『葬送のフリーレン』ソリテールは死亡する?可愛い魔族の残虐な正体

葬送のフリーレン

『葬送のフリーレン』に登場する魔族・ソリテール。

可愛い見た目だからこそ、『人ではない』存在の怖さを一層感じてしまいます。

この記事ではソリテールのセリフから魔族の考え方を考察し、その運命をたどっていきます。

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『葬送のフリーレン』ソリテール登場は何巻?

勇者ヒンメルの死の70年前。

『黄金郷のマハト』が「人類について研究している変わり者の魔族」を探し、出会ったのがソリテールです。

ソリテールはマハトにイルカとサメの骨格標本を見せ、同じような姿をしているのに全く別の生き物だと説明します。(『葬送のフリーレン』10巻88話)

イルカは哺乳類でサメは魚類。

でも姿は似ているってことだよね。

人間と魔族は姿が似ていても全く別のものだってことじゃない?

またソリテールは、「収斂進化っていう言葉は魔王様に教えてもらった」と語っていることから、魔王と直接話ができるほどの大物であったことがわかります。

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『葬送のフリーレン』ソリテールとマハトの違い

『黄金郷のマハト』は、なぜ魔族には『罪悪感』『悪意』という感情がないのか、ずっと考えてきました。

ヴァイゼの領主グリュックは、マハトにその感情を教える、と言いましたが、ヴァイゼを黄金郷に変えてもやはり、マハトにはわかりません。(『葬送のフリーレン』10巻90話)

ソリテールは「人を欺く度に心を痛めていたら魔族はとうの昔に絶滅している…まったく別の生き物なんだよ。わからない感情があるのだって当たり前のことだ」と完全に割り切っています。

ソリテールにとっては、人間によく似た可愛い容姿も、穏やかな物腰も「すべては人を欺き捕食するために獲得した進化の証」なのです。

「人間との理解と共存」を望むマハトを、ソリテールはこう言ってせせら笑います。

共存か。面白いね、君。

ソリテール『葬送のフリーレン』10巻88話

可愛い顔で言うからより一層こわいわぁ…

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『葬送のフリーレン』ソリテールとフリーレン解析競争!

勇者ヒンメルの死から30年後。

ソリテールは、黄金郷ヴァイゼに封印されたマハトに会いに来ます。(『葬送のフリーレン』10巻94話)

ソリテールは人類が作ったマハトを閉じ込める結界を解こうと解析をしています。
好き好んで人類の魔法を研究しているような変わり者の魔族以外には」破れない結界、と自分で言う通り、人間にはとても興味を持っているようです。

人類の魔法理論にすごく詳しくて、『最高傑作』『芸術品のよう』というところは、ソリテールにも『人間の魔法や知識を知りたい』という面があることがわかるよね

マハトは人間の『感情』を知りたいんだったよね。

この二人、違うようで根はいっしょなのかもしれない。

同じころ、フリーレンはマハトの記憶を解析し、『万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)』を解く方法を探しています。

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『葬送のフリーレン』ソリテールとフェルン、シュタルクの戦い

マハトの魔法を全力で解析するフリーレンをかばって、フェルンとシュタルクはソリテールを足止めしようと立ち向かいます。

フェルンはフリーレンから『無名の大魔族』に出会ったら逃げろと教えられていました。

無名の大魔族と出会ったら迷わず逃げること。
莫大な魔力を持つ大魔族は例外なく長い年月を生きている。
なのに人類側にその記録がないということは、遭遇したものは全員、皆●しにされている可能性が高い。

フリーレン『葬送のフリーレン』10巻95話

フェルンはソリテールに一般攻撃魔法を浴びせますが、完ぺきな防御魔法でかわされます。

ソリテールは名前は?生い立ちは?髪飾りは?と立て続けに質問を浴びせながら、空中に作りだした無数の大剣でフェルンを傷つけます!

わあ!なんなんだ!ソリテール怖ーーーい!

「質問に答えて。私は君たちのことが知りたいの。」

そのセリフの絶対的な恐怖!

「次に撃つ素振りを見せたら、戦えないように君達二人の両腕を切り落とす。」

その底知れない残虐性!

そこへ、結界を解かれたマハトの『万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)』が広がってきて、フェルンとシュタルクは黄金に変えられてしまいます。

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『葬送のフリーレン』ソリテールの最期!

フリーレンが『万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)』を解き、デンケンとマハト、ソリテールとフリーレンの戦いが始まります!

ソリテールは無数の大剣を繰り出し、フリーレンを圧倒します。
そしてソリテールの最強の魔法は『魔力をぶつけるだけの単純な魔法』。
その圧倒的なコントロールと防御は、フリーレンですらヤバイと思わせるものでしたが、フェルンたちを「●しちゃったわ」と言ったことからフリーレンの逆襲が始まります!(11巻99話)

「嘘だろう」と思っても怒りを感じたんだろうな!
フリーレンは「人間を知りたい」と思って旅を続けてきたけど、いつのまにかフェルンやシュタルクを大切にしたい気持ちは育っていたからね。

人間を知りたい…それぞれの想いは違っても、フリーレンも、マハトも、ソリテールもそこは共通点なんだな。

フリーレンはフェルンを信じ、デンケンを信じ、黄金郷にかけられたディーアゴルゼ解き、街を元の姿に戻します。
すると黄金から元に戻れたフェルンが、超長距離からの高圧縮魔法でソリテールを倒すのです!

「まさか私が…こんな取り返しのつかない油断を…』

笑いながらこんな最後も魔族らしい、とつぶやくソリテールに、フリーレンは「命乞いをするんじゃなかったの?」と聞きます。

ソリテール『葬送のフリーレン』11巻100話

ソリテール『葬送のフリーレン』11巻100話

ソリテールは人類に狩られるときに並べる『命乞い』の言葉を並べて見せ、
「もしその日が今日で、手を下すのが君になるのなら、その時の心境を是非私に教えて。」
フリーレンにそう言ったのでした。

魔族の操る心のこもらない言葉、その道具のような言葉に操られて命を失った人間たちをフリーレンは大勢見てきました。
勇者ヒンメルですら、魔族の言葉に判断を誤り、被害を拡大させたことがあったのです。

ですので、フリーレンはソリテールに止めを刺すことをためらいませんでした。

…葬送のフリーレン…

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『葬送のフリーレン』ソリテールは死亡する?可愛い魔族の残虐な正体・まとめ

大魔族ソリテールは、七崩賢・黄金郷のマハトと古い知り合いでした。

人の感情を知りたいマハトには『魔族と人間は全く異なる存在』『捕食のための進化の証』と言い放っていたソリテールですが、人間の魔法にどん欲なまでの知識欲を燃やしたり、人間の反応を知ろうとしたり。

実はソリテール自身、『人間を知りたい』と渇望していた一人かもしれません。

ソリテールはここで死亡しますが、またこの後も登場します。
たった一人で孤独(ソリテール)に生きてきた彼女の物語の続きが聞けるかもしれませんね。

 

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