『るろうに剣心The Beginning』巴最後のセリフは?【ネタバレ】

るろうに剣心

2021年6月4日(金)公開の『るろうに剣心The Beginning』。

その内容あらすじ【ネタバレ】でご紹介します。

『るろうに剣心』シリーズの最後を飾るにふさわしい、豪華キャストによる大作です!

ハンカチを忘れずに、劇場へ行ってくださいね。

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ スタートは抜刀斎時代の剣心!

彦根藩邸には10人以上の武士が集まっています。

その中心に上半身を縄で縛られ座らされている男がいます。

「こいつが犯人か?」
「いや、藩邸の近くをうろついていた、そんな間抜けな犯人はいないだろう」

笑い興じる藩士たちを、縛られたまま当身で倒していくのは人斬り抜刀斎こと緋村剣心です。
慌てた藩士が落とした刀を口でくわえると、相手が何人いても斬り倒していきます!

緩んだ縄から逃れると、藩邸の中の人員を皆殺しにしてしまいます。

彦根藩は佐幕の藩なのよね。
高杉晋作率いる鬼兵隊で腕を認められた剣心は、さっそく暗殺者として働かされているのね!

 

縛られ座らされているシーンからのスピード感と迫力!

板壁に描かれた華やかな絵が、みるみる血みどろになっていくのも、凄みがあるよ!

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 飲み屋に現れた巴と剣心との出会い

剣心が一人静かに酒を飲んでいる店に、巴が一人で入ってきて、剣心と背中合わせの席で酒を注文します。

むさくるしい男ばかりの店は騒然とし、似非志士を名乗る二人組が巴に絡み始めます。

他の客と剣心とで止めて、立ち去るように言います。

剣心はその後まもなく「騒がせたな」と勘定を払って外に出ますが、二人組は待ち伏せをしていました。

しかし待ち伏せをしていたのは二人組だけでなく、闇乃武の手のものもいたのです!
鎖鎌を振り回し襲いかかってくる相手を斬り伏せる剣心。

しかし、その一部始終を、お礼を言おうと外に出てきた巴が見ていたのです。

着物を血しぶきに濡らした巴は
「あなたは本当に血の雨を降らせるのですね」といい、その場に気絶するのでした。

有村架純さん美しいね!

無表情な感じも原作の綾波レイ的。

原作の「白梅香」は出てこないんだねー

そうだったわね。

ラストにもつながる重要な小道具だけに意外だったわ。

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 宿に巴を連れ帰る剣心

長州の維新志士の根城にしている宿に、剣心はやむなく巴を連れ帰り、宿の者に介抱を頼みます。

ところが翌朝から、巴は宿で働き始めるのです。

無口で愛想はありませんが、人斬りから帰って来た剣心の傷に気づき、手拭を差し出すなど、細かなところによく気が付く巴に、剣心は徐々に気を許していきます。

そんなある日、巴が祇園祭に行こうと声をかけるのです。

山鉾の上で一生懸命に踊る稚児たちを見ながら巴は
「ここにいる全ての人に誰か大切な人がいる。
平和の戦いというものが本当にあるのでしょうか?
世の中のためなら、小さな何かが犠牲になっても、致し方ないことなのでしょうか?
あなたもその犠牲者ではないのですか?」と問うのです。

剣心は「山鉾を進めるためには、誰かが注連縄を切らねばならない。
その誰かが俺だっただけだ」と答えるのでした。

この時の有村架純さんの着物姿がもう可愛くて!
角出し風の帯結びも粋だったわ!

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 壬生の狼新選組の跳梁

そのころ京都では幕府お抱えの新選組が跋扈しています。

剣心たち攘夷志士は、狩られる立場へと追いやられていきます。

「池田屋の変」に桂小五郎が巻き込まれるのを防ぐために、駆け付ける剣心。

原作ではそっと落ちのびるから、違う内容になっているね

私は新選組の長羽織にだんだら模様がないのが気になって仕方なかったわ!本当はどっちなんだろうって。

池田屋へと走る剣心を止めたのは沖田総司!

「行かせるわけにはいかない」と、人斬り抜刀斎vs天才剣士の斬り合いです!!

しかし、途中で喀血してしまう総司。

「今のおまえじゃ無理だ、沖田」と出てくるのが斎藤一!

原作から変えた理由はここね!新選組時代の斎藤一もかっこいい!!

あわや斬り合い?のタイミングで、長州の志士たちが「桂さんは無事だ」と退却を告げに来て、剣心を囲むようにして連れ去るのでした。

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 剣心と運命を共にする覚悟の巴

宿で座ったまま仮眠をとっている剣心。

羽織をかけてあげようと巴が近づくと、剣心は跳ね起きて刀の鯉口を切るのです!

剣心は巴に「いくら市井の人は斬らないと大口をたたいたところで、今の俺はこんなありさま。もう出て行ってくれ」と言いますが、

「もうしばらくおそばにいさせていただきます。今のあなたには凶器を抑える鞘が必要です。」と答えるのです。

原作では桂小五郎に「高杉の彼女の『うの』のような存在になってやってくれ」と頼まれるんだよね

映画では自分から言っているわね。

復讐のためか?剣心に惹かれているからか?

