『キングダム』の人気者・河了貂(かりょうてん)が捕まるシーンがある?
もちろん信が助けに行くのか??
河了貂にまつわるエピソードの中でも、死を覚悟したであろうこのシーンをご紹介していきます。
『キングダム』河了貂が捕まるシーンはどこ?
河了貂が捕まるシーンは紀元前239年の『著雍(ちょよう)の戦い』の中で描かれます。
飛信隊が屯留に成蟜(せいきょう)を救いに行った時、信は四千人将、王騎から受け継いだ矛を使う準備のため、普通の矛を使い始めています。
そこへ千人将となった羌瘣が加わり、飛信隊は五千人の大所帯になりました。
秦の中華進出を阻む魏の要所、『著雍』を奪取すべく、秦は騰を大将軍として攻め入り、迎えうつ魏は呉慶の息子・呉鳳明が亡き父と同じく魏火龍と呼ばれた豪傑・霊鳳(れいおう)、凱孟(がいもう)、紫伯(しはく)を呼び寄せていました。
騰は独立遊軍として飛信隊五千、玉鳳隊五千を呼び寄せ、要塞化した著雍の地に挑みます。
王賁が考えた録鳴未(ろくおみ)隊を加えた三点同時攻撃で本陣を狙いますが、信の相手・凱孟は一騎討を申し出てきます。
凱孟と信が一騎討の戦いをしている間に、敵の軍師・荀早(じゅんそう)は河了貂を捕虜にしてしまいます!
いつかは危険な目に合うかも、とは思ったけど、負傷じゃなくて拉致とはね!
まさかの展開!
しかも魏火龍が出て来る厳しい戦場。
軍師の河了貂がいなかったらお手上げだよ!
『キングダム』河了貂が捕まるシーンは何巻?
『著雍の戦い』は『キングダム』35巻~37巻です。
その中で、河了貂がさらわれる場面は36巻に描かれています。
河了貂を捕えようと思いついたのはこのぼーっとした顔の敵軍師、荀早です。
『キングダム』どうして河了貂は狙われた?
荀早はぼーっとした風貌に似合わぬ切れ者で、秦軍を動かしている軍師の有能さを戦場の動きで察します。
さらに、羌瘣が外側から奥へ回り込もうとしていることも察知しています。
そのため、素早く河了貂を拉致すると凱孟将軍には撤退するよう伝令を走らせ、陣地へと引き上げようとします。
しかし、途中で意識を取り戻した河了貂は羌瘣軍の旗を見て、「羌瘣!」と名を呼びます。
河了貂のところまでは来られなかった羌瘣ですが、「敵の指揮官を!」という河了貂の声を聞いて、荀早を拉致することに成功しました。
『キングダム』囚われた河了貂
魏軍に囚われた河了貂は檻に閉じ込められていました。
魏軍の兵士が周りに寄って来ると、「兄弟が飛信隊に●された」「クソガキ」と言った罵声とともに、檻の隙間から槍の柄で突きを入れて来ます。
次には檻から出されて凱孟将軍の前に引き出されるようです。
わー!もうやめて!怖すぎる!!
『キングダム』河了貂が答えた信への想いとは
凱孟の天幕に連れていかれた河了貂。凱孟は意外なことに問答を始めます。
凱孟「お前は飛信隊 信の女か」
貂 「違うっ」
凱孟は貂に質問しながら、信はどれほどの男なのかを探っているようです。
凱孟は最後に、河了貂にとって信とは何者か、その返事によって●すか返すか決めてやると言います。
助かるためには何て言えばいいか、とか考えちゃいそうだけどなー
河了貂の答えは正直でシンプルなものだったんだ
河了貂の答えはこういうものでした。
信の夢が叶って欲しいと願ってる
オレもあいつと一緒に幸せになりたい河了貂『キングダム』36巻p.91
その一方、飛信隊では河了貂を助けたいという信と、隊員たちが話し合いをしています。
ついに我呂が「河了貂ってお前の女なのか?」と信に質問するのです。
『キングダム』信が答えた河了貂への想いとは
信は、唯一の身内の漂が死んだその夜に河了貂と出会ったこと、それからずっと河了貂は自分の横にいてくれたことを話します。
あいつはもう俺の身内
たった一人の妹みたいなもんだ…俺は何もせずにテンを見殺しにするような真似は絶対に出来ねェ
信『キングダム』36巻p.79
そして羌瘣が捕らえて来た荀早との人質交換が検討されます。
『キングダム』河了貂、人質交換で無事帰隊
凱孟は好きな男と共に戦場で添い遂げようとは虫が良すぎる女の欲だ、すぐに隊をやめて家に帰れ、と説教します。
それでもここで戦って幸せになるという河了貂の真剣さに、ついには大笑いします。
そして「荀早がいないと困る」と、人質交換に同意するのです。
良かったな、河了貂!
とっさに羌瘣に荀早を攫えと指示する頭の良さ!
そしてあっさり言われたとおりにやって見せる羌瘣のお手柄だな!
凱孟、話の分かる奴だったな
見直したよ
飛信隊、凱孟軍の居並ぶ中で人質交換は粛々と行われました。
だまし討ちに会うこともなく、無事に帰隊できた河了貂、本当にラッキーでした!
この時信は20歳、河了貂は18歳位?
凱孟は敵国の二人の若さを見て、これからの時代を作っていく人間だという受け入れ方ができるだけの人物だったのかもしれないな。
良かったよ、凱孟のとこに砂鬼一家がいなくて…
このあとの戦いでは、河了貂の軍略で秦軍を勝利に導いたのは言うまでもありません!
『キングダム』河了貂が捕まる?さらわれる?ハラハラの救出シーンとは!まとめ
河了貂が敵に捕まり、人質となる経験をするこのエピソードは紀元前239年の『著雍(ちょよう)の戦い』でのことでした。
河了貂を取り戻したのは力づくではなく、機転を利かせて敵の軍師を人質にしておいたことで人質交換ができたからです。
それとともに、敵の将軍・凱孟も河了貂の正直で率直な気性を気に入ってくれたのかもしれません。
河了貂は連れ去られるときに顔面を殴られたり、下っ端の兵に小突かれたり、罵声を浴びたりしましたが、重傷を負わされることもなく帰って来られて良かったですね!
飛信隊の中でも、河了貂の存在の大きさや、信との関係性の理解が深まり、また一層絆が深まった出来事となったのかもしれません。
『キングダム』信と羌瘣(きょうかい)、信と河了貂のキスシーンは何巻?
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