『キングダム』778話を読んでの感想を話していきます。
ストーリーのネタバレを含みますので、知りたくない!という方はご遠慮ください。
『キングダム』778話掲載のヤングジャンプ51号付録はキングダム!
『キングダム』778話はヤングジャンプ51号特大号掲載。
表紙をめくるとそこにはなんと、明日発売のキングダム70巻の「かけ替えカバー」が!!
これが欲しくて、いつもYJは電子図書なのに紙の雑誌を買っちゃった!
これ実際使う人ってどんな人だろう?と思いながら、明日本屋さんで70巻を買って、「かけ替えカバー」で電車で読むことを想像すると笑っちゃいますね。
いや、そんな人を見かけたら、話しかけてしまうかもしれませんね!
「あなたも…?」って。
しかしもったいなくて使えないかも…だって、たぶん全キャラクターが描かれていそうですよ。
一億部の重みです。
この絵を眺めているだけで、キングダムと共に過ごした日々が走馬灯のごとく流れて「あれ?私もう死んでんだっけ?」って黒桜のセリフを吐きそうです。
さらにこのとじ込みのカバーをめくると、3つ折りキングダムクロニクルvol.1が!
2006年キングダム連載開始から、2019年映画キングダム全国公開までの歴史が、整然と並んでいます。
そしてページ下半分は名場面集。
14歳の政、王騎将軍、廉頗、麃公、桓騎、龐煖、成蟜…
誰を見ても「あー好きだったな!この場面…」と思ってしまう感動のシーンの連続連続また連続。
これがvol.1ということは…来週も続きがあるでしょうね!(笑)
皺にならないように気をつけて読んで家宝にしたいですネ。
ちなみに、ヤングジャンプ51号は、もちろん表紙もキングダムです。
『キングダム』778話『違和感の訳』感想①表紙から最高
『キングダム』はヤングジャンプ巻頭。そして表紙はカラーの楊端和サマです。お美しや。
累計一億部突破
祝え、皆の者!楊端和『キングダム』778話
いやもうたまりませんね。
うちにも69冊ございます。端和様。
明日は70巻を購入させていただきます。ありがとうございます。
みたいな感じです。
『キングダム』778話『違和感の訳』感想②尾平カッコ良くてこの後が心配
信がさっさと李牧を討ちに行ってしまったので、一万人も減ってしまった飛信隊。
残りの兵は趙軍に押され「隊長が騎馬隊を多く連れて行ってしまったから」「もうダメだ」と弱音を吐き始めます。
ここで尾平がみんなに活を入れます!
尾平の信への思い【番吾】
尾平はこう檄を飛ばします!
信たちは李牧を討ちに行ったんだ。
李牧を討てばそれで勝ち…たった一日で終わって、買って家に帰れるんだ。信は大仕事をやろうとしている。
俺達も死に物狂いで戦うぞォ尾平『キングダム』第778話
王賁が助けに来てくれなかったら危なかったけど、ここまで持ちこたえられたのは尾平、河了貂らリーダーの力だよね!
この言葉の重みは過去を振り返ると納得できます。
尾平の信への思い【黒羊】
信と尾平の信頼関係を表していたのが、黒羊編の中の次のシーン。
飛信隊を追い出された尾平ですが、桓騎兵が信の悪口を言っているのを聞いてブチ切れます。
「信を笑う奴はただじゃおかねェぞ」
「てめェらクソ共に信の何がわかる 器が小セェだと?ふざけんな
器がでけェから盗みも犯しもやんねェんだバカヤロォ信がきれいごと言ってんのは百も承知だ
いろんな誘惑があんのも否定しねェそんなこたみんな分かってる
分かってても関係ねェくらい信のことが好きなんだ
皆あいつと一緒に命かけて戦いてェんだ
あいつのために戦いてェんだ それがっ飛信隊ーーー」
尾平『キングダム』44巻p.173
桓騎兵と乱闘になる尾平を那貴が助け、飛信隊に連れ帰ります。
この後の信の言葉も、何度読み直しても泣けてきます!
ぜひコミックスで、心のデトックスをしてください。
尾平の信への思い【馬陽】
尾平の弟・尾到は信を守るために自分の命を燃やし尽くして死にました。
その時尾平が到にかけた言葉は「本当に…よく…頑張ったなァ」。(『キングダム』14巻)
弟を亡くしても信を恨むことはなく、そんな弟を誇りに思っているのです。
尾平カッコ良くてこの後が心配なのは
『キングダム』767話でついに東美ちゃんと結婚した尾平。
城戸村では飛信隊のメンバーも招き、3日3晩の宴が催されます!