どっちかなーと考えるのも楽しいわね!

映画の中では桂小五郎の奥さんの幾松が出てきてたね!

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 山里での生活

新選組が宿に調べに来る直前に抜け出し、山里へ落ちのびる剣心と巴。

ここで二人だけの生活が始まります。

畑で鍬を振るい、野菜を作ったり、山でキノコを採って来たり。
古い民家の軒先には干し柿が吊られています。

食事中の剣心をじっと見つめて、微笑みながら「あんまり美味しそうに食べるものだから」という巴。

剣心は「俺は今までひとりでも多くの人の幸せを守るために 新時代を開こうと剣を振ってきた。
しかしそれがいかに思い上がりだったか。
幸せというものがどういうものなのか、俺は何もわかっていなかった。
ここでの君との生活が、それを教えてくれた気がするよ」と語ります。

有村架純さんの黒目がちの瞳がほんとうに綺麗で、引き込まれそうだったわ!

巴は「あなたは近頃よく笑うようになりましたね」というのでした。

時間よ止まれ…!

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 闇乃武の動き

長州の志士の連絡係・飯塚は、剣心に

「今は状況が悪い。俺たちは待つしかない」といいながら、薬売りの道具一式を置いていきます。

「薬を作って売り歩け。商売やってりゃ世間はたいして疑わない。」

そして巴に「アンタは今日から薬屋の女房だ」と言い、去っていきます。

その飯塚こそが闇乃武の間者。

闇乃武のリーダー、辰巳に「この数ヶ月で抜刀斎の目の色がかなり変わった」と告げるのです。

飯塚を尾行していた桂の側近・片貝を闇乃武が斬り殺してしまったことで、一気に流れは『抜刀斎抹殺の開始』へと変わっていきます

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『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 縁の訪問

巴の許へ、縁が訪ねてきます。

巴は嬉しそうに
「縁、驚いた、久しぶりね!
大きくなって。江戸からはいつ出てきたの?
お父さんは元気にしている?」と質問をぶつけます。

縁「わかんないよ。姉さんが京へ行った後すぐにこっちに来たから」

巴「どういうこと?あなたここでなにをしているの?」

縁「姉さんの手伝いさ」

巴「あなた、どうしてここがわかったの?」

縁「わかるよ。だって俺が連絡係なんだから。喜んで、姉さん、
やっとあいつに、抜刀斎に天誅を下せる時が来たんだ」

その時帰宅した剣心を睨みつけながら、縁は去っていきます。

その夜、巴は剣心に話します。

「私の実家は江戸にあります。
裕福ではありませんが、父と弟と三人、ごく平和に暮らしておりました。
御家人である父は、文武共にからきしですが、ただただ優しく。
病弱であった母は、縁を産んですぐに亡くなりました。
縁は母を知りません。
思い込みが激しい気性なのでときどき手を焼かされますが、可愛い弟です」

巴は優しいお姉さんだったわね

「私、決まっていたんです。嫁ぎ先が。
相手は同じ御家人の家の次男で、幼馴染でした。
彼は、私のためにもっと世に出たいと、見廻組への参加を志願し、京へ出ました。
そして祝言の前、京での動乱に巻き込まれ、帰らぬ人となりました。
泣いてすがってでも彼を止めていれば。
あなたが世に出なくても私は幸せだと、なぜ言わなかったのかと、そう思えば思う程…」

巴は今まで剣心に打ち明けられず、一人で胸にしまっていたんだね

剣心は巴にもういい、と言います。

「初めて会った時『あなたは血の雨を降らすのですね』あなたはそういった。
平和のための戦いなど、本当にあるのかと。

この先もきっと俺は人を斬り続けることになるだろう。
新しい時代が来るその日まで。

しかしその時が来たら、甘い戯言かもしれないけど、俺は人を斬るのではなく人を守れる道を探そうと思う。

この目に映る人たちの幸せを大切に守りながら、罪を背負い、罪を償う道を。

巴。君が一度は失った幸せを、今度こそ俺が守り抜いてみせる。」

そして初めて二人は結ばれるのです。

『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 巴、闇乃武のもとへ

朝、日記を書く巴。
懐剣を持ち、雪の中外へ出ていきます。行先は闇乃武のアジトの山寺です。

剣心が巴のいない家で目覚めると、飯塚が剣心を訪ねてきます。
そして衝撃的なことを言うのです。
裏切者は巴だ。日記が証拠だ。
お前の頬に傷をつけた男、巴はその男の女房になるはずだった女だ!」

