『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌は、Official髭男dismの『ホワイトノイズ』と発表されました。
『ホワイトノイズ』とは？また、歌詞から連想されるシーンを特定して、歌詞の意味を読み解いていきます。
『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌『ホワイトノイズ』とは?
1期の『Cry Baby』に引き続きOfficial髭男dismによる『ホワイトノイズ』が2期の主題歌です。
でも、この『ホワイトノイズ』って何でしょう？
ホワイトノイズは人間の耳に聞こえるすべての周波数が均等に混ざって出来ている音なので、サウンドマスキング*が得意という特徴を持っています。つまり耳障りな音（覚醒音）をかき消してくれるので、耳障りな音が気にならなくなります。
*人間にとって不快な音を、別の音を流して気にならないようにすること。
『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌『ホワイトノイズ』①
冒頭のパートは、バイクに乗っている視点から。
アニメ２期の『聖夜決戦編』の中で『足元でうなる排気音』が『街を切り裂く』場面は？
千冬が場地の形見のバイクでタケミチと夜の街を流す
千冬『東京卍リベンジャーズ』10巻p.40
この場面で『消えたテールランプを探して』といえば、今は亡き場地を思い出しながら走る千冬、バックシートで千冬の気持ちを推し量るタケミチが浮かびます。
マイキーのバブの音が教会のタケミチたちに届く
マイキーのバブ『東京卍リベンジャーズ』12巻p.129
柴大寿にボロボロにされて諦めかけたタケミチ、八戒、千冬、三ツ谷。
彼らの耳に聞こえてきたのが、マイキーのバブの排気音です。
マイキーが探し続ける『消えたテールランプ』は亡き兄、真一郎のテールランプ。
バイクに乗っている間は余計なことを考えないで済む、彼らの心情を『ホワイトノイズ』というワードで語っているのかもしれません。
マイキーのバブの音は、絶体絶命のタケミチたちにとっては、聖夜に響き渡る救いの音。
「仲間のために命を張れる」東京卍會の熱い思いがほとばしります。
『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌『ホワイトノイズ』②
タケミチとヒナのクリスマス『東京卍リベンジャーズ』11巻p.46
「追いかけてくる後悔が視界を塞ぐ」というなら、迷わずこのシーンですね。
視界を塞ぎそうに降り続く白い雪。
何も考えられなくなりそうな、白に塗りつぶされていく景色。
タイトルの『ホワイトノイズ』は、他の音が雪の静けさの中に吸い込まれていくような、いわばタケミチの『後悔の音』を象徴しているのかもしれません。
『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌『ホワイトノイズ』③
第3のパートは、『東京リベンジャーズ』のテーマそのものですね。
何度しくじろうとも、ヒナを守る。タケミチのその決意が何度でも未来を変えていきます。
タケミチ『東京卍リベンジャーズ』13巻p.16
タケミチはヒナのヒーローであり、稀咲のヒーローでもありました。
でも、その頬の涙をぬぐうのは、ヒナなのです。
ヒナの笑顔に勇気づけられ、何度でも戦うタケミチ。
二人だけの世界に心通わせる瞬間は、周囲の雑音からは切り離された『ホワイトノイズ』の中。
『ホワイトノイズ』はそんな彼らへの応援歌なのでしょう。
東リベアニメ２期主題歌ヒゲダン『ホワイトノイズ』の意味を読み解く・まとめ
『東京リベンジャーズ』アニメ２期主題歌の『ホワイトノイズ』（Official髭男dism）。
この歌詞の中には『東京卍リベンジャーズ』で描かれる
- 仲間たちとの熱い絆、
- バイクを駆る瞬間のときめき、
- タケミチにとってかけがえのない人であるヒナへの思い、
- タケミチが大切な人たちを守るために何度でも立ち上がり未来を変えていく決意、
そんな風なものたちが描かれているようです。
『東京リベンジャーズ』アニメ２期『聖夜決戦編』は2023年1月7日から。
放送されるのが楽しみです。
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