アニメ『葬送のフリーレン』22話『次からは敵同士』は、原作『葬送のフリーレン』5巻46話『もっと美味しい味』から47話『フェルンと焼き菓子』まで。
あらすじと感想をネタバレありでご紹介します。
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|第一次試験終了
日没。
試験官ゲナウが第一次試験の終了を宣言します。
合格者は6パーティー18名。
第1パーティー | メトーデ、トーン、レンゲ |
第2パーティー | フリーレン、ラヴィーネ、カンネ |
第4パーティー | フェルン、ラント、ユーベル |
第8パーティー | ヴィアベル、シャルフ、エーレ |
第13パーティー | デンケン、リヒター、ラオフェン |
第17パーティー | エーデル、ブライ、ドゥンスト |
開始時は総勢57名。
19パーティーの中から残ったのはたったの18人、6パーティー。
これは少ないね!
第二次試験は3日後と教えられ、解散します。
みんな、ゆっくり休まないとね!かなりハードな第一次試験だったから。
特に殴り合いを演じたご老体はね。
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|シュタルク怒られる
オイサーストの街の宿屋。
シュタルクは深酒の翌日、夕方になってもベッドでダラダラしています。
執拗なノックの音…
フェルンとフリーレンが帰ってきたのです。
フェルンはさっそく、こんな夕方まで寝てたでしょ、夜更かししたの?と不機嫌にシュタルクを責めます。
「他には?」と問い詰め「夜中にジュースも飲みました」と白状させます(笑)
シュタルクはごめん、ごめんってば!と謝りますが、フェルンはその背中をポコポコとぶっています。
仲がいいね!シュタルクの罪も可愛いもんだな!
ついでにフリーレンも「さっき起きたばかりですよね?」と注意され、フェルンのご機嫌を取るために「美味しいものでも食べに行こうか」という羽目に。
たまにはいいじゃん、と思うけどね(笑)
フェルンを育てたハイターは大酒飲みだったけど、生活習慣はきちんと守らせていたのかもしれないね?
んー、そうなるとハイターの考えを尊重してフリーレンもシュタルクも「すみません」になるしかないかぁ
フリーレンは「前にヒンメルたちと来た時にいい店を見つけた」と言っています。
80年前の情報です。
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|13パーティーの食事会
リヒターはオイサーストの街で小さな魔法道具屋を開いているようです。
第一次試験の翌日にはもう店に立っていたもよう。
夕方になるとそこへデンケンとラオフェンがやってきます。
デンケンはラオフェンにお菓子を買い与え、リヒターも食事に誘います。
一度は断ったリヒターでしたが、デンケンが「生前の妻と一緒に言った店」を探していると聞き、デンケンのおごりでその店に案内してやることに。
リヒターの案内でデンケンがたどり着いたその店は、街で一番と評判の高い店でしたデンケンたちが店に入ると、先についていたのがフリーレン、フェルン、シュタルクの三人組でした。
魔法使いの処世術として儂の機嫌を取っておいて損はない、などと教えながらも、リヒターにもラオフェンにもごちそうしてやるデンケン。懐の広いオッサンなのか?
宮廷魔法使いだよね。
大きな目的を持ちながらも、若い者を可愛がってやってるって感じじゃない?
素敵なオヤジじゃないか!
リヒターはラオフェンにお菓子を与えて機嫌を取ったことを「孫扱い」と呆れていたけど、それもいいよね(笑)
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|ユーベルとラント
オイサーストの街でラントに声をかけるユーベル。
初めましてだね。
街中ではさすがに分身じゃないんだ。
ユーベル『葬送のフリーレン』5巻46話『もっと美味しい味』
ラントは今までずっと分身だったって言っているね?
ユーベルはイカレたキャラだけど、魔法の能力は高いんだなー
ラントはユーベルに、君は人を●すことを何とも思っていないのに、なぜヴィアベルを●さなかったのか、と聞きます。
ユーベルは「共感しちゃったからかな」と言い、次の瞬間ラントは体が動かなくなります。
ソルガニール…ヴィアベルの拘束魔法です。
ユーベルは共感した相手の魔法が使えるようになっちゃうんだな?
ユーベルはラントにも分身魔法について聞き出そうとしますが、ラントは教えてやらない、と拒絶します。
ラントは「ついてくるなよ」といいますが、ユーベルはまだまだラントに興味があるようです。
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|もっと美味しい味
レストランで。
フリーレンは巨大ステーキ8枚~10枚、お肉とパン。
デザートをいくらでも頼んでよいとフリーレンに言われたフェルンは特大パフェとパンケーキ、ケーキ。
シュタルクは大盛オムライス。
ものすごい量の食事が始まります。
ステーキの山盛りを前に、フリーレンはヒンメルたちとのこの店での食事を思い出しています。
ヒンメルはこの店の料理人、レッカーの家宝の包丁を魔族の手から取り戻しました。
レッカーはお礼として最大限のもてなしと可能な限りの報酬を、と約束します。
フリーレンが注文したステーキの山を見て、ハイターが「すごい量ですね」と驚き、ヒンメルは「一度にそんなに食べなくても、また食べに来ればいいじゃないか」と言います。
しかしフリーレンは「そう思って二度と食べられなくなった味がたくさんあるからね」と言います。
天才料理人レッカーは、この店の味は100年後も200年後も変えずに残すつもりだと言っています。
フリーレンは、「料理人はそう言いながらも、過去の料理の味を変えて爪痕を残そうとする」と指摘。
1000年生きる間にはそりゃあいろんな味の変遷があっただろうよ!
