不朽の名作映画『タイタニック』のあらすじと感想のまとめをご紹介します。
あの感動シーンやラストシーンもしっかりまとめていますよ♪
またあらすじは、ネタバレありですので、ご注意くださいね(*´ω`*)
それでは早速見ていきましょう!
映画『タイタニック』の基本情報
改めて普及の名作映画『タイタニック』の基本情報を確認しておきます。
原題:Titanic
公開日:1997年12月20日
制作国:アメリカ
上映時間:189分(休憩なし!)
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
キャスト:レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
ビリー・ゼイン
キャシー・ベイツなど
上映時間3時間越えの長編映画としても話題となりました。また、その受賞歴は輝かしく、
アカデミー賞作品賞、監督賞
ゴールデングローブ賞作品賞、監督賞
とはじめ、当時の映画賞を総なめにする勢いでした。
残念ながら、アカデミー賞主演男優賞や主演女優賞など、演技部門については受賞がなかったのが意外でしたが、評価はかなり高いものでした。
映画『タイタニック』あらすじ(ネタバレあり)
映画『タイタニック』のあらすじを詳しくネタバレありでご紹介します。
あらすじ① トレジャーハンターがタイタニック号を探索
現代は1996年。84年前に沈没したタイタニックは大西洋の海の底にあった。
トレジャーハンターは、「碧洋のハート」というダイアモンドのネックレスを手に入れるために、タイタニック号の金庫を引き上げたが、入っていない。替わりに入っていたのは、碧洋のハートを身に着けた女性のヌードデッサンだった。
そのニュースを見た一人の年老いた女性から、トレジャーハンターのもとに連絡が入った。「そのデッサンのモデルは自分だ」と名乗りを上げた女性がローズである。
トレジャーハンターたちは、これまでどこでも聞いたことがなかったタイタニック号での恋物語を、ローズから聞かされることになった。
あらすじ②タイタニックに乗船、ジャックとローズが出会う
1912年4月10日。ジャック・ドーソンは画家を目指すその日暮らしの若者。
彼はポーカーに買って、タイタニックの乗船券を手に入れた。アメリカに向かうタイタニックに夢と希望を抱き、意気揚々を船に乗り込む。
一方、貴族の17歳の娘ローズ・ブケイターは、母親と婚約者キャルドン・ホックリー(キャル)とともにタイタニックに乗船するがどこか浮かない顔をしている。
実はローズは上流階級の雰囲気やしきたりが、自分に合わなず窮屈に感じていた。
タイタニックは彼女にとって「奴隷船」。
そんな中で、ローズの家の経済的な理由で、望まない結婚までも強いられているのだった。
いっそのこと海の中へ飛び込んで命を絶とうと船尾のへりに立ったローズを、デッキでくつろいでいたジャックが引き留める。
偶然のようで必然的に出会った2人。
やがて、ローズはジャックが自由奔放に生きる様に惹かれ、ジャックもローズの純粋さに惹かれる。
あらすじ③恋の盛り上がりとタイタニックの氷山衝突
お金持ちのお坊ちゃまの婚約者キャルと、ローズの母親は、身分の違う2人を必死に引き裂こうとするが、ジャックとローズの恋はますます盛り上がるのだった。
命の恩人となったジャックは、キャルからしぶしぶ家族のディナーに参加するものの、お互いのお世辞を言い合う実のない会話ばかり。
うんざりしていたローズに、ジャックがメモをこっそり渡し、下等客船のダンスパーティーに誘って一緒に楽しむ。
ジャックがヌードのデッサンをしていることを知ったローズは、自らヌードモデルを志願し、キャルから贈られたダイヤモンドネックレス「碧洋のハート」を身に着けて、ジャックに描いてもらう。
この絵こそが、映画冒頭に登場した84年後に発見されることになった絵である。
2人はロマンチックな夜を過ごした。
2人の関係を知って怒り狂った婚約者キャルは、「碧洋のハート」をジャックが盗んだと濡れ衣を着せ、船底の管理室のようなところで手錠をかけて監禁してしまう。
しかし、その少し前にタイタニックは氷山に衝突し、着々と浸水し沈み始めているのだった。
1912年4月14日深夜のことだった。
あらすじ④沈みゆく船、生き様、死に様
船が沈んでいることがわかった乗客たちはパニックに陥る。
船は大きな音を立てて傾き始める。
