『キングダム』史実から考察する司馬尚の人物像・ここまでの登場場面考察

司馬尚『キングダム』768話 原泰久 キングダム

『キングダム』768話で李牧とともにその存在感を見せた司馬尚(しばしょう)。

この後の番吾の戦いで活躍するであろう司馬尚という人物について、歴史に残る記録から考察していきます。

また『キングダム』のなかのこれまでの登場シーンを全てご紹介、今後の動きを考察していきます!

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『キングダム』史実から考察する司馬尚(しばしょう)の人物像

紀元前232年に始まる番吾の戦い。

ここで活躍する司馬尚とはどんな人物なのでしょう?

史実をひもとく中で今後の『キングダム』のネタバレを含むと思われますので、知らないままがいいのに!という方はここでブラウザバックをお願いいたします。

司馬尚『キングダム』768話 原泰久

司馬尚『キングダム』768話 原泰久

司馬尚については記載が極端に少なく、生没年も不明です。

司馬尚の子・司馬卬(しば・ごう)について書かれた書物に、記録があります。

父の司馬尚は趙将として、李牧とともに秦の王翦らを迎え撃った歴戦の武将であったが、幽繆王7年(紀元前229年)に幽繆王の佞臣の郭開が李牧とともに司馬尚を讒訴したため、李牧は処刑され、司馬尚は身の危険を感じて逃亡したために、そのまま解任されて更迭された。
翌年(紀元前228年)、ついに趙は滅亡した。

司馬卬 wikipediaより

おおっと!これで秦の武将は王翦だってわかっちゃったね!

ちょっと待って。次の戦は紀元前232年だそ。

ここに書かれているのは紀元前229年。

断定するのは早いぞ…

この短い文から以下のことがわかります

 

  1. 司馬尚は李牧と同時代に活躍した歴戦の武将
  2. 司馬尚は李牧と同格のような書かれ方
  3. 郭開は李牧とともに司馬尚も失脚させるつもりだった
  4. 紀元前229年李牧は処刑され、司馬尚は逃亡し死を逃れた
  5. 紀元前228年趙は滅びる
郭開・姚賈『キングダム』34巻p.162

郭開・姚賈『キングダム』34巻p.162

上のコマは成蟜(せいきょう)が屯留で反乱を起こしたと罠にはめられる場面の郭開です。

このとき姚賈(ようか)は昌文君の命で趙をスパイしています。

姚賈がこんなに以前から登場していたとは・・・

あっ話がそれました!

司馬尚はめっちゃ強うそうな武将です!

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『キングダム』史実から考察する番吾の戦い

番吾の戦い(はんごのたたかい)は、秦が趙の李牧に大敗した戦い。

紀元前232年、秦王政は兵を大挙し、趙に侵攻した。
軍は城に到着し、その後太原に到着した。
秦軍は狼孟番吾を占領したが、李牧が秦軍を撃破した。

さらに李牧は秦から韓・魏の国境まで領土を奪還した。

『番吾の戦い』wikipediaより

へえー『はんご』って読むんだ!

『ばんご』だと思ってたよ

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『キングダム』これまでの『キングダム』の中の司馬尚(しばしょう)①

初登場は紀元前236年。秦軍が鄴を攻める場面です。

総司令李牧の元には、同時に燕も趙に侵攻し、青歌に向かっているとの情報が入ります。
すると李牧は、青歌には司馬尚がいる、と説明するのです。

司馬尚『キングダム』46巻p.182

司馬尚『キングダム』46巻p.182

え?これ万極?

いや司馬尚だよ。
最初はこんな髪型だったんだね!

 

ここではこんな内容が語られます。

  • 青歌城主
  • 長年「病気で臥せっている」と言い訳をして中央からの命令を無視している
  • 『三大天』の任命を病を理由に断っている
  • 司馬尚を三大天に推薦したのは李牧
  • 青歌城を守るためなら自ら討って出る

これは、李牧に勝るとも劣らん強い奴かもしれません…

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『キングダム』これまでの『キングダム』の中の司馬尚(しばしょう)②

趙を攻めていた燕のオルド将軍は、逆に燕の城が次々と落されていることを聞きこう呟きます。

燕国境側に ”大虎” が眠っていたのなら、先に言わぬかバカ者がァ

オルド『キングダム』47巻

司馬尚『キングダム』47巻p.190

司馬尚『キングダム』47巻p.190

オルドは司馬尚のことを ”大虎” と呼んでいます。

趙国内でも広く知られていない司馬尚ですから、事前に知っていたわけでなく、その戦いぶりからこう形容したのでしょう。

あの大男がわずか五千で
このオルド本軍二万をここで止めることを前提としていること(が気に食わない)

オルド『キングダム』47話p.193

「気に食わない」と言いながらも、「敵ながらあっぱれ」と認めているようにも受け取れますね。

司馬尚『キングダム』47巻p.194

司馬尚『キングダム』47巻p.194

オルドはやむなく燕国の城を奪還しに行き、司馬尚はそれを追わずに青歌へ帰ります。

ああ!ここではもう『あの髪型』になっているね!

強いのに野心はないんだな。

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『キングダム』これまでの『キングダム』の中の司馬尚(しばしょう)③

司馬尚自身は描かれませんが、肥下の戦いで桓騎を取り巻く趙軍の援軍に、青歌軍の旗が見えます。

肥下の戦いにも青歌軍、そして司馬尚は参加したと考えられます。

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『キングダム』史実から考察する司馬尚(しばしょう)の今後の動き

この恐るべき男『司馬尚』が李牧とともに動くことは間違いありません。

番吾の戦い地図『キングダム』65巻p.31

番吾の戦い地図『キングダム』65巻p.31

今度の戦の場所、番吾(ふご)もまた趙北部。

青歌とも近いので、李牧はそれを理由に”大虎”を引っ張り出したのかもしれません。

鄴~太原~狼孟~番吾。

前回の宜安、赤麗とも近いです。

壁を助けてやって欲しいな!

行方不明になったのこの辺だし・・・

なら大将は楊端和で!

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『キングダム』史実から考察する司馬尚(しばしょう)の人物像・まとめ

『キングダム』769話から動き出しそうな趙の武将・司馬尚。

これまで髪と唇、顎鬚、大男であることしか描かていませんので、顔を見たいですね!

ここまでもったいぶったのですから、たぶんイケメンでしょう。

まだ考えてないだけじゃない?

髪型だって変わってるし…

李牧と司馬尚に信たちがボコボコにされるのはイヤですね。

特に最新話で死亡フラグが立った尾平は要注意です!

飛信隊のみんなには、無事に帰って来てほしいものですが、今後の展開が楽しみです!

 

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コメント

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