『葬送のフリーレン』ヒンメルの強さを考察!ナルシスト勇者の真の実力とは?

葬送のフリーレン

『魔王を倒した英雄』ヒンメルの強さとはどんなものだったのでしょう?

冒頭からナルシストふうなネタで笑いを取りに来たり、繊細な感情を見せたりするので、勇者として本当に強いの?と思っちゃいますよね?

原作漫画『葬送のフリーレン』からヒンメルの強さを描写した部分を考察していきましょう。

スポンサーリンク

『葬送のフリーレン』ヒンメルの強さを語るエピソード

ヒンメルのパーティーが魔王を倒して凱旋すると、王様をはじめ多くの人々が英雄を讃えるために記念の銅像を作りました。

それは勇者一行の四人のものもあれば、勇者ヒンメル一人のものも。

ヒンメルは、それほどまでに偉大な勇者だったのです!

七崩賢『不死なるベーゼ』を破ったときのヒンメルの強さ

勇者一行が七崩賢の一人『不死なるベーゼ』に挑んだ時、ヒンメル、フリーレン、アイゼン、ハイターの4人は圧倒的魔力を持つベーゼの結界に閉じ込められてしまいました!(『葬送のフリーレン』10巻『観測』より)

フリーレンが『不死なるベーゼの結界魔法は人類では決して破れない』と諦めたとき、

だったら僕がイメージさせてやる。
この世に不可能はないって。

ほら、フリーレン。ちょっと欠けたぞ。
これは決して壊れない物ではない。

ヒンメル『葬送のフリーレン』10巻『観測』より

ヒンメルはフリーレンが諦めた結界に自らの剣で打ちかかり、キズつけて見せます

それを見たアイゼンは「俺もやってみるか」とやる気を出し、僧侶のハイターは全員に無補給無酸素でも二ヶ月は生存できる魔法をかけてサポートします。

勇者って、力だけじゃないんだな。

その勇気と粘り強さで仲間と共に困難に立ち向かい、乗り越えて行く存在なんだ…

ヒンメルかっこいい!

そしてついに不死なるベーゼと対峙した時。

結界を破ったフリーレンばかりを警戒していた不死なるベーゼは、背後から迫るヒンメルに斬られ、滅びていきます。

ヒンメル『葬送のフリーレン』11巻『相打ち』より

ヒンメル『葬送のフリーレン』11巻『相打ち』より

お前にとっての最大の誤算は人間を甘く見たことだ。

人間を舐めるな。

ヒンメル『葬送のフリーレン』11巻『相打ち』より

フリーレンは「ベーゼと私の間にはそれほどの差がある」と認識していましたが、勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイターの3人の力を合わせることによって、『七崩賢』と恐れられたベーゼを打倒したのです。

ヒンメルの『人間を舐めるな』という一言には、自分を信じる気持ち、仲間を信じる気持ち、自分が世界を救うという使命感が溢れています。

やはり、勇者です!

『葬送のフリーレン』勇者ヒンメルの強さに憧れる子どもたち!

勇者ヒンメルとその一行の話は、親から子へ、そして孫の代へと語り継がれていきます。

子どものころから勇者ヒンメルに憧れていた一人がヴィアベルです。

千鏡の塔の攻略
七崩賢不死なるベーゼや、皇獄竜との戦い。
ガキの頃の俺はそんな冒険譚が大好きだった。

…俺をここまで連れてきたのは、勇者ヒンメルのくだらない冒険譚だ

ヴィアベル『葬送のフリーレン』7巻『小さな人助け』より

ヒンメルのことを村の老人が語るときは、「村を襲った魔物を退治した」「商人の護衛をした」「荷物運びをした」という身近なエピソードでした。

ヴィアベルは幼いころ、それらを「つまらない話だ」と思っていましたが、やがて「勇者ヒンメルが俺の村に来なかったら、世界が平和になっても、そこに俺の村はなかったんだろうな」と考えるようになります。

そして自分もまた「困っている奴がいたらなるべく手を差し伸べるようにしているぜ」と言うのです。

悪っぽい雰囲気のヴィアベルだけど、ヒンメルのように困っている人に手を差し伸べる人間になったんだな!

それってすごいことだよな!

