『キングダム』に登場する楚の武将・項翼(こうよく)。
信たちと同年代のイキのいい武将ですので、これからの活躍が期待できますね!
いわくつきの武器を持っていることから、今後過去のエピソードが出てくる可能性もあります。
初登場から項翼の動きを辿りなおすと、気になる仮説が浮かび上がってきました!
『キングダム』項翼(こうよく)は実在の人物?
『項翼』という名前の武将の記録はなく、キングダムオリジナルキャラと思われます。
しかし楚国では項という名字は名家ですので、項家の一族の中にモデルがいる可能性があります。
このころ項家の長は、大将軍項燕です。
項燕には項梁・項伯という息子があり、項燕の孫は項羽です。
しかし、項羽の父の名が不明ですので、項梁・項伯という実名を使用するのを避けて、項翼という人物を登場させたのではないでしょうか。
『キングダム』項翼(こうよく)の活躍
項翼の初登場は、山陽の戦いが終わった紀元前242年。
秦では飛信隊と楽華隊が南の国境、楚軍の警戒を申し付けられます。
相対する楚軍の千人将・項翼は飛信隊の様子を見たいのか、アホ丸出しの挑発をしに来ます。
これでノコノコ出ていくところが信のバカさ良さなんですね。
信も千人将、17歳ですので、同年代くらいだろうと思われます。
この時剣を交わし、白麗の矢も受け止めお互いの存在を認め合います。
白麗が「秦にも我々のような若武者の千人将がいたことを嬉しく思う」と言うと、
信は「言っとくが、秦の若武者千人将たちはマジで化け物ぞろいだからな!」と返します。
王賁、蒙恬、たしかに化け物ぞろいですね(笑)
次の出会いは紀元前241年合従軍の戦いです。
項翼と白麗は楚軍第一軍、臨武君の千人将として登場しています。
騰軍に組み入れられ、楚軍に突撃してきた蒙恬を、項翼は「討った!」と思いますが、何と蒙恬は素早くその刃をかいくぐり受け流していたのです!
『キングダム』項翼(こうよく)とペアで登場、白麗(はくれい)
自ら「俺の矢は中華三位だ」と豪語する弓の使い手・白麗はこの混戦の中鱗坊を討ち取っています!
これを危険と見た蒙恬は白麗を倒しに向かいますが、白麗の援護に現れたのがやっぱり項翼です。
白麗の姉、白翠(はくすい)は美しく優しい女性で、大将臨武君の妻なのです。
昇進よりも臨武君の身の安全を心配する、夫を愛する妻です。
『キングダム』項翼(こうよく)は項燕の息子なの?
ここで項翼がギラリと抜くのが『莫邪刀(ばくやとう)』です。
呉の刀鍛冶、莫邪(ばくや)と干将(かんしょう)の作、『五大宝剣』と呼ばれる逸品です。
なぜ、こんな刀を項燕が持っているのか?
白麗も、姉が臨武君に嫁ぐくらいなので名家の出でしょうが、項燕も楚の名家・項家の人間なのでしょう。
ということは…このあと登場する項燕(こうえん)は項翼のお父さんかもしれません!
項燕はまだキャラクターとして『キングダム』に顔を見せていませんが、登場の際には家族関係も明らかになることでしょう!
『キングダム』項翼(こうよく)の子孫はあの項羽??
さらに楚の項家といえば、歴史上重要な人物を輩出しています。
項 羽(こう う紀元前232年 – 紀元前202年)です。
『項羽と劉邦』で知られるこの人物は項燕の孫。身長188cmの大男として知られます。
秦を滅ぼし、西楚の覇王となりますが、劉邦に敗れ、項家は劉姓を賜ることでその輝かしい名を終わらせています。
188cmの大男…大男…
思い出しませんか?
大女・媧燐(かりん)に「ご褒美に寝所に呼んでやるよ」と呼ばれていましたね!
もちろん媧燐将軍は架空の人物ですので、項羽との関連はないのですが、話としては面白そうです(笑)
『キングダム』項翼(こうよく)は項燕の息子なの?その子孫は?まとめ
『キングダム』に登場する楚の武将・項翼と白麗をご紹介しました。
項翼は架空の人物ではありますが、貴重な刀を持っているところから、項燕の子、項羽の父の可能性があります。
今後の物語の中で謎が解き明かされるのが楽しみですね!
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