『キングダム』76巻ネタバレあらすじと感想|やっぱり信は強かった!混迷の韓朝廷

羌瘣『キングダム』75巻p.167 未分類

『キングダム』76巻 2025年7月17日に刊行されました。

あらすじと感想をご紹介していきます。

キングダム76

キングダム76

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『キングダム』76巻は何話から何話まで?

『キングダム』76巻は第824話『役割』から、第834話『韓軍の士気』までです。

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『キングダム』76巻第824話『役割』ネタバレあらすじ

信は援軍に助けられ、馬を提供されました。
崇原の歩兵団も到着し、信は博王谷との一騎打ちに集中できることに。

ヨコヨコは竜川と田永が受け持ちます。

秦軍を守っているのは弓矢兄弟率いる弓隊の矢の雨です。
そこへ渕からの要請で、信の援護に前線に来るよう呼ばれます。

指揮する兄・仁はその場に残り、弟・淡を信のもとに送ります。

怪力・ヨコヨコは田有を圧倒しています。助けに入った田永の耳を、ヨコヨコの矛が吹き飛ばし、今にも首を飛ばされるかと思われた瞬間!

淡の放った矢が、ヨコヨコの右腕を貫いたのです。

信を守れという田永の声を信が遮ります。
信自身はすでにボロボロですが、王騎の矛を振るい、博王谷に打ち掛かります!

ずっとこういう道をかいくぐって来た。
偉大な英雄から受け継ぎ、そこからさらに多くのものを宿し
叩き上げられたこの矛の力は
お前には止められねェぞ 博王谷!

信『キングダム』76巻 824話

博王谷は倒れるどころか、信に重い一撃を見舞います。

こちらは国民全員の思いを背負っている
あまり思い違いするなよ ガキ!

博王谷『キングダム』76巻 824話

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『キングダム』76巻第825話『南陽石』ネタバレあらすじ

博王谷の一撃で気を失う寸前の信ですが、周囲からの「信!」の呼びかけにハッとして博王谷の追撃を防ぎます。

お前は韓の第二将、俺は天下の大将軍になる男だ!

韓軍はさらに援軍が二軍来るはずですが、到来しません。
その理由は、羌瘣隊が強力に阻止していたからです。

羌瘣は敵将・沛曇(はいどん)と真っ向勝負をするべく戦場を駆けます。

河了貂は、初っ端からの全力勝負は秦軍の計画ではあるが、歩兵も騎兵も崩壊寸前と感じています。

肝心の信と博王谷。

「韓の民を秦の奴隷になど断じてさせるものか!」

そう叫ぶ博王谷に「南陽の民は一人も奴隷になどなっていない!」と叫び返したのは渕さんです。

「お前たちの思い込みだ 南陽の民は従うしかなかったのだ」と返す博王谷ですが、渕さんは南陽で受け取った南陽石のお守りを見せます。

飛信隊の全員が「俺も」「俺も」と、首にかけた石を見せるのです。

信は、長い戦乱の世を終わらせ、この先の中華全土の人間の思いを背負って力にしている!と叫びます。

しかし二人はお互いに矛を交わし、戦いを続けます。
ここは、戦場なのですから。

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『キングダム』76巻第826話『質の差』ネタバレあらすじ

信の強烈な攻撃、連打を受け止めた博王谷は洛亜完の言葉を思い出しています。

「負けることが許されぬ戦い。もし李信の力がお前の想定を上回るとしたら、退いて立て直せ」

博王国はなぜ悪党の侵略者にこれほどの力が、と不思議に思いながらも、退けなくなっていました。
祖国を守り抜く自分の思い、その強さが「退いてなるものか」という意地になったのでしょうか。

信の矛は、博王谷の首を飛ばしていました。

次の瞬間。

渕さんは俔馬(けんば)族を早馬に仕立て、「李信将軍が自ら敵副将博王谷を討ち取った」と全戦場に伝えに走らせます。

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『キングダム』76巻第827話『遺産の存在』ネタバレあらすじ

「隊長自ら敵副将博王谷を討ち取った」その叫びは戦場を駆けめぐり、崩壊寸前と思われた飛信隊は勢いづきます!

洛亜完は、隣の戦場の叫びを聞き、騰を討つ決心を固めます。

騰は一人で洛亜完を受け止める覚悟。そして、王騎軍の遺産、録鳴未・隆国・干央を信じています。
騰一人に集中していた洛亜完は、すでに●んだと思っていた干央が間近に迫っていることに驚愕します!

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『キングダム』76巻第828話『騰軍の傑物』ネタバレあらすじ

干央は確かに洛亜完軍の攻撃を受けてボロボロです。しかし、気合で洛亜完本人に襲い掛かります。

洛亜完は干央を斬ることもできず、洛亜完本陣は乱れ始めます。

騰は ”これより全開で戦う” と檄を飛ばします。すでに全開なのに(笑)

騰と洛亜完はついに刃を交わします。すでに乱戦で力を使ってしまっている騰は、洛亜完の攻撃に揺らいでしまいます。
しかし、そこに現れてくれた録鳴未!騰軍の傑物は、騰だけではないのです!!

しかしそこへ現れたのがヨコヨコ!

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『キングダム』76巻第829話『英雄の名』ネタバレあらすじ

ヨコヨコに向き合う録鳴未、そして洛亜完に騰のファルファルが届きそうです!

