星渉さんの著書『神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り』を読んでみました。
前書きの『強い心は科学的に作り出すことができる』という一文に魅かれたためです。
内容の要約と感想をご紹介していきます。
「神メンタル」要約 序章:人生の9割はメンタルで決まる
私たちには下記のような心理が働きがちです。
「損失回避の法則」:損をした時の痛みは得をした時の2倍強く感じてしまう。そのため得られる利益が2倍以上ないと行動に移せない。
「保有効果」:自分が保有しているものは実際より2倍の価値を見積もってしまう。
これは「現状を維持しようとする」という心の働きによるもの。
さらに「サンクコスト」という、過去にかけた時間、労力、お金ににとらわれて「ここまでやったのにもったいない」と感じてベストな判断ができなくなりがちです。
次には「確証バイアス」という、今の自分が正解だという情報を集め始めるようになっていきます。
では、自分を変えるためにはどうしたらよいでしょう。
それは「選択と行動」を変えること。
そのために心を鍛えていきましょう。
一つ一つはどこかで読んだり聞いたりするけど、
「損失回避の法則」
「保有効果」
「サンクコスト」
「確証バイアス」
というように整理されると、これが日常生活から抜け出せない原因か、ってわかるね!
「神メンタル」要約 第1章:「思い通りに生きる公式」の存在
現実(未来)=①目的地 × ②手段 × ③メンタル
①今の現実を変えたいと思うなら、「目的地」を明確にすること。
・具体的な目標、実現したいこと、1年後の今日どうなっていたいか、はっきりわかっていなければそのための手段を思いつくことはできない。
・収入アップの目標金額、旅行先をはっきりさせ、忘れないよう修正を繰り返していくこと。
②「手段」は目的地によって変わるもの。
そして「手段」は自動的に見つかるもの。
③メンタル=「自己評価」=「脳」。
自己評価が低いままだと「自分にはできない」という発想になってしまう。
実行できなければ現実は変わらない。
なんとなく「今より向上したい」とぼんやりイメージするんじゃだめなんだね、
具体的にどうなりたいか、詰めていかないと
それでメンタル鍛えれば、行動を変えていけるんだな!
「神メンタル」要約 第2章:変化を嫌がる人間の機能を科学的に攻略する
頑張っても変われないのは『変わろうとするときに何が邪魔をするのか』を理解していないから。
穴の開いたバケツで「頑張って」水汲みするより、穴が開いていることに気づき穴をふさぐのが先。
脳は「生命維持」を最優先し、「不安」「寂しさ」「できない理由」で変化を止めようとしている(ホメオスタシス)。
自分の変化を妨げる力を知る。
自分が実現したいことにつながるチャンスや機会を察知する能力は?
「カラーバス効果」重要な情報のみを認識する効果
自己評価が目的地に向かうのにふさわしいものになっているか?
自己評価にふさわしい情報を、脳は自動的に探してくる…第1章の「手段は自動で見つかる」
「変化は楽しい」「新しいことは楽しい」という思考で判断する。
こんな風な自分になっていたい、と明確にイメージするほど、そうなるための道を脳が勝手に探してくれるってわけだね!
「自己評価」めっちゃ大事!!
「神メンタル」要約 第3章:最強の行動力を手に入れて心を強くする
「未来体験シート」を使って「目的地の明確化」を行う。
10分間で5年後、3年後、1年後、半年後に実現したいことを書く。
- 完了形で書く(例:月収50万円になった)
- 測定可能な形で書く(今より幸せ、では測定できない)
- 制限をかけずに書く
大きく見えた目標を細分化していくことで、できることを見つけていく。
「未来体験シート」の内容を「なぜ実現したいか」自分に問いかける。
やる理由が見つからないものは目的地にふさわしくない。
「未来体験シート」のイメージ画像を集め毎日見る。
こういうのって、すぐやらないとね。
10分間ならサクッとできていいね。
画像集めると目標が具体化していいかんじ!
