『燃えよ剣』土方歳三視点のあらすじを押さえ映画を120%楽しもう

燃えよ剣

映画『燃えよ剣』は新選組副長・土方歳三が主人公です。

映画を120%楽しむために、土方歳三プロフィール、名句(迷句?)のご紹介を交えて、小説『燃えよ剣』のあらすじをおとどけします。

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  1. 『燃えよ剣』新選組副長・土方歳三プロフィール
  2. 小説『燃えよ剣』あらすじ・歳三と佐絵の出会い
  3. 小説『燃えよ剣』あらすじ・疫病の流行
  4. 小説『燃えよ剣』あらすじ・念願の「和泉守兼定」との出会い
  5. 『燃えよ剣』あらすじ・壬生へ到着
  6. 『燃えよ剣』あらすじ・芹沢鴨を利用する
  7. 『燃えよ剣』あらすじ・隊士の募集
  8. 『燃えよ剣』あらすじ・芹沢派の粛清
  9. ほっと一息『燃えよ剣』豊玉宗匠発句集
  10. 小説『燃えよ剣』あらすじ・佐絵との再会
  11. 小説『燃えよ剣』あらすじ・局中法度書
  12. 小説『燃えよ剣』あらすじ・池田屋の変
  13. 小説『燃えよ剣』あらすじ・蛤御門の変
  14. 小説『燃えよ剣』あらすじ・伊東甲子太郎の入隊
  15. 小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との出会い
  16. 小説『燃えよ剣』あらすじ・伊東甲子太郎一派の分裂
  17. 小説『燃えよ剣』あらすじ・七里研之助の最期
  18. 小説『燃えよ剣』あらすじ・土方歳三江戸へ
  19. 小説『燃えよ剣』あらすじ・大政奉還
  20. 小説『燃えよ剣』あらすじ・油小路の戦い
  21. 小説『燃えよ剣』あらすじ・鳥羽・伏見の戦い
  22. 小説『燃えよ剣』あらすじ・大阪に戻る
  23. 小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との二日間
  24. 小説『燃えよ剣』あらすじ・富士山丸で江戸へ
  25. 小説『燃えよ剣』あらすじ・甲府城へ
  26. 小説『燃えよ剣』あらすじ・流山へ
  27. 小説『燃えよ剣』あらすじ・宇都宮城
  28. 小説『燃えよ剣』あらすじ・戊辰戦争
  29. 小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との再会
  30. 小説『燃えよ剣』あらすじ・五稜郭の戦い
  31. 『燃えよ剣』土方歳三視点のあらすじを押さえ映画を120%楽しもう・まとめ

『燃えよ剣』新選組副長・土方歳三プロフィール

氏名:土方 歳三(ひじかた としぞう)
生年~没年:1835年5月31日~1869年6月20日
身長:五尺五寸=165cm(現在の平均身長で換算すると181.6cm)
趣味:発句 雅号:豊玉
家族:多摩・石田村の豪農土方義諄(隼人)と恵津の間に生まれた10人兄弟の末っ子。
父母が早世したため次兄の喜六とその妻なかの手で育てられる。
職歴:14歳から24歳まで奉公に出ており、その後実家の石田散薬を行商しつつ剣術を学んだ。
剣術:姉らんの嫁ぎ先である日野宿名主の佐藤彦五郎が自宅に道場を作っていた。
彦五郎と義兄弟の契を交わした試衛館の近藤勇が出稽古に来ており、歳三は1859年(24歳)天然理心流に正式入門
ガンダムくん
ガンダムくん

浪士組に応募して京都に行くのが1863年。
入門して4年でそんなに強くなるって、才能があったのかな?