今度は騰にヨコヨコが打ち掛かります。
洛亜完がヨコヨコに「俺とお前で騰を」と言いかけると、ヨコヨコは博王谷が信に討ち取られたことを伝えます。

騰を討とうと熱くなる洛亜完を、ヨコヨコは「らしくない」と制します。

逃げるのか、という秦軍に、ヨコヨコは
「洛亜完様と博王谷様は英雄の名欲しさに戦っているのではない。
お二人はその道を選ばず韓を守り切る道を選ばれた」 と語ります。

洛亜完は騰にもう一太刀入れてから、退却に入ります。

英呈平原の戦いはたった一日で、韓軍退却・秦軍大勝利となりました!

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『キングダム』76巻第830話『新鄭の混乱』ネタバレあらすじ

公主・寧が新鄭に戻る途中、韓軍の伝令に会い、敗戦を知ります。

王都に戻ると、博王谷の戦死の知らせに王宮は混乱の極みを呈しています。

張宰相が場を鎮めようとしても、互いを非難し合う内輪もめが始まり、肝心の大王は仕切ることすらできません。

咸陽。
騰から ”上々である” と報告が入り、新鄭がいよいよ視野に入ってきました。

新鄭。
寧は「新鄭は落ちない」と説得を続けますが、疑心暗鬼になり、自分の安全しか考えない貴族たちは身勝手なことばかり口にします。

『キングダム』76巻第831話『東砂の戦況』ネタバレあらすじ

英呈平原 飛信隊野営地。
砂鬼一家の医療班・琳たちはけが人の手当てに奔走しています。

河了貂は琳に感謝を伝えますが、治しても治しても傷つけあうなんてバカみたい、と琳は言います。

琳たちのおかげで我呂も、田永も、信も回復しています。
羌瘣が、「明日はさっそく東砂平原へ攻め込む」という騰の伝言を持ってきます。

翌朝、東砂平原。第二戦の開戦です。
新鄭の朝廷では、張宰相が軍部の人間を引き入れて何やら怪しい動きをしています。

そして日暮れ、洛亜完の大敗が朝廷に伝えられます。

『キングダム』76巻第832話『激戦の東砂』ネタバレあらすじ

洛亜完軍は半数を失い、洛亜完自身も負傷。新鄭へ退却してきます。

二日目の開戦、羌瘣は軍の士気を高めようと、自ら軍の旗を肩に羽織り、剣を抜いて笑顔を見せてから進撃します。

羌瘣『キングダム』75巻p.167

羌瘣『キングダム』75巻p.167

ここ数年の中華の戦場で最も士気が爆発した突撃です!!

羌瘣は沛曇軍相手に暴れまくり、疲れたところで信軍にタッチ。
一休みした後沛曇の首を取ります!

騰軍は眉景将軍を討ち取り、洛亜完とヨコヨコは残兵を集めて新鄭へ敗退することになりました。

新鄭。
張宰相の官位を剥奪せよ、とか、我が家は魏に亡命する、などと言い出す者。
敗戦を知って場外へ逃げ出そうとする住民。
全く無力な王。
新鄭は混乱の極致です。

『キングダム』76巻第833話『重要な進言』ネタバレあらすじ

寧は悪夢にうなされて目を覚まします。
朝廷では、寧を抜きにして第一級非常事態宣言が発令されました。

寧が駆け付けると、本殿内には土足の武装兵が。
これでは軍部を掌握している張宰相が独裁権を持ってしまいます。

軍部の夏侯龍からは「5歳以上の女子供を含む十人全員を徴兵し、血を流して戦わせる」という進言がされました!
民を守るか国を守るか。民は再生するが国は終了してしまうと。

驚いた寧が「そうなる前に降伏する」と発言すると、国家反逆罪に当たると咎められてしまいます!!

さらに治安維持軍は、暴動に係った住民を斬首・曝し首にしていると報告が入ります。

混乱の中、洛亜完が帰還してきました。

『キングダム』76巻第834話『韓軍の士気』ネタバレあらすじ

韓・新鄭。

新鄭の城内は兵士の●体が並べられ、武装させられた子供たちの怯える姿が目につきます。

夏侯龍は「韓軍万歳」を叫ばせますが、それは見苦しい眺めです。

韓と魏の国境。

玉鳳5万と凱孟6万が戦っています。その後ろからは呉鳳明3万が近づいてきます。

王賁は新鄭攻めの邪魔はさせじと、立ちはだかっています。

秦と趙の国境。

楽華5万と舜水樹7万が交戦中。

馬南慈が出れば愛閃が当たり、傅抵(ふてい)が出れば蒙恬自ら止めに行きます。

徴兵は1人たりとも黄河に近づけさせない覚悟です。

秦・咸陽。

咸陽には各地の戦況が伝えられ、大王・嬴政は騰と信を信じて祈るような気持ちです。

韓・新鄭

夏侯龍は韓軍の士気が上がっていないことに不満を見せます。

治安維持軍の暴虐と無茶な徴兵令。士気が上がるはずもありません。

夏侯龍はかつての秦王の檄にならい、大王に「大いなる檄を」と望むのでした。

『キングダム』76巻ネタバレあらすじと感想|やっぱり信は強かった!混迷の韓朝廷 まとめ

韓の首都・新鄭の無血開城を願う騰。

英呈平原では信が博王谷を討ち、東砂平原では羌瘣が沛曇を討ち、騰軍が眉景を討ちます。

秦軍の圧倒的な強さを想定していなかった韓の朝廷は大混乱。軍部の暴走が始まり、民の血が流れ始めています。

王賁と蒙恬が援軍をがっちりガードしている間に、この混乱をおさめられるのか?

騰の手腕に期待されます。

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