アニメ『葬送のフリーレン』第11話『北側諸国の冬』の感想と見どころをご紹介します。
また新キャラクター・エルフのクラフトの声優さんは誰なのか、情報をご紹介します。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』感想とあらすじ|戦のあと
アウラとフリーレンの決戦の地にフェルンとシュタルク、グラナト伯爵がやって来ます。
伯爵はフリーレンが鎧の兵士たちを損傷しないよう扱ってくれたことに礼を述べました。
フリーレンもまた、フェルンとシュタルクを労います。
伯爵家の紋章を首にかけた鎧が見つかり、伯爵はついにアウラから解き放たれた息子を発見し、穏やかな顔を見せます。
こういう場面を見るとフリーレンたちの旅は尊いな、と思うよね!
フリーレンはアウラたち魔族から街を守った褒美として『ニセモノの大魔法使いフランメの魔導書』を所望します。
フリーレンは仕事に対して必ず報酬を要求するけど、それは相手が負担に感じないで済むようにという配慮なんだよね。
フリーレンの小さなトランクにはいったい何十冊のくだらない魔導書が入っているんだろう?ドラえもんのポケットみたいなトランクだよね。
シュタルクは「タメ口で死罪」と誤解し恐怖で気絶する場面も(笑)
街の人々に歓迎され、怪我の手当てを受けたり、新しい衣服を用意してもらうフリーレンたち。
グラナト伯爵はアウラの軍勢とされていた兵士たちの弔いをします。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』感想とあらすじ|一級魔法使い
グラナト伯爵は、フリーレンたちの目的地がエンデと聞くと、北部高原を通行するためには一級魔法使いの資格が必要だと教えてくれます。
フリーレンは『聖杖の証』を持っていますが、半世紀前ごろできた『大陸魔法協会』は知りませんでした。
グラナト伯爵から北側諸国オイサーストで一級試験が受けられることを聞き、一行はシュヴェア山脈を越えオイサーストを目指すことに。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』感想とあらすじ|北側諸国の冬
魔王軍との戦いで最も多くの人を●したのは
北側諸国の冬だよフリーレン『葬送のフリーレン』3巻23話
勇者ヒンメルの死から28年後。
北側諸国デッケ地方。
グラナト伯爵に別れを告げ、シュヴェア山脈に足を踏み入れた途端、猛烈な吹雪が三人を襲います。
吹雪のため道に迷い、意識を失ったシュタルクをフェルンが引きずるようにして、三人は避難小屋にたどり着きます。
フリーレンが小屋のドアを開けると、中ではエルフの男性がスクワットをしています?
フェルンは「中に変態がいるから他を探しましょう」と言いますが、小屋の中から出てきたエルフはフリーレンの姿を見ると「変態とは心外だな…お前エルフか?」と聞きます。
三人は小屋に入り、フェルンの起こした火で温まり、衣服を乾かすことができました。
エルフの男性は火種がなくなり、スクワットで体温を保っていたようです。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』感想とあらすじ|武道僧クラフト
凍死寸前だったシュタルクは、エルフのクラフトの体温で温めてもらい目を覚まします。
誰このおっさん!?