シャア専用ズゴック
シャア専用ズゴック

喧嘩の戦術に長けていた、とも書いてあるね

小説『燃えよ剣』あらすじ・歳三と佐絵の出会い

府中・六社明神のくらやみ祭で歳三は佐絵と出会います。

佐絵は宮司の妹、身分の高い女で、近く京へ行くことが決まっていました。

しかし何度めか、夜陰に乗じて忍び込んだ帰り、六車宗伯に見つかったため、六車を斬ってしまいます。
初めて真剣で人を斬ってしまったのです。
六社の同門の七里研之助が仇討ちをしようと、土方を付け狙い、土方と沖田総司分倍河原で売られた喧嘩を買う羽目になってしまいます。
土方の立てた戦略を利口な沖田はすぐに飲み込み、大人数を相手に見事に斬り抜けます。
喧嘩の後、土方歳三は馴染みの女・小桜の家に寄って、傷の手当をさせるのでした。
ガンダムくん
ガンダムくん

いろんなところに仲のいい女の子がいるんだな…

翌日、市谷柳町の試衛館に、他流試合の申し込みがありました。
やってきたのはなんと、七里研之助です!
試衛館の道場主、近藤勇は桂小五郎に助っ人を頼み、七里を打ち負かしますが、次は八王子での試合に応じる形に持って行かれてしまいます。
八王子では泊まった旅籠に夜襲をかけられた土方歳三、沖田総司、原田佐之助、藤堂平助、永倉新八ですが、土方の戦法「祭りの喧嘩」で見事危地を脱します。

小説『燃えよ剣』あらすじ・疫病の流行

1862年、江戸の町に麻疹(はしか)とコレラが大流行します。

門人が寄り付かなくなった試衛館はたちまち経営の危機に直面します。

そこへ、食客の一人山南敬助が「幕府が官費で浪士組を設立し、将軍の警固にあたる。清河八郎がこれを徴収している」という情報を持ってきます。

ここに、近藤勇、土方歳三、山南敬介、沖田総司、井上源三郎、原田佐之助、斎藤一、永倉新八、藤堂平助揃って応募することに決めます。

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小説『燃えよ剣』あらすじ・念願の「和泉守兼定」との出会い

歳三は義兄佐藤彦五郎に出資を頼んで、大業物の刀「和泉守兼定」を探します。

歳三が探している刀は「ノサダ」と呼ばれる二代目和泉守兼定。

浅草の古道具屋の盲目の主人がそれを五両で譲ってくれるというのです。

数百年間、この刀はあなた様に逢いたがっていたのだろう。
手前には、なんとなくそういうことがわかります。
道具屋を五十年もしていると、こういう道楽もしてみたいのさ。

『燃えよ剣』司馬遼太郎

1863年2月8日、小石川伝通院に集結した浪士組一行は、京へ向かいます

映画でのノサダとの出会いの描かれ方はまるでハリー・ポッター!こちらの記事で紹介しています。
『燃えよ剣』感想【ネタバレあり】見どころありすぎ!キャラ立ちすぎ!
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『燃えよ剣』あらすじ・壬生へ到着

浪士組一行は2月23日京へ到着

近藤の仲間たちには、壬生の宿舎として八木源之丞方が割り当てられました。

ところが2月24日、浪士組本部から招集がかかり、集まってみると清川八郎が演説を始めました。

「江戸を出るときには将軍の警固と言ったけど~
天皇陛下を守って尊皇攘夷をやろうよ!
俺らを集めたのは幕府だけど、天皇陛下に逆らったら幕府の偉い人でも斬っちゃおうよ」
というのです。

ガンダムくん
ガンダムくん

京まで来てからこんなこと言うなんてアリ?

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『燃えよ剣』あらすじ・芹沢鴨を利用する

土方歳三は近藤勇に「清川は裏切り者だ。我々は新党を作ろう。芹沢鴨の兄貴が京都守護職松平容保公と仲がいいから話を通させよう」と提案するのでした。

偶然同じ八木家に投宿している芹沢鴨一行5人のもとへ行き、

「清川は寝返り者。京都守護職会津中将松平容保公に”清川を誅戮してもよい”って許可をもらおう。芹沢先生、お兄さんのつてで、なんとかなりませんか」と聞きます。

その翌日、芹沢鴨、新見錦、近藤勇、土方歳三の4人は会津本陣に招かれ接待を受けます。

帰りがけに公用方の外島機兵衛から「本日は愉快でしたな。”き文字”の一件よろしく」と声をかけられます。これで清川暗殺の密命を受けたことになりました。

暗殺は失敗しましたが、その翌日、再び集められた浪士隊は、清河八郎から

「生麦事件(1862年9月14日)以来イギリスと幕府のあいだがこじれちゃって~。イギリスとの戦になったら、まっさきに戦えるように江戸に帰ろう」と告げられます。

(もちろんこれは幕府の手で、江戸に戻った清河八郎は暗殺されます)

