映画『燃えよ剣』で共演した岡田准一さんと山田涼介さんがan・an誌上で撮影の日々を語っています。
インタビューを引用しながら、映画人としてのお二人のプロ意識にフォーカスしていきます。
岡田准一さんが語る「新選組の日々」
原田眞人監督のもとで、土方をまとって生きられたのは幸せでした。
岡田准一 『an・an 10月20日号』より
土方をまとって生きる。
岡田准一さんにとって、『燃えよ剣』と共に歩んだ日々は、土方歳三として生きた日々なのでしょう。
それは、山田涼介さんの次の言葉にも現れています。
現場では、僕は「岡田さん」とお呼びしたことはほとんどどなかった。常に「土方さん」として現場にいらっしゃいました。
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
これが「土方をまとって生きる」ということなんですね!
山田涼介さんが語る「刀と暮らす日々」
刀はツインルームのもう片方のベッドに寝かせておいていました(笑)
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
サッカー選手にとってボールが友達であるのと同じように、毎日刀を振っていた、という山田涼介さん。
剣豪・沖田総司を演じることへの覚悟と、役に対する尊敬の念を感じます。
そんな山田涼介さんを、岡田准一さんはベタ褒めです!
山田くんは身体能力もセンスもある、すごい才能の持ち主。
僕はいろんな人に教えているのでわかりますが、普通はあんな短期間であそこまで習得できません。
1000人に1人の逸材だと思います。岡田准一 『an・an 10月20日号』より
山田涼介さんの役に向き合う姿勢と、持って生まれた才能があってのことでしょう。
時代劇の現場でいつもお仕事をされている「床山」さんも、「いままでの沖田総司で一番やない?」と褒めていたそうです!
岡田准一さんがこだわった ”殺陣は剣の会話”
たとえば芹沢鴨(伊藤英明)なら、地面ごと蹴り上げるような刀使いで豪胆さを出しました。
冒頭の近藤、土方、沖田らが登場する場面では、近藤さんが一番最初に斬り込んで、周囲を吹っ飛ばしています。そうすることで、彼の力強さやリーダーとしての資質、近藤をきっかけに場が動き出すイメージを表現できると考えました。岡田准一 『an・an 10月20日号』より
ジャニーズのアイドルでありながら、殺陣やアクションの振り付けに携わる機会の多い岡田准一さん。
体も鍛え抜いているのでしょう、スクリーンから伝わってくる気迫と力強さは物凄いほどでした!
殺陣は初めてでしたが、(岡田さんが)重心の落とし方から、なぜその動きをするのかという意図まで教えてくださるので腑に落ちました。
沖田という人物は岡田さんも一緒に作っていただいたように感じています。山田涼介 『an・an 10月20日号』より
この時の岡田准一さんは、大将を立てつつ軍の規律を厳しく守らせた土方歳三なわけですから、おのずと現場も引き締まっていたでしょう。
皆が、「土方さんについていきたい」と思ってました
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
山田涼介さんって、性格も良いのでしょうか。謙虚で、素直な言葉はステキですが、ご自身のプロ根性もすごいと思いますよ!!
山田涼介さんが体重を8kg落としたダイエット方法はこれだ!
役作りで激しい減量経験をされてきた岡田さんと鈴木亮平さんにご相談をしたら、お二人とも同じ方法を教えてくださったんです。
え?なになに?気になりません?
その方法とは……
「水抜き」は本当にきつかったです。
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
あしたのジョーですか…
これは素人が勝手にやるとカラダを壊すヤツですね。
ダイエットに興味があっても、むやみに真似するのはやめましょう笑
とはいえ、撮影の期間中は、気を張り詰め続けのピリピリした日々だったでしょうね。
一つ間違えば大ケガにつながる剣を振り回すワケですから、緊張しますよね。
毎晩山田涼介さんの心を癒したモノとは?
京都で撮影していたとき、高級なチョコレートを買って、ホテルに帰って部屋で1日1粒ずつ食べて緊張をほぐしていました。
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
くぅー、可愛い!!
ファンの女性の差し入れチョコレートも、この発言で一気にランクアップしそう!
でも、素敵なアイディアですよね。
心の休まらない多忙なアナタも、ちょっとマネしてみます?
anan永久保存版決定! pic.twitter.com/pDA2Eb8n3I
— bluesette (@bluesette10) October 15, 2021
岡田准一さんの考える名画とは
作り手の熱量のこもった作品が名作になり得る
岡田准一 『an・an 10月20日号』より
岡田准一さんらしいひとことですね。
映画の楽しみ方も、映画館の他に配信や、モバイルなど多様になってきていますが、やはり映画館が大好きと語っています。
山田涼介さんの考える名画とは
観客として映画を観る時には、僕は純粋に見ることを楽しむようにしています。
山田涼介 『an・an 10月20日号』より
例として、レオナルド・ディカプリオの『華麗なるギャツビー』を挙げています。冒頭30分主演のレオが出てこなくて、待たされた分だけギャツビーがどれだけ特別な存在かわかる、効果的な演出、と話されていますが…
楽しむだけでなく、しっかり分析されていますね(笑)!
岡田准一さんと山田涼介さんがan・anで語る『燃えよ剣』の日々まとめ
岡田准一さん、山田涼介さんを始め、出演キャストが役と真剣に向き合いながら映画を作り上げていく様子が伺われる記事でした。
また、キャスト同志たたえ合う感じもとても良くて、この空気の中で名画・燃えよ剣が作られていったのね、と納得してしまいました。
なんといってもおふたりの写真がエモいので、このan・an、在庫のあるうちに手に入れられることを、強くおすすめします!
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