ハサウェイ・ノアの死亡は処刑?『閃光のハサウェイ』小説からネタバレ

ガンダム

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主人公、マフティー・ナビーユ・エリンと名乗るテロリストの正体は、ハサウェイ・ノア

あのアムロ・レイら多くのニュー・タイプのパイロットの艦長だったブライト・ノアとミライ・ヤシマの息子です。

ハサウェイ・ノアの最後を小説『閃光のハサウェイ』から紹介、考察していきます。

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原作は小説『閃光のハサウェイ』上・中・下巻

2022年の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(村瀬修功監督)の原作は、1990年刊行の小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(富野由悠季著)上・中・下巻です。

アニメ映画のギギ・アンダルシアと、この本の挿絵のギギはちょっとイメージが違うのが面白いところ!

イメージの幅が広がりますので、興味を持たれたらぜひ手に取ってみてくださいね。

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ハサウェイ・ノアの最後は死刑?テロリストとして処刑される!

小説の下巻でハサウェイの運命が語られます。

テロリストグループ『マフティー』の代表者マフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、最新鋭のミノフスキー・フライト・ユニットを実装したクスィー・ガンダムを駆る反逆の勇者。

人類の大半を宇宙に送りながら、自分たちは地球上で私利私欲にまみれる特権階級、官僚たちを一掃しようとオーストラリアのアデレートで激闘を繰り広げますが、地球連邦軍ケネス・スレッグ准将のビーム・バリアーに動きを止められ、全身やけどを負った状態で捕らえられてしまいます。

4日後ようやく意識が戻ると、その翌朝には銃●刑の運命が待っていました。

最後に食べたいものを「黄色いリンゴ」とリクエストし、最後まで無様な様子は見せることなく淡々と運命を受け入れたハサウェイでした。

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ハサウェイはクスィー・ガンダムに乗っていたのになぜ負けた?

マフティーはテロリストの組織なのですが、その黒幕クワック・サルヴァー(インチキ医者)と呼ばれる人物は、強力な人脈と資金を持っているようで、最新鋭機クスィー・ガンダムは地球防衛軍の最新機ペーネロペーを凌駕するほどの性能を誇っていました。

ダバオ基地に新たに着任したケネス・スレッグ大佐は有能で、閣僚会議の場がマフティーの標的になると予測、ビーム・バリアーを設営します。

その情報を持っていなかったマフティー(ハサウェイ)は、ビームの衝撃と熱で意識を失い、全身やけどを負いながら、機体ごと地球連邦軍の手に落ちてしまいました。

ガンダムくん
ガンダムくん

悔しいがケネスが一枚上手だったか…

XIガンダムは、地球連邦軍からは『ガンダムもどき』と呼ばれていたね

エアリアル
エアリアル

勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず、操縦者の技のみで決まらず、ただ結果のみが真実!(『機動戦士ガンダム水星の魔女』より)

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ハサウェイの処刑!そのとき父ブライト・ノアはその場にいた

ケネスの前任者キンバレーの部隊は、マフティーの名のもとに集まった一般市民をモビルスーツで虐●するという失態を犯しました。

そのため急遽、経験豊富な指揮官が必要になり、その白羽の矢が立ったのはスぺースコロニー、ロンデニオンで退役の日を心待ちにしていたブライト・ノア大佐でした。

ブライトが辞令を受けて地球に降りて来たとき、マフティーの戦いは終了していました。

ケネス・スレッグ准将が辞表を出したため、ブライトはケネスの後任という形に。

翌朝5時にマフティーの処刑が行われると聞いて、まじめなブライトは立ち会うことにします。

ガンダムくん
ガンダムくん

まさかマフティーが自分の息子ハサウェイだなんて夢にも思わないだろうからな!

ケネスは処刑がブライトの目に入らぬよう細心の注意を払い、戦友とも恋のライバルとも思っていたハサウェイを自分の号令で処刑したのです。

ケネスの心遣いにより、ブライトはその後も息子の死を知らずにいました…1日だけは。

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考察:なぜハサウェイは死なねばならなかったのか?