その後、また戦場へと向かう尾平に、年老いた母が声をかけます。
「絶対に死ぬんじゃないよ」
尾平の母『キングダム』768話
弟の死を乗り越えて、やっと幸せになれる尾平なんだから、お母さんの言葉はもっともだよ
いや、だけどなー、こういうのってよくあるだろ?フラグ立っちゃったって…
尾平が無事に城戸村に帰り、東美ちゃんと幸せな時間を過ごせるよう、全力で祈りましょう!
『キングダム』778話『違和感の訳』感想③王賁が頼りになる!
出会いの時から競い合い、時にいがみあうこともあった信と王賁。
778話では信が「あいつは来る」と思った通り王賁は現れて、飛信隊の壊滅を防いでくれました!
今回読んでいて小気味よかったのは、
- 王賁は何の説明もなしに、この状況から「李牧か」と戦局を察する
- 河了貂が王賁を信じて行動したことを理解し受け入れる
- 「”影丘”での借りは返した」ということで、飛信隊に恩を着せずに済ませる
- 河了貂が信の元へ行きたがっていることを察して、自分がこの場の仕切りを申し出る
- この状況にかすかな違和感を感じ取り、判断できる人間を要所に散らしている
王賁こんなにカッコいい奴だっけ?
幼少期からの英才教育がここで花開いたのでは?
王賁は中華統一まで死なないキャラと分かっているから安心していられるよね!
『キングダム』778話『違和感の訳』感想④楊端和カワイイ顔でバッサリ
この戦は序盤から山の民の士気が高く、楊端和の魅力が最大限に生かされています。
今回も、活躍する山の民に刺激されて北東部軍二万も「遠慮なくお声がけを」と申し出ます。
これに対して楊端和はめっちゃカワイイ笑顔を見せながら山の民の言葉で何かを言います。
通訳は「モウシバラク スッコンデロ」と伝えます(笑)
特にキタリ率いるメラ族は壁将軍救出を意図しているのかいないのか?
わかりませんが、恐ろしいほどの勢いです。
まあ、平地の兵はスッコンデいるしかないかもしれません。
『キングダム』778話『違和感の訳』感想⑤李牧の仕掛けって何?
番吾の捕虜収容所で骨と皮ばかりにやせ細った壁と部下たち。
番吾の場外、頭佐平原に秦軍が攻めてきたと聞き、「ここには李牧の仕掛けが」と壁は心配しています。
この仕掛けとは何でしょう?
紀元前233年、壁は赤麗で毒を飲まされ、それから土木作業などの重労働をさせられています。
番吾の戦いは紀元前232年。数ヶ月から1年以上、何をしていたのでしょう。
これこそが『李牧の仕掛け』なのではないでしょうか。
作業しながら、この狙いに気づいた壁は「番吾はダメだ」と願っていたのですけどね。
さて、この構築物について情報があるかと調べてみました。
番吾の戦い(はんごのたたかい)は、秦が趙の李牧に大敗した戦い。
紀元前232年、秦王政は兵を大挙し、趙に侵攻した。
軍は鄴城に到着し、その後太原に到着した。
秦軍は狼孟と番吾を占領したが、李牧が秦軍を撃破した。
さらに李牧は秦から韓・魏の国境まで領土を奪還した。番吾の戦い wikipediaより
記録はこれだけのようなので、どのような形での攻防だったかはわかりません。
李牧の仕掛け…
番吾城の周りを要塞化した?
物凄い人数の伏兵を擁する、砦のような形の拠点を作った?
足を踏み入れにくい『罠』を作った?
落とし穴を掘りまくったとか?
歴史上『大敗を喫する』ことは確定なわけだけど、飛信隊や秦軍はできるだけ母国に逃げ帰ってほしいね!
李信、王賁、楊端和、王翦はこの後も活躍するから生還確定だね。
こういうことに興味を持てるだけでも、キングダムって素晴らしいな!
小学校の世界の歴史の授業で読ませるべきだね!
『キングダム』778話ネタバレ感想|尾平がアツい!李牧の仕掛けとは?まとめ
今回は付録欲しさにヤングジャンプは紙版を購入。
『キングダム』70巻かけ替えカバーとキングダムクロニクルvol.1をご紹介しました。
本誌の感想は尾平がアツい!
尾平が活躍すればするほど死亡フラグが気になってしまう!
久々に元気な王賁が出てきましたが、グッと思慮深い武将に成長していてビックリ。
信は「隊長」って呼ばれて矛をぶん回しているのに…
また、楊端和、李牧の仕掛けについても考察してみました。
来週も ヤングジャンプは 紙版で
お粗末さまでした。
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