アニメ『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』は、原作『葬送のフリーレン』4巻29話『理想の大人』から。
あらすじと見どころ、感想をご紹介します。
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|ヒンメルたちとの記憶
フリーレンとフェルン、シュタルク、ザインは栄えている町に着きました。
にぎやかな町の様子を見たフリーレンは、以前の仲間とこんな風な町に着いたとき、ヒンメルが買い物に誘ってくれた時のことを思い出していました。
ここはアニメオリジナルだね!
今回は あの シーンがあるから…
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|フェルンの誕生日
勇者ヒンメルの死から29年後。北側諸国アルト森林。
今日はフェルンの誕生日です。
アニメ12話はシュタルクの誕生日で、フェルンからプレゼント貰ったり、フリーレンにハンバーグ作ってもらったりしたよね
シュタルクがフェルンへのプレゼントを用意していなかったことで、フェルンとシュタルクは喧嘩になってしまいました。
普段丁寧な敬語を使うフェルンがシュタルクにキツクあたる、というのは気を許しているからだよね。
過去に「めんどくさい」とか「ガキなんだ」とかつぶやいているけど、心からバカにしているわけではなく、親しみを覚えているんだろう?
実際オノを持ったシュタルクは強くてカッコいいしね!!
ザインはフェルンに、出て行ったシュタルクを追いかけるようにと勧めます。
広場でフェルンに会ったザインは、フェルンがシュタルクのことを大切に思っていることに気づきます。
仲直りしたいんだろう?
想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ
ザイン 『葬送のフリーレン』14話29話
ザインのチョイ悪の大人っぽさがいい味だよね!
ザインと話せたフェルンは、シュタルクとも仲直りできました。
3時間もかけてシュタルクがフェルンのために選んだものは、美しいブレスレットでした。
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|ハイターの思い出
ザインが覚えているハイターは優しくて頼りがいのある理想的な大人でした。
しかしフリーレンは、ハイターと一緒に旅をしていた時代、ハイターは酒好きの生臭坊主と考えていました。
フェルンを育てるようになったハイターは、フェルンのために大人を演じ、それによって円熟した人間に近づいて行ったのでしょう。
そのことを知ったフリーレンは、「(ハイターを)誰が褒めてくれるの?」とハイターに聞きました。
ハイターは女神様だと答え、フリーレンは「この世では私が褒めるよ」とハイターの頭を撫でてやるのでした。
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|ザインをほめるフリーレン
フェルンの誕生日にまつわるザインの振る舞いに「大人」を感じたフリーレンは、ハイターにしたように、ザインの頭を撫でてやります。
これがお姉さんからだったら最高だったんだけどな…そうつぶやくザインです(笑)
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|鏡蓮華の意匠
勇者ヒンメルの死から29年後。北側諸国バンデ森林。
商人の馬車に同乗させてもらっているフリーレン、フェルン、シュタルク、ザイン。
商人が扱っているものが装飾品と聞き、フリーレンはふと、フェルンの新しいブレスレットに目を留めます。
フリーレンは同じ意匠の指輪を持っていると言い、トランクの中をかき回している時!
空飛ぶ魔物が現れ、一行が乗った馬車は空高く持ち上げられてしまいます!!
フリーレンは魔物を倒しますが、空から落ちた馬車は壊れてしまいました。
人が無事だっただけで良かったじゃないか!
馬も軽傷でもう治ったし。
フリーレンは何かをなくしてしまったようです。
ザインは、シュタルクがフェルンに贈ったブレスレットの意匠は鏡蓮華というもので、『久遠の愛情』の意味を持つ、恋人に贈るものだと教えてくれます。
シュタルクもフェルンももちろんその意味を知らなかったのですが、フェルンは気に入っているようです。
お子様3人の世話をするザインも大変だね( ´∀` )
フェルンとシュタルク、仲は良いのにフェルンの言葉だけキツイっていうのも面白い!
馬車の修理も進み、明日には出発という夜。
フェルンはフリーレンに「毎晩何を探しているのですか」と聞きます。
フリーレンが探していたのはヒンメルからもらった鏡蓮華の指輪でした。
馬車が落ちた時、どこかへ行ってしまったのでしょう。
それを聞いた商人は『失くした装飾品を探す魔法』を報酬の一部としてくれました。
これによって無事、森の奥から指輪を見つけ出すことができたフリーレン。
フリーレンは、ヒンメルがこの指輪を贈ってくれた時のことを思い出していました。
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』|鏡蓮華の指輪の思い出
ヒンメルはフリーレンとをアクセサリーの店に連れていき、何か好きな物を選ぶようにと言ってくれたのでした。
フリーレンが無造作に選んだ指輪は鏡蓮華の意匠。
フリーレンはそんなことは知りません。
ヒンメルはその意味に気づいた表情を見せますが、フリーレンにはそれを話しません。
そしてフリーレンの前にひざまずき、そっと左手の薬指に、鏡蓮華の指輪をはめてくれたのでした…
フェルンが「諦めなくてよかったですね」と言い、フリーレンは「そうかもね」と返します。
こんな大切な思い出が蘇ったこと。
それが何より素敵なことだね!
この指輪にこめられたヒンメルの思いを、フリーレンはこの時初めてすべて受け取れたのかもしれないね。
旅をして、思い出した大切な記憶…
80年、この鏡蓮華の指輪が守ってきたのかもしれない。
あれはプロポーズだったのかな。
でもヒンメルは人間である自分の寿命と、エルフのフリーレンの寿命の違いを思って、言葉を飲み込んだんだろう。
この時、ヒンメルはフリーレンに心を捧げ、その気持ちは終生変わることはなかったんだ。
フリーレンがこのことに気づいたのは、80年以上も経った今なのか。
長いすれ違いだったけど、ようやく気付いてあげられて良かったな。
この旅には大いに意味があるってことだ。
『葬送のフリーレン』14話『若者の特権』あらすじと見どころ・感想まとめ
フェルンの誕生日、シュタルクはブレスレットをプレゼントしました。
そのブレスレットの意匠は『鏡蓮華』。フリーレンはヒンメルからプレゼントされた『鏡蓮華』の指輪とその時の光景をありありと思い出します。
フェルンとシュタルクのやりとりとザインの役割が見どころの一つ。
もう一つの見どころはヒンメルの無言のプロポーズです。
次週『葬送のフリーレン』15話は『厄介ごとの予感』。
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