『ベルサイユのばら2』あらすじとその魅力の秘密5選

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50年の歳月もその魅力を色あせさせることは出来ない不朽の名作『ベルサイユのばら』。

この記事からは文庫版5冊の1冊ごとにあらすじ『ベルサイユのばら』の魅力を解説していきます。

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『ベルサイユのばら2』あらすじ

1778年。フェルゼンは4年ぶりにフランスの土を踏みました。
フェルゼンの目的は結婚相手を探すためでしたが、王宮でマリー・アントワネットの顔を見ると、やはりお互いへの思いが募る一方です。

オスカルはマリー・アントワネットにロザリーを会わせるために宮廷へ連れていきます。
そこで顔を合わせたロザリーとポリニャック夫人。
ロザリーはポリニャック夫人を仇と認識すると同時に、実の母親であったことを知り、ポリニャック夫人の方でもロザリーをラ・モリエールに託した我が子であったかもしれないと知ります。

オスカルの身にポリニャック伯夫人の刺客が迫り、そしてロザリーの妹シャルロットはたった11歳での政略結婚に耐えきれず自殺してしまいます。

フェルゼンマリー・アントワネットのお互いへの情熱は止めることも出来ず、人目を忍んで口づけをかわします。

マリーアントワネット・フェルゼン『ベルサイユのばら』2巻p.90 (1)

マリーアントワネット・フェルゼン『ベルサイユのばら』2巻p.90

だんだんと敵が増えてゆくマリー・アントワネットを力づけようとしてか、オスカルは王妃の舞踏会に礼装をして出席します。
そこで王妃と踊るオスカルを見て、手の届かぬ恋に涙するロザリーに、アンドレは自分の気持ちを打ち明けます。
忌々しい身分の違いを一生呪うだけだと

フェルゼンは王妃の前から身を引くために、ラファイエット侯のアメリカ遠征軍に参加しアメリカ独立戦争に参加します。

1778年12月19日 、ルイ16世とマリー・アントワネットの間に長女・マリー・テレーズ・ド・フランスが誕生
マリー・アントワネットは取り巻きとともにプチ・トリアノン宮にこもり、政務をおろそかにしたため、多くの家臣の反感を買うことになります。

1781年10月22日、アントワネットは長男ルイ・ジョゼフ・グザビエを無事出産しますが、そのお祝いの間もフランスの民衆には飢えが迫っていました。

1783年、アメリカ独立戦争が終結してもフランスに帰って来ないフェルゼンに、オスカルはいら立ち、アンドレと立ち寄った酒場で喧嘩騒ぎを起こします。

傷だらけになり、酔いつぶれたオスカルをお姫様抱っこして、屋敷まで連れて帰るアンドレは、そっとオスカルの唇にキスをするのでした。

ここで勃発するのが『首飾り事件』です。

1785年、ジャンヌがローアン大司教を騙して保証人に立て、200億円ものダイヤの首飾りを手に入れ、代金の支払いが滞っていると宝石商のベメールが騒ぎ立てたことから明るみに出ました。
ジャンヌは逮捕されましたが、何者かの手引きによって脱獄すると、王妃に関するデタラメなゴシップを次から次へと出版します。

首飾りのデザイン画 wikipediaより

首飾りのデザイン画 wikipediaより

国民や貴族からも憎まれていることを自覚したマリー・アントワネットはフェルゼンの助言によりベルサイユへと帰って行きます。

一方、ポリニャック夫人はロザリーに、オスカルが首飾り事件で不利な立場に立たされないために、自分の屋敷に来るように言います。
ロザリーはオスカルのために、ジャルジェ邸を出てポリニャック夫人の元へ行きます。
しかしそこに待っていたのは、妹シャルロットの代わりの公爵との結婚!
ロザリーは耐えられず、またパリの下町での貧しい暮らしに戻っていきます

オスカルはフェルゼンへの思いをあきらめるため、一生に一度だけ女性のドレスに身を包み、舞踏会でフェルゼンと踊ります

しかし、フェルゼンに気付かれ、庭園で涙を流すオスカルを襲う人影が!
このころ貴族の館に出没するという噂の『黒い騎士』です。

オスカルは黒い騎士を捕まえるため、アンドレを偽物の黒い騎士に仕立て、ジャルジェ邸へおびき寄せようとします

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『ベルサイユのばら』の魅力/生涯独身の覚悟でマリー・アントワネットを愛する貴公子フェルゼン

結婚相手を探しに来たはずが、4年ぶりにマリー・アントワネットの姿を見ただけで、逃れられない運命の愛に身を投じていくフェルゼン!

