『キングダム』768話プロポーズされた羌瘣の微妙な反応の理由は?その先の展開も

信『キングダム』768話 ( キングダム

『キングダム』768話でついに信からプロポーズされた羌瘣。

しかし羌瘣は困った顔をするばかりで、少しも嬉しそうではありません。

羌瘣は「弱くなりたくない」と言い訳しますが、その心の中はどうなのでしょう。

羌礼の前で涙を見せる羌瘣の心理と、どうしたら羌瘣が信との未来に向けて歩いていけるかを考察します。

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『キングダム』768話プロポーズを受けた羌瘣の反応

信からのプロポーズの言葉に目を丸くして驚く羌瘣

驚くことないだろ?読者は想定内だぜ!

その驚きは、たちまち『困惑』へと変わります。

な…何だそれは急に…

急すぎて…

何だそれは…

羌瘣『キングダム』768話『二人の約束』(紀元前232年)

羌瘣はもはやしどろもどろです。

信は急で悪いが伝えたかった。返事は今でなくていい。嫌だったら嫌っつってくれても構わない、と伝えます。

信さすがのメンタル!
普通なら「ダメだったか」って思っちゃうとこだぜ?

羌瘣は続けてこう説明します。

羌瘣「そんな話聞いたら、これからの戦いで死ぬのが余計怖くなるじゃないか」
信 「大丈夫だ、お前は死なねェよ羌瘣」
羌瘣「バカ!お前が死ぬのが怖いんだよ
『キングダム』768話『二人の約束』

このセリフ、以前も口にしていましたね。

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『キングダム』62巻「それ以上のことを望みたくない」

「隊長のことが好きだからに決まっておろーが」

礼『キングダム』62巻『致命的なこと』より

羌瘣が信の命を救ったことを知り、信は「何故だ」と問い詰めます。
羌礼はズバリとその理由を言い当てます。

「違わない」と羌瘣は言いますが、この時このように説明しています。

やっぱりあの時命を捨ててまで信を助けようとしたことには変わりがない。
私はまだ『好き』というのがどういうことか分からない…

ただ今自分でわかっているのは、それ以上のことを望みたくないと思ってることだ。

羌瘣『キングダム』62巻『致命的なこと』より(紀元前235年)

そして、戦い以外のことに気を使い出したら弱くなる気がする。それはこの戦いの中では致命的なことだと説明します。

そしてこんな謎のような言葉を付けたします。

私は自分のことはよくわからないけど
信のことはよくわかってるから大丈夫

羌瘣『キングダム』62巻『致命的なこと』より

うーん確かに、今回とほとんど同じことを言っているな

戦いだけに集中しないと、死と隣り合わせの戦場では危険だってことだな

でもさ!信はいつ終わりが来るか分からなくなったからこそ、約束をしたくなったんだろ?

状況の違いを感じてあげて欲しいよな!

 

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『キングダム』768話 羌瘣は幸せになるのが怖い?

ここで考えられるのが象姉のこと。

広い世界を見たい、男というものを知ってみたいと大胆にも口にしながら、象姉の願いは叶えられることはありませんでした。

羌瘣は以前から、象姉が蚩尤(しゆう)となること、そのために自分の命は終わるものと思い定めてきました。

そのつもりが、象姉によって自分は生かされ、象姉が命を落としたことをずっと心苦しく思ってきたでしょう。

命がけで象姉の仇を討ち、その直後には自分の人生を生きると誓った羌瘣でしたが、その決意はどのようなものだったでしょう。

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『キングダム』35巻「私は精一杯生きるよ 象姉」

象姉の仇幽連を倒し、羌瘣は自分の気持ちをこう語っています。

五年もかかったね。
本当はここで終わるつもりだった。
元々祭で象姉のために死のうと決めてた。
それがあんな結果になったから、仇を討つために生きた。
だから本当に仇を討てばすぐに象姉の所に行こうと思ってた。
それ以上生きる意味なんてないって…

でも今は 別の道が目の前に見えてる。
ごめん象姉
象姉のことをここに置いていくわけじゃない。
傍らにいつも感じながら、私は進むよ。
あなたが夢見た外の世界で あなたの分も
私は精一杯生きるよ 象姉

羌瘣『キングダム』34巻『別の道』

大好きな象姉のために命を捨てるつもりだった羌瘣…

「信が死ぬのが怖い」って言葉の中に、
信のために命を捨てるつもりがありありだろ。

そうだよ!実際一度は捨てる覚悟で信を生き返らせたんだから!

「悲しみの一族」蚩尤として育てられた羌瘣の生い立ちは普通ではありません。
強くなるために人の命を奪うことは日常茶飯事でした。

そんな羌瘣が「人並みの幸せなど望んではいけない」と自分自身にブロックを作っていることは想像がつきます。

「精一杯生きる」という言葉の中に、読者は当然「象姉の分まで外の世界を行きて幸せになる」と考えますが、羌瘣にとっては「精一杯与え尽くす」ということであったかもしれません。

だから、信から愛情を与えられたとき、羌瘣にはそれを受け取る準備ができていなかったのではないでしょうか。

えー、3年経ってもまだ考えられないわけ?

仕方ないですね。
ではどうしたら羌瘣は信との未来に向けて歩いて行けるのでしょう?

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『キングダム』768話 羌瘣に許可を与えられるのは羌礼?

羌瘣と同じ蚩尤の里で育ち、しかも『祭』では親友・識を手にかけてしまい、そのトラウマに苦しんでいたのが礼です。

羌瘣は礼に人の心を取り戻させることができましたね。

次は礼が「瘣姉も幸せになっていいんじゃぞ」と教える番ではないでしょうか。

しかし年下とはいえおませな礼が羌瘣の背中を押しても、羌瘣には全く響いていない様子です。

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『キングダム』768話 羌礼の取るべき方法はこれだ!

礼と識は「外の世界に出たら何をしたいか」を語り合ったことがありました。

礼は「子犬を飼いたい」と言っています。

識と礼『キングダム』62巻『識』

識と礼『キングダム』62巻『識』

識はこのとき「(やりたいことは)ない」と答えています。

識の考え方が、そのまま羌瘣の考え方。
『祭』で身を引いて、自分はそこで終わる。

残酷すぎるな…『祭』

羌瘣は『祭』をめぐるトラウマ、蚩尤の考え方からまだ解き放たれていないんだ。

だから768話で礼に涙を見せたんじゃないか?

礼のすべきことは、『子犬を飼うこと』

羌瘣の前で「幸せになっていいんだよ」「私は識の分まで生きる」姿を見せることで、「瘣姉も象姉の分まで幸せになれば良いのじゃ」と示すことができるのではないでしょうか?

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『キングダム』プロポーズされた羌瘣の浮かない顔の理由は?その先の展開まとめ

信のプロポーズを受けた羌瘣が喜べない理由は、蚩尤として育てられてきたことによって「自分は人並みの幸せを求めてはいけない」という考えに固執しているからと思われます。

羌瘣のこの思い込みを手放すためには、同じ蚩尤の出身の羌礼が目の前で幸せになることではないでしょうか。

例えば以前からの夢だった子犬を飼ってめっちゃ可愛がるなんてどうでしょう?

羌瘣の悲しみに満ちた心も、ふっと温まるかもしれません。

 

 

 

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