『おおかみこどもの雨と雪』は2012年公開の細田守監督アニメ映画です。
物語が終わった後のこの家族はどうなるの?
あらすじをおさらいしてから考察してみましょう。
『おおかみこどもの雨と雪』登場人物
登場人物 | 声優 | |
花 | 宮崎あおい | 奨学金で一橋大学へ通う女子大生。クリーニング屋でアルバイトをしている。 |
おおかみおとこ | 大沢たかお | 大学で講義を受けている時花と出会う。 |
雪 | 黒木華 | おおかみこども、姉。 |
雨 | 西井幸人 | おおかみこども、弟。 |
韮崎のおじいちゃん | 菅原文太 | 富山の里山で野菜の作り方を教えてくれたり、何かと面倒を見てくれたりする。 |
藤井草平 | 平岡拓真 | 雪のクラスの転校生。 |
狐 | 立山の主。 |
『おおかみこどもの雨と雪』あらすじ
花は一人暮らしの女子大生。
学費は奨学金でまかない、アルバイトをかけもちして生活費を稼いでいます。
学校のモデルは国立市の一橋大学です。
ある日花は、大学の講義を熱心に聞いている男子学生と出会い、恋に落ちます。
話を聞くと彼は大学生ではなく、しかもおおかみおとこだったのです!
花は亡くなったお父さんの言葉を守っていつでも笑っています。
「辛い時や苦しい時にも、無理やりにでも笑っていろ。そしたら大抵乗り越えられるから」という言葉です。
運送の仕事をしているおおかみおとこは家庭に憧れています。
花が「私がお帰りって言ってあげるよ」といい、二人は一緒に暮らし始めます。
おおかみおとこは、自分はニホンオオカミの末裔、オオカミと人が混じり合い、その血を受け継ぐ最後の一人だと花に打ち明けるのです。
そして花は妊娠します。
つわりがひどく、何も食べられない時、おおかみおとこはなんとキジを捕まえてきて料理してくれます。
「オオカミの姿の子が産まれてきたら、お医者さんをびっくりさせてしまうから」と花は本を読んで勉強し、自分たち2人だけで出産します。
生まれてきた赤ちゃんには、雪の日に生まれた女の子だから「雪」と名前を付けます。
次の年には、弟が生まれます。雨の日に生まれた「雨」です。
そして突然、おおかみおとこの姿が消えました。
突然キジを狩りに行って、何かがあったのか?
川原の、キジの羽にまみれた狼の死体は、ゴミ収集車に回収されていきました。
残されたのは、運転免許証の写真とわずかな貯金。
たったひとりでの子育ては大変でした。
雪は大食らいで、怒ったりぐずったりするとオオカミの姿になってしまいます。
弟の雨は小食でおとなしい子どもでしたが、人にも見せられず、相談もできないので、花は本に頼って子育てに奮闘します。
公園に行けば四つ這いで駆け回る、夜は遠吠えをする子どもたちに都会暮らしはできません。
富山の山奥、人里離れた廃屋を借りて、新しい生活を始めます。
床も屋根も自力で修繕し、「韮崎のおじいちゃん」に教わりながら畑を作っていくうちに、花たちと小さな集落の人たちとの交流が始まります。
雪の降った翌朝。
真白な雪原を走り回る二人のおおかみこども。
花もいっしょにはしゃぎます。
田舎に来てよかった、と思う瞬間です。
雪は小学校に通い始めます。
通学バスに乗って、友だちもできます。
雨は学校を休みがち。
花のアルバイト先で見た本物のシンリンオオカミが忘れられないのです。
学校を休んで山に入り、山の主のキツネに、野生動物としての生き方を教わっていきます。
台風の日。
学校に雪を迎えに行かなければいけないのに、山に行く雨がどうしても心配で、花はどんどん山奥に入ります。
熊に遭遇したり、崖から転落したり、遭難しそうな花を助けたのは雨でした!
大きく、たくましい、立派なオオカミの姿になって、意識を失った花をふもとの安全なところまで連れて行くのです。
家族のお迎えの来ない雪は、以前けがをさせてしまった草平くんと、学校で一夜を明かします。
雪は、草平君という理解者を得て、人間として生きていきます。
雨は、オオカミとして、キツネの跡を継ぐ山の主として、生きていきます。
山の頂上で雄叫びを上げる雨の声は、花の家まで風に乗って届いてきます。
『おおかみこどもの雨と雪』その後の雨、雪、花は?あのキャラクターたちが大・妄想大会
雨はオオカミとして覚醒したな!
立山の主になるだろうな。
地元の猟友会では「ニホンオオカミがいる!」って騒ぎになるだろうな(^-^)
花は淋しくなるよな。
オオカミとして生きると寿命が短くなったりしないか?
おおかみおとこも事故じゃなくて寿命なんじゃないかって思ったぜ
雪の日に走り回るシーン、楽しそうだったな!
あれがあの子たちのほんとの姿なんだろう?
俺、雨が山の主になるの、賛成だぜ!
雪は中学校の寄宿舎に入るから家を出て行ったんだったな。
あの子はコミュ力も高いし、しっかりしてそうだし、心配ないな。
もう人間として生きていくんだな。
草平くんはずっとそばにいてくれそうだよな。
俺、あいつなら雪を任せてもいいぜ!
雪は学校休みの時なんか、花の家に帰って来れるしな。
寄宿舎ってハリー・ポッターみたいだよな。
花ならハーマイオニってとこか?
クィディッチやらせたらキャプテンだろうな!
花ってつくづく逞しいからな、あの家でババアになっても畑作ってそうだよな
一人じゃ広すぎない?あの家
意外と雨が遊びに来たりして?
たまには人間になったりしてさ
キジとか獲って来るかもしんねーな!
花、泣いちゃうぜ?
だよな、解体するのキツイだろうし
違うって!
『おおかみこどもの雨と雪』その後の雨、雪、花は?まとめ
『おおかみこどもの雨と雪』あらすじと、物語りのその後について考察してみました。
都会での息をひそめたような生活と、大自然のなかの「生きるだけで大仕事」の生活との違い。
都会では家族だけの閉じた世界で生きてきた彼らが、山里の集落で心を開き、野菜や米を分かちあいながら生きて行けるようになる変化。
キツネを「先生」と呼び、すべてを学び、次の継承者は自分であると覚悟を固めていく海の眩しいほどの成長。
単なる農村礼賛ではなく、人と人とが関わり合って成長していく時の生命力のすばらしさを教えてくれる作品でした。
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