『キングダム』輪虎(りんこ)の最後は?天に寵愛された武将の最後

輪虎『キングダム』19巻p.35 キングダム

『キングダム』に登場する将軍・輪虎(りんこ)は秦の千人将を狙う恐るべき刺客として登場します。

輪虎の登場するのは何年の戦のときか、戦いの経緯、また輪虎の悲しい過去について、コミックスの何巻にあたるかを加えながらご紹介していきます。

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『キングダム』輪虎と信の出会い

紀元前242年(始皇5年)秦は、魏の山陽へ攻め入ります
蒙驁(もうごう)将軍に率いられた飛信隊・信、玉鳳隊・王賁、楽華隊・蒙恬の三人は共に三百人将です。

秦・王賁・蒙恬『キングダム』17巻p.176

秦・王賁・蒙恬『キングダム』17巻p.176

王賁の見事な策と、要領の良い蒙恬の活躍で高狼城(こうろうじょう)は陥落、他の二人の副将も二城を落とし、秦にとっては順調な滑り出しに見えました。

の活躍を喜ぶ千人将・郭備(かくび)は自分も下僕の出身であることを明かし、信を応援していると温かい言葉をかけてくれました。

ところがその夜、郭備は刺客に襲われてしまうのです!

この刺客こそ、輪虎(りんこ)でした。

 輪虎『キングダム』19巻p.10

輪虎『キングダム』19巻p.10

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『キングダム』輪虎は廉頗(れんぱ)四天王の一人!

輪虎は趙の出身ですが、紀元前245年、敬愛する廉頗(れんぱ)将軍とともにに亡命していました。

輪虎はわずかな手勢を連れて秦の千人将ばかりを8人も、一夜にして暗●したのです。
輪虎は廉頗の『飛槍(ひそう)』とも呼ばれた男。
少年のような見かけでありながら、あの六将・王騎に一刀を浴びせたことがあるほどの腕の持ち主だったのです!

翌日、再び秦の将を狙いに来た輪虎は、ついに信と出会います!

輪虎『キングダム』19巻p.35

輪虎『キングダム』19巻p.35

虎のような輪虎のオーラにも怯まず、信は猛然と向かって行きます!
ところが輪虎は信の剣をがっしりと受け止め、信の手首をつかむとそのまま持ち上げ、騎馬のままで剣で刺そうとしてきます!なんという怪力!!
その剣をかわして見せた信に興味を持ち、地面に投げ落とすと、輪虎は名前を聞きます

しかし輪虎は、手元の巻物(これに秦軍の千人将以上の名が書いてあるターゲットリストなのでしょう)に名前がないため、「じゃあこれで」と去ろうとします。

信の方は郭備を斬ったのが輪虎と知ると、仇討ちモードに入りますが、飛信隊が駆けつける気配に輪虎は去っていきます。

信が「クソガキ!お前も三百将か?」と聞くと、輪虎は「僕はれっきとした将軍だし、三十代だ」と答えます。

君は仲間に慕われているみたいだね。
いいことだよ。そういう人間はえてして天にも好かれている。
いくら才能や実力があっても”幸運”という天の働きがないと武将なんて道半ばで命を落とすよ。
そして本当に天に寵愛される武将は一握り。

輪虎『キングダム』19巻p.38

廉頗の元に集ったのは 『廉頗の剣』と呼ばれる輪虎のほかに、『中華十弓』に数えられる姜燕(きょうえん)、『天才軍師』 玄峰(げんぽう)、絶大な武力を誇る介子坊(かいしぼう)の4人の将。

魏国に配慮して魏の将軍白亀西を大将に立てての戦が始まります。

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『キングダム』信、臨時の千人将に抜擢!狙うは将軍の首!

秦軍総大将・蒙驁将軍は副官に桓騎将軍、王翦将軍を据えて、山陽攻略戦が開戦します。
輪虎が千人将を8人も斬ったため、王賁、蒙恬の二人は千人将に、もまた臨時の千人将に任命されます。しかし信には、千人将3人または将軍首という重い課題が与えられました。

開戦後まもなく、王賁の目の前に輪虎現れます。
王賁の全力の『龍指(りゅうし)』も輪虎にはかすり傷を負わせただけで、王賁は輪虎の剣を食らってしまいます!

王賁のピンチ!ここへ現れたのが飛信隊です。
活きのいい飛信隊は秦軍が息を吹き返す力になりますが、廉頗四天王の一人・玄峰にさんざん翻弄されてしまいます。

その玄峰を奇襲で仕留めたのは桓騎でした。
将軍を目指す若き三人の千人将は、自分たちの上には大きな存在がいることを知ります。

ここで蒙恬が、輪虎を討つための策を提案します。

それは、楽華隊が『つぶれ役』となって輪虎直属の『輪虎兵』を削り、親衛隊の減った輪虎を信と王賁の二人がかりで討ち取る、という計画でした。

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『キングダム』輪虎強し!王賁と二人がかりでも…

蒙恬の作戦通り輪虎の前に到達できた信と王賁。
しかし、二人の全力の攻めも、輪虎一人に届かず、王賁も信も手傷を負わされてしまいます

深手に朦朧としながらも、信は戦いの中で一つの壁を越え、輪虎の左手の指を斬り落とします!!

