アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話のあらすじをご紹介します。
最終話へ向かう危険な任務。
ヴァイオレットの戦闘人形っぷりもスゴイものがあります!
しかし、敵側の和平反対派の心情や、ヴァイオレットをモノのように扱うディートフリートの心の中も見えてきて、戦争の悲惨さを考えさせられます。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/護衛
ディートフリート・ブーゲンビリア海軍大佐の部隊が護衛に任命されます。
ライデンシャフトリヒとガルダリク帝国は、和平調印式を行う予定です。
ライデン側の使節団と民間のドールが、できたばかりの大陸縦断鉄道で、ディスタリーからガルダリクヘ向かうのですが、和平反対派の妨害が予想されます。
民間のドール(笑)カトレアさんなんだな。
そうそう。今回はベネディクトも一緒に行くんだ。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/ディスタリーへ
ヴァイオレットは、クトリガルの郵便社の飛行機でディスタリーへ向かっています。
カトレアとベネディクトは、ライデンからディスタリーへの艦上で、ディートフリートに会い、彼がギルベルト少佐の兄であることを知ります。
ディートフリートは、目的地まで使節団を護衛し、調印式を成功させるのが任務だと話します。
そして、カトレアに「あの人間もどきの出来損ないは、まだドールなどやっているのか?」と聞きます。
ベネディクトは、「それでも必死にやってる。あいつが書いた手紙で救われる人もいる。」と言い返します。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/大陸縦断鉄道
収容所から脱出したガルダリク兵士1041名がメルクロフ准将の元に合流します!
メルクロフ准将は、インテンスの戦いで、自軍の本部を破壊して退却するという屈辱を、再びインテンスを奪還することで晴らそうとしています。
* * * * *
ヴァイオレットは上空から大陸縦断鉄道を見ています。
インテンスを過ぎたあたりで、線路沿いにあちこちで煙が上がり、爆発の跡が見られます。
そして停まっている列車にカトレアが乗っているのが見えたのです。
急遽、飛行機を着陸させてもらって列車に乗り込むヴァイオレット。
しかし、大陸縦断鉄道にはメルクロフ准将の手下、和平反対派が潜入しているのです!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/ディートフリート
ヴァイオレットがカトレアと話しているところにディートフリートが現れ、列車から降りろと命じます。
しかしヴァイオレットは、危険が想定される場面と判断し「大佐、ご命令を!」と指示を仰ぎます。
ディートフリートは「今も命令が欲しいだけの道具なんだな」と言い捨てます。
ひどいよ…もしそうだとしても、ヴァイオレットちゃんはギルベルト少佐の命令が欲しいんだ!
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/列車での戦闘
メルクロフ准将は列車の襲撃を命じ、反対派の兵士は列車の屋根から特使を狙います。
そして、ライデン側の兵士の乗った後方車両を切り離してしまいます!
ヴァイオレットは、ディートフリートと共に特使を守ります。
ディートフリートは「貴様は道具だ。俺が敵を皆殺しにしろと命じたら、平然と殺すんだろう?」
そう言いながら、拳銃を渡そうとします。
誰も殺しません。武器は要りません!
ヴァイオレットはそう宣言し、徒手空拳で敵を倒していきます。
メナス基地でエイダンを殺した、ガルダリク残党のイシドルもいたのですが、ヴァイオレットはつらい気持をこらえながら、「不殺」を貫くのです。
「るろうに剣心」か?
列車の屋根の上でヴァイオレットと対面したメルクロフ准将はこう言います。
負の連鎖。憎しみが憎しみを生んでいくんだ。
銃を持った兵士と素手で闘うヴァイオレットは、メルクロフ准将の前に引き据えられ、死を覚悟します。
まさにその瞬間、助けに来てくれたのはディートフリート大佐でした!
自分自身も守れないくせに、不殺とはおこがましい!
俺の弟ギルは、そんな奴を守ろうとしたのか!?
もう誰も殺したくないのです。
少佐の命令は「生きろ」であって、「殺せ」ではありません!
お前がギルを殺したんだ!!
ディートフリートはついに感情を爆発させたな!
ヴァイオレットちゃんに辛く当たっていたのは、ギルベルトを愛する気持ちの裏返しだったんだ。
戦闘人形としてのヴァイオレットの能力を知っているからな。
最善を尽くしたと知っていても、心では弟の死を受け止められなかったんだな。
そう思うと、可愛そうにみえて来たよ。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第12話/まとめ
ヴァイオレットがメナス基地から移動中であったように、メナス基地でエイダンを襲ったガルダリク兵のイシドールも、調印式へ向かう特使を乗せた大陸縦断鉄道に乗り合わせていました。
和平反対派の「敗戦後は邪魔者扱い。祖国に裏切られた」という悲しい思い。
ヴァイオレットに辛く当たっていたギルベルトの兄ディートフリートの弟への思い、ヴァイオレットへの感情。
相手の側の心情を知ると、そこには戦争の悲惨さ、不毛さが浮き彫りになり、ヴァイオレットの「もう誰も殺したくない」と言う言葉の重さがわかってきます。
次回いよいよ最終回です。
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