キングダム5期あらすじをネタバレありで!感動の11話尾平と飛信隊

キングダム

アニメ『キングダム』第5シーズンのあらすじは?

黒羊の戦いからスタートする第5シーズンを、原作の何話のエピソードなのか、完全対応でご紹介していきます。

まずはシーズン4の復習をこちらでどうぞ!

『キングダム』アニメ4期は原作どこからどこまで?全26話あらすじネタバレ
秦国王室にまつわる激動、著雍(ちょよう)の戦いなど感動エピソード満載の『キングダム』第4シーズン。 エピソード1~26までのあらすじと原作の何巻のエピソードかを完全対応ネタバレでご紹介します。 『キングダム』アニメ4期は原作どこから...

4期は2022年4月から10月だったか…

1年以上空いてるから、復習しとかないとね!

5期も半年とすると6月ごろまでやるのかな?

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  1. 『キングダム』アニメ5期は原作どこからどこまで?
    1. アニメ『キングダム』シーズン5はここから!
    2. アニメ『キングダム』過去4シーズンの話数と原作対応
    3. アニメ『キングダム』シーズン5はここまで!
  2. 『キングダム』アニメ5期1話『化物達の出陣』/2024年1月13日放送
    1. ここまでの流れ
    2. オギコ登場!漫画とアニメの違い
    3. 趙軍・慶舎登場!
  3. 『キングダム』アニメ5期2話『戦場の匂い』/2024年1月20日放送
    1. 馬呈と信の打ち合い
    2. 黒羊中央丘の出来事
    3. 黒羊の樹海で羌瘣が見たものは
    4. 桓騎軍と共に行軍する尾平
    5. 不気味な将軍・慶舎
  4. 『キングダム』アニメ5期3話『黒羊の夜』/2024年1月27日放送
    1. 慶舎の罠
    2. 慶舎の罠からの脱出は火兎(かと)
    3. 黒羊の夜
    4. 桓騎軍・馬印(ばいん)信に追い返される
    5. 羌瘣、劉冬を襲う
    6. 羌瘣、劉冬を襲う
  5. 『キングダム』アニメ5期4話『副長の責任』/2024年2月3日放送
    1. 摩論の指示
    2. 黒羊二日目・行く手を阻む川
  6. 『キングダム』アニメ5期5話『執念の渡河』/2024年2月10日放送
    1. 黒羊二日目・渕さんの渡河
    2. 苦戦する主攻・信たち
    3. 桓騎軍の布陣
    4. 飛信隊の野営地は渕さんをたたえる宴会が
  7. 『キングダム』アニメ5期6話『黒羊の大一番』/2024年2月17日放送
    1. 黒羊戦三日目
    2. 集落の羌瘣
  8. 『キングダム』アニメ5期7話『離眼の悲劇』/2024年2月24日放送
    1. 黒羊四日目
  9. 『キングダム』アニメ5期8話『一瞬の出来事』/2024年3月2日放送
  10. 『キングダム』アニメ5期9話『凶』/2024年3月9日放送
    1. 李牧と慶舎
    2. 羌瘣に劉冬の足止めを任す信
    3. 慶舎 対 信
    4. 羌瘣 対 劉冬
    5. 慶舎 対 信
    6. 趙・紀彗と金毛
  11. 『キングダム』アニメ5期10話『矜持の咆哮』/2024年3月16日放送
    1. 趙軍の猛攻
    2. 桓騎の狙いは
    3. 趙軍の夜
    4. 黒羊五日目の朝
    5. 尾平への誘惑
    6. 羌瘣の怒り
    7. 桓騎軍幹部の天幕
  12. 『キングダム』アニメ5期11話/2024年3月23日放送
    1. 尾平と信
    2. 尾平と桓騎兵
    3. 飛信隊陣地で
  13. 『キングダム』アニメ5期12話/2024年3月30日放送
  14. 『キングダム』アニメ5期13話/2024年3月30日放送
    1. 桓騎の謎
    2. 一方咸陽では
    3. 信の決意と黒羊戦のまとめ
    4. 趙の動き
    5. 黒羊を引き継ぐ蒙恬
    6. 三者の密談
    7. 斉王・王建王との同盟

『キングダム』アニメ5期は原作どこからどこまで?

アニメ『キングダム』シーズン5はここから!

『キングダム』アニメ5期(第5シーズン)は漫画『キングダム』41巻441話『宰相の席』から。

桓騎とともに黒羊の地で戦いを繰り広げる『黒羊編』は漫画『キングダム』45巻までです。

『キングダム』アニメ4期はどのくらい進んだんだっけ?

アニメ『キングダム』過去4シーズンの話数と原作対応

アニメ『キングダム』過去4シーズンの内容は以下の通りです。

アニメ 放送日 話数 原作 話数
シーズン1 2012年6月4日~2013年2月25日 38話 1巻第1話~16巻第163話 163話
シーズン2 2013年6月8日~2014年3月2日 39話 17巻第174話~24巻第261話 88話
シーズン3 2020年4月6日~2021年10月18日 26話 25巻第262話~34巻第364話 103話
シーズン4 2022年4月10日~10月2日 26話 34巻第364話~41巻第441話 76話

中断があったり、エピソードの変更もあったりするから、前回と同じペースで進むとは限らないけど、この情報から予想はできるかもね

アニメ『キングダム』シーズン5はここまで!

アニメ『キングダム』シーズン5を前回と同じ26話のアニメと予想して、原作約80~100話進むと仮定してみましょう。

漫画『キングダム』41巻441話『宰相の席』から80話 第520話→『キングダム』48巻
紀元前236年 鄴編 朱海平原
漫画『キングダム』41巻441話『宰相の席』から100話 第540話→『キングダム』50巻
紀元前236年 鄴編 朱海平原2日目

え?そうなの?
鄴編っていったい何巻まで続いてるの?

鄴編は長くて、60巻までかかるんだ。

じゃあ鄴編の途中までって考えていいかな?

そうだね。ストーリーの大まかな流れは『年表』の記事で確認できるよ!

ぜひ見ながら予想してみて!

『キングダム』年表!あれは何巻?最新70巻まで信の年齢、西暦、出来事の全て
『キングダム』を読んでいると「この時信は何歳なんだろう?」「この出来事は何年なんだろう?」 どうしてもこんな疑問が浮かびますよね。 1巻ごとの出来事、西暦、信の年齢をすべて一覧にしてみました。いっしょに『キングダム』の沼にハマりましょう!
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『キングダム』アニメ5期1話『化物達の出陣』/2024年1月13日放送

ここまでの流れ

紀元前238年。秦王嬴政(えいせい)は加冠の儀を終え、毐国(あいこく)反乱を鎮め、長年にわたる呂不韋との争いに終止符を打ちました。

楚では媧燐(かりん)と李園が二人の宰相となり、秦の攻撃目標はになります。

オギコ登場!漫画とアニメの違い

紀元前237年 信22歳。曹州で布陣している飛信隊(八千人)に本営から早馬が到着し、趙・黒羊攻略の本軍五万に合流せよとの命令が下ります。

同時に伝令オギコが到着!