シュタルク『葬送のフリーレン』3巻24話
目覚めたシュタルクは武道僧クラフトのガタイの良さに驚き「あんたとんでもなく強いだろう。」と言います。
女神の紋章を首にかけたクラフトは「名のある武道僧に間違いねぇ」というシュタルクの言葉に微笑みを漏らします。
クラフトは運んでいた食料を小屋に入れ、4人は結局半年間、この小屋で北側諸国の冬をやり過ごしました。
クラフトはシュタルクの筋トレを手伝ったり、フェルンに女神さまの聖書を読んでやったりしてくれました。
クラフトはフェルンのために木を彫って女神のペンダントを作ってくれました。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』感想とあらすじ|「女神さまに褒めてもらうんだ」
フリーレンは、信仰心の篤いクラフトにどうして女神さまを信じているのかと聞きます。
女神さまは一度も姿を現したことがないからです。
今は心の底から女神さまを信じている。
いや、いてくれなきゃ困るんだよ。
おれの成してきた偉業も正義も、知っている奴は皆死に絶えた。
だから俺は死んだら天国で女神さまに褒めてもらうんだ。クラフト『葬送のフリーレン』3巻24話
クラフトは、フリーレンが女神を信じていないと察して
「天国もか。フリーレン。」と聞きます。
フリーレンは答えられません。
旅の目的地は天国だからな。信じてないとは言えないよ。
お前が信じないって言うのなら、女神さまの代わりに、俺がお前を褒めてやる。
クラフト『葬送のフリーレン』3巻24話
その言葉にフリーレンは過去の出来事を思い出します。
約80年前、ハイターはある村の孤児院の復興資金を寄付したのです。
私も孤児でしたから。
女神さまは清く正しく生きた私を褒めてくださることでしょう。ハイター『葬送のフリーレン』3巻24話
酒を飲みながら語るハイターに、フリーレンはいつものように「生臭坊主」と言います。
ハイターは僧侶だから、女神さまを信仰しているよね。
お墓にも女神さまの紋章が刻まれています。
ハイターはフリーレンにこう言ってくれました。
あなたは女神さまを信じていないようなので。
身の上を話して頂ければ代わりに私が褒めますよ。ハイター『葬送のフリーレン』3巻24話
フリーレンはクラフトに「もう別の奴に褒めて貰った」と話します。
クラフト「そうか。いい友人を持ったな。フリーレン。大事にしろ。」
フリーレン「いや、その人はもう…
……今は天国にいるよ。」
『葬送のフリーレン』3巻24話
信心深いハイターも、長い寿命を持ったエルフのクラフトも、女神様が自分を見守ってくれていると考えることで安らかな気持ちになれたんだろうな。
じゃあフリーレンは?
フリーレンは魔族に対する復讐が第一で、ドライな心で生きてきたのかも。
でもヒンメルを亡くした後、どこの村や町へ行ってもヒンメルの像があるのを見て、ヒンメルたちと過ごした時間を大切なものとして思い出すようになったと思うよ。
だから孤独じゃないだろ。
ヒンメルはフリーレンの心の中にずっと生きていて、「ヒンメルならこうする」っていう基準になっているんだから。
一緒に旅するフェルンはハイターを、シュタルクはアイゼンを思い出させてくれる。
「天国でもう一度彼らと会って話せる」そう信じていると思うよ。
おい!アイゼンはまだ元気に生きてるよ!
そうだったな
春が来て、クラフトは別の方向に旅立ちます。
「何百年後かに、またな」とフリーレンに告げて。
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』武道僧クラフトの声は子安さん!
『葬送のフリーレン』
次回第11話「北側諸国の冬」11月17日(金)よる11時放送です。
次回をお楽しみに。#フリーレン #frieren pic.twitter.com/JgBqN8F4Vr— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) November 10, 2023
この予告映像を見て、クラフトの声優が子安武人(こやす たけひと)さんではないかという声が多く聞かれました!
モンクのクラフト
テラ子安
子安さんは格好良いキャラ以上に変態チックなキャラの方がしっくり来る pic.twitter.com/lMwMhadXHV— にワカのタイショー (@wasabitaishi) November 17, 2023
やはりクラフトの声は子安さん!
←雪山の子安さん
渋谷の子安さん→#フリーレン #呪術廻戦 #子安武人 pic.twitter.com/Dvh1GkRFG8— 猫柳 (@d5_k10) November 17, 2023
子安ヴォイスはクラフトの人生の深みを感じさせてくれますね!最高!
アニメ『葬送のフリーレン』11話『北側諸国の冬』あらすじとみどころ・まとめ
七崩賢・断頭台のアウラとの戦いが終わり、北側諸国へ旅立つ一行。
エンデへの道のりには「一級魔法使い試験」と受けなくてはいけないらしいことが示されます。
北部高原の冬は厳しく、結局半年の間エルフの武道僧・クラフトと暮らすことになりますが、女神を信仰するクラフトの言葉は、フリーレンにかつての仲間を思い出させます。
派手な戦いはありませんが、こんな平場を描いた回は、しみじみとフリーレンをめぐる人たちの生き方を考えさせられます。
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