クリスマスが近づくと街に流れるクリスマスソングの数々。
気分がウキウキするもの、一緒に歌いたくなるもの、せつない気持ちになるもの・・・
そしてほっこり温かい気持ちになる歌も。
スタンダードナンバーのThe Christmas Songの歌詞、どんなものなのか、ご一緒に確認してみたいと思います。
The Christmas Songおすすめ
カーペンターズの「クリスマス・ポートレイト(1978年)」より。
カレンの声、癒されますね!
The Christmas Song 歌詞と和訳
<Verse(前歌)>
All through the year we’ve waited…
<Chorus(主題)>
Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose…
<和訳>
暖炉では栗を焼いている 外に出れば霜の妖精が君の鼻先を凍らせる
聖歌隊の歌うクリスマス・キャロル 人々はエスキモーみたいに着膨れている
七面鳥やヤドリギの飾りは この季節を飾り立ててくれる
子どもたちは おめめぱっちり!今夜はねむれそうもない
だってサンタが来るんだよ おもちゃやいいものをソリにいっぱい積んで
そして子どもはみんな見ようとしてる トナカイが本当に飛んで来るのかを
だから私はこの言葉を子どもたちに贈るよ
1歳から92歳までの子どもと、子どもだった人たちに
昔から何度も、いろんな言い方で言われてきた言葉
「メリークリスマス」と
The Christmas Songができるまで
1944年夏の暑い日、エアコンが普及する前のこと。
作詞家のボブ・ウェルズは冬を思えば涼しい気分になれるかと、ピアノの上のノートに思いつく言葉を書いていました。
焼栗、霜の妖精、聖歌隊、エスキモー。
そこへ、当時映画音楽の仕事で共同制作をしていたメル・トーメがやってきました。
二人でイメージを膨らませ、曲をつけて、たった40分ほどでこの歌は出来上がっり、世界で一番多く歌われるクリスマスソングとなりました。
何かのために制作しなければならなかった、仕事の曲作りではなく、才能ある二人の自然なイマジネーションでできた曲なんですね。
ピュアな美しさと温かさにあふれ、何度も口ずさみたくなる素敵な曲です。
The Christmas Song 曲情報
作曲 | Mel Torme |
作詞 | Bob Wells、Mel Torme |
制作年 | 1944年 |
ザ・クリスマスソングの歌詞と和訳 まとめ
ザ・クリスマスソングはクリスマスのシーズンに最も歌われる歌の一つです。
子どもたちを思って歌い、子どもたちが小さかった時のことを思って歌い、そして自分たちが子どもだったころを思って歌う。
長い間愛され続けてきたこの歌には、たくさんの人の幸せな記憶が結びついているように思います。
メリークリスマス。