映画の最後に流れるエンドロール(エンドクレジット)。
この記事ではその魅力と順番についてご紹介します!
映画のエンドロールとは?
映画が終わった後に流れる部分を「エンドロール」と言います。
エンドロールは、映画に関わったさまざまな情報を視聴者に伝える、重要な役割を担っています。
視聴者はここで、映画を作る上で重要な役割を果たした人々や企業、使用された音楽など、多くの詳細を知ることができます。
映画のエンドロールの起源とその意義
このエンドロール、実は映画が生まれた当初から存在しているんです。
昔の映画では、エンドロールは現在よりも短かったようです。
でも時間と共に、関わる人や技術が増え、エンドロールも長くなってきました。
また、エンドロールとよく似た言葉に「エンドクレジット」という言葉がありますね。
「エンドロール」は和製英語で、英語では
- credits roll
- end credit roll
と言うのです。
ですので、これらの英語を日本語で「エンドロール」と呼んでいると考えられます。
英語だとばっかり思ってたよ
映画のエンドロールの順番は決まっているの?
このエンドロールの順番には、実は明確な決まりはありません。
しかし、多くの映画では以下のような一般的な順番で名前が表示されます。
【一般的な順番】
キャスト
- 主演
- 準主演
- 脇役
- エキストラ
- 大御所
制作スタッフ
- プロデューサー
- 脚本
- 音楽(作品中使用曲:ミュージシャン)
- カメラ・美術・照明など
最後:映画を指揮した監督の名前
この順番は、映画製作に関わった人々への敬意と感謝の意を表していると感じられます。
洋画をよく見るから、俳優の名前の後は「もういいか」って帰る準備をしてたよ…
映画のエンドロールの楽しみ方
映画の本編が終わると「帰りが込み合うのがイヤ」「トイレが混まないうちに帰りたい」等の理由でそそくさと席を立つ観客も多いです。
しかし、この時間の楽しみ方を知れば、あなたも次は見て行こうかな、と思うかもしれません。
主題歌を聞いてじっくり余韻を楽しむ時間
最近の映画では公開前に予告された主題歌が流れるのがエンドロール、というパターンが多いです。
思い入れたっぷりに作られた主題歌を聞くことができるのがここだけであれば、聴かずに帰るのはもったいないですね。
映画館ならではのクオリティの高い音質と音量をゆっくり味わっておきましょう。
シリーズ物の次回予告が入るかも!
例えば『キングダム2』では本編の後に次回作に登場の場面が映され、「この俳優は誰?」と大きな話題を呼びました。
これを見ないで帰るのは勿体ないですね。
しかも『キングダム3』でもその場面は使われず、もう『キングダム4』への期待が膨らむ一方です!
声優の名前に納得&ビックリ
アニメや吹替の場合は声優の名前が表示されますので「この人だったか」と納得したり、あるいは「え、この役とこの役、二役だったの?」と驚いたり。
パンフレットを買わないとわからない情報が、座ったままで見られます。
追加のオリジナルシーンやNG集も
エンドロールで映画の追加シーンやNG集が流れることもあります。
これは、視聴者にとってサプライズとなる場合が多く、映画の楽しみがさらに広がります。
ロケ地、衣装協力など
映画のロケ協力地が「知ってる場所だ!」と思えたりするのも楽しいですよね。
私は浴衣の老舗『竺仙(ちくせん)』の名前を、映画のエンドロールで知りました(笑)
これらもパンフレットを購入すれば載っているものではありますが、映画のイメージが強く残っているこの時間帯なら、興味深く見られますよね。
映画のエンドロールの順番って?見ないで帰る人もいるのはなぜ?まとめ
映画本編の後、主題歌を流しながら出演者名等の情報を字幕で流すのがエンドロール。
本編が終わると混雑を避けるために席を立ってしまう方もいらっしゃいますが、貴重な情報満載のエンドロール、次回はぜひ映画の余韻とともにじっくり味わってみてくださいね。
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