われらは、ことわる」と近藤・芹沢一派は八木屋敷に残りましたが、残りの人数は3月13日、京を発って行きました。

土方は、近藤を通して芹沢に「京都守護職会津中将お預り浪士」としてもらうよう勧めます。そうすれば、壬生に駐屯している理由もできるしお金ももらえます。

請願はすぐに受け入れられ、隊名を新選組とすることも決まりました。

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『燃えよ剣』あらすじ・隊士の募集

土方歳三はもっと大きな構想を描いています。

芹沢鴨を動かして、京都守護職に「天皇陛下や将軍をお守りするには小大名ほどの武器、人数が必要」とかけあい、京・大坂の道場をしらみつぶしに勧誘に回ります。

芹沢派がグズグズしている間に、近藤たちは100名ほどの隊士を徴募してきたのです!

次は土方歳三お得意の組織作り

局長:芹沢鴨・新見錦・近藤勇
副長:土方歳三・山南敬助
助勤・監察・諸役14名

もと試衛館メンバーを中心に、立派な組織ができました!

浪士、一様に外套を着し、長刀地に曳き、大髪頭をおほひ形貌はなはだ偉(ふとぶと)しく、列をなしてゆく。逢ふ者、みな目をそむけ、これをおそる。

会津藩公用方 広沢富次郎

新選組は京の町で恐れられる存在になりました。

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『燃えよ剣』あらすじ・芹沢派の粛清

以前から豪商への押借り、祇園での派手な遊びが目立っていた芹沢一派に対し、会津藩公用方外島機兵衛からも「斬れ」との指示がありました。

まず新見錦に切腹させ、芹沢には注意を与えた上で、1863年9月18日、芹沢鴨、平山五郎を斬殺。平間重助逃亡、野口健司後日切腹。

これで芹沢派は壊滅。権力の全てを近藤勇に集めることに成功しました。

ガンダムくん
ガンダムくん

こういうことも計画して粛々と実行できる男なんだな。
組織を強くするため、粛清するんだなー

こわっ

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ほっと一息『燃えよ剣』豊玉宗匠発句集

沖田総司が土方歳三の私室に入ってきて、句帳をのぞき見ます。

公用に 出てゆく道や 春の月

ガンダムくん
ガンダムくん

新選組副長っぽいよな!

知れば迷ひ 知らねば迷はぬ 恋の道

シャア専用ズゴック
シャア専用ズゴック

え、こういうの詠む人なの?照れるぜ

梅の花一輪咲てもうめはうめ

ガンダムくん
ガンダムくん

うーん…だから?って言いたくなるけど笑
歳三さんって、真っ直ぐな人だったんだな!

白牡丹月夜月夜に染めてほし

ガンダムくん
ガンダムくん

映画にはこの句が取り上げられていたよ。
こうしてみるとロマンチックだな!

シャア専用ズゴック
シャア専用ズゴック

下手な俳句と言われているけど、人間臭さが出ていいよな!

豊玉発句集ブックカバー 歴史倶楽部HPより

 

こんなグッズまで登場しています!ちょっといいな。

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小説『燃えよ剣』あらすじ・佐絵との再会

京の都で、こんどは佐絵の方から沖田総司を通して「土方さんにお会いしたい」と言ってきました。

歳三は佐絵に会いに行きました。

以前とは雰囲気の変わってしまった佐絵は志士たちの間で「勤王烈女」という存在になっていたのです。

その帰り道、歳三は因縁の相手、七里剣之助に襲われるのです!