オギコ『キングダム』シーズン5-1話

オギコ『キングダム』シーズン5-1話

アニメの場合、騰が妙にコミカルに描かれたり、河了貂が必要以上に大人っぽく描かれたりと漫画派には気になる点があるのですが、このオギコはむしろ抑え目。

オギコ『キングダム』41巻p.80

オギコ『キングダム』41巻p.80

漫画のほうがかなりハジケていますので(笑)、今後さらなる開花を楽しみにしています。

本軍五万を率いる将軍は桓騎
伝令オギコは拡珉(かくみん)で合流と伝えてきたのです。

飛信隊が拡珉に到着してみると桓騎軍の野営地は、ガラの悪い兵が宝石を身に着け女性を侍らせているという、異様な雰囲気です。

信は桓騎に対する本能的な嫌悪を覚えます。

桓騎軍から幹部の那貴が飛信隊にやってきて、尾平との『隊員交換』をしてしまいます。

尾平が「きっと女つきで接待されるよ」と那貴から言われて、信の許可も取らずにいそいそ出かけて行く…キャラと合ってるよね(笑)

翌朝、桓騎将軍は作戦会議に信を呼びつけます。

参謀・摩論が「黒羊は丘を占拠したほうが勝ち」と説明し、ここでオギコの名言が。

「ね、おっぱいみたい 信」

オギコ『キングダム』41巻p.125

アニメ派の人にも原作独特の『間』を味わってほしいんだぜ!

趙軍・慶舎登場!

一方、・離眼城。
城主・紀彗(きすい)は副官・劉冬、馬呈を筆頭に三万の兵を率いて黒羊へと向かいます。
趙の総大将は三大天に最も近いと噂されている慶舎。四万の軍を率いて黒羊へ。

慶舎『キングダム』シーズン5-1話

慶舎『キングダム』シーズン5-1話

慶舎が髪をまとめている布、鬼滅の刃カラーだな!

黒羊に城は無く、広大な密林の中で丘を占拠する戦いになります。

黒羊の戦い・図解『キングダム』41巻p.126

黒羊の戦い・図解『キングダム』41巻p.126

飛信隊は、秦軍右翼から中央丘の奥まで前線を押し上げるのが目的です。

武功を立てるべく張り切る信ですが、樹海の中で左右から趙軍の急襲を受け、苦戦。

敵の気配に気づいた信は、とっさに河了貂の腕をつかんで矢を避けさせたんだ!

シーズン4で河了貂の大切さに気付いた信を思い出したよ。

「妹みたいな存在」と言い切ったけどな(笑)

信の目の前には紀彗の副官・馬呈が立ちはだかります!!

【原作対応】
『キングダム』41巻 第441話『宰相の席』~第445話『翻弄の末に』

1月6日は放送を楽しみにしていたんだけど、臨時ニュースのため放送中止となりました。現地の被害が広がらないよう祈る気持ちです。

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『キングダム』アニメ5期2話『戦場の匂い』/2024年1月20日放送

馬呈と信の打ち合い

飛信隊を側面から急襲してきた趙軍は強く、巨大な斧を振るって信を襲う馬呈の一撃の重さに驚く信です。

趙軍の騎馬隊まで現れて、「いったん後退か」と崩れる飛信隊の背中を、容赦なく追ってきます。

「退がるな、飛信隊!」

信『キングダム』41巻445話

背中を守りあって切り抜ければ、楚水の騎馬隊が援護に来るはずです。

秦のアホ共よ。うちらの大将紀彗が出陣前に言っていたぞ。
この”黒羊“では、相手を翻弄した方が勝つってな。

馬呈『キングダム』41巻445話

信が見たものは、中央丘の上に翻る趙軍の旗と、丘の上に立つ紀彗副官・劉冬の姿でした。

信は馬呈に激しく打ちかかりますが、馬呈の一撃は信の乗る馬の脚の骨を折る威力!

しかし馬呈は、信がこの一撃を受け止められたことを驚いているようです。

「劉冬でもこの戦斧は止められぬ。それを貴様はまともに二度も…」

馬呈『キングダム』41巻446話

そう言い残すと馬呈は「時間切れだ」と去っていきます。

馬呈強し!飛信隊は大丈夫か?

黒羊中央丘の出来事

秦軍大将・桓騎は本陣から中央丘に上がる狼煙を見ています。

自軍の合図ではない煙を見て、桓騎は飛信隊の失敗に気づきます。

さすが桓騎!

通信機のない時代、情報を読み取る能力が大切だったんだろうな。

信と河了貂は、中央丘が敵の”砦”と化す前に、と奪還作戦を立てます。

田有が盾を並べた隊で正面から攻め込み、同時に信と崇原の小隊が裏から気づかれぬように攻める。

ところがようやく頂上についてみると、そこには藁人形と無人の旗が立ててあるだけでした。

信は急襲部隊にハメられたのです。

黒羊の戦い・図解『キングダム』41巻446話

信が丘に気を取られている間に、肝心の前線は趙軍に押されて後退してしまったのです。

慶舎と紀彗の罠にはまったか!

黒羊の樹海で羌瘣が見たものは

一方、斥候に出た羌瘣は、密林の中にぽっかりとのどかな集落があるのを発見したのです。

煮炊きをする煙、野良仕事をする村人、外で遊ぶ子どもたち。

ここが戦場になることを考えた羌瘣は、周りが止めるのも聞かず村人に警告に行きます。

桓騎軍と共に行軍する尾平

尾平は雷土軍の二列目として、森の中を走っています。

尾平は巴印(はいん)に桓騎軍は野党団の集まりであること、本当にヤバイのはゼノウ一家と砂鬼一家であることを聞きます。

そこへ突然、桓騎将軍が現れます!

桓騎はゼノウの所へ馬で乗り付けると、指示を飛ばします。

さっそく仕事だゼノウ。
お前の”力”で盤上を叩き壊してこい

桓騎『キングダム』41巻447話

ゼノウ怖い…(笑)敵に回したくないね!

不気味な将軍・慶舎

趙将・金毛は、慶舎が本陣をまだ移動させないのは用心深いからかと考えます。

しかし慶舎は「用心深いからではない」と言います。

まだ下で桓騎の匂いを嗅いでいないからだ

慶舎『キングダム』41巻448話

慶舎らの耳に、ゼノウが暴れまわる音が響いています。

桓騎は、慶舎が中央丘を獲るのを阻止しようと、最強のゼノウを使ったのです。

紀彗はこれを聞いて、先鋒隊が丘に登り始めたら、凶暴なゼノウ軍が横腹を狙うと考えます。
紀彗が慶舎に取りやめを進言しますが、慶舎は余計な口出しだ、と却下。

暴れまわるゼノウと雷土の前に岳嬰(がくえい)が立ちはだかり、そのうえ慶舎自らが前線へ向かいます。

止めに行くのではない。狩りに行くのだ。
そこで静かにしていろ紀彗、桓騎の片腕が砕ける音を聞かせてやる。

慶舎『キングダム』41巻449話

尾平は慶舎の一撃を槍で受け止めますが、尾平の槍は折れてしまいます。
溝に落ちた尾平は、慶舎の強さと、その綿密な作戦に恐れおののくのでした!

