『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』は漫画『キングダム』48巻522話から525話までです。
前話は朱海平原での蒙恬・楽華隊の活躍と麻鉱将軍の波状攻撃の威力が語られたところまででした。
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』あらすじネタバレ①王翦の策
波状攻撃により趙軍右翼をずたずたに切り裂いた麻鉱軍。
麻鉱将軍は「陽動の功だ」と蒙恬を褒めます。
実は開戦前、王翦、麻鉱と打ち合わせを行った蒙恬は、麻鉱の『波状攻撃』を見抜き、お膳立てを約束していたのです。
「最高の形を作って待っているのでそこからはしっかり頼みますよ。麻鉱将軍。
もたついたら”主攻”の座をうちが貰いますからね」
蒙恬『キングダム』48巻522話

あえて少ない数で開戦して手を出させ、隊を分けて横撃。
逃げるふりで突出したところはさらに別の隊を出して撃つ。
本軍が方向変換したところで、中央から分かれた軍が波状攻撃。
これが軍略というものか・・・
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』あらすじネタバレ②趙・紀彗の檄
波状攻撃に総崩れしないのは将・紀彗の力。
騎馬隊を呼んで「第三波」に備えます。
馬呈の救出に10,000を送り出し、一つの波は5,000人にすぎない、と敵の数を過剰に捉えないよう注意させます。

麻鉱20,000、楽華5,000。
対する紀彗は30,000だけど、最初の攻撃でかなり失っているよ
紀彗の檄は、なんとか軍を持ちなおさせたようです。
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』あらすじネタバレ③蒙恬の視点
馬呈を打ち損じた楽華隊。
蒙恬は戦況を冷静に分析します。
一方紀彗は、陽動を演じた楽華隊5,000が、今や遊撃軍としてどこからでも攻めてくることができると警戒しています。
王翦の戦術眼に感心すると同時に、蒙恬という存在に脅威を感じる紀彗です。
蒙恬には、やはり最初から、王翦と同じ視点でこの戦の全体図が見えていたのです。
王翦は蒙恬に「我が側近として幕僚に加えてやっても良い」と申し出ますが、蒙恬からは「笑えないな」と突っぱねられます。
「俺を入れるくらいなら、その前に入れるべき男がいるのではありませんか?王翦将軍」
蒙恬『キングダム』48巻522話
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』あらすじネタバレ④秦軍右翼・亜光
趙左翼は
- 李牧側近・馬南慈(ばなんじ)
- 前三大天藺相如(りんしょうじょ)側近・趙峩龍(ちょうがりゅう)
- 故慶舎副官・岳嬰(がくえい)
という個性つよつよのメンツです。
秦右翼では、5,000の玉鳳隊を率いる王賁の元に、20,000を束ねる亜光将軍自らやって来ます。
亜光は王賁を『若君』と呼び、
王賁には開戦の激闘に加わらず、玉鳳隊は遊軍として機会を待てというのです。
王賁は、父・王翦が玉鳳隊を『特別扱い』していると取り、反発しますが、関常がこれをいさめます。
王翦の側近であった関常は、亜光の戦い方をよく見ておくようにと王賁に伝えます。
王翦の最大の信頼を得る男・第一将亜光の姿を!

亜光将軍『キングダム』48巻p.179
「前にいるもの全てを薙ぎ払えェイ!!」
亜光将軍『キングダム』48巻522話
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』あらすじネタバレ⑤馬南慈の強さ!
亜光の軍と戦っている趙軍は岳嬰。
第二弾は、馬南慈(ばなんじ)が自ら突っ込みます!

馬南慈『キングダム』48巻p.183
馬南慈は主攻3,000を亜光軍第一陣に、助攻7,000を亜光軍第二陣にぶつける戦法をとりました。
すさまじい攻撃力を見せる馬南慈!
その時、亜光軍第一陣と第二陣の間に走りこんできたのが玉鳳隊・王賁です!!
これを見て亜光は、玉鳳とはさみこんで馬南慈を討つ、と宣言します。
王賁もまた、同じ戦術を考えています。
関常に「若を守れ」と命令された宮康は、嫌な感じに襲われて王賁の周りをガードします。
『キングダム』アニメ6期9話『覚悟の比重』は漫画何巻?あらすじネタバレまとめ
朱海平原で、蒙恬の大活躍、麻鉱、亜光の強さ、王賁の機敏な判断が描かれました。
信が『キングダム』のアニメを見ていたら「俺はまだか?」とキレるかもしれませんね。
長く激しいこの戦、どんな決着になるのでしょうか・・・

亜光将軍『キングダム』48巻p.179

