アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第6話のあらすじをご紹介します。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンにほのかな恋心を抱くようになったリオンが、心の傷を乗り越え本来の自分として生きていくようになる物語です。
心に残る名セリフもじっくりとお楽しみください。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第6話/ユースティーティア天文台
アストレア国、ユースティーティア天文台シャヘルへ、貴重な古書の写本のため、80名の自動手記人形が派遣されました。
ヴァイオレットとペアになった青年はリオン・ステファノティス。
リオンはほかの青年たちのように美しいドールたちに歓声を上げるわけではなく、ドールとは金持ちと結婚したいという下心を持って着飾っている女たち、と考えていました。
しかし、態度はぶっきらぼうですが、仕事は早く、優秀な青年です。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第6話/アリー彗星
リオンとヴァイオレットが写本をしているのは「アリー彗星」について書かれた書物です。
その記述によると、200年に1度巡ってくる彗星には、言い伝えがあったようです。
その輝く光の過ぎし後、疫病蔓延し、王の崩御が国を揺るがす。
光の矢の由来は、妖精国の王ラインハルトの嫁取りともいい、
この光に際して死せる高貴なるものは
女はラインハルトの側妃に
男は祝福の宴の貢物とされるなり。
されば、その別れは悲劇にあらず。
永遠の時流れる妖精の国にて新たな器を授かりて
その魂は未来永劫守られるがゆえに。
リオンとヴァイオレットは、予定の3日分の仕事を1日で終わらせる早さでした。
リオンは、疲れを見せないヴァイオレットを不思議に感じます。
聞かれたヴァイオレットは、タイプより移動の方が大変なこと、一年のほとんどは旅行カバンを手に大陸中を移動していることを話します。
大変ではありますが、ヴァイオレットはお客様の思いを紡ぐ、古い書物の著者の考えを書き記すという素晴らしい仕事に、自分がふさわしいかどうか、振り返ってみるのでした。
ヴァイオレットちゃんが大陸中を移動している、と聞いてレオンは大陸中を危険を冒して飛び回っていたお父さんのことおおもいだしたんだな!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第6話/アリー彗星
リオンの母親がリオンを置いて失踪した父を探しに出ていってしまったことと、ヴァイオレットが孤児であること。
リオンは怒っているような愛想のない顔、ヴァイオレットは無表情な顔。
似ているところのある二人なのです。
リオンは知るほどにヴァイオレットに惹かれていき、3日後にアリー彗星を一緒に見ようと誘うのでした。
こんなにかわいいヴァイオレットちゃんに惚れた男が今までいなかったほうがおかしいだろ!
リオンは「女は苦手だ」と言いながら、コートを着せかけてやったり、温かいスープを用意したりしています。
ヴァイオレットに父母の話をするリオン。
そのひとことで、リオンは自分が寂しかっんだということに気づきます。
そして、ヴァイオレットに「そっちはどうなんだ?」と聞くのです。
ヴァイオレットは「寂しい」という気持ちがわからないと答えます。
会えない日が続くと胸がグッと重くなったりしないか?
それが「寂しい」ってことだよ
綾波レイかよ?
それがなくなるくらいなら 私が死んだほうがいいのです
そしてリオンは、ヴァイオレットにとっての少佐と、母にとっての父が全く同じであることに気づくのです。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第6話/リオンの未来
ヴァイオレットと話し、母を理解できたリオンは、自分が本当にやりたかったことを思い出します。
それは、父と同じ、文献収集。
今までは母を待って閉じこもっていたけれども、大陸中を回るその仕事をしようと決めたのです。
同じ旅人どうしだ。
ヴィオレット・エヴァーガーデン。
その時はまた一緒に星を見てくれるか。
なあ、ヴィオレット・エヴァーガーデン。
いつかきっと。
「どこかの星空の下で」
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』アニメ7話あらすじと名セリフ
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』アニメ6話あらすじと名セリフまとめ
世界中を飛び回り、人々の心の奥底から伝えたい想いをすくい取る、ドールの仕事。
嘘をつけないヴァイオレットが、心に傷を持つ青年と触れ合ったことで、青年は本来の自分として生きていく一歩を踏み出します。
ヴァイオレットの言葉の一つ一つに涙ぐむことがあるとしたら、私たちもまた、その時震えた自分の心と向き合い、ヴァイオレットのセラピーを受けているのかもしれません。
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