【原作対応】
『キングダム』41巻 第445話『翻弄の末に』~『キングダム』42巻449話『蜘蛛の罠』

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『キングダム』アニメ5期3話『黒羊の夜』/2024年1月27日放送

慶舎の罠

尾平の目の前で慶舎は、雷土隊の二列目を叩き、先頭集団を孤立させる作戦を話しています。

ヤバイ、雷土!ゼノウ!

金毛は、李牧は慶舎を蜘蛛をに例える、と話します。

まさに蜘蛛の罠。

あんなにイケイケだった雷土とゼノウは、趙軍総大将の慶舎に後続を断たれ、岳嬰軍に包囲され、絶体絶命に陥ってしまったのです。

慶舎の罠からの脱出は火兎(かと)

野盗の知恵は絶体絶命の窮地からの脱出。

火兎(かと)という笛を吹き、各人がてんでばらばらに逃げ出すのです!

桓騎『キングダム』42巻p.33

桓騎『キングダム』42巻p.33

「だが何だかんだであの逃げ方が一番多く助かるんだよなァ」そうつぶやく桓騎はカッコいいし、「っスね」と相槌を打つ厘玉は可愛いです。

これだけで終わらせる桓騎軍ではありません。

夜陰に乗じてゼノウと雷土は趙軍が作り始めた中央丘の砦に火を放ち、すべてを焼き尽くしてしまいます!

黒羊の夜

河了貂は飛信隊の野営地で、夜襲の備えをさせます。

羌瘣の行方を心配する楚水ですが、信はむしろ羌瘣が無茶をしないかと危ぶんでいます。

羌瘣は斥候に出たまま敵軍の後ろ側まで回り込んでしまった現状を仲間に話します。
そして羌瘣は、この好機に敵将を討とうと言います。

桓騎軍・馬印(ばいん)信に追い返される

馬印が飛信隊の野営地にやってきて桓騎の命令を伝えます。
今日の飛信隊の失態のため、信の右腕を切り落とす、というのです。

剣を抜いた馬印に「しょうがねェ」という信ですが…次の瞬間馬印の右腕に信が剣を突き付けていました!

桓騎に伝えろ!
初日からガタガタ言ってんじゃネェ!
戦は最後に勝ちゃあいいんだろうが!

最期はこの俺が敵将慶舎の首をとって黒羊の戦いを勝利に導いてやるってな!

信『キングダム』42巻451話

これを聞いて那貴は「右腕の件はこの那貴が預かるとお頭に伝えてくれ」と言ってくれます。

信を気に入ったな!

馬印が去ると、那貴は河了貂に「敵は一筋縄ではいかない」と漏らします。

しかし河了貂は「この首にかけて明日は隊を中央丘横まで持っていく」と宣言!

おいおい河了貂、気合入りすぎ!…っていうか、信みたいなのがいたら、周り中ボルテージが上がっちゃうよな。いやすごいや!

羌瘣、劉冬を襲う

羌瘣らは趙軍の野営地へ到着し、その規模の大きさと守備の固さに驚きます。

「無理だ」という仲間に、羌瘣は言います。

三千人将とかになると、敵を討つのにどれくらい味方に犠牲が出るかを少しは考える。
そして今 万の軍の敵将の首を犠牲なしで討てる好機がある。
そうだな つまり 飛信隊のために無茶をやるんだ

羌瘣『キングダム』42巻451話

羌瘣、劉冬を襲う

「千年前からこういう仕事をやってきてる一族の出ではあるからな」
羌瘣はそう言って野営地に忍び込み、ついに劉冬の寝所へとたどり着きます。

そっか、羌瘣は蚩尤(しゆう)、いわば暗●のプロだったな!

さすがに劉冬は準備周到で、羌瘣もあっさり討つというわけにはいきません。
劉冬に手傷は負わせたものの、羌瘣自身も負傷し、おまけに高い階から地上へ落ちてしまいます。

そこへ追手の声が近寄ってきます。

【原作対応】
『キングダム』42巻449話『蜘蛛の罠』~453話『進軍の終着地』

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『キングダム』アニメ5期4話『副長の責任』/2024年2月3日放送

摩論の指示

信の天幕に桓騎軍の参謀・摩論がやってきました。

黒羊2日目の作戦を伝えに来たのです。

  • 中央の『丘取り合戦』と同時に、飛信隊は中央丘の横に陣取る。
  • 前線を押し上げながら、丘の上の趙軍を横と後ろから攻める。

摩論はこれが果たせない場合、桓騎軍には砂鬼一家がいる、と脅しをかけて去っていきます。

黒羊二日目・行く手を阻む川

二日目の黒羊。飛信隊はやけに楽に前進できると思いきや、行く手には激流の流れる川があり、対岸には趙将馬呈が待ち構えていました

川に入って渡ろうとすると、馬の足がつかないほどの深さ。
おまけに対岸に布陣した趙軍から矢の雨が降ってきます!

河了貂は、軍師学校の恩師・昌平君の教えを思い出してみますが、橋も船もない渡河は『無手』
しかし、絶対にあきらめない隊長・信のために、河了貂は頭をひねって考えます。

そして出して答えは

  • 川底の浅い箇所1・対岸は凹地(敵に攻められやすい):が率いる隊が渡る
  • 川底の浅い箇所2・対岸は凸地(敵に攻められづらい):楚水と河了貂が率いる隊が渡る
  • 激流・対岸は崖の箇所:副長・渕さんが率いる隊が渡る

副長の責任[『キングダム』42巻p.135

『キングダム』42巻p.135

というもの。これを聞いた我呂は「渕さんで大丈夫なのか?」と率直に言いますが、信と河了貂は口をそろえて最も必要なものは渕さんが誰よりも持っている。それは「責任感」だと言います。

渕さんの隊で最も泳ぎの達者な岐鮑が、対岸まで泳ぎ着き、縄を渡します。
しかし、縄一本があったとしても、濁流にのまれずに対岸まで行くのは並大抵のことではありません。

最初に川に入った土南は、10歩も進まずに流されてしまいました。

その時、川の水を赤く染めるものが流れてきます…飛信隊の仲間の血です。

意を決した渕さんは川を渡り始めます。
あまりにも過酷な渡河に、「自分には無理だ」「自分は副長の器ではない」とくじけそうになる渕さんでしたが、自分を信じて任せてくれた信と河了貂を思い出し、力を振り絞ります。

【原作対応】
『キングダム』42巻453話『進軍の終着地』~456話『副長の責任』

『キングダム』渕(えん)さんが川を渡り飛信隊を勝利に導く!なぜ渕さんが選ばれた?
『キングダム』で飛信隊の副長を務める渕(えん)さん。 渕さんの初めての試練が、いきなり信の王騎将軍の修行につき合わされたことだとすれば、二度目の試練が黒羊の渡河と言えるでしょう。 渕さんの渡河には、いくつものドラマがあります。 そもそも河了貂の考えた策とは? 最大のカギを握る人選になぜ渕さんが? 渕さんが抱えていた悩みとは? 渕さんの覚悟とは? やりぬいた渕さんへの評価は? これらの疑問を一つずつ解いていきましょう。
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『キングダム』アニメ5期5話『執念の渡河』/2024年2月10日放送

黒羊二日目・渕さんの渡河

激流に流されそうになりながら「もう無理」と感じる渕さん。
渕さんの脳裏に浮かぶのは自分を信じ、任せてくれた信の顔でした。

渕さん『キングダム』42巻p.145

渕さん『キングダム』42巻p.145

飛信隊の仲間の血で赤く染まる川を、渕さんはまた一歩一歩渡り始めます。

信殿
あなたはアホそうに見えて…意外と策士だ。
そんな目で そんな風に言われたら
為し遂げぬわけにはいかぬじゃないですか!!

