映画『文豪ストレイドッグスBEAST』は、舞台『文豪ストレイドッグス』の俳優さんたちによる『文豪ストレイドッグスBEAST』の映画化です。
映画化に当たって、原作(小説『文豪ストレイドッグスBEAST』)と異なる部分があります。
この記事では原作との違いについて考察していきます。
- 映画『文豪ストレイドッグスBEAST』スタート場面の違い
- 映画『文豪ストレイドッグスBEAST』中島敦は泉鏡花にクレープを買ってあげようとする
- 映画『文豪ストレイドッグスBEAST』では織田作は冒頭から小説を書いている
- 映画『文豪ストレイドッグスBEAST』では田植え、風紀委員というほのぼのシーンは残念ながらカット
- 太宰の声の録音を手に入れるために織田作が大活躍/ドストエフスキーも出演!
- 中原中也のアラハバキ発動!
- ポートマフィア本社に武装探偵社は全員で乗り込み銀を救出する
- 番外篇:バー・ルパンの実写は最大の見どころかも
- ラストシーンの太宰の姿はアニメシーズン1のオープニングに重なる美しさ
- 『文豪ストレイドッグスBEAST』映画と原作の違いは?感動の結末!
映画『文豪ストレイドッグスBEAST』スタート場面の違い
小説『文豪ストレイドッグスBEAST』では、芥川龍之介の仲間の少年が非合法法取引の日時を知り、殺されてしまいます。
復讐を誓った芥川が「現金輸送車が襲われていた」と無法者どもを騙し、復讐を遂げます。
そこへ「黒衣の男」太宰が現れ、銀を連れ去ります。
映画版では、少年たちが漁りに行ったゴミ捨て場で、「流通準備紙幣」を発見してしまい、その場で無法者に襲われます。
芥川は無法者に追いつくと同時に復讐し、「黒衣の男」太宰に銀を連れ去られてしまいます。
いずれにしても、「銀を奪われた」と芥川は怒っているけど、自分も餓死寸前になるのだから、太宰は銀を助けたことになるのかも。
映画『文豪ストレイドッグスBEAST』中島敦は泉鏡花にクレープを買ってあげようとする
原作にないシーン。
中島敦はポートマフィアの車で移動の途中、同乗の泉鏡花にクレープを買ってきてあげようとします。
通りかかった少年が、敦の目の前で飴玉を落とします。
その瞬間、敦の脳裏に浮かぶのは孤児院で飴を手に入れた時に受けた罰のことでした。
少年の敦に、五寸釘が渡され、自分の足に打ち込むようにと院長に言われたのです。
思わず路上に座り込む敦と、敦に寄り添う鏡花です。
映画の鏡花ちゃんはちょっとお姉さんぽくて、はっきりと敦に恋心を抱いているようだね
映画『文豪ストレイドッグスBEAST』では織田作は冒頭から小説を書いている
芥川の入社試験が行われていた武装探偵社。
小説では織田作は煙草屋のおばあさんの雑談に付き合っていて遅れたのでしたが、映画では遅れた理由を「小説を書いていた」と言っています。
太宰が望む「織田作が小説を書いている世界」をはっきりと観客に意識させるため、冒頭からこのセリフが出るんだろうねー
見ている原作ファンとしても、織田作が小説を書いていると聞いて嬉しくなったよ!
映画『文豪ストレイドッグスBEAST』では田植え、風紀委員というほのぼのシーンは残念ながらカット
小説では芥川の可愛さが一気に高まる名シーンでしたが、映画ではあいにくカット。
時間制限があるので仕方ないですね。
下記の記事『文豪ストレイドッグスBEAST』2巻の部分で、可愛い芥川の描写をお楽しみいただけます!
『文ストBEAST』漫画あらすじと違い『文スト』本編とどう違う?
太宰の声の録音を手に入れるために織田作が大活躍/ドストエフスキーも出演!
小説の中では、芥川は国木田が持ってきた映像で太宰の声を聞くことになりました。
映画では、芥川が、黒衣の男に会えば「声でわかる」と言ったため、太宰の声の録音を手に入れるため、織田作、坂口安吾、フョードル・ドストエフスキーも登場してくれます!
ドスちゃんはすっげー良かったな!ヴィジュアルもキャラもよかった
チェロを弾いてるところも良かったな~
次回作も匂わせてくれたので、原作ファンは嬉しいな!
中原中也のアラハバキ発動!
中原中也のアラハバキ発動!キャストの植田圭輔さんいわく「喉千切れるんちゃ宇迦?」と語っていますが、とにかくかっこいい!
また、ラストシーンの「中也と鎖」も萌えます!
中也ファンは思わぬ満足感に満たされることでしょう!
ポートマフィア本社に武装探偵社は全員で乗り込み銀を救出する
原作では銀の生死は定かではありませんでしたが、映画では武装探偵社が総出で芥川をバックアップ!
銀ちゃんを無事に助け出します。
番外篇:バー・ルパンの実写は最大の見どころかも
小説にもあるので番外編としました。
「黒の時代」で描かれた、古いジャズが流れるバー・ルパン。
これが忠実に再現され、坂口安吾に導かれた織田作と、太宰がここに集います。
このシーンは鳥肌物の嬉しさだったな!
ここで、この「織田作が小説を書いている世界」が書いた内容が現実になるとされる、唯一無二の『本』に折りたたまれた物語であることが明かされます。
ラストシーンの太宰の姿はアニメシーズン1のオープニングに重なる美しさ
小説にも同様のシチュエーションが描かれますが、「この世界を存在させるために」太宰がビルの屋上から墜ちていくシーンは、シーズン1のオープニングアニメーションに酷似して描かれます。
アニメファンなら納得感でいっぱいになるでしょう!
『文豪ストレイドッグスBEAST』映画と原作の違いは?感動の結末!
細部の変更はあっても、大筋では原作のストーリーが生かされています。
それというのも、映画版の脚本は、小説の著者・朝霧カフカ先生本人なのです。
登場人物のセリフも、小説・マンガでおなじみの朝霧先生の文体ですので、当然違和感がありません。
また、キャストのほとんどが4年半も舞台版『文豪ストレイドッグス』を演じ続けているということも、役者さんが登場人物になりきっている最大の理由でしょう。
2.5次元と呼ばれる『文豪ストレイドッグス』舞台版の役者さんによる熱い映画、『文豪ストレイドッグス』、おススメの作品です。
『文豪ストレイドッグスBEAST』映画のあらすじと名セリフをネタバレで!
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