『xxxHOLiCホリック』実写映画では原作の漫画『xxxHOLiCホリック』とどんな設定が違うの?
出来るだけストーリーのネタバレを含まないよう、主に予告映像の範囲内で記載していきます。
『xxxHOLiCホリック』映画版はここが違う!ツバサクロニクル
漫画xxxHOLiCホリック』はCLAMP作品『ツバサ』と交錯したストーリーになっています。
『ツバサ』には壱原侑子は次元の魔女として登場します。侑子だけでなく四月一日(ワタヌキ)もモコナも。
映画版では『ツバサ』関連、例えば小狼(シャオラン)やモコナは出てきません。
映画は時間が限られていますので、さらに世界を拡大するのをやめたと考えられます。
*『ツバサ』は『ツバサ・クロニクル』としてアニメ化されています。
『xxxHOLiCホリック』映画版はここが違う!四月一日のキャラ
漫画版、アニメ版では “一人ノリツッコミ”をこなすテンション高めのキャラですが、映画版では物静かだった四月一日が人と関わる経験で成長する姿が強調されています。
漫画では四月一日はいつものようにアヤカシに追われて、逃げ回るうちに侑子さんの “ミセ” に入り込みます。
映画では予告映像にあるとおり、「死にたい理由は特にない。生きていたい理由はもっとない」と呟き建物の屋上から下を見下ろす衝撃のシーンから始まります!
映画の四月一日、かなり参ってるみたいだね(笑)
漫画やアニメでは『銀魂』の眼鏡キャラ、新八みたいなのにね!
その理由としては
- 侑子さんのミセで叶えたい願い『アヤカシが見えないようになりたい。普通の日常を普通に送りたい。』が切実な願いであることを強調している
- 『他人のためなら自分はどうなってもいい』と考えている四月一日の、自分という存在のの軽さを示している
ということでしょうか。
映画の中での出来事を経る中で、自分を大切にすることが自分を支えてくれる人のためでもあることを知り、力強く成長していく四月一日に注目です。
『xxxHOLiCホリック』映画版はここが違う!侑子のミセの場所
漫画では、ビルの立ち並ぶ合間の不思議な空間。
必要な人にしか見えない、国籍不明の館として出てきます。
映画では、蝶に導かれて怪しげな小路を通り抜けると、藤の花の咲き乱れる奥にミセの玄関が見えてきます。
ステンドグラスの入った丸い形の扉も不思議な感じ。
私は『怪しげな小路』が良かったな。
新宿ゴールデン街のロケらしいんだけど、日本版『ダイアゴン横丁』だなって思ったよ
重なり合った藤の花が、現実と異世界をつなぐ結界みたいで説得力があったよ!
藤の花っていうとどうしても『鬼●の刃』を連想しちゃうけど(笑)
鬼が苦手な藤の花…
『xxxHOLiCホリック』映画版はここが違う!アカグモの存在
漫画『xxxHOLiCホリック』にアカグモは出てきませんので、映画版のオリジナルキャラクターです。
なぜアカグモが?と考えていくと、女郎蜘蛛の存在が大きくなっているのですね。
漫画では雨童、座敷童、猫娘など、多数登場する中の一人なのですが、映画では侑子さんと拮抗するほどの力を持った魔女として登場します。
西の魔女、東の魔女みたいな感じ?
女郎蜘蛛に仕える人間として登場するアカグモですが、ちょっとパンクでセクシーな存在感が蜷川実花監督の世界観にマッチしています!
『xxxHOLiCホリック』映画版はここが違う!マルとモロが子どもじゃない!?
漫画の中ではマルとモロは永遠の少女。人ではない、まるで式神のような特別な存在です。
実写映画ではどうやってあの透明感を表現するのだろう?と思っていましたが、まさかのDAOKOさんとモトローラ世理奈さん!成人女子がキャスティングされていました!
映画を観て納得、衣装やカツラの効果もあるかもしれませんが、二人とも『侑子さんのお付きの中間的存在』であることが見ただけで伝わってくるほど、役に入り込んでいました。
映画『xxxHOLiCホリック』原作との違いは?理由を考察!まとめ
予告映像で流れている範囲の考察で、
①ツバサの世界との関連はナシ
②スタートの四月一日のキャラ
③侑子さんのミセの場所
④アカグモの存在
⑤マルとモロが子どもじゃないの5点を考察しました。
侑子さんの部屋も漫画からさらに進化して、蜷川実花監督の映画『ヘルタースケルター』に出てくるセットのようでした!
続報も追記していきますのでお楽しみに。
コメント
映画版でもマルとモロはラストシーンで登場します。なのでユウコと一緒に去ったというのは間違いです。
ラストシーンではマルとモロ、ワタヌキとドウメキの4人で客を出迎えています。
私の勘違いですね・・・ご指摘感謝いたします。
また、記事をお読みいただきありがとうございます。
記事の方も修正させていただきました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!