渕副長『キングダム』42巻456話

特別な人でない渕さんが必死で河を渡るからこそ、あとに続く人も頑張れるわけだね!

苦戦する主攻・信たち

渕さんたちが濁流の中、もがきながら進んでいる時、盾で矢を防ぎながら進んでいた信たちも苦戦していました。

信たちが進む川底の道は、対岸の凹地に向かっています。
対岸に近づくほどに降り注ぐ矢の雨は激しくなり、我呂は渡河の限界を主張します。

その時!
趙軍の後方から秦軍が現れ、趙軍を崩し始めます。渕さんたちが到着したのです!
渕さんの指示で対岸から川に縄を投げ入れ、信たち主攻隊の上陸を助けます

しかし趙軍でもこれに気づいて動き始め、渕さんたちは一転、危険に身をさらすことに。
縄を持つ者をかばって、疲れ切った体で趙軍に立ち向かう渕さん。
しかし趙軍の刃の前で、一巻の終わりかと思われた瞬間、巨大な矛が趙兵を薙ぎ払います。

信が上陸したのです。

一気に川岸を制圧していく飛信隊に、馬呈は退却を余儀なくされます。

軍師・劉冬が怪我で動けないため、趙軍は秦軍に向き合う作戦がないからです。

おおっ羌瘣お手柄だ!!

我呂は渕さんに「見直した」と声をかけ、「好きだぜ、あんたみたいな男」、と言葉をかけます。

『キングダム』ではこういう一言にジーン…とするんだよね。

河了貂は、趙軍が置き去った船を使って、効率よく飛信隊を進めます。

信は河了貂を「昌平君を超えたか?」と称賛。

仲間同士で讃えあうことで、それがまた次も頑張ろうという気持ちにつながるんだよね。

素晴らしいな!

桓騎軍の布陣

中央丘横に布陣した雷土隊・ゼノウ隊は、士気の高い兵が猛っていますが、桓騎は敵の弱い部分を見極めています。

中央丘では早くも摩論率いる隊が趙・金毛の隊と当たっています。
右半分は黒桜率いる隊が押せ押せで攻め入っていますが、離眼城主・紀彗将軍が姿を見せると船上の空気は一変します。

黒桜『キングダム』42巻p.199

黒桜『キングダム』42巻p.199

黒桜は敏感に流れが変わったことに気づき、守備的体形に変更。
守りの達人『不動の角雲』が「今宵こそ麗しの黒桜をわが天幕に!」と張り切りますが、趙の大軍が断崖を騎馬で駆け下りてきます!

黒桜はさらに退却して立て直す方針に変更。
これが結果的には功を奏して桓気軍の損害を最小にします。

黒桜は強いし戦場での判断も早い。姐さんと呼ばれて慕われるのももっともだね!

何よりカッコいいしね!

黒桜は、趙軍には慶舎のほかにも紀彗という強敵がいることに気づいたのです。

飛信隊の野営地は渕さんをたたえる宴会が

その夜の飛信隊は、副長・渕さんの大活躍をたたえる宴会です(笑)

渕さん副長としての役割をキッチリ果たしたな!
果たせるように仕向けた信もすごい…管理職のお手本だよ!

信と河了貂はその様子を見ながらも、羌瘣が戻らないことを心配しています。

【原作対応】
『キングダム』42巻456話『副長の責任』~459話『闘志の伝染』

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『キングダム』アニメ5期6話『黒羊の大一番』/2024年2月17日放送

黒羊。密林の中の集落。
ここは羌瘣が戦が始まる前に避難するよう警告に来た集落です。

劉冬を襲って自らも傷を負った羌瘣は、コン婆の介抱により命をとりとめていました。
まだ重症の羌瘣ですが、飛信隊に戻ろうと起き出してしまい、またも倒れこみます。

羌瘣生きてた!羌瘣の賢い馬が、主人をこの集落へ乗せてきたようだよ

黒羊戦三日目

飛信隊と馬呈の軍がぶつかり、飛信隊は押せ押せの勢い。
趙軍は劉冬が負傷した体を押して戦場に現れ、軍師として動くもようです。

河了貂は部隊長たちを呼び集め、この勢いを桓騎軍全体のものに広げる計画を話します。

隊の十分の一をこの場に残し、九割を左へ、中央の丘へ向かわせます。
中央丘を横から攻めることで右から黒羊全体の戦局を動かすつもりです!

これによって、黒桜を押し返し優位に立っていた紀彗の軍は対応せざるを得なくなり、ここに歪が生じます。

紀彗黒桜慶舎河了貂は全員が同じことを考えます。

この瞬間を桓騎が見逃すはずはないと。

黒羊は三日目にして大一番を迎えます。

桓騎の手にはいくつもの有利な選択肢が見えます。しかし…桓騎はオギコを呼び、軍を動かそうとはしません。

趙軍はあらゆる場合を想定して待ち構えます。
秦軍は桓騎の命令を固唾をのんで待っています。

黒羊三日目。
桓騎が軍を止めたままで日が落ちます。

桓騎はなぜこんな有利な局面を無駄にするようなことをしたのでしょう?

紀彗は、桓騎が「何かをした」と考えました。
那貴は、桓騎が『すっぽかした方が得をする』と考えたのだろうと考えました。

黒桜は摩論に、紀彗について尋ねます。
無名の紀彗ですが「この戦の鍵を握るもの」と考えているようです。

集落の羌瘣

夜になり、再び意識を取り戻した羌瘣。

看病するコン婆は、明日の朝まで寝ているようにと話します。
そして羌瘣が持っていた人形を『離眼の守り子』と呼ぶのです。

紀彗、劉冬、馬呈がいるなら秦軍に勝ち目はないとも。

他国には無名の紀彗ですが、十五年前の『離眼の悲劇』がなければ大将軍になったであろうと言います。

『離眼の悲劇』とは、紀彗の父・紀昌が先代の離眼城主であったとき、紀彗、劉冬、馬呈らの目の前で、紀昌を含めた離眼の大人たちのほとんどが目の前で●されてしまった事件です。

【原作対応】
『キングダム』43巻460話『飛信隊の楔』~462話『困惑の夜』

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『キングダム』アニメ5期7話『離眼の悲劇』/2024年2月24日放送

黒羊戦3日目の夜。

黒羊の密林の中の集落で、コン婆は羌瘣に『離眼の悲劇』を語り始めます。

15年前、離眼と暗何(あんか)という二つの城が戦争をしていました。

離眼城主の紀昌は善政を行い民に慕われる人物でした。
二倍の兵を擁する暗何に対し、離眼兵は優勢に立ち、また紀彗、劉冬、馬呈ら若手の活躍もあって、戦は早期に終わるかと思われました。

紀昌は劉冬、馬呈の育ての親でもあったのです。

しかし暗何は『旦虎(たんこ)の戦い』において離眼の5倍の兵をお金の力でかき集め、激しい戦いを繰り広げます。
ここで紀彗は見事、暗何の城主唐寒を討ち取り、勝利します。
その後、紀彗が唐寒の残党を追っている間に、唐寒の子・唐釣が軍のいない離眼城を落としてしまいます。

唐釣は城内の女子供老人の命と引き換えに、城主の紀昌と将校、兵を皆の目の前で火あぶりにしたのです!