容赦なく流れ込む海水に押し出される人もいれば、自ら極寒の海に身を投げるものもいる。
問題は、救命ボートが乗客の半分しか乗れない数しかないということ、そして救命ボートに定員いっぱいに乗客を乗せないまま海におろしてしまっていたということだ。
沈みゆく船とともに、さまざまな生き様、死に様、が描かれる。
女性、子供を先に乗せていく乗員たち。
我先にと無理やりボートに乗り込む人。
誰かを優先して生きる人。
家族と抱き合って静かに死を待つ人。
船と運命を共にする覚悟をした紳士。
最期まで楽器演奏をやめなかった音楽団。
聖書を読む神父。
船長は呆然としながら、操舵室にこもり、一人で死を迎える。
タイタニックを設計した設計士、アンドリューは、自分の設計の甘さを悔いながら、一人静かに船内で死を覚悟していた。
ローズの婚約者キャルは、親とはぐれて泣いている子どもを自分の子どもだと偽り、まんまとボートに乗り込む。
ローズはジャックを船底から救出し、なんとか2人で外に出たが、タイタニックは真っ二つに割れる寸前だった。
ローズは一度はボートに乗せられるものの、ジャックとの別れを惜しみ、救命ボートからタイタニック号に飛び移ってジャックのもとに戻るのだった。
あらすじ⑤ローズは生きると約束(感動シーン・ラストシーン)
いよいよタイタニックは2つに割れ、勢いよく底に沈んでいく。
ジャックとローズも海に飲まれてしまう。
浮いているドアの木片につかまって、ジャックはローズをドアに乗せ、ローズはドアの上に寝そべるように、ジャックは極寒の海中にいながらドアのへりにつかまり、震えるローズを励まし続けた。
ここが一番の感動シーン。
「君は生きる。そしてたくさん子どもを産むんだ。子どもたちの成長を見守って、年を取って、温かいベッドで死ぬ。こんなところで、今晩、死ぬんじゃない。」
ジャックはローズに希望を持たせながら、力尽きてしまった。
ローズはジャックとの愛を誓うようにジャックの手を放し、助けに来た救命ボートに向かって力の限り笛を吹いたのだった。
ローズは、乗船のときとはまるで見違える姿で、生きることへの強い意志がうかがえた。
救出されたローズは、名前を聞かれた際に自らを「ドーソン、ローズ・ドーソンよ」と名乗ったのだった。
舞台は再び1996年に戻る。
ローズから話を聞いたトレジャーハンターたちは涙していた。
そして、ローズは救出したときにコートのポケットに入っていた「碧洋のハート」を海の底に優しく放り投げる。
まるで、ジャックへ感謝の気持ちを届けるかのように。
ラストシーン。年老いたローズが温かいベッドの上で目を閉じて思い出すのは、ローズ・ドーソンになってからの自由な人生。
ローズの心は当時の美しいタイタニック号へと戻り、たくさんの祝福をもらいながらジャックとの再会を果たすのだった。
映画『タイタニック』の感想・評判
映画『タイタニック』の感想と評判についてまとめます。
映画『タイタニック』に関しては、全体的に「不朽の名作」「何度見ても感動する」「恋愛映画の王道」という評価がされることが多いのですが、個人的に声を大にして言いたいのは、
ただの陳腐な恋愛映画とは全く違う
ということです。
むしろ『タイタニック』は、タイタニック号沈没という当時の世界的大ニュースであり惨事を、史実に基づいて作られた、半分ドキュメンタリー作品に近いものだと感じます。
ジャックとローズの身分違いの恋という物語と、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの演技力が、史実に上積みされ、人生とは、死とは、別れとは、に対する悲哀の描かれ方が何重にも厚みを増したように思います。
また、楽曲もいいですよね。
不安定なメロディーが映画を観終わった後も大きな余韻を残します。
人生に対する価値観や感じ方は、人生の節目節目で変わってくるので、年を重ねてからも何度も観たいを思わせる作品です。
まとめ
映画『タイタニック』のあらすじを、ネタバレありでお送りしました。
皆さんの感動シーンやラストシーンは含まれていたでしょうか。
また、感想と評判もお伝えしましたが、感想はやはり「名作」との声が多いです。
3時間超の映画で盛りだくさんですが、あっという間に感じます。
物語への引き込み方はさすがはジェームズ・キャメロンという感じです。
まだ見たことない方は騙されたと思って観てくださいね!
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