母国スウェーデンには高い身分と莫大な財産を持ちながら、背徳の愛に身を投じていく姿が美しいのです。

ふたりの魂はひそやかに ほんの少しずつ 求め合い呼び合って
もう神に定められたこの時が いつか来るのを予感しながら
たて琴の銀色の弦のように震え合っていたのだ…

フェルゼン『ベルサイユのばら』2巻p.89

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『ベルサイユのばら』の魅力/マリー・アントワネットの心の叫び

これまで、人に騙され浪費を繰り広げるマリー・アントワネットの姿を「頭が弱いの?」という目で見ていた読者も、ここへきてようやく見る目が変わります。

愛のない政略結婚のためにたった一つの恋すら許されなかった悲しい女性。

わたくしは王妃である前に人間です。
生きた心を持った一人の女性です。

愛したい愛されたいと 他の誰とも同じように 身を震わせて待っている
一人の女です。

マリー・アントワネット『ベルサイユのばら』2巻p.95

この心の叫びに、ようやくマリー・アントワネットに共感できるようになっていくのではないでしょうか。

若い頃からの莫大な浪費に、愚かしいふるまい。
民衆の我慢はとうに限界を超えていました。

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『ベルサイユのばら』の魅力・性別を超越して見せたオスカル

日ごろは有能な軍人として近衛隊を率いているオスカルですが、この巻では一生に一度だけフェルゼンと踊るために袖を通したドレス姿が出てきます。

ほっそりと背の高い優美な姿にフェルゼンはダンスを申し込みますが、やがてオスカルと気づきます。

「これで諦められる」と涙を見せるオスカルですが、なぜ、こんな振る舞いをしたのでしょう?

一度は女性としての自分の姿を愛する男に見て欲しかった。
一度は愛する男の腕に抱かれて舞踏会で踊りたかった。

この望みが叶った上に、フェルゼンの口から
美しい人で、あなたのように見事なブロンドの髪をして
心優しく教養も高く、自分の思想のためには命も賭ける人
という賛辞を聞けたので、涙を流しつつも自分の行動に満足できる結果になったでしょう。

あのオスカル様にこんな平凡な乙女心が隠されていたとは。
女子たちは驚きながらも、「やっぱり女装も素敵」と、またあらぬ方向で盛り上がってしまうのです(笑)

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『ベルサイユのばら』の魅力・貧困にあえぐ庶民の代表・ロザリー

オスカルの近くで暮らせるジャルジェ家での幸せは長くは続きません。

『首飾り事件』をネタにポリニャック夫人が同居を望んで来たからです。
去り際にロザリーは姉・ジャンヌの手紙をアンドレに渡し、ジャンヌの居場所を知らせます

ポリニャック家へ行ってみれば、待っていたのはド・ギーシュ公爵との結婚
これに耐えられないロザリーは、ジャルジェ家にも戻れず、もと居た街へ帰って行くのです。

黒い騎士事件で傷ついたオスカルは偶然ロザリーの部屋に助け入れられます。
そこではじめて『食べ物がない』庶民の生活を知ることになります

ロザリーを襲うのは不幸の連続です!
気立てが良く貧乏を苦労ととらえていないようですが、生活の苦労をし通しです。
それに、初めての恋愛の相手が女性であり、絶対に実らないこと。
実の母親が自分を放置したうえに育ての親を殺し、妹を追い詰めた結婚を自分に強要してきたこと(ここまで嫌われる公爵も少し気の毒)。
姉が犯罪者とはいえ、その居場所を密告しなければならなかったこと。

こんなに不幸が襲い掛かっても、頑張り屋さんでけなげなロザリー。
この後幸せが訪れることを願ってやみません。

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『ベルサイユのばら』の魅力・ヨーロッパ文化の魅力を日本中に発信

非日常を味わうこんな機会も、スイーツ好きな人には楽しそうですね!

 ←毎日会えるオスカル&アンドレ

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『ベルサイユのばら2』あらすじとその魅力の秘密5選・まとめ

『ベルサイユのばら』2巻では、ロザリーの母親探し、マリー・アントワネットとフェルゼンの恋の再燃と、オスカルの失恋、首飾り事件と黒い騎士の出現が語られます。

オスカルの一生に一度のドレス姿もこの巻です。

宮廷での華やかな催しと、民衆の間に広がる不穏な空気の対比もこの後の展開が心配になりますね!

存在感を増していたジャンヌもこの巻で姿を消してしまうのはちょっと残念です。

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