『キングダム』にて秦国の将軍である壁(へき)は、主人公である飛信隊の信にいじられることが多く、親しみやすい個性を持っています。
しかし、活躍するシーンでは戦略的に敵将を討ち取る場面が少ない、信と比べると出世が遅いなどの理由から無能なのでは?と感じている人も多いです。
この記事を読めば壁は本当に無能なのかが分かります!知りたい人はぜひ最後までお楽しみください。
『キングダム』壁はこんな人
『キングダム』に描かれている壁は、秦国の将軍で秦国丞相・昌文君(しょうぶんくん)の側近です。
非常に真面目で優しい性格の持ち主であり、主人公の信からも「壁のあんちゃん」と呼ばれ、兄のように慕われています。
麃公将軍が死亡した時は、信が命令を無視しそうになったところを顔を叩いて咎める場面もありました。
真面目な性格故に、それが裏目に出てしまい時には失敗することもありますが非常に人間味があり努力家な一面を持っています。
壁が率いる軍は登場する他の武将に比べ、突出した武を持っているわけではない。
だが、基本に忠実であらゆる基本戦術を何百回と繰り返しどの軍より素早く的確に実行できる強みがあります。
『キングダム』壁が無能扱いされるワケ
最新68巻では、桓騎軍が攻略した宜安の隣、赤麗を死守すべく張り切る壁でしたが、城内の住民によって毒を盛られてしまいます。
まさかの、自分の井戸に毒を入れるという方法に気づくはずもなく、大半の兵士が死亡、生き残った者は壁自身も含めて収容所送りになりそう、という無念さです。
そもそも壁は兵糧を失うという大失態をしてしまったことがあります。
この戦略では兵糧が重要な役割をしていたため絶望的な表情をしていました。
しかし、敵将の舜水樹が軍の配置を見て兵糧の保管場所を読んでいたり、自軍の犬戎王・ロゾから兵糧の保管場所までの地下道のありかを聞き出したりしており、これは舜水樹が一枚上手だったと言えます。
それ以前に、壁は同じ秦国の将軍、王翦には突然5千人将を任されるも、いい囮として使われてしまうという扱いをされていました。
これも王翦が壁の真面目な性格を見越しての囮であったり、なにかと無能のような描かれ方をしていることが多い印象です。
『キングダム』壁!やるときはやる男
これまでの記事を見ると壁は弱いのではないか?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
鄴攻めで大武功を上げます。
秦は楊端和を将軍とした連合軍を結成し、趙国の王都・邯鄲の喉元である鄴攻めをおこなう作戦を行いました。
橑陽から来る大軍を止めるべく戦い、橑陽の城主であるロゾの3人の息子を討つ作戦を聞くと、壁は兵糧を失った失態を挽回するためにその役割に名乗りを挙げました。
その戦で壁はロゾと遭遇、山の民のフィゴ族の族長であるダントと共闘し見事ロゾを討ちとりました!
これは壁の今までの武功の中で一番大きな成果となり、楊端和からも感謝されています。
『キングダム』壁は無能なのか?
結論からいうと壁は無能ではないと考えます。
これまでの壁のエピソードから、十分な武力はあると思われますし、信と出会ったばかりのころは、信に戦のアドバイスをしています。
ただ、壁以外の将軍が有能に描かれてしまうので壁の活躍が小さく見えてしまったり、人間味がある部分がネタに扱われたりすることで、どうしても無能に見えてしまうのも事実ではないでしょうか?
ちなみに、壁の夢は大将軍になることです。
我々も一緒に応援していきましょう!
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