ガンダムくん
ガンダムくん

主人公で気持ちがわかるとはいえ、ハサウェイはテロリストだからな。

結局これ以外の終わり方はないんじゃない?

映画『逆襲のシャア』後のハサウェイは…

アニメ、および映画『逆襲のシャア』では、ハサウェイは初恋の少女クェス・パラヤを取り戻したくて軍のモビルスーツを無断拝借し、あげくアムロ・レイの恋人チェーン・アギを射●してしまいます

ハサウェイ・ノアがモビルスーツを勝手に乗り回した件とクズ扱いのワケ

これはハサウェイもショックでしょうが、見ている方も呆然とするほどの最悪のシナリオです。

この後ハサウェイはどうなったか?いやもうどうでもいいわ。なんならその名前も見たくないわ。

というわけで、ハサウェイのその後は一切語られることはありません。

小説『逆襲のシャア』後のハサウェイは…

小説『逆襲のシャア』でハサウェイはクェス・パラヤを自分のビーム・ライフルで撃ってしまいます。

ハサウェイ・ノアがモビルスーツを勝手に乗り回した件とクズ扱いのワケ

小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では、精神を病んだハサウェイは『植物監察官』の研修生として地球に降りて療養します。

エアリアル
エアリアル

ブライトの息子だから、特別扱いなんだろ?

自分自身特権階級じゃん(笑)

ガンダムくん
ガンダムくん

お母さんのミライはヤシマ財閥のお嬢さんなんだぜ

ハサウェイは、献身的に看護してくれるケリア・デースの存在もあり、徐々に回復していきます。

療養中にマフティーの黒幕クワック・サルヴァーに出会い、マフティーの活動に興味を持ったハサウェイは、徐々にトップの存在『マフティー・ナビーユ・エリン』に祭り上げられていきます

エアリアル
エアリアル

それなのにギギを一目見るなり、ケリアがうっとうしくなってしまう男なんだ、ハサウェイってのは!

ガンダムくん
ガンダムくん

とことん共感できないボウヤだな

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ハサウェイの父・ブライト・ノアはミライとレストランを経営する予定だったのに

退官したら、ンデニオンで家族経営の小さなレストランを、というのがブライトとミライの夢でした。

まさにブライトが地球に降りる日、湖のほとりの物件を不動産屋に案内してもらうはずだったのです。ハサウェイの妹のチェーミンは手伝ってくれそうにないので、ブライト自ら免許を取るためのクッキング学校に行く予定まで立てていたのです!

しかし、ケネスの「マフティーがハサウェイだったことは知らせたくない」という思いをよそに、処刑の翌朝、新聞にはデカデカと「マフティーは地球連邦軍大佐・ブライト・ノアの息子」という記事が載ってしまいます。

ケネスが苦しい胸の内を打ち明けた相手、グッゲンハイム大将がリークした情報です。

ガンダムくん
ガンダムくん

ああー…なんというショック…

エアリアル
エアリアル

レストランの夢が…

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考察:ハサウェイ・ノアの母ミライはあの時ハサウェイを送り出したことを悔やんだか

あの日(逆襲のシャア)。

ブライトと家族一緒にロンデニオンで暮らそうと決めたミライは、ハサウェイとチェーミンを連れて空港に行きました。
そこへアデナウアー・パラヤがクェスと愛人を連れて割り込んできたのです。

クェスが愛人を追い払ったため、ハサウェイ一人だけがアデナウアー、クエスとともに宇宙に行くことに。

ガンダムくん
ガンダムくん

ミライとチェーミンは香港に残らざるを得なかったんだ

しっかり者のミライはハサウェイに「男の子なんだもの、宇宙に上がるのは遅いくらいよ」と言っていましたが、この時の判断を悔やんだことはなかったでしょうか

ここでクェスと出会わなければ、ハサウェイは毛並みの良い坊ちゃまとして平凡な人生を送れたでしょう。

魔性のニュータイプと出会ってしまったために、●人→ 精神崩壊 → 父の特権で地球暮らし →  テロリストへという道にまっしぐらに向かってしまったハサウェイ。

エアリアル
エアリアル

この辺の詳細は、ミライもブライトも知らなかったかもしれないな…

かくなる上は、妹チェーミンがグレることなく幸せに生きてくれることを祈りたい気持ちです。

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考察:ギギ・アンダルシアはハサウェイの死をどう受け止めた?