紀昌は火をかけられながらも、紀彗が次の城主になることを宣言し、紀彗には「離眼の子らを守り抜け」と言い残しました。

劉冬のもとから羌瘣が持ち出した『離眼の守り子』は離眼に古くから伝わる風習で、子供たちが戦場に出る父に贈るお守りだったのです。

これはヤバイ…趙将なんだけど、紀彗のファンになりそうだ…

黒羊四日目

赤い朝焼けの朝、桓騎軍の伝令は「この場に留まれ」というものでした。

しかし飛信隊の背中側には馬呈軍が迫ってしまっています。

桓騎は「援軍を送る」と言いましたが、その気配はなく、桓騎軍も動きません。

飛信隊と馬呈軍だけが戦う中へ、突然飛び込んできたのは、業を煮やした趙軍総大将の慶舎です!

飛信隊・信は李牧様が桓騎と並べ名指しであげた標的」と言う慶舎。

しかしこの慶舎の動きに違和感を覚えていたのが、紀彗と金毛でした。
もしも桓騎が慶舎の出陣を見て桓騎が笑っていたなら…そう考えてゾッとする金毛です。

厘玉は桓騎に「慶舎は”沈黙の狩人”と呼ばれる待ちの達人。敵は慶舎に張り巡らされた罠に気づかずからめ捕られ、慶舎の手の平の上で踊らされて敗れる」と情報を伝えます。

「へーおっかねェな」と笑いながら聞く桓騎。

そういう奴に限って最後は俺の手の平の上でクリクリ踊って、ぶっ殺されて大グソ漏らすって話だろ?厘玉。

沈黙の狩人?あっさり血相変えて動きやがって。ザコが。

桓騎『キングダム』43巻465話

ゼノウは桓騎の名を受けているのか、黒桜の隣に姿を現します。

桓騎が昨日の好機からずっと動かなかったのは、慶舎をじらしていたのか!

本能型の武将・慶舎は”桓騎の匂い”がしないことにいら立ち、ならば桓騎の片腕、右翼の飛信隊を皆殺しにしようと丘を下りてきたんだ!

【原作対応】
『キングダム』43巻463話『離眼の悲劇』~465話『掌上の戦場』

『キングダム』アニメ5期8話『一瞬の出来事』/2024年3月2日放送

飛信隊はピンチ。
桓騎が静止している間に追いついた馬呈。さらに後方から劉冬の指揮で騎馬隊が襲い掛かり、絶体絶命の危機です。

一方、丘の中腹。
紀彗軍の中をなぜか斜めに突っ切っていくゼノウ軍に、趙軍は狙いが分からず首をひねります。
しかしゼノウの行く手には、丘の下に出てしまった総大将・慶舎の姿がありました!

猛獣のように慶舎隊に襲い掛かるゼノウ!

趙の伝令からこの報を聞き、金毛は李牧の警告を思い出していました。
慶舎が、自分の張り巡らせた網の外側に出てしまったら、討たれる恐れがあると…

桓騎が3日目に全く動かなかったのは、慶舎をじらすため。
4日目の朝、飛信隊を餌にして慶舎を網の外におびき出したのです。

ようやく趙軍が慶舎を脱出させようと気づいたときには、すでにゼノウ軍に完全に包囲されていました。

しっかりと目に焼き付けて死ね 慶舎
それが狩られる奴の見る景色だ

桓騎『キングダム』43巻467話

一方、離眼の城では、残された女子供が集まり、戦場へ行った城主を信じ、待ち続けていました。

離眼城主・紀彗慶舎の危機を目の当たりにすると、自らゼノウに立ち向かいます。

すごい勇気だ…

ゼノウ軍の強さを身をもって受け止めながら、慶舎を逃がす紀彗

慶舎は慌てもせずに機を待っています。

それはすぐに訪れました。
紀彗を守るため、馬呈と劉冬が飛信隊を放り出して駆け付けたのです。

その騒ぎに乗じて悠々と逃げる慶舎です。

こうなることまで読んでいたとは、慶舎って怖い将だな!

慶舎を追おうとするゼノウの前には馬呈が立ちふさがります。

慶舎は紀彗・離眼軍の力を推し量れていなかったことが、趙には〝吉”となり、秦には〝凶”であったと考えるのでした。

慶舎を守ろうと趙軍が乱れたすきに押し込む黒桜が、趙軍の拠点を一つ一つ落としていきます

 

飛信隊は、桓騎によって、慶舎をおびき出す餌にされたことに気づき、文句タラタラです。
河了貂は隊をまとめて丘攻めに協力させるつもりですが、隊長の信は全く違うことを思いつきました。

自分たちの手で、慶舎の首を取ろうというのです。

趙軍の側では黒桜によって奪われた黒公という拠点を取り返すため、紀彗・劉冬・馬呈が心を一つにしていました。

河了貂は信の考えに賛成します。

慶舎を討てるのは、網の外まで出てきた時だけで、慶舎が陣を立て直す今がチャンス。
現在、敵の視界から、消えている飛信隊だけができる奇襲なのです。

信が慶舎本陣に向かってまっすぐ進んでいる時、河了貂の目前には劉冬の隊が!
絶体絶命の河了貂を救いに来たのは、行方をくらましていた羌瘣です!!

【原作対応】
『キングダム』43巻466話『李牧級の男』~469話『一瞬の出来事』

『キングダム』アニメ5期9話『凶』/2024年3月9日放送

黒羊四日目。

河了貂の周りの趙兵たちが見る間に真っ二つにされていきます。
羌瘣が「私の隊は居るかっ?」と呼ばわると、頼もしい部下たちが奮い立ちます!!

副長!待ってたぜ!!

羌瘣は、信に大将首を取らせるため、「ここは引き受ける」と言うのです。

なんて頼もしいんだ!羌瘣!!

李牧と慶舎

李牧のもとに黒羊の戦況がもたらされ、李牧は慶舎との出会いを思い出します。

田舎の軍略大会で、李牧の弟子を打ち負かした子どもがいるときいた李牧は、その子どもが住み込みで働いているという武器屋に向かいます。

目の前で賊徒に親を●された慶舎は、口が利けなくなっていました。
李牧は慶舎の軍略の才を見抜き、武器屋に大金を払って慶舎を引き取ったのです。

 

これは『キングダム』44巻おまけマンガ・『出会い』に出てくるエピソード。
慶舎は李牧を尊敬すると同時に、恩義を感じていたんだね。

羌瘣に劉冬の足止めを任す信

羌瘣が河了貂に趙軍の足止めを申し出た時、最前線から信がやってきました。

羌瘣のこと、心配してたもんなあ!

信は羌瘣の腕に触れ「おい、今まで何してた」と聞きます。

短いけれども羌瘣の身を案じていたことがよくわかる一言だね

羌瘣がまだ本調子でないことを見て取った信ですが、「今度は後ですぐに会うぞ」と言い、慶舎へと駆け出します。

慶舎 対 信

我呂が先頭に立ち、慶舎の側近に突っ込みますが、趙軍の強さは予想以上で弾き飛ばされてしまいます。那貴は「力の差がありすぎる」と感じています。

慶舎は「この戦いは”かつての六将級”と言われる桓騎と”三大天の最後の一席に着こうとしている”私の戦いだ。その間に割って入れると思ったか。来るには五年早かったな飛信隊。」と言いますが、信はまったく怯むことなく矛を振り、慶舎に向かっていきます。

三大天…李牧、龐煖、そして最後のひとりっていうわけだね

早かねェバカヤロォ!
信『キングダム』43巻p.206

天下の大将軍になることを夢見て、信じて、進み続ける信に胸が熱くなるぜ!

慶舎の側近も「あの男、怪物か!」と驚き、那貴も目を瞠ります。

信は王騎の例を出して飛信隊を鼓舞します。

苦しいんなら、俺の背を見て戦え
俺の背だけを見て 追いかけて来い!!

続け飛信隊っ!!

信『キングダム』43巻p.213

「新選組、進め!」と叫んだ土方歳三を思い出す名台詞!(『燃えよ剣』)

土方歳三はそのまま散ってしまったけど、信はまだまだこの先が長いからな!
安心して応援できるぜ!

これを見た劉冬は、羌瘣の相手を止めて慶舎を守りに行こうとします。

これを行かせまいとさらに仕掛ける羌瘣は、傷口が開いてしまい辛そうです。

この本陣を捨て立て直そうと移動する慶舎をたった五騎で遮ったのは、那貴です。
桓騎軍からやってきた那貴は、外で見ているよりも強い飛信隊と隊長・信に惚れ込んだようです。

怪力・田有が「雑魚は引き受ける」と言ってくれて、信はついに慶舎と一騎打ちに!

三大天の一角と言われる慶舎の一撃は早く、重く、信は全力で撃ち合うことになります。

羌瘣 対 劉冬

怪我が治りきらない体で劉冬軍をせん滅した羌瘣。

黒羊を抜かせるものか、侵略者どもめ!」と劉冬が言えば

侵略者じゃない、私たちは飛信隊だ!」と羌瘣。

戦争の悲しみがここにあるね。

劉冬は、黒羊のすぐ隣の離眼城を守るために命がけで戦う

羌瘣は、自分の居場所である飛信隊を勝たせるために命を賭ける

二人が憎みあうわけじゃないのに、そうせざるを得ないんだ。

ガンダムSEEDでは、ラクス・クラインが親友のアスラン・ザラと戦うことに苦しむキラ・ヤマトにこう言っていたのが印象的だったよ。

「あなたたちは、戦争をしているのですよね」

戦争という過酷な状況が、誰かを守るために、他の誰かを傷つけさせるんだ…

羌瘣の一言、俺は「まーそう言うならそうなんだが…侵略者だろ」と思ったぜ?

羌瘣は劉冬を討ち、離眼の守り子を返します。

慶舎 対 信

大ピンチに陥った飛信隊。
しかし、すべてに終止符を打ったのは信の一撃でした。

慶舎の右肩から袈裟懸けに斬った信は高らかに「慶舎の首を取った」と呼ばわります。

飛信隊は即座に退却。
しかし信は体力を使い果たした羌瘣を助け出しに行き、いっしょに退却します。

趙・紀彗と金毛

慶舎と劉冬の討ち死にを聞いた紀彗。

紀彗は慶舎の死を隠し、戦を続けることを金毛に提案します

大将が討たれたら戦は終わりだろ?

離眼を守るため、黒羊で秦軍を倒そうと考えたんだろ?

【原作対応】
『キングダム』43巻470話『俺の背中』~44巻474話『趙将の責務』

『キングダム』アニメ5期10話『矜持の咆哮』/2024年3月16日放送

黒羊四日目。

趙軍の猛攻

金毛紀彗の提案に賛成し、慶舎の死を隠して黒羊の戦いを続けることを決心します。

中央丘を何が何でも取ろうと、趙軍は怒りの猛攻をかけてきます。
桓騎軍の黒桜、摩論は勢いづく敵に押され気味。

ところが大将・桓騎は「この戦いの本当の敵は別の奴だ」と厘玉に言い、そこへ到着したのが砂鬼一家です。

そして丘の上で戦う黒桜・摩論のもとには、桓騎からの撤退命令が届きます。

桓騎の狙いは

桓騎の天幕に集まってきた幹部は険悪な雰囲気。

四日間、中央丘をかけて命がけで戦ってきたのに、突然の撤退命令だからな

雷土は丘撤退の理由を知りたいと言います。

桓騎は中央丘を取る方針は変わらない、と答えるのです。

四の五の言わずに昔みてェに俺を信じろ。
俺のやっていることはいつも
完全勝利の結果につながっている。

桓騎『キングダム』44巻475話『動揺のその先』

黒桜『キングダム』44巻p.88

黒桜『キングダム』44巻p.88

趙軍の夜

金毛・紀彗は夜を徹して中央丘の要塞化に取り組みます。

趙将のひとり、岳嬰は、慶舎の死をすぐに自分に伝えなかったことに大きな怒りを感じると紀彗たちに伝えますが、その怒りの矛先は秦軍へと向けられていきます。

黒羊五日目の朝

黒羊五日目の朝、黒羊の密林のあちこちから煙が上がっているのが見えます。

それは、民間人が暮らす集落の位置。

桓騎軍は密林の中へ散って、いっせいに集落の放火、虐●、略奪を始めたのです!!

尾平への誘惑

桓騎軍のなかで集落の略奪に加わらざるを得なかった尾平
驚く尾平に、桓騎軍の兵は「ここは物資の隠し場所だった」と説明し、落ちていた紫水晶の腕輪を尾平に与えようとします。

一度は固く断る尾平でしたが、「女を喜ばせてやれ」と言われ、ついつい受け取ってしまうのです。

羌瘣の怒り

密林の中、昆バァの集落の方角からの煙を見て、いきなり騎馬で駆け出します。

傷の手当てをしてくれた命の恩人、混バァ。
離眼の守り子を持った羌瘣に、混バァは言います。

終わったらまたここへ来な。
黒羊の紫水晶のお守りの腕輪を作っておいてやるよ。
離眼の守り子と同じくご利益がある。
気をつけてな。

混バァ『キングダム』44巻p.114

羌瘣を追って集落に入った信と河了貂。
彼らが見たものは焼き尽くされた集落の跡。

しかし死体すらないことを不審に思った信は、桓騎軍の兵が死体を荷車に積み上げて運ぼうとしている現場を見てしまいます!!