ヒンメルならそうすると思うから…

フリーレンもいつもそう言うよね。

「他の誰かの故郷も守りたい」というヒンメルの強さ

勇者ヒンメルの一行が魔王討伐の旅で北部高原の入り口に差し掛かった時。

皆が口々に「まさかこれほど強力な魔物がいるとは」「死ぬかと思った」という強敵に出会いました。

フリーレンが「こんな危険な場所なら海路で迂回すればよかったのに」というと、ヒンメルはこう答えます。

僕は自分の故郷を守りたくて勇者になったからね。

他の誰かの故郷も守りたいんだ。

ヒンメル『葬送のフリーレン』8巻『北部高原』より

魔王をやっつけて英雄になることだけが目的じゃないんだ!

だから、10年の旅は、人助けと寄り道の旅だったんだな。

スポンサーリンク

『葬送のフリーレン』ヒンメルと勇者の剣

ヒンメルが幼いころ、村に来た行商人を魔物から救ったことがありました。

その時お礼に『勇者の剣』を貰ったのです。

行商人の売り物だから、オモチャみたいなものだろうね!

ヒンメルが勇者を目指したきっかけは、孤児院で一緒に育ったハイターから「偽物の剣しかもっていないから偽物の勇者にしかなれない」とからかわれたこと。

その時ヒンメルは決意したのです。

僕はいつか本物の “勇者の剣” を手に入れて
魔王を打倒す。

ヒンメル『葬送のフリーレン』3巻『剣の里』より

勇者ヒンメルの死から29年後。

フリーレンはフェルン、シュタルクとともに『剣の里』を訪れます。

そこには『女神さまが授けた本物の勇者だけが引き抜ける剣』がありました。

世間では、この剣を引き抜いたのがヒンメルだと思われていましたが、この里にはまだ本物の剣があります。

そうです。ヒンメルは勇者の剣を抜けなかったのです。

しかしヒンメルはこの時宣言しました。

いいじゃないか偽物の勇者で。
僕は魔王を倒して世界の平和を取り戻す。
そうすれば偽物だろうが本物だろうが関係ない。

ヒンメル『葬送のフリーレン』3巻『剣の里』より

ヒンメルの強さ。

それは何よりもハートの強さだったのでしょう。

なんてかっこいいんだ!ヒンメル!!

スポンサーリンク

『葬送のフリーレン』ヒンメルの強さは?ナルシストの勇者の実力を考察まとめ

ヒンメルの強さとカリスマは疑いようもありません。

冒頭に語られているように、魔王を退治したのもヒンメルですし、七崩賢『不死なるベーゼ』をみごとに打ち倒したのもヒンメルです。

さらに、伝説として語られる「千鏡の塔の攻略」「皇獄竜との戦い」などの戦いにも勝利。
勇者ヒンメルは子どもたちの憧れの存在となりました。

また、ヒンメルは世界を支配する魔王の手から自分の故郷を、そして他の誰かの故郷も守りたいと考えています。

そのため勇者ヒンメル一行の旅は、人助けや寄り道の多い旅になりました。

人を助け、村を守りながらヒンメルたちはついに魔王を打ち倒し、その功績はずっと語り継がれていきます。

しかし、ヒンメルの強さはそれだけではありません。

伝説の ”勇者の剣” を抜けなかったとき、ヒンメルは肩を落とすことなく

「偽物だろうが本物だろうが関係ない」

そう言い切ります。

ハートの強さ。

それこそがヒンメルが持つ最も偉大な強さだったのではないでしょうか。

『葬送のフリーレン』勇者ヒンメルとフリーレン恋愛の胸キュン秘話!
「葬送のフリーレン」の中で、勇者ヒンメルと魔法使いフリーレンの独特な関係性を深堀り。ヒンメルの熱烈なアプローチやフリーレンの感情の変遷を探ります。二人の間には一体何があったのか、その謎に迫ります。
『葬送のフリーレン』年表|勇者ヒンメルの死から時系列を追って地図を辿る
『葬送のフリーレン』の世界では、すべてが『勇者ヒンメルの死から何年後』として語られます。 登場人物の年齢や、過去の回想はいったい何年の出来事? 年表形式で振り返ります。 また、アニメで紹介された地図でフリーレン一行の足跡を...
スポンサーリンク

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました