映画『xxxHOLiC』が公開され話題を呼んでいます。
女性漫画家集団CLAMP原作の人気漫画『xxxHOLiC』。
蜷川実花監督は10年前から実写を考えていて、ようやく完成、公開の運びとなりました。
ここに至る道のりをたどるため、この記事では『xxxHOLiC』以前の蜷川実花監督の作品をまとめてご紹介していきます。
蜷川実花さんプロフィール
本名:蜷川 実花(にながわ みか)
生年月日:1972年10月18日
多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。
20代から写真家として数々の賞を受賞、2007年より映画監督を務めています。
父は演出家・映画監督の蜷川幸雄さん、母は元女優でキルト作家の真山知子(蜷川宏子)さん。
蜷川実花監督映画作品一覧
蜷川実花監督のこれまでの作品は以下の通りです。
さくらん(2007年2月24日公開)
キャスト:土屋アンナ、安藤政信、椎名桔平、成宮寛貴、木村佳乃、菅野美穂、夏木マリ、永瀬正敏小泉今日子、蜷川みほ(従妹)、小栗旬、忌野清志郎、大森南朋、ゴリ(ガレッジセール)他
主題歌:椎名林檎
感想:最初に見た蜷川実花監督の作品は、この『さくらん』。
すっかりハマって、漫画も読みました(下記参照)。
舞台は江戸時代の吉原。ここで蜷川実花監督のセンスが炸裂するんです!
極彩色の幻想的な世界に生きる遊女たちの光と闇、強さとはかなさを、まさにハマリ役の土屋アンナさんが演じきります。
木村佳乃さん、菅野美穂さんの花魁役にも釘付けになります!
安野モヨコさん、椎名林檎さんという真にクリエイティブな女性の力をも結集し、蜷川実花監督の「エロスの美」を凝縮したこの1本は、ぜひぜひ観ていただきたいです。
安野モヨコさんはご承知の通り、『エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督の妻です。
(お二人の興味津々の日常はこちら監督不行届 [ 安野モヨコ ]
『xxxHOLiC』では侑子さんがキセルを使っていたね。
この作品をすぐに思い出しちゃったよ!
ヘルタースケルター(2012年7月14日公開)
キャスト:沢尻エリカ、大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文 鈴木杏、哀川翔、窪塚洋介(友情出演) 、原田美枝子、桃井かおり他
感想:沢尻エリカさんが芸能界のトップスターの座に君臨するまばゆい世界と、闇に堕ちていく「女の業」を演じます。
”蜷川実花さんの色” に幻惑されたい夜に。
Diner ダイナー(2019年7月5日公開)
原作:小説『ダイナー』平山夢明
キャスト:藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤 工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二
主題歌:DAOKO X MIYAVI 「千客万来」
感想:『ホリック xxxHOLiC』出演の玉城ティナさんが藤原竜也さんと共に主演を努めます。
冒頭から、玉城ティナさんが『蜷川実花さんの世界』に巻き込まれていくのには笑ってしまいます!
殺し屋専用の食堂(ダイナー)で働くことになった大場加奈子(おおば・かなこ)が巻き込まれていく想像もできない世界!
藤原竜也さんガイイ~!
『ホリック xxxHOLiC』出演のDAOKOさんはここで主題歌を担当しています。
人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年9月13日公開)
脚本:早船歌江子
キャスト:小栗 旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、壇蜜 、成田 凌 、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也他
感想:文豪・太宰治の人生を蜷川実花監督が美しく語ります。
これまでの作品とは一味違う『和のエロス』が素晴らしい!
『人間失格-太宰治と3人の女たち』着物はどこの?女たちの素性は?
ホリック xxxHOLiC(2022年4月29日公開)
脚本:吉田恵里香
キャスト:神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ、磯村勇斗、吉岡里帆、DAOKO、モトーラ世理奈他
主題歌:『HABIT』SEKAI NO OWARI
感想:『ホリック xxxHOLiC』ファンも、初めて触れる人も絶対に楽しめるファンタジー!
現実と幻想の間の世界で強く生きる人間の姿に、共感します。
絶賛公開中!
蜷川実花監督映画作品を視聴するには?
DVDのほかにVODで観ることができます。
それぞれのサービスには無料期間もありますので、下記の表をご参考までに視聴してみてください。
タイトル | Amazon Prime | NETFLIX | U-NEXT |
さくらん | レンタル300円 | 〇 | 〇 |
ヘルタースケルター | 〇 | 〇 | 〇 |
ダイナー | 〇 | 〇 | 〇 |
人間失格 | 〇 | 〇 | 〇 |
ホリック | 公開中 |
映画『xxxHOLiC』蜷川実花監督のおすすめ映画!『蜷川組』の起源まとめ
蜷川実花監督の過去の作品を振り返り、徐々に形成される『蜷川組』の起源を知りました。
蜷川実花監督の感性、人格に魅かれた才能が集まって形成されたファミリーなんですね。
ウェス・アンダーソン監督がウェスファミリーを作っているのと同様、日本でも『蜷川組』が拡大していくのでしょうか(笑)
この機会にぜひ、蜷川実花監督の作品を楽しんでください。
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