ヒンメルはフリーレンに「その時はもっと美味しい味を探しに行けばいい」と言いますが、レッカーは「私を超える味などこの世にありませんよ」と自信満々。
ヒンメルはレッカーに「この味をしっかり未来まで届けることが、僕が要求する今回の報酬だよ」と言いました!
フリーレンの為にだよな?
フリーレンがこの後何年も経ってこの店に来ても、ヒンメルと一緒に食べたこの味が楽しめるように…
銅像と同じ!
さて、現在。
めちゃくちゃ美味いと喜ぶシュタルクの横でフリーレンは「やっぱり味が変わってるじゃん」と呟きます。
でももっと美味しい味を探す手間は省けた。
あの時よりも、ずっと美味しい。フリーレン『葬送のフリーレン』5巻46話『もっと美味しい味』
楽しそうに食事するフリーレンたち、そしてデンケンたち。
ユーベルとラントも結局この店に来たようです。
デザートをたっぷり食べたフェルンの機嫌は良くなりましたが、シュタルクはフリーレンの財布の心配をしています。
ヘソクリなくなっちゃった…と言うフリーレンですが、この豪快さがフリーレンらしいです。
この調子だと、一級魔法使い試験は命がけだからな!
いつこれが最後になるかわからないんだから、できるだけ贅沢をすればいいんだよな。
フェルン、ほかに食べたいものはあるか?
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|フェルンと焼き菓子
翌朝。
修行中のシュタルクは、老人に「よくぞ武の神髄まで辿り着いた」と誉め言葉をかけられています。
そこへフリーレンがシュタルクを呼びに来ます。
フェルンが昨日よりも怒って手が付けられないので仲裁してほしいと。
フリーレンが買出し当番を忘れて寝坊したことに怒っているようです。
シュタルクがおずおずと話しかけると「おやつ食べたい」と。
みんなで買いに出かけることになりました。
昨夜も食べたろ!フェルンめんどくさいなあ!
これは話の流れもあるけど、心残りのないように、食べられるときに、大好きなものを食べておこうという無意識の欲望が現れているとみた!
三人は街へ出かけると、一級魔法使い試験の受験者も街に出ているようです。
カンネはヴィアベルとシャルフが戦士をスカウトしているのを目撃します。
カンネのところへやってきたのがラヴィーネですが、着せ替え人形のようにかわいく着飾っています!
ラヴィーネの兄たちは溺愛する妹のために帝都からお土産を買ってきてくれたようです。
シュタルクはフェルンにお菓子の好みを聞きますが、怒っているフェルンはまともに返事もしてくれません。
ここへラヴィーネとカンネも合流。
イノシシ討伐の前衛を探しているヴィアベルは一目でシュタルクを気に入り、「お前凄くいいな…」と呟くと、フェルンに「借りてって良い?」と聞きさっさと拉致ってしまいます。
ラヴィーネとカンネはフリーレンに「ありがとう」と言って焼き菓子の籠を差し出します。
一級試験の時のお礼だそう。
この時、フリーレンはまたある日のヒンメルを思い出します。
フリーレン「ヒンメルは何で人助けをするの?」
ヒンメル「もしかしたら自分のためかもな。誰かに少しでも自分のことを覚えていてもらいたいのかもしれない。生きているということは誰かに知ってもらって覚えていてもらうことだ。
フリーレン「覚えていてもらうためにはどうすればいいんだろう?」
ヒンメル「ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ」
『葬送のフリーレン』5巻47話『フェルンと焼き菓子』
フリーレンとフェルンの宿屋で、ラヴィーネとカンネもいっしょにお菓子を食べて笑って。
フェルンは焼き菓子が美味しいと上機嫌です。
ラヴィーネは「一級試験は三次試験まである。次からは敵同士だな」と言います。
窓から鳥が室内に投げ入れてきた手紙は、第二次試験の通知で、試験官はゼンゼと書いてあります。
ラヴィーネは「ついてねえな」と呟きます。
ゼンゼの担当した試験は過去四回。合格者は0なのだそうです。
『葬送のフリーレン』22話あらすじ|武の神髄を見た
シュタルクを郊外のイノシシ狩りに連れ出したヴィアベルとシャルフのもとにも通知は届きます。
巨大イノシシを焼いて「肉美味いなー」と喜んでいるシュタルク。
巨大イノシシの上に立って通知を読んでいるシャルフ。
シュタルクと焚火を囲んで肉を食べるヴィアベルは、シュタルクに称賛の言葉をかけています。
お前すげぇな。武の神髄を見たぜ。
ヴィアベル『葬送のフリーレン』5巻47話『フェルンと焼き菓子』
一方、ゲナウとゼンゼも試験通知に目を通しているようですが、ゲナウは「なんて酷い試験内容だ」と呟いています。
ゼンゼは、自分は平和主義者だ、ゲナウとは違って、と言いますが…いったいどんな試験内容なのでしょう?
『葬送のフリーレン』22話あらすじ・感想まとめ
『葬送のフリーレン』22話は一次試験後、二次試験までの3日間の休暇の出来事が描かれます。
休養して、美味しいものを食べて、フリーレンはその間二度もヒンメルのことを思い出す機会がありました。
次回『葬送のフリーレン』23話は『迷宮攻略』。
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