小説『燃えよ剣』あらすじ・局中法度書

新選組隊士約100人をまとめあげるために土方歳三が作った鉄の掟、それが局中法度書です。

一、士道に背くまじきこと。
一、局を脱することを許さず。
一、勝手に金策すべからず。
一、勝手に訴訟取り扱うべからず。
一、私の闘争を許さず。

これらに反した場合はすべて切腹です。

隊士はいつも背水の陣で決死の戦いを強いられるわけです。
怖くなって脱走しようとしても、見つけ出されて切腹を申しつけられました。

ガンダムくん
ガンダムくん

本物の武士よりも、激烈だよな!

小説『燃えよ剣』あらすじ・池田屋の変

1864年6月、近藤勇が聞き込んできた情報により、土方歳三も沖田総司と一緒に桝屋の見張りにつきました。

・枡屋喜右衛門に化けているのは長州の志士の大物、古高俊太郎
・武装蜂起の武器弾薬は桝屋の蔵に集めている。
・風の夜を選んで京の市中に火を放ち、御所の天皇陛下をさらって長州へ連れて行こうと計画している。

その情報を会津本陣に渡す前に、新選組が独自に調査すれば、ここまで作り上げてきた組織の力を世に問うことができると歳三は考えたのです。

古高俊太郎を謀反の疑いで捕らえ、志士たちの集まる時を探ります。

6月5日、池田屋で会合。いや、木屋町の丹虎。二つの情報が出てきてしまいました。

歳三自身はまず二十人を率いて丹虎へ向かい、敵がいないとみるや池田屋に急行しました。

池田屋に突入したのは近藤勇、永倉新八、沖田総司、藤堂平助、原田佐之助、近藤周平らです。

二階の座敷には長州始め初版の志士たち二十数名がすでに二時間前から酒を飲んで議論しています。

監察の山崎丞は手回し良く、志士たちの刀を押し入れにしまっています。

大乱戦で双方大勢の死傷者を出しましたが、謀反の計画を未然に防ぐことができたのです

これが新選組の名前を一気に高めた大事件でした。

小説『燃えよ剣』あらすじ・蛤御門の変

池田屋事件の功績のため、幕府から近藤勇を「与力上席」に、との内示がありました。
いわゆる警察官です。

土方歳三は「やめておけ」と近藤に言います。
彼らが目指すのは大名です。

「与力上席」を辞退した近藤ですが、この後は白馬にまたがり、槍を持った隊列を従えて市中見廻りに出るようになりました。

まるで大名のような演出をして、周りに力を誇示していくのが土方・近藤の狙いでした。

池田屋事件の後、京の町での長州系志士の動きは逆に活発になりました。

新選組も会津本陣から大砲を借り受け、武田観柳斎の指導で具足(鎧兜などの防具)も揃えます。

1864年8月、長州軍猛将木島又兵衛久坂玄瑞らは、ついに御所・蛤御門に達します。

幕府の采配の悪さで、新選組は現場から遠い伏見へ送られていました。

土方歳三は「京へ戻ろう」と焦りますが、沖田総司は「鮒寿司でも上がりませんか」となだめるのでした。

長州軍はまもなく幕府の大軍によって討ち取られ、京の町の大半を戦火で焼いた戦いは終わりました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・伊東甲子太郎の入隊

蛤御門の後、近藤勇隊士募集のため江戸にくだることにしました。

これに先立って江戸へ向かったのが藤堂平助です。
藤堂の手引きで伊東甲子太郎と会った近藤は、有頂天になります。
伊東のような才走った男と、新たな隊士を部下に迎え、江戸城では老中に目通りする身分になったのです。

大名気取りの近藤を横目で見ながら、土方は沖田総司に語っています。

(あの人が大名になろうと芋剣客に逆戻りしようと)どっちにしてもおれはあの人を協けるのが仕事さ。
しかしおれはあの人がみずから新選組を捨てるときがおれがあの人と別れるときだ、と思っている。

そんな中、山南敬助が脱走しました。
土方のやり方に反発して、新選組を見限ったのです。

まもなく山南敬助は連れ戻され、切腹を申しつけれらます。

このころ、あの有名な新選組の編成が作成されます。

『燃えよ剣』キャストと実物画像比較!新選組編成表で丸わかり!

