮めます。
王騎は政に問います。「貴方様はどのような王を目指しておられます？」
政は即答。「中華の統一王だ。」
このとき15歳の王の答えを聞いた王騎は
「ンフ」
「ンフフフフ
フフフフフッ
フフフフフフ」そう笑って去っていくのです。
王騎『キングダム』5巻p.69
ンフ、ンフフフフフ…
王騎は乱戦を止めて、大王側の勝利を確かなものにしてくれたんだぜ！
『キングダム』王騎その偉大さを信に見せつける！
紀元前245年、蛇甘平原の戦を見に、王騎はやって来ました。
もちろん正規軍などではありません。
王騎『キングダム』7巻p.22
「ンォフゥ」と満足げにうなり、戦場を駆け巡ります。
ここで信は初めて、王騎の巨大さに触れるのです。
王騎『キングダム』7巻p.47
「でかすぎて解からねェ！！！」と信は感じます。
読者もみんな感じていますよ、信。
『キングダム』王騎笑い方のバリエーションがありすぎる！
王騎を扱ったギャグは原泰久先生のお気に入りなのでしょう！
蛇甘平原で、信は王騎に「昌文君のおっさんの仲間か？」と聞きます。
すると王騎はこう答えます。
仲間というかァ ンフフフ 愛人です
ココココ冗談ですよ
王騎冗談王騎『キングダム』7巻p.48
王騎冗談『キングダム』7巻p.48
絵柄もカワイイし、笑い方もヘンだし、もう王騎のファンになるしかないですよね？
このあと、信は王騎とともに麃公将軍の戦い方を見て、王騎に馬を借りて大活躍します。
『キングダム』信、王騎将軍の城を訪ねる
信は王騎将軍に稽古をつけてもらってもっと強くなりたいと考えます。
嫌がる渕さんを無理やり買収して王騎の城へ押しかけます。
この絵柄、「魔王城」ですよね！
城の上で王騎が「ンオッフゥゥゥゥ」と笑っているのも怖い！
王騎『キングダム』10巻p.152
信の顔も恐怖にひきつっているような・・・？
信は騰に門前払いを食わされるところでしたが、ちょうど演習から帰ってきた王騎に出会えます。
『キングダム』王騎将軍の修業
王騎と一緒に風呂に入り、王騎の馬車に同乗した信は「俺に修業をつけてくれ、王騎将軍！」と頼みます。
王騎・信・騰『キングダム』10巻p.186
王騎は「嫌です」と一言答えると、信を馬車から谷底へと突き落とします！
もともと、ここが目的地だったのでしょう。
谷底に広がる地帯は『無国籍地帯』とよばれる、紛争地帯だったのです。
王騎は信の剣を取り上げ↑（上画像参照）、人を率いること、集まった力の強さを実戦で学ばせるのでした！
さすが王騎将軍。
信が学ばなければならないことを、自分は手を下さなくても教えられるんだな！
そして『キングダム4』へ！！見る前にこの雑学を仕込んで！
続きは『キングダム4』でたっぷり体験してください！
王騎が嬴政（えいせい）に対面する場面、この「礼」に関するウンチクを仕込んで、映画の後で友人に聞かせてしまいましょう！！
また、『キングダム3』の予告映像で王騎がかける号令「全軍 前進」は『キングダム』10巻です！
漫画を読みながら鳥肌が立つほどカッコいいですよ！！
『キングダム4』王騎の死がショックすぎるから！王騎のすべてを振り返っておこう・まとめ
『キングダム3』までの王騎の登場シーンを振り返ってみました。
初登場から濃いキャラだったんですね！
大将軍・王騎の目は、広い視野で未来の展開が見えています。
その中で自分が演じるべき役割を見事に演じきっている…そんな人物に見えます。
自らの言葉と行動の重さを知っている偉大な「王騎」というキャラ！！
『キングダム4』はいよいよまばたき禁止！目薬持参でお出かけください。
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