『るろうに剣心最終章The Beginning』の中に登場する新選組。
彼らが着ている長羽織、浅葱色の無地であの有名なだんだら模様がなかったですね。
では史実では羽織の色柄はどうだったのか?について調べてみました。
『るろうに剣心最終章The Beginning』に出てくる新選組の羽織
映画に登場する新選組の羽織はかなり長いもので、浅葱色の無地。
袖にはだんだら模様はありませんでした。
これはなぜなのでしょう?
実際の新選組の羽織はどんなものだったのでしょうか?
『るろうに剣心The Beginning』巴最後のセリフは?【ネタバレ】
2021年6月4日(金)公開の『るろうに剣心The Beginning』。
その内容・あらすじを【ネタバレ】でご紹介します。
『るろうに剣心』シリーズの最後を飾るにふさわしい、豪華キャストによる大作です!
ハンカチを忘れず...
新選組の羽織の色・柄・長さは?
新選組の隊服だった羽織の実物で、現在まで残っているものは一枚もありません。
羽織の情報は以下の通りです。
文久3年(1863年)、新選組の隊服として大文字屋呉服店(現在の大丸)に揃いの羽織を注文しました。
1.デザインは、歌舞伎の『忠臣蔵』で赤穂浪士が着用した袖口に山形の模様を染め抜いたもの。
2.「誠」の一文字が入っている。
3.色は、武士の死に装束の色である浅葱色で。
1.デザインは、歌舞伎の『忠臣蔵』で赤穂浪士が着用した袖口に山形の模様を染め抜いたもの。
2.「誠」の一文字が入っている。
3.色は、武士の死に装束の色である浅葱色で。
赤穂浪士の羽織は黒地の袖口に山形(ダンダラ)を白く染め抜いたもの。
歌舞伎の衣装であり、史実ではありません。
上の写真は、2020年に伝説の新選組の羽織を大丸京都店が復元したものです。
ダンダラ羽織は最初の1年ほどで廃止されたようで、池田屋事件(文久4年、元治元年、1864年)の時に着用していたとする証言が最後のものです。
その後は黒一色の装束に変更されています。
こんな派手な羽織を着ていたら、尾行など無理ですものね…
なお、副長の土方歳三はこの羽織を嫌い、一度も着なかったと言われています。
デザインは忠臣蔵を好んだ芹沢鴨の進言であったとも、近藤勇であったとも言われていますが、芹沢を良く思っていなかった土方歳三は「こんなダサいもの着るものか!」と思い、ほんの1年で廃止したのかもしれません。
『るろうに剣心最終章The Beginning』新選組の羽織の柄は?まとめ
映画の中では無地の浅葱色の長羽織でした。
実際の新選組の羽織は浅葱色に袖口を山形に白く染め抜いたダンダラ模様、「誠」の一文字が入っていたようです。
この有名な隊服はほんの1年少々で廃止され、黒一色の上下に変更されました。
今後映画やドラマを見るたびに、気になってしまいそうですね!