「神メンタル」要約 第4章:未来の自分を生きると現実が追いついてくる
自己評価が低いゆえにチャンスをものにできないのはよくある話。
やりたいことに釣り合う自己評価がないと行動できない。
ここで再び「あなたはどんな人ですか」を10分で50個以上書き出します。
それは目的地に到達したときの自分の自己評価でしょうか?
「未来の自分の自己評価」に書き換えるのに効果的なのが「体験すること」。
未来の自分を明文化して、未来の自分で生きることで現実への違和感を感じ始めます。
「未来の自分へのインタビュー」で自覚が芽生える。
ワンランク上の経験をしてみようってこういうことだったのか!
「神メンタル」要約 第5章:アファーメーションで正しく心を鍛える
- 現実的な目標を宣言する
- 肯定的な言葉で宣言をする
- 現在完了形の言葉で宣言をする
- 臨場感が伴うイメージを作り上げる
アファーメーションは紙に手書きして、毎朝毎晩読み上げよう!
自分が使う言葉を変えるだけで、舞い込んでくる情報が変わる
【禁止ワード】
- でも
- だって
- わからない
- 難しい
- できない
付き合う人を変えるだけで人生が変わる
自分の理想を実現している人に教えてもらう
禁止ワード、ふだん結構使っていたかも・・・
「神メンタル」要約 第6章:「神メンタル」で感情をコントロールする
自分を変えようとすると「不安」「緊張」に襲われることがあります。
こういう時は「不安」「緊張」を認めてあげることが大切です。
また、自分の問題はいつまでもクヨクヨ悩みがち。
自分の問題は紙に書いてみれば意外と少ないもの。
次は相談をする自分とアドバイスをする自分の二役を演じて、すべて紙に書きだしながら具体的な行動に落とし込んでいきます。
あるいは「エンプティ・チェア」の手法を使って第三者的立ち位置から自分の問題を俯瞰することもできます。
負の感情(怒り、悲しみ、不安)に襲われた時の対応は「何かに没頭すること」。
おいしい料理を食べに行くのも一つの方法です。
負の感情に襲われるのは「今」を生きていない証拠です。
「マインドフルネス」と似ているね
「自信がない」を攻略するには、小さな成功を積み重ねること。
これによって自己効力感が高まります。
できることが増えるほど自分を好きになることができますので、自分を知ること、自分を愛することができるようになっていきます。
本当の心の安定は4つの欲求勘定が満たされることで生まれます。
- 承認(他人から認められる)
- 挑戦(チャレンジしてワクワクすること)
- つながり(人との関係)
- 安心(上記3つが満たされる)
「神メンタル」=ポジティブな反射
自分の身に起きた出来事は、よいことも悪いことも「反射的に」良い出来事ととらえられること
「批判された」という出来事も「悲しい」「これで一人前」の両面の視点からとらえられます。
ポジティブな言葉を口癖にする
- ラッキー
- ついてる
- ありがとう
習慣になるまで繰り返すことがポイント。
「神メンタル」要約 終章:幸せになる権利は誰にも奪えない
本を読み終えることより実行すること、忘れないことが大切。
目的地、自己評価は到達したら更新。次の場所へ行く。
知識を深めるためには「人に教える」ことが効果的です。
実現するまでやり続ければ失敗はそもそもない。
お金だけでは幸せになれない。
神メンタル「心が強い人」の人生は思い通り|要約と感想まとめ
メンタル整いそうなわかりやすい一冊です。
具体的なワークがあり、自分を振り返る時間を持てるのも良いです。
まずは具体的な目標を設定し、目標に向かうメンタルを鍛えれば、手段は脳が自動的に探してくれるというのが面白いですね。
私たちは「手段を模索する」ことにぐるぐると無駄な時間を使いがちですが、メンタルを高める方法、くじけそうなときの対処法が書かれています。
今回はAmazon Kindle Unlimitedで読んだので備忘のために記事にしてみましたが、興味を持たれた方はぜひご一読をお勧めします。
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