『キングダム』の紀元前234年、桓騎と戦う趙・扈輒(こちょう)将軍。
扈輒めっちゃ強い!と言われ続けていましたが、桓騎と渡り合ったあとの退場はあっけなかったですね。
桓騎も扈輒との仕返し合戦が10万人の大虐●にまで発展してしまいましたが、このこじらせた二人の行動、また扈輒将軍の登場から退場までをまとめてみました。
『キングダム』扈輒(こちょう)将軍初登場はここだ!
趙・扈輒(こちょう)将軍は、秦軍が鄴に入城し、食糧難に苦しんでいた時に『邯鄲の守護神』として初登場しています。
李牧の失脚を聞き、扈輒は邯鄲へと兵を引いていきました。
この時は顔に付けている鋲みたいなもの、何かなーと思ったよ
『キングダム』扈輒(こちょう)将軍、雷土を捕らえる
紀元前234年、秦では六大将軍が復活しました。
そのうち楊端和、王翦、桓騎の三将が向かったのは李牧が失脚した後の趙です。
三軍は武城・平陽の二城を攻め、これを迎えうつ趙軍の総司令が扈輒(こちょう)。
桓騎軍8万は扈輒軍24万に右翼から攻めていきます。
桓騎軍の下についた王賁は、影丘(えいきゅう)で苦戦し、瀕死の状態に。
王賁は、後続の飛信隊に攻めどころをピンポイントで教えます。
信たちがボロボロになりながら丘を攻めているころ、扈輒は桓騎軍の雷土を捕らえていました。
雷土は扈輒の配下、龍白公の末子を捕らえてエサにし、龍白公をおびき出し父子ともに斬●しましたが、長男竜布につかまり扈輒の元に連行されたのです。
『キングダム』扈輒(こちょう)の凄惨な拷問
扈輒は、桓騎の作戦は何かと雷土を拷問します。
砂鬼一家にも似たような拷問の専門家が、雷土と部下たちを切り刻んでいきます。
雷土は拷問の中で桓騎に近づいたように感じていましたが、桓騎の作戦を何ひとつ漏らすことはありませんでした。
『キングダム』扈輒(こちょう)の顔の鋲はなに?
「誰よりも痛みを抱きかかえる扈輒様」という説明とともに顔の鋲がアップになると、顔面に埋め込んだ金具のような描写がされています。
そして桓騎がこの正体を教えてくれました。
顔面にそんなもん埋め込んで痛みを感じてねェと平衡を保ってられねェ程の軟弱者だ
桓騎『キングダム』64巻p.62
なんと、常に自分に痛みを与え続けるために、顔に埋め込んでいるものだったんです!
ドMだな…
ボディピアスみたいに、そのうち痛くなくなっちゃうのでは?
腫れてないし…
『キングダム』扈輒(こちょう)はなぜいつも痛みを感じていなければ心の平衡を保てないの?
扈輒はなぜ「いつも痛みを感じていなければ心の平衡を保てない」のでしょうか?
常に自分を戒めていなければならない…罪悪感にとらわれているのでしょうか?
- 扈輒は大将軍なので、ここまで出世する途中で大切な人を傷つけてしまった
- 自分が救うことができずに失われた命があり、一生忘れずに背負って行こうと考えた
- 何か『忘れまい』と決心していることがある
思い出すだけで苦い思いになるような出来事があり、自分はそれに見合う痛みを引き受けていると考えていたいのかもしれませんね。
史実では顔の鋲は記録がありません。
『キングダム』の中で明かされる日が来るのでしょうか?
『キングダム』扈輒(こちょう)の最後
扈輒は上記の問答の後、桓騎軍に囲まれる中自害しました。
自分の剣で喉を突こうとしますが、朱摩一家の者に止められそうになると、まず敵をあっさり切り倒します。
その後おもむろに自分で頸動脈を斬り、一言。
総大将として辱めを受けるわけにはいかんのでなァ
扈輒『キングダム』64巻p.70
敵と戦い抜いて生きるか死ぬか、という場面が多かったから、
何か拍子抜けしちゃうなぁ
『キングダム』扈輒への復讐・桓騎10万人の虐●
このあと扈輒によって雷土が拷問の末命を落としたこと、最後まで口を割らなかったことを知ると桓騎は冷たい怒りに満たされてしまいます。
そして起こった趙での捕虜大量虐殺、その数10万人です。
そこだけ取り上げるともちろん桓騎が異常者みたいだけど、
桓騎にとって雷土1人は10万人でも釣り合わないくらい大事な仲間だったのかもね。
嬴政(えいせい)の怒り
桓騎の10万虐●を知った秦王・嬴政(えいせい)は自ら足を運び桓騎に会いに行きます。
しかし、摩論が「反撃を防ぐため仕方なく葬った」と弁解したことと、扈輒軍を壊滅させたことの評価として斬首を許しました。
桓騎が「一番人を●してんのはお前だぞ、秦王」と言った時は、
ちょっとゾッとしたな!
態度は悪いけど、まあその通りかも…
『キングダム』桓騎と扈輒(こちょう)のこじらせ度はどっちもどっち/まとめ
趙の総大将を務める大将軍・扈輒は、「いつも痛みを感じていたい」という理由で、顔に鋲のようなものを埋め込んでいるドMでした。
扈輒は秦軍の作戦を知るために、雷土を捕虜にして口を割らせようとしました。
しかし、雷土はしゃべらず、趙軍は見事桓騎の計略にハマってしまいます。
扈輒は自分の負けを知ると自害してしまいます。
一方桓騎は意表を突く作戦でみごと扈輒軍を破ります。
しかし雷土が捕虜になり命を落としたことを知ると、仕返しに趙の投降兵10万を虐●してしまいます。
政の説教も桓騎には全く効果がなかったようです。
しかし、扈輒の「痛み」の理由を知ることができなかったことは、返す返すも残念です。
。扈輒(こちょう)将軍
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