この記事は呪術廻戦第148話「葦(あし)を啣(ふく)む」の内容、禅院真希の右目について考察しています。
禪院真希の右目はどうなった?
タイトルの「葦を啣(ふく)む」に隠された意味は?
本編のネタバレを含む内容ですので、ご了承の上お付き合いください。
「葦を啣む」禪院真希の右目
禪院真希は渋谷事変で漏瑚と戦い、重傷を負っていました。
その後144話では顔にやけどを負い、右目は包帯に覆われた状態で登場しました。
髪もショートヘアです。
九十九由基は「反転術式でも火傷は跡が残る」と言っていましたが、真希は美少女だけに痛々しいですね!
しかし、上半身炎に包まれていたので、命があっただけでも運が良かったのかもしれません。
さて、今回第148話では、冒頭で禪院家のカス、直哉に「酷い面やな」「どうすんの?」と執拗に絡まれ、読者としてもはらわた煮えくりかえる思いがしました。
さらにその後、禅院家忌庫で、実の父親である禪院扇と戦うことになります。
真希は、組屋鞣造の傑作呪具「竜骨」で、扇の刀を折ることに成功します。
ところがその直後、折ったはずの刀の刀身が呪力で回復したのか、真希の顔面を襲います!
新しい丸型のメガネが2つに割れて吹っ飛んでいること、「ブシッ」と言う効果音と共に包帯が縦に裂け、血が噴き出しています。
通常失明は免れないでしょう。
実の娘の顔に刀を向けるなんて、あり得ない父親です!
「葦を啣む」真希の右目は治せる?
乙骨憂太の反転術式は、刀で刺した心臓を再生していました。
また、ずっと右目に包帯をしていたのは治療中であったと考えると、右目は治せるという推測ができます。
しかしまさかの伏線が。
「葦を啣む」真希の右目は治せる?それとも?
『呪術廻戦公式ファンブック』の禪院真希のページにこんな記載があります。
Q:真希も甚爾クラスのフィジカルを獲得できる可能性がありますか?
A:あります。真希はいかに何を捨てるかって考え方にシフトしていきます
『呪術廻戦公式ファンブック』p.23より
一つの可能性として、生命の危機にあるこの時、例えば、『右目を失ってもいい』と言う覚悟と引き換えに、一段階上の身体能力、もしかすると甚爾レベルの身体能力を手に入れるかもしれません。
なぜ、ここで、禅院家の厭らしさがこんなにも詳細に描かれているのか。
なぜ、禪院家の呪力至高主義、男尊女卑思想が繰り返し強調されるのか。
それは真希の覚醒への伏線なのではないでしょうか。
「葦を啣む」に隠された意味は?
葦を啣む雁 (あしをふくむかり)
物事を行うときの準備が完全なこと。
雁が海を渡って遠くへ飛ぶとき、海上で羽を休めるために枯れ葦を口にくわえて行くことから。
物事の準備が完全。いったいどんな物事だと考えられるでしょう?
禪院家の相続問題の準備が完全?
これが禪院家の話だったら面白くないですね。
禪院直哉を当主にするために、伏黒恵、禅院真希、禅院真依を誅殺する。
その準備のために、忌庫に来ることを予想して待ち伏せをする。
当たり前すぎませんか。
真希の呪具調達の準備が完全?
真希は禪院家に来る前に組屋鞣造のアトリエで呪具を手に入れています。
この窮地を乗り切り、禪院家の呪具を手に入れ、さらにこのあと加茂家保管の呪具も手に入れる。
うーん、武器商人が主人公の漫画ではないので、この意味ありげなことわざを、こんな意味では使わないでしょう。
真希の戦闘準備が完全になる!
禪院家に生まれ、あまりにも酷い仕打ちを受けながら育った真希が、いとこにいじめられ、実の父親に命を狙われる。
しかも私利私欲から。
そしてこの場には双子の妹、真依が血を流して倒れています。
真依を守るために、真希は何かを捨て、最大の戦闘能力を獲得するのではないでしょうか?
たとえば「シン・エヴァンゲリオン」では、アスカの左目の眼帯にはシトの制御棒が隠されていました。
真希の右目には、最終兵器を装備するなんてことも・・・?
真依も準備が完全になる?
さらに1ページを使った表紙イラストは胎内の双子。
禪院真依もこの機会に「覚醒」するのではないでしょうか?
戦闘力は今一つ、のような扱いを受けていた真依ですが、表紙が双子なので真希だけの覚醒と言うより、二人そろってレベルアップしていく、と予想されます!
「葦を啣む(あしをふくむ)」禪院真希の右目はどうなった?まとめ
禪院真希の右目は第144話でも包帯に覆われていましたが、今回は刀傷を負ってしまいます。
しかし反転術式で治療は可能だと思われます。
タイトルの意味から推察して、禅院真希、真依がこの事件をきっかけに覚醒していく可能性が見えてきました!
そして向かうは「死滅回游」。
禪院真希・真依の活躍が期待できそうです!