呪術廻戦アニメ2クール目が終わってしまいましたが、続きのエピソードを。
虎杖の元同級生・小沢優子が登場し、虎杖との再会を果たします。
この時の野薔薇のツッコミ「佐藤黒呼(さとうくろこ)かよ」について解説します。
このあと漫画では五条悟、夏油傑らの過去篇に入ります。
東堂葵ガックリ
東堂葵と冥冥は卓球をしています。
芥見下々先生の愛読書『行け!稲中卓球部』から、作者の古谷実先生に敬意を表しての卓球かと思われます。
2名以上の1級術師から推挙されたものは現役の1級、または1級相当の術師と共に幾度か任務をこなす。
そこで適正アリと判断されれば準1級へと昇級し、続いて単独での1級任務へ指名(アサイン)される。
その任務の結果如何によって正式に1級術師に成るか否かが決まるわけだ
東堂葵『呪術廻戦』8巻第64話より
東堂は、「宿儺が協力的でない以上 ”指” との遭遇率を上げるため、1級の推薦を受ける」つまり、自分と虎杖が一緒に任務につける♡と思っているようです。
冥冥は、虎杖らが同行するのは推薦者以外の1級術師であると説明します。
東堂はまさか知らなかったんでしょうか。かわいそうに。
そういうこと
釘崎野薔薇がショッピングをしていると、虎杖の同級生「小沢優子」が声をかけてきます。
「虎杖君と一緒にいましたよね?」
釘崎野薔薇は小沢優子とファミレスに入り話を聞くことに。
小沢優子は卒業式の日に虎杖と一緒に撮った写真を見せるのです。
写真の優子はぽっちゃり型で、現在の優子はまるで別人のような垢抜けぶりです!
半年前の写真と現在の姿がまったく違うのは「体重は変わらず身長だけ15㎝伸びたため」といいます。
ここで野薔薇のツッコミ、「佐藤黒呼(さとうくろこ)かよ」が入ります
佐藤黒呼(さとうくろこ)って?
佐藤黒呼は漫画「幽遊白書」の登場人物。
14歳の時の写真でぽっちゃり体型だった黒呼が、探偵をやって3年、身長だけが40cmものびてスレンダー美女に大変身しているのです。
14歳のとき、たとえば130cmであったとして、17歳までに40cm伸びたら170cmですからね・・・これは大変身と言えるでしょう。
小沢優子の場面は、幽遊白書へのオマージュといえるでしょう。
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そういうこと
東京へ出てきていた小沢優子は、偶然にも虎杖悠仁を見かけて「今の私ならもしかしたら」と思い釘崎野薔薇に声をかけました。
野薔薇「つまり そういうことね!?」
優子「はい!!そういうことです!!」
次に野薔薇は伏黒恵を電話で呼び出します。
恵を待つ間、少し胸がもやっとする野薔薇。
ファミレスに来た伏黒恵に事情を説明すると
伏黒恵「つまり そういうことか!?」
野薔薇「ええ そういうことよ!!」
虎杖の好きなタイプが背が高い子と聞き、勝算アリと踏んだ野薔薇と優子は、次に虎杖をlineで呼び出します。
虎杖は大きな袋いっぱいのお菓子を抱えて現れます。
「換金所捜すのめんどいから景品交換しちゃった」と言っていますので、パチンコに行っていたのでしょう。
野薔薇が「誰だかわからなかったらマズイ」とアタフタする間に
「小沢じゃん。なにしてんの?」
小沢優子の記憶の中で、虎杖悠仁がクラスメイトに「クラスの女子でだれが好き?」と聞かれるシーンが蘇ります。
「強いて言うなら小沢」という悠仁に「デブじゃん」という人がいますが
「そう?でもさアイツ食い方とか字とか色々すげー綺麗なんだよ」と言うのです。
その記憶がよみがえった時優子は、「私は私が嫌いな人たちと同じ尺度で生きている」と感じてしまうのです。
デブじゃなくなって、美人になった今ならもしかしたらなんて・・・
そのまま爽やかに「またな」と言う悠仁。
駅のホームで泣いているらしい優子。
いつにない青春漫画の回ですが、最後に野薔薇の毒舌で少しホッとします。
先刻胸がもやっとした理由。
「私が彼氏を作るより先に 虎杖に彼女ができるのがなんかムカつく」でした。
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まとめ
虎杖悠仁のいい奴ポイント。
友だちに分けるためにパチンコの勝ちをお菓子に換えてくる。
女の子を見た目で判断しない。
人のことを良く覚えている。
虎杖悠仁のちょっと怖いポイント。
優子が覚えているのが「存在しない記憶」だったら?
あり得なくないかなと思っています。