ギギ・アンダルシアはバウンテンウッデン伯爵の愛人でしたが、買ってもらったアパートメントの準備を済ませると、そこを去ります。

「私は、死にに行くのかもしれません」という覚悟をして飛び出したわけですね。

エアリアル
エアリアル

この時は、ハサウェイの元に行くのは危険だろうけど、行くんだって決めているね

あるときはケネスのマスコット・ガール、またある時はマフティーの捕虜として過ごしたギギですが、ハサウェイは最終局面でギギたち捕虜を解放…というより放置します。
ギギの命を危険にさらさないためでしょう。

ガンダムくん
ガンダムくん

ハサウェイとギギが近づけたかもしれない唯一のチャンスがあったのに、結局なにもなく心がすれ違ってしまったんだよね。

そういう運命だったのか、と後から思っちゃうよな~

ようやくケネスと再会できたギギは、ハサウェイを見舞いますが、その時ハサウェイは昏々と眠っていたでしょう。

そしてケネスからハサウェイが処刑されること、その場所や時間を聞きます。

早朝4時30分「ケネスに会いに」を言い訳にその屋敷に行ったギギは、ハサウェイそっくりのブライト・ノア大佐に出会ってしまいます。
ハサウェイに会いたいという自分の気持ちに気づいても、それはケネスに止められてしまいます。

ガンダムくん
ガンダムくん

ギギだってまだ10代なんだからな、誰かが守ってあげないと!

『閃光のハサウェイ』ギギの年齢は?正体は?ネタバレでご紹介します

新聞記事のせいで、トラブルに巻き込まれないよう、ギギとケネスはとりあえずなるべく遠くまで逃げることにします。二人の向かう先は日本九州です。

「ニホンってハサウェイの国だって知ってました?あたし、だから、嬉しいんだ。友だちの国に行けるっていうの、こんなの、はじめて…」

エアリアル
エアリアル

生まれも育ちも謎だけど、友だちいなかったかもしれないよな

ケネスと二人、息をひそめて時が過ぎるのを待ちながら、ギギはだんだんハサウェイのことを忘れていくでしょう。

バウンテンウッデン伯爵のことも忘れていくのか?
その前にキャッシュカードは返して欲しいですね。

ケネスはギギにとっては「安全な拠り所」でしょうから、やがてギギはまた新しい恋を見つけて旅立っていくでしょう!

その時本当にハサウェイのことも忘れられるのかもしれません。

『閃光のハサウェイ』ハサウェイ・ノアの死亡は?処刑なの?まとめ

映画『閃光のハサウェイ』でのハサウェイの最後はどうなるでしょうか?

前作からの流れとテロリストという立場を考えると、やはり小説『閃光のハサウェイ』と同様、地球連邦軍につかまり処刑、という流れになるでしょう。

処刑の直前に父ブライト・ノアが地球に降りてきて、あわや父の命令で処刑されそうになったり、それをケネスが精いっぱい隠し通してくれたり、とハラハラする場面もありながら、結局は軍内部からのリークで、「処刑されたマフティーはブライト・ノアの息子ハサウェイ」とバラされてしまいます。

ばらされなかった場合であっても、ブライト・ノアは息子の消息を尋ねてアマダ・マンサン教授に会い、そこから結局ハサウェイがマフティーだったと知ることになるでしょう。

救いのない終わり…これこそガンダムなのかもしれません。

 

 

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