小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との出会い

長州方についていた七里研之助が、ある夜土方を襲います。

傷を負った土方が逃げ込んだ家は、お雪という女の住まいでした。
武家育ちらしい女は、土方の着物が汚れているのを見て、着替えを用意してくれました。

江戸の女らしい雪に惚れてしまったらしい、と感じる歳三なのでした♡

数日後、借りた着物を返しに家主の元へ行き、お雪が夫について江戸から来た絵師で、夫の病死後も、実家からの仕送りで京にいると聞きだしました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・伊東甲子太郎一派の分裂

1866年1月27日、老中小笠原壱岐守に随行して近藤勇と伊東甲子太郎は長州との折衝のため広島へ向かいました。

小笠原壱岐守は近藤に惚れこみ、「将軍家の直参に」と持ち掛けます。
近藤は長年の夢が叶いますが、伊東甲子太郎は反対するだろうと考えると、初めて伊藤が邪魔になります

おなじころ、伊東甲子太郎は「水面下で薩摩藩と長州藩は同盟を結んだ」ことを知ります。
幕府が倒れることは明らかであり、伊東は新選組からの脱退を決意します。

小説『燃えよ剣』あらすじ・七里研之助の最期

お雪の家に通うようになった土方の帰り道、再び襲ってきたのは因縁の相手、七里研之助でした。

二条河原の中洲での死闘で、ようやく七里を斃すことができた土方ですが、追って現れた三人に苦戦します。

駕籠屋の主人の知らせで助けに駆け付けた沖田総司のおかげで、命拾いをした土方ですが、襲ってきた男の一人が「差しがねは伊東甲子太郎だ」と白状します。

その後伊東一派は袂を分かち出ていきます。
伊東を引き入れた藤堂平助と、斎藤一まで一緒になって、1867年3月「御陵衛士」と名乗る一団となりました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・土方歳三江戸へ

1867年7月、土方歳三は隊士募集のために江戸へ下ります。

そのまえにお雪に会いに行き、「どこかに言付けはありますか」ときくと、返ってきた答えは「たたみいわし」。

そんなささいなものを願うお雪が可愛くて、とうとう歳三とお雪は結ばれるのでした。

江戸では近藤勇の屋敷を拠点に、募集は隊士にまかせました。
ここでの滞在中一度だけ、日野の佐藤家と生家を訪ねています。

生家では三味線屋の娘、琴との縁談が待っていましたが、きっぱり断る歳三でした。

ガンダムくん
ガンダムくん

三味線屋のお琴とは、実際婚約をして京に行ったと伝えられているよ。

小説『燃えよ剣』あらすじ・大政奉還

江戸から旅をして京に戻って見れば、1867年11月9日、徳川慶喜が大政奉還を行っていました。

動揺する局中、土方歳三が近藤勇にいう言葉がこちら。

万世に易(かわ)らざる物は、その時代その時代に節義を守った男の名だ。

節義を守らぬ男を斬ることで局中を鎮める。
御陵衛士にスパイとして忍び込ませた斎藤一の情報により、伊東甲子太郎は斬殺されます。

映画ではまるでギャグのように描かれた大政奉還。
こちらでも紹介しています。

小説『燃えよ剣』あらすじ・油小路の戦い

土方歳三にとって、彼自身の作品ともいえる新選組を割ってしまった伊東甲子太郎は憎んでも憎みきれない存在でした。

伊東の死体をオトリにして、油小路の四つ辻で待ち構えます。

罠と知りつつやって来た御陵衛士、藤堂平助、服部武雄、毛内監物死亡。
一流の使い手ばかりで、そうでない4名は乱闘の初期に脱出しています。

剣に生きる者は、ついには剣で死ぬ。

土方歳三はそう思うのでした。

小説『燃えよ剣』あらすじ・鳥羽・伏見の戦い

1867年12月9日、王政復古の大号令が発せられました。

会津兵、桑名兵は薩摩藩への不満を募らせています。
これを知った徳川慶喜は、トラブルを避けるためにさっさと京都から大阪城へ引き上げてしまいます。

幕軍は京を去りますが、新選組のみは「伏見鎮護」として伏見奉行所に駐め置かれます。

薩摩藩の工作により、長州人も続々と京に入ってきました。

1867年12月18日。近藤勇は「これは薩摩の陰謀だ、そうお伝えしてくる」と言って、二条城にいる幕府の大目付永井玄蕃頭に会いに行くのですが、その途中、御陵衛士の残党に狙撃されてしまいます。