信には許せない光景だ!

何をしてると聞いてんだ、クソ野郎共がァ!!

信『キングダム』44巻p.112

揉め始める信を取り押さえるのに必死な河了貂と渕副長。
しかしその時羌瘣は、荷車の中に混バァの顔を見つけてしまったのです。

羌瘣は怒りを抑えられず、桓騎兵を次々を斬り倒していきます。
「全部お頭の命令でやっただけだ!」と口走る桓騎兵。

河了貂は田有と去亥に信と羌瘣を追わせ、渕さんと沛浪には飛信隊をまとめさせます。
河了貂は、桓騎軍との戦になるかもしれないと、一瞬で判断したのです。

桓騎軍幹部の天幕

桓騎軍が略奪品を集めて、見定めている天幕。
そこへやってきたのが、怒りに震える信と羌瘣です。

信は桓騎に、丘を奪われた挙句に民間人から略奪し、凌辱し、虐●するとはどういうことだ!と詰め寄ります。

「こうやって勝つんだよ」と笑う桓騎。
さらに大男の雷土が、信を殴り倒します。

趙に攻め込んで趙人が死ぬ。戦争をやってるんだ。と主張する雷土。

信と雷土は猛烈な殴り合いに。
信を矢で狙う黒桜の弓を、羌瘣が壊し、次の瞬間には桓騎の喉元に剣を突き付けていました。

昔、乱銅ッツークソ千人将を斬った。
落とした城をてめぇらみてーに凌辱したクソだ。

そいつも同じことを言った。
これが”戦争”だと。

だがそれは戦争じゃねェ!!

制圧した地での反乱に対する刃と
無力・無抵抗の人間に向ける刃は決して違う!

そんな奴らに”中華統一”なんてできるわけがねェ!

信『キングダム』44巻p.134

【原作対応】
『キングダム』44巻474話『趙将の責務』~44巻477話『矜持の咆哮』

『キングダム』アニメ5期11話/2024年3月23日放送

桓騎は、信や嬴政(えいせい)の言う『中華統一』こそ大●戮であり、大略奪だと反論します。
信は嬴政(えいせい)の論を主張しかけますが、羌瘣が割って入ります。

羌瘣は、信が昨日慶舎を討ったのだから、無意味な村焼きを止めて一気に丘を攻めるべきと。

ところが桓騎は、村焼きを続行すると言い張るのです。

羌瘣が言う方がもっともだよね。

桓騎は田有の首を斬らせようとしますが、そこにやってきたのが尾平です。
「やめろ、どっちともォ!」

尾平と信

尾平は、黒羊の村は武器庫や基地なので、戦に無関係ではない。だから桓騎に謝れと言います。

信はそんな尾平に、軍に関していりゃ女子供まで皆●しにしていいのか!と詰め寄り、尾平の胸倉をつかむと、尾平の隠し持った紫水晶の腕輪が地面に落ちます。

「焼かれた村の人間のものだとは考えなかったのか?」信はそういうと、尾平の顔を拳で殴ります。

「二度と飛信隊(うち)に戻ってくるな!尾平!!」

信『キングダム』44巻p.156

確かに…信には受け入れがたい振る舞いだろうなあ

尾平は羌瘣に「信に誤解だって言ってくれ」と頼みますが、羌瘣は紫水晶の腕輪を拾い上げ錨の形相で叫びます。

自業自得だろうが。
今までやってきたことは何だったんだ!
お前は全く信のことが…全く飛信隊のことがわかってないじゃないか!

羌瘣『キングダム』44巻p.161

紫水晶の腕輪は混バァのものに間違いないだろ。
もう、トーン、タンタンだよ。

羌瘣に斬られなくて良かったな、尾平…

尾平と桓騎兵

一緒に桓騎軍に来た慶たちは、尾平をなだめて飛信隊へ戻ろうと言います。
しかし信と羌瘣の二人に否定された尾平は、もう城戸村へ帰る、と言い出します。

その近くでガラの悪い桓騎兵たちが話を始めます。

信は将としても男としても小物だから、『中華統一』だの『天下の大将軍』だの言うのは可笑しいと馬鹿にするのです。

それを聞いた尾平は信に殴られたぐちゃぐちゃの顔で、桓騎兵に殴りかかります。

信を笑う奴はただただじゃおかねェぞ。
器がでけェから盗みも犯しもやんねェんだ、バカヤロォ!

信がきれいごと言ってんのは百も承知だ。
そんなこたみんな分かってる。

分かってても関係ねェくらい信のことが好きなんだ。
みんなあいつと一緒に命かけて戦いてェんだ。
あいつのために 戦いてェんだ。

それが、飛信隊…

尾平『キングダム』44巻p.171

涙を抑えきれないぜ!!
尾平、やっぱり最古参だけあって、わかってんじゃないか!

お前かっこいいぜ!

そんな尾平に襲い掛かる桓騎兵、岩迅。

その岩迅の手をつかみ、止めさせたのは那貴です。

那貴は「すっこんでろ」と啖呵を切る岩迅を一撃で落とし、兵たちを追い払います。

那貴『キングダム』44巻p.178

那貴『キングダム』44巻p.178 原泰久

那貴カッコいい☆
どんな時もクールでアツい那貴、桓騎一家の中で一番好きだ!!

飛信隊陣地で

那貴は気を失った尾平を飛信隊に連れて帰ってきます。
尾平が天幕の中で意識を取り戻すと、枕元には信が、背中を向けて座っています。

尾平の意識が戻ったことに気づくとし、信は尾平に背を向けたまま、話し始めます。

昔、戦地で、仲間と離れ離れになり、飢えかけた時。
住人の逃げ出した民家で腐りかけた料理を食べ、それがとてつもなく旨かったこと。
その半年後、
飢えるほどではなかったが、また民家の料理を食べたら『クソみてェな味がした』こと。

子どものころ漂と夢見た天下の大将軍。
桓騎のようなやりかたで大将軍になっても、漂は喜ばないし、自分も嬉しくない。

ガキみてェなこと言ってるのは十分わかってる。
それでお前達まで青臭ェってバカにされてるのも 色々が万させちまってるのも分かってる。
でもそこは譲りたくない。

ガキ二人で胸高鳴らせた 誰より強くてかっこいい天下の大将軍に…

俺は本気でそういう将軍になりたいと思ってる。
そして飛信隊もそういう隊でありたいと思ってる。

信『キングダム』44巻p.183

信!おまえについていくぜ!

飛信隊『キングダム』44巻p.188

飛信隊『キングダム』44巻p.188

飛信隊の天幕に、日の光が差して、みんなが信の言葉を聞いている…

『キングダム』の中でも1,2を争う感動のシーンだよ!

