武蔵御嶽神社は東京青梅市、御岳山山頂にある神社。
近くの宿坊に宿泊すれば、翌朝の日供祭(にっくさい)に参加することができます。
早朝の空気の中、拝殿に上がってお祓いをしていただく貴重な体験です。
標高929mの山上から東京都心を一望できる雄大なパノラマも一見の価値ありです。
武蔵御嶽神社の日供祭 申し込み
宿泊する宿坊に、前日夜20時までに申し込みます。
私たちは偶然宿坊内に貼りだしてあった案内を見て、参加することにしました。
武蔵御嶽神社の日供祭
日供祭は朝7時にはじまるため、10分前には拝殿前に着いているようにします。
朝の空気は冷たいので、しっかり防寒して出かけます。
木々に囲まれた山の空気は清々しく、小鳥の声が聞こえてきます。
宿坊は御嶽神社の近くではありますが、前日の登山でこわばった脚で長い階段を登るのも一苦労ですので、早めに宿坊を出るほうが良いと思います。
階段の途中では鬼が覗いていたりします。
ようやく拝殿前まで登ってくると、一面の雲海!
昼間は遥か目の下に広がる東京都心の大パノラマを見ることができるこの場所ですが、偶然出会えた幻想的な眺めです。
立派な狛犬も朝日に輝いています。
7時が近づくと拝殿の周りの雨戸を神官の方がぐるりと開けて回られます。
その後参加費500円をお支払いして、建物内の通路を案内されて拝殿へ上がります。
ここでは毎朝、いにしえの時代から伝えられてきた儀式が行われているのでしょう。
いっしょに玉串をお供えをして、祝詞を拝聴すると、八百万の神が山のそこここで聞いているような気分になりました。
心を浄めていただいたあと、宿坊に戻っていただく朝ごはんの美味しいことと言ったら。
心身共にリフレッシュできる宿坊体験、ぜひおすすめします。
御岳山の宿坊 今度はどこに泊まろうか?
御岳山に数ある宿坊のうち、次回行きたいのは「山香荘」です。
山香荘は神代欅の近く、作家の浅田次郎さんのお母様のご実家です!
浅田次郎さんの母方の曾祖父にあたる方は、武蔵御嶽神社の神主さんだっだそうです。
今回御岳山から帰ってきてから「神坐す山の物語」を読んで、絶対行きたくなりました!
まとめ
御岳山ハイキング、宿坊に泊まってのんびり楽しもうという計画でしたが、早朝の日供祭を体験できて良かったです。
次回宿坊泊のハイキングに行くときは、まだ行ったことのない「奥の院」も訪ねてみたいと思いました。
他にも気になっているのが「つるつる温泉」。その途中の日の出山。
足腰を鍛えて、怪我のない山歩きを楽しみたいものです。