巴はアジトに一人でいる辰巳に、なぜ縁を巻き込んだのかと聞きます。
辰巳は「京でおまえのことを聞き回っているのを、幕府の者がここへ連れてきた」と答えます。

そして、巴こそが抜刀斎の弱み好いた女が間者だと知るより大きなダメージはないだろうというのです。

辰巳は自らの考えを巴に語ります。

「剣心は自分の命をかけてもお前を幸せにしたかったのであろう。
女を幸せにするためには、家を、村を、そしてこの徳川の世を保持せねばならぬ。」

巴を幸せにしたかったのは、巴の婚約者清里明良も同じよね。

これは辰巳の考えだけど、佐幕も、倒幕も、結局は同じ目的のために闘っていることがわかるわね。

『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 闇乃武との激闘

剣心が山寺へ向かうと、闇乃武の者に毒矢で射られます。

さらに木や岩を使った山ほどのブービートラップ。

精神的にショックを受けているうえに、五感が冒されてくるのは毒のせいでしょうか。

闇乃武は、剣心に敵わないと知ると自爆して、剣心にダメージを与えようとします。

とうとう辰巳のところへたどり着くころには、剣心は満身創痍、目も見えない状態でした。

辰巳は「刻一刻と近づく死か、一瞬の死か。せめてうぬ自身で選ぶがよい」と言います。

一瞬の間合いを見計らい渾身の一撃を放つ剣心。

そこには、余裕でかわすかと思われた辰巳を押さえつけるようにわが身を投げ出した巴がいました

辰巳と、同時に巴を斬ってしまった剣心は、ほとんど見えない目で自分のしたことを悟ります。

『るろうに剣心The Beginning』あらすじ巴最後のセリフ

目を開いた巴は自分の懐剣を取り出すと、剣心の頬の傷の上から、そっと十字傷を刻みます。

(ごめんなさい)唇だけでそう言ったのは、剣心に?それとも清里明良にでしょうか?

「あなた」これは二人の「あなた」に対する最後の言葉でした。

原作では縁がこのシーンを見ているんだけど、映画では見ていなかったね

そうね、この方がいいと思う

原作では白梅香の香りで剣心は気づくんだよね

そのくだりは省略かな。
「白梅香」は髪油らしいんだけど、巴さんサラサラヘアだったからかな?

『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 桂小五郎との会話

桂が訪ねてきて、裏切者の飯塚の追手は「お前同様腕の立つ奴」にしたこと、今後の暗殺はその男に任せると話します。

志々雄真実だ!

そして、幕府側の志士狩りが激しくなる一方なので、今後は今まで以上に剣を振るって欲しいというのです。

剣心は
「ここで俺が刀を捨てれば、俺が今まで殺めた命が本当の無に帰してしまう。
新しい時代がやってくるまで俺は剣を振るい続けます。
だが新時代が来たらその時は」

桂「剣を捨てるのか」

剣心「わかりません。
ただもう二度と人を殺めない。もう二度と。決して

不殺の誓いを口にするのです。

『るろうに剣心The Beginning』あらすじ 巴の日記

四月五日
清里殿が祝言の前に 動乱の京で帰らぬ人となりました。
清里殿がいない世界は信じられない。
幼馴染だったあなたとの日々が昨日のように思い出されて。

四月十四日
真実を知らされる。私はどうすればよいかわからない。
身を委ねる以外ないのでしょうか。

雨が降り続いている。
清里殿の無念を晴らしたい。

私のあずかり知らぬところで彼は死に、私の幸せは消え去りました。

目の前にあった幸せを、つなぎとめることができませんでした。
あの時すがってでも止めていれば。
そう思えば思う程、誰かを憎まないと気が狂ってしまいそうで、あの人を殺す策略に身を委ねました。

そんな女を、あなたは、あなたは守ると

京を離れ、あの人と共に暮らすことになって、
いつからあの人は、こんなに大切な人になってしまったのか。

相変わらず慣れないようだけれど、楽しそうに野良仕事をしている。
あの人の顔立ちが穏やかになっていることを、嬉しく思う。

十二月二十六日

雨が雪になる。
冬の到来を感じる。
あの人は私の幸せを奪った人。
殺したいほど憎んだ人。

だのにこれは何だろう。
本当に愛してしまう。
あの人はこれから先も人を斬り。
けれどそのさらに先、斬った数より大勢の人を必ず守る。
ここで決して死なせてはならない。
私が必ず、命に代えても守る。

さよなら。私が愛した二人目のあなた。

この筆文字が美しいのよねー

日本文化って素晴らしい!と思ってしまう

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巴の亡骸はきちんと布団に寝かされています。

「じゃあ、行ってくるよ。巴」

剣心はそう声をかけて、二人で暮らした家を出ていきます。

剣心が火を放ったのでしょう。家は炎に包まれ、巴もろとも燃え上がって行きました。

エンディングテーマはワンオクロックのブロークン・ハート・オブ・ゴールド。

みな席も立たずに最後まで聴いていました。

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『るろうに剣心The Beginning』まとめ

佐藤健インタビューより

巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。
それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません

佐藤健

ジャンプ史上最高の悲恋物語と言われている『追憶編』ですが、実写版では剣心と巴、二人とも時代の流れの中で心が変わっていく様子が丁寧に描かれていました。

有村架純さん演じる巴は、静かに、強く、凛として生きる女性の美しさにあふれていました。

ぜひ劇場へ足を運んで、動乱の世に生きた人々に思いをはせてみてください。
そして、争いの尽きない世の中と、剣心の望んだ平和な世界について考えてみませんか。

 

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