尾平は信に詫びを入れ、ふたたび飛信隊に迎え入れられます。
この内輪もめで飛信隊が半日を費やしている間に、戦局は大きく動いていきます。

桓騎ってなんてヤロォだ!と思うけど、やはり天才であることは間違いないよ

【原作対応】
『キングダム』44巻478話『殴り込みの末』~44巻480話『尾平と飛信隊』

『キングダム』年表!あれは何巻?最新70巻まで信の年齢、西暦、出来事の全て
『キングダム』を読んでいると「この時信は何歳なんだろう?」「この出来事は何年なんだろう?」 どうしてもこんな疑問が浮かびますよね。 1巻ごとの出来事、西暦、信の年齢をすべて一覧にしてみました。いっしょに『キングダム』の沼にハマりましょう!

※この後の内容は次週ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

 

 

『キングダム』アニメ5期12話/2024年3月30日放送

黒羊五日目。

中央丘を砦化している趙軍紀彗の元へ、麓へ来て欲しいとの伝言が伝わります。

何事かと麓に向かう紀彗に、兵は桓騎からの伝文と『贈り物』があると、怯えた様子で伝えます。

麓に降りた紀彗が見たものは、あまりにもおぞましい民間人の遺体を使った巨大なオブジェ『骸の巨像』と、「これ以上の惨劇をお前の離眼城で起こしてやる故楽しみにしていろ」という伝文でした。

さらに伝令が現れ、桓騎軍が離眼城の方へ移動し始めたと伝えます。

これが大人の戦いか…えげつなさすぎるぜ!

桓騎に会ったとき信が感じた『本能的な嫌悪感』は本物だったんだな!

紀彗は金毛に「丘を捨て離眼に行く」と伝えます。

そんな紀彗を、金毛は「砦が出来上がるまで二日待て」と言い、岳嬰は「身勝手を言うなら斬る」と脅します。

紀彗が離眼へ行くことは、すなわち戦の放棄であり、趙軍の負けを意味します
重い決断に苦しむ紀彗ですが、離眼城を守るために戦場を離れる紀彗なのでした。

紀彗軍の去った丘を守ろうと奮戦する金毛、岳嬰軍ですが、丘に配置された桓騎軍と飛信隊に蹴散らされ、撤退を余儀なくされるのでした。

桓騎は黒羊に向かいはしましたが、紀彗が追ってきたのを確認すると、離眼に背を向け秦軍のものとなった中央丘に、ゆっくりと登頂したのです。

河了貂はこの戦いを分析していました。

  • 飛信隊が慶舎を討った黒羊4日目、桓騎は既に標的を慶舎から紀彗に切り替えていた
  • 砂鬼一家が捕虜から紀彗に関する情報を吐き出させ、離眼城の因縁を知る
  • 黒羊5日目、丘を趙軍に明け渡し、砦化させる
  • 同時に黒羊の村焼きを行い、『骸の巨像』を作らせ紀彗を脅迫した
  • 大がかりな丘取り合戦から、紀彗一人の脅迫に作戦を切り替えたことで、秦軍は犠牲者の数も予想の半分以下で済んだ

信にとっては受け入れがたいことだけど、桓騎の視野の広さと読みの鋭さ、人の心理を読んで操る手腕は誰にも真似できないほどってことだ。

河了貂は苦しそうに昌平君や李牧も超えていると語っているよ。

 

【原作対応】
『キングダム』44巻481話『苛烈な贈り物』~45巻483話『勝敗の夜更け』

『キングダム』アニメ5期13話/2024年3月30日放送

異例の2話連続放送。2話分まとめて予想していきます。

桓騎の謎

「あいつは何なんだ!」と興奮する信に、桓騎を知る那貴は「お頭は謎の多い人だ」と話し始めます。

なぜあんなに強いのか?家族や出身は?幹部を含め誰もそのことを知りません。

本編で明かされないからこそ、楚の媧燐の弟じゃないか?などと噂になったよね

しかし那貴は『最古参』砂鬼一家から「桓騎の根っこにあるのは怒りだ」「全てに対する怒りだ」と聞いています。

一方咸陽では

嬴政(えいせい)のもとに黒羊戦の勝利が伝えられます
しかし同時に『内輪もめ』も。

昌平君は早くも黒羊の先の趙領土への侵攻を進め始めます。

信の決意と黒羊戦のまとめ

戦の終わった黒羊。

飛信隊は、桓騎軍参謀の摩論から、中央丘の砦化と黒羊外周の警邏を言い渡されます。
桓騎の『大人の戦い方』を見せつけられた信は、羌瘣と語り合い「桓気より先に大将軍になる」と宣言します。

お前のやり方で天下の大将軍になればいいんだ
羌瘣『キングダム』45巻484話

やっぱり羌瘣は信のことを理解しているんだな。
信にとっては、自分でも言語化できていない思いを羌瘣が言葉にしてくれることで、力づけられていると思うな。

結局、紀元前237年の黒羊の戦いでは、

  • 桓騎の強さと恐ろしさが中華全土に広まった
  • 飛信隊は慶舎を討った戦功を大将への反逆行為で相殺された
  • 信の言葉を聞いて飛信隊の結束が強まった

という結果になりました。

そして飛信隊に来ていた那貴は、桓騎に断りを入れ、飛信隊に移ってきました!!

あっち(飛信隊)で食う飯って うまいんスよね。
意外と。

那貴

那貴『キングダム』45巻484話『それぞれの出発』より

雷土にボコられたけどね

趙の動き

同時に黒羊の樹海の奥では、趙三大天の一人・李牧が副官舜水樹、副官馬南慈と話し合っていました。
黒羊を失った代わりに李牧が得た収穫は二つ。
紀彗の存在桓騎の弱点であると。

黒羊を引き継ぐ蒙恬

黒羊の砦化と外周警邏を引き継ぐため、総司令・昌平君の命を受けてやってきたのは蒙恬率いる楽華隊です。

蒙恬は今後激しさを増すであろう戦に備えてゆっくり休養するよう信に伝えます。
また蒙恬は、信の今後のために「お見合いとか?」と提案しますが、信は大きすぎるリアクションで動揺をあらわにします(笑)

飛信隊は『もっと強くなるために』帰郷することを決めます。

三者の密談

そのころ。趙・李牧、秦・蔡沢(さいたく)は、斉王・王建王趙・李牧を引き合わせ、会談の席を設けていました。

秦の朝廷で、嬴政(えいせい)が昌平君に次の一手を問うた時。
蔡沢からの書簡が届きました。

始皇10年(紀元前237年)、斉王・王建王趙・李牧が来朝するのです。

斉王・王建王との同盟

咸陽の宮殿で斉王・王建王と嬴政、昌文君の会食が始まります。

これには昌平君は同席を許されません。

まず嬴政は合従軍の際、連合を離脱してくれたことへの礼を述べます。

王建王は、秦が中華統一をすれば『人が人を●さなくて済む世の中』が来ると考えているのか、と政に問います。

政は秦が中華統一をするのではなく、新国家を樹立し、そこでは法による治世が行われると語ります。

王建王は政の理想を聞き、政の眼を見て、斉の舵取りを任せても良い、という言葉で約束してくれました。
中華七雄の一角が、自ら降伏を認めたのです。

【原作対応】
『キングダム』45巻484話『それぞれの出発』~488話『秦王の絵図』

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