重傷を負った近藤勇と病の篤い沖田総司とは、治療を受けるため、船で大坂に送られることになりました。

近藤勇は「新選組を頼む」と土方歳三に新選組を託します。

時代の空気は新選組にとって、重く、暗くなっていくところですが、歳三にとっては関係のないことです。

多摩育ちのバラガキは、喧嘩が面白くてたまらないのです。
ただ勝つことだけを考え、夢中で動くだけです。

1868年、明治元年1月3日。
伏見奉行所に会津藩兵も合流し、向かいの御香宮神社には薩摩藩兵が詰めています。

野津方面の砲声を聞き、土方歳三はまず用意の酒樽の鏡を開き、柄杓で酒を酌み交わしました。

「二番隊進めっ」まずは永倉新八ら18人、最後に自分自身も銃弾の中を突撃します!

まさに喧嘩師の面目躍如です。

新選組全員を松林に呼び集め、襲ってくる敵と戦います。
原田左之助、斎藤一も大暴れします。

「新選組進め、新選組進め」御香宮をめがけて突進します!
この時、山崎烝は敵の銃弾を喰らってしまいます
また、試衛館以来の仲間、井上源三郎もここで命を落とします。

この後会津藩兵は撤退を始めてしまい、敵側の薩摩藩兵も、斬り合いでは分が悪いと判断し、退却してしまいます。

三日間続いた戦闘ののち、土方歳三率いる新選組三十名は大坂に戻ります。

小説『燃えよ剣』あらすじ・大阪に戻る

大坂で土方歳三は近藤、沖田を見舞います。

そこで知ったのは、なんと徳川慶喜も、会津藩主松平容保も、大阪から逃げたということ。

12日には幕府の軍艦富士山丸に乗って江戸に下る予定です。

小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との二日間

お雪は大坂に来ていました。

土方は出港までの二日間、休暇をとってお雪と二人きり、料亭に宿をとって過ごします。

五十年連れ添おうとも、ただの二夜であろうとも、契の深さに変わりはないと思いたい。

二夜ののち、土方歳三は「お雪、出かける」と言い、お雪の差し出す刀を受け取り出ていきました。

お雪はその後数日を同じ部屋で絵を描いて過ごしました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・富士山丸で江戸へ

1月12日、大坂を出た富士山丸で山崎烝が息を引き取りました。

船上で洋式海軍の水葬が行われ、これに近藤勇、沖田総司も参列しました。

船上4日、一行は15日に品川に到着しました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・甲府城へ

傷の癒えて来た近藤勇は江戸城へ駕籠で登城できるようになりました。

そこで、老中から「空き家同然の甲府城を奪えば50万石」と持ち掛けられます。
大喜びの近藤はノリノリ。

土方も洋式の軍服を作り、幕府から提供された200人の兵士にミニエー銃の操作を教えます。

甲陽鎮撫隊」は3月1日に甲州に向けて出発しました。

ところが、新宿で1泊、府中で1泊、日野でまた泊まり、とぐずぐずする間に、おなじ3月1日に京都を出た官軍が先に甲府城に入ってしまったのです。

結局彼らは江戸へ逃げ帰ってくることになりました。

小説『燃えよ剣』あらすじ・流山へ

江戸で原田左之助、永倉新八と別れると、近藤勇、土方歳三、斎藤一らは流山へ向かいます。

土方は300人以上の兵を集め銃器と刀を与え、訓練を始めました。

一方板垣退助を参謀にいただく官軍では、この流山の幕軍を近藤、土方と見破っています。

1868年4月3日、流山の兵士が官軍の接近に気づきました。

土方は攻撃しようと考えていましたが、近藤は「話せばわかる」と官軍の陣所に歩いて向かいました。

いったん戻って来た近藤は、土方が泣いて説得しても聞かず、「ここで別れよう」と出頭してしまうのでした。

ガンダムくん
ガンダムくん

この後結局斬首の刑にされてしまうんだ

『燃えよ剣』近藤勇の新選組年表!
新選組局長として活躍し、旗本に取り立てられながらも刑場の露と消えて行った近藤勇。 映画『燃えよ剣』では、鈴木亮平さんが近藤勇を演じます。 近藤勇、新選組結成からの出来事を、年表形式でご紹介します! 『燃えよ剣』で近藤勇を演じる...