そこからの退却は王賁が先導し、決着は翌日に持ち越されます。

信の腕に負った深い傷に、羌瘣は貴重な塗り薬を塗って手当てしてやります
自らも傷を負っていたのですが、信を優先してやる羌瘣だったのです。

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『キングダム』輪虎と信、三回目の戦い

翌日は、この日を最終決戦と思い定めた、輪虎全力での本陣への猛攻が始まります。

これに待ったをかけたのは、後方予備軍に回された飛信隊です!

輪虎と信の一騎討が始まりますが、輪虎は片手が使えなくても全く引けを取りません
それどころか、さすが歴戦の猛者、馬上の信の太ももに剣を刺し、動きを封じます

信は馬から輪虎めがけて飛び掛かり、馬上から地上戦へと場所を移します。

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『キングダム』輪虎に生まれた一瞬の隙

魏軍の魏良が信の背後を衝こうとしたのに、楚水が気づきます。
一騎討ちに割って入る魏良を斬り伏せた疎水は、輪虎の目の前に出ていました

その時、『郭備の仇』が楚水の頭をよぎったか、あるいは防衛本能だったのか、強烈な●意が楚水の中に生まれました。

輪虎は反射的に楚水を斬り、そのわずかなスキに、信は輪虎を袈裟懸けに斬りつけたのです!!
しかし輪虎は致命傷を負わされても立ち上がって見せます。

こんな所で負けられない。
僕は”天“の与えし“廉頗の剣”だからね。

輪虎『キングダム』22巻p.52

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『キングダム』輪虎の悲しい過去

輪虎は子どもの時、村が戦火に焼かれ、幼い妹と二人飢え死にを待っていました。

そこへ偶然通りかかったのが廉頗将軍。廉頗が輪虎を助け上げ、水と食べ物を与え、連れ帰ってくれたのです。
幼い妹も連れていってくれと頼んだ輪虎はその時初めて、妹がすでに亡くなっていたことに気付いたのです。

輪虎は ”戦いの天才(輪虎)”が ”戦いの大天才(廉頗)”に拾われたことは、偶然ではなかったと考えています。

天に寵愛される武将は一握り
その一人である廉頗に天が出合わせた剣が、輪虎だ

玄峰の言葉『キングダム』22巻p.57

そんな深手を負いながらも信に斬りかかって来る輪虎は、再び信の剣で左胸を貫かれ、ついに散っていきました。

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『キングダム』輪虎の剣を受け取り…その後どうした?

信は廉頗(れんぱ)将軍と蒙驁(もうごう)将軍が対峙するその場へ急ぎます。

そこで、廉頗が王騎を「六将・三大天の名を汚した愚か者」と侮辱するのを耳にするのです。
信は思わず「ふざけたこといってんじゃねえ!」と割って入ります。

廉頗は「儂に物申したければ名乗れる名を手にしてからにしろ」とあしらいますが、そこで信は馬の蔵から輪虎の剣を取り出し、廉頗の前に投げ出します!
「あんたの四天王輪虎をこの手で討ち取った飛信隊の信だ!」

「輪虎を討ったじゃと!」と怒りの形相すさまじく迫ってくる廉頗!

panda
panda

廉頗にとっても、輪虎は特別な存在だったんだ!

皆が逃げろと叫ぶ中、信は廉頗の一太刀をがっしりと受け止めて見せるのです。

廉頗がさらに信に向かおうとするのを、蒙驁は「その者は王騎の矛を受け継いだ者だ」と止めます。
廉頗は、「王騎の最期は、敗戦の将となったが武名を汚すほどではなかったか、あるいは無念のうちに顔をゆがめて死んでいったか」と問いますが、信は誇らしく「どっちでもねえ!」と答えます。

「将軍は、強者が次の強者に討たれ 時代が続いていく。だから乱世は面白いって、笑って言ったんだ。その姿は誰もが憧れる天下の大将軍の姿、堂々たる英雄の姿そのものだった!」

輪虎の剣『キングダム』23巻p.40

輪虎の剣『キングダム』23巻p.40

問答はさらに続きます。
「あんたらをぶち抜いて史上最強の天下の大将軍になる!」と言い切る信に、廉頗は

「儂らでもなし得なかった”中華の統一”をやってのければ儂らの伝説を塗り替えることになる」と教えます。

そして、輪虎の剣を投げて寄越し、悠々と去っていきました。

うさ
うさ

はさあ、輪虎の話を聞いたから、輪虎の剣は廉頗に返したんだよね?

panda
panda

廉頗は、信に昔の自分たちのような部分を認めて、輪虎の剣を預けたんじゃないかな?

「これからの時代の先駆けとなる男」に輪虎を背負って行ってくれ」と託す気持ちだったんじゃないかな?

うさ
うさ

俺を天下に連れていってくれ…だね。

信はでっかい男だから、何人だって背負っていくぜ!

panda
panda

そうだよな。

もう、漂、縛虎申、万極、尾到、王騎、郭備、輪虎を背負ってるからな!
夢を見せてくれ!信!!

うさ
うさ

輪虎の剣って王宮に預けたのかな?

panda
panda

そうかもしれないけど、王騎の矛と違って、使うことはない気がしないか?

うさ
うさ

そうだね。静かに供養してやって欲しいよね。

『キングダム』輪虎はいつも信とともに

輪虎もまた、信と同じ戦災孤児でした。
自らの力を、命を救ってくれた廉頗(れんぱ)のために燃やし尽くすことをいとわぬ、潔い武将だったといえましょう。

殿の元へ一度は帰った輪虎の剣、それは輪虎の魂。
廉頗がそれを信に託したならば、輪虎の魂はこれからも信とともに戦火をくぐり続けていくのでしょう。

 

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