小説『燃えよ剣』あらすじ・宇都宮城

1868年4月11日、市川の宿場では幕府、会津、桑名の連合軍で宇都宮城を攻める軍議が行われています。

幕府歩兵頭大鳥圭介が大将土方歳三が副長

小山での戦勝に浮かれる大鳥でしたが、土方は敵が迫っていることに感づき、見事撃退します。

そして、壬生から日光を攻めるという大鳥から、わずか兵300と大砲2門を借りると、12日、宇都宮城へ攻め込むのです。

斎藤一を従えた土方は「新選組、進めっ」と号令をかけ、斬りこむのでした。

小説『燃えよ剣』あらすじ・戊辰戦争

1868年4月25日、近藤勇斬首。
そのころ土方歳三は日光東照宮から会津方面へ進軍中でした。

一方、旧幕府軍の榎本武揚が8隻の艦隊を率いて北上中。

二人は仙台藩で落ち合い、意気投合して函館を目指します。

土方のそばには、鳥羽伏見から付き従っている小姓・市村鉄之助がいます。

土方歳三は持ち前の度胸で松前城を奪取すると、城に残っていた藩主の正室を保護し、藩主の避難先の江刺、さらに江戸まで送らせる手配をしました。

送る隊士は斎藤一、松本捨吉。新選組指揮官です。

小説『燃えよ剣』あらすじ・お雪との再会

函館の鴻池屋敷にお雪が来ていました。

鴻池の手代・友次郎に連れられ、横浜から英国船に乗って、4日かけて会いに来たのです。

二人の一夜を過ごしたのち、歳三はお雪とともに市村鉄太郎を連れて帰るように友次郎に頼みます

小説『燃えよ剣』あらすじ・五稜郭の戦い

土方歳三は五稜郭でも鬼神のごとく戦い、官軍をてこずらせました。

しかし、敵勢力は甚大で、味方が次々と敗走をはじめると、ついには勝っているのは土方の陣地だけになってしまいました。

十数日にわたって戦った陣地から、ようやく本営に帰陣した歳三でした。

5月11日。

五稜郭での激闘から逃れ、土方歳三は函館市内参謀府へ単騎斬りこみに行きます。

「名は何と申される」と問われ
「新選組副長土方歳三」「新選組副長が参謀府に用がありとすれば、斬りこみに行くだけよ」と答えます。

長州部隊の射撃を受けて、土方歳三は仲間たちの元へと旅立っていきました。

『燃えよ剣』土方歳三視点のあらすじを押さえ映画を120%楽しもう・まとめ

土方歳三プロフィール、俳句のご紹介を交えて『燃えよ剣』のあらすじをお届けしました。

150年以上昔の出来事なのに、色褪せることなく日本人の胸を打ち続ける新選組の魅力とは、土方歳三の魅力とは何なのでしょうか。

若き日に「武士になりたい」と夢見た土方歳三と近藤勇。
近藤勇という人物の持つ求心力が、史上稀にみる仲間たちを結び付けました。

自分が信じる「士道」のため、のため、全力で駆け抜ける男たちの群像は、どこか爽やかとすら言いたくなるまっすぐな力に溢れています。

一人一人の思いの根本まで丁寧に描かれた『燃えよ剣』は、日本人のルーツのひとつとして今後も受け継がれていくでしょう。

新選組、進めっ!

『燃えよ剣』キャストと実物画像比較!新選組編成表で丸わかり!

『燃えよ剣』感想【ネタバレあり】見どころありすぎ!